この国で権力と財力を持つ雲雀邸
彼の屋敷である一角を夜中に優しい光が包んでいた
彼の屋敷である一角を夜中に優しい光が包んでいた
「んっぁ、ひば・・・ん、もう、俺ム・・・リ」
「っ・・・・僕も、そろそろ」
「っ・・・・僕も、そろそろ」
熱い口付けが交わされた後、中に注ぎ込まれる熱い熱に体を身震いさせた綱吉は
クタリと体をベッドへと沈ませた
クタリと体をベッドへと沈ませた
そんな汗で張り付いた髪の毛をかき上げてやりながら雲雀は、綱吉のおでこにキスを落とす
「今晩も無理させてしまったね」
「いいえ、しょうがないですよ、俺だって持ちません。だって雲雀さんと会えるのは、2週間に一度だけですから・・・・。」
「そうだね、もっと会えたらいいんだけど・・・君のとこが許さないでしょう?」
「・・・・はい」
「だから、僕がじきじきに出向いて頼むのに」
「そんな、貴族出身の貴方がそんな俺みたいな平民の民家へなんて・・・」
「そんなこと、綱吉の為なら気にしないのに」
「いいえ、しょうがないですよ、俺だって持ちません。だって雲雀さんと会えるのは、2週間に一度だけですから・・・・。」
「そうだね、もっと会えたらいいんだけど・・・君のとこが許さないでしょう?」
「・・・・はい」
「だから、僕がじきじきに出向いて頼むのに」
「そんな、貴族出身の貴方がそんな俺みたいな平民の民家へなんて・・・」
「そんなこと、綱吉の為なら気にしないのに」
このころやはり権力を持つのは貴族
貴族が平民の民家へと足を運ぶことは貴族の名に汚名をぬると言われている
貴族が平民の民家へと足を運ぶことは貴族の名に汚名をぬると言われている
「それに、自分で自我すら出来ない癖に・・・2週間もやらないで居たら辛いくせに」
「それを言わないって約束ですよー」
「とりあえず、また2週間会えないなんて・・・」
「寂しすぎますよ・・・」
「いつか僕が君を嫁に貰ってあげるか、そのときまで待ってな」
「よ、嫁って・・・・俺男ですー」
「知らないの?貴族の間では同姓なんて珍しくないんだよ」
「・・・知ってますけどー」
「それを言わないって約束ですよー」
「とりあえず、また2週間会えないなんて・・・」
「寂しすぎますよ・・・」
「いつか僕が君を嫁に貰ってあげるか、そのときまで待ってな」
「よ、嫁って・・・・俺男ですー」
「知らないの?貴族の間では同姓なんて珍しくないんだよ」
「・・・知ってますけどー」
翌朝
「僕は、ここまでしかみ送りできないけど・・・変な輩に付いて行くんじゃないよ」
「分かってますよ」
「本当に分かっているのかい?君は可愛いんだから!」
「そんなこと思うのは雲雀さんぐらいですよ・・・・フフ・・それじゃ、俺行きますね」
「うん、またね・・・・あ、待って綱吉」
「はい?」
「分かってますよ」
「本当に分かっているのかい?君は可愛いんだから!」
「そんなこと思うのは雲雀さんぐらいですよ・・・・フフ・・それじゃ、俺行きますね」
「うん、またね・・・・あ、待って綱吉」
「はい?」
後ろを振り返ったときに降って来たのは熱い口付け
口付けが終わると2人の間に落ちる唾液の糸
口付けが終わると2人の間に落ちる唾液の糸
「んっ・・・」
「気を付けるんだよ」
「はい・・・」
「気を付けるんだよ」
「はい・・・」
誰が予想していただろうか・・・・雲雀の目の前から、綱吉が消えてしまう事を
また、あの時のように人がこの世から人が消えていくと・・・
また、あの時のように人がこの世から人が消えていくと・・・
このときはまだ誰も知らない、一通の手紙が届くまで
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