チョロチョロと水が口から流れる俺の夢であるライオン
しかし、ライオンが設置されている場所はお風呂場ではなく、外の噴水
しかし、ライオンが設置されている場所はお風呂場ではなく、外の噴水
お風呂場から水よろしく流されてしまった俺と村田
そういえば村田はどこに行ったのか・・・?
「渋谷、こっちだよ」
俺の後ろで頭に蓮の葉を乗せてへらへらと笑っている村田
「無事付いてよかったねー」
「よかねーよ!これーケーキ!!せっかくのケーキがぁ・・・水でびしょびしょだよ!!」
「大丈夫、ちゃんと中は濡れても大丈夫なようにしてあるから♪」
「してあるのかよ!!・・・・ってか・・・・今日は何の用事でこっちに・・・」
「クリスマスだろう?」
「あっちではな、こっちではまだ秋ぐらいだろうし・・・・」
「別にいいんだよ~さ、ほら立った、立った!」
「よかねーよ!これーケーキ!!せっかくのケーキがぁ・・・水でびしょびしょだよ!!」
「大丈夫、ちゃんと中は濡れても大丈夫なようにしてあるから♪」
「してあるのかよ!!・・・・ってか・・・・今日は何の用事でこっちに・・・」
「クリスマスだろう?」
「あっちではな、こっちではまだ秋ぐらいだろうし・・・・」
「別にいいんだよ~さ、ほら立った、立った!」
いいのだろうか・・・俺の良心が
俺は今広い廊下の隅っこをつま先立ちで進んでいる
俺は今広い廊下の隅っこをつま先立ちで進んでいる
村田は真っ赤な絨毯が引かれる廊下の真ん中を堂々と
「あのさ、村田お前もうちょっと遠慮して歩けよ」
「君の方こそ何で自分の治める国、ましてや君の城といっても過言ではない眞王廟でそんな遠慮した歩き方なんだい?」
「だってさー、これ絶対高いって・・・家だったら一軒買えるんじゃないのか?うまいボーにしたら一生分・・・」
「あのねー、汚れるたって僕達水に濡れただけなんだからほっとけば乾くだろう?それに、君だったらうまいボーなんて、一年で食い終わっちゃうんじゃないかな?それ、僕だって一緒に食べるし」
「君の方こそ何で自分の治める国、ましてや君の城といっても過言ではない眞王廟でそんな遠慮した歩き方なんだい?」
「だってさー、これ絶対高いって・・・家だったら一軒買えるんじゃないのか?うまいボーにしたら一生分・・・」
「あのねー、汚れるたって僕達水に濡れただけなんだからほっとけば乾くだろう?それに、君だったらうまいボーなんて、一年で食い終わっちゃうんじゃないかな?それ、僕だって一緒に食べるし」
しかし、そういわれてもやはり庶民派な俺はそう堂々と真ん中を通る勇気もなく・・・・
「あのさ、それよりどこに行くんだよ」
「もちろん着替えに行くんだよ」
「そっか、後さ質問なんだけどさ。何で俺がこっちに来たのに、コンラッドとかが来ないんだ?」
「何迎えに来て欲しいわけ?」
「い、いや・・・そうゆうわけじゃー」
「今回は僕が事前にこっちに伝えといたから。それで、僕達から会いに行くから待っててって、いっといたから」
「そう・・・」
「もちろん着替えに行くんだよ」
「そっか、後さ質問なんだけどさ。何で俺がこっちに来たのに、コンラッドとかが来ないんだ?」
「何迎えに来て欲しいわけ?」
「い、いや・・・そうゆうわけじゃー」
「今回は僕が事前にこっちに伝えといたから。それで、僕達から会いに行くから待っててって、いっといたから」
「そう・・・」
そうこう話している間も目的地へ付いた様子
中へ入ると魔王専用の部屋にはかなわないが、相当な広さのある部屋
中へ入ると魔王専用の部屋にはかなわないが、相当な広さのある部屋
そして、その部屋に一人の男性が
うす暗くてその人の顔は見えない
うす暗くてその人の顔は見えない
「やぁ!その姿は久しぶりだね」
「あぁ、最近はずっと小さかったからな。それで?早速すればいいのか?」
「うん、いいよ。どーんとやっちゃってよ♪」
「分かった」
「わっ!」
「あぁ、最近はずっと小さかったからな。それで?早速すればいいのか?」
「うん、いいよ。どーんとやっちゃってよ♪」
「分かった」
「わっ!」
本日2度目の押し
有利はバランスを崩して地面にしりもちをつく
有利はバランスを崩して地面にしりもちをつく
「いてててーっ・・・・ったくもー人の前で恥じかかせるなよなーったくぅー・・・あぁ、すみません」
誰か知りませんけど、お恥ずかしいところを見せてしまい
と、近所の奥さんのような口
すると突然部屋の真ん中に立っていた男性の手元が明るく輝き始める
その光のおかげで男性の顔が明らかになる
その光のおかげで男性の顔が明らかになる
「あっ!眞王じゃんか~なんだよ、それなら、さっさと行ってくれれば・・・よかった・・・・?」
眞王は手に光を灯したまま有利の傍らに行くと膝を曲げ光の灯した手を有利の肩に置く
「やるぞ」
「?何を?」
「 」
「?何を?」
「 」
何を言ったのかは分からない
でも、何か呪文のようだった
でも、何か呪文のようだった
次第に光は小さくなり最後は消えてしまった
眞王も疲れた様子でどこかへ行ってしまった
眞王も疲れた様子でどこかへ行ってしまった
「ありがとう」
そう眞王が横を通ったとき村田はつぶやいた
「うん、いい感じだよ。村田」
「何が?ってか、今何がどうなってたわけ?」
「まぁ、とりあえずいいから行こう!」
「何が?ってか、今何がどうなってたわけ?」
「まぁ、とりあえずいいから行こう!」
腕を引かれておもむろに立つ有利の視界には村田に引張られる自らの腕が当然映っている
自分の腕にはいつの間につけたのか赤い布
女性がよく夏につけるような日焼け対策の腕を覆うもののようなもの・・・
女性がよく夏につけるような日焼け対策の腕を覆うもののようなもの・・・
「あれ、俺こんなものつけてたっけ?」
立ち上がるときに自分の足元を見るとお風呂から突然来たものだから靴なんて履いてなかったはだしの足には
赤いブーツに太ももまである赤白のボーダーの靴下
赤いブーツに太ももまである赤白のボーダーの靴下
全てがおかしい
「村田、俺今どんな格好してる?」
「そうだねー。可愛いサンタクロースの格好してる」
「そう・・・って違う!!え?いったい、これ何事!?」
「そうだねー。可愛いサンタクロースの格好してる」
「そう・・・って違う!!え?いったい、これ何事!?」
-