朝獄寺と山本と共に余裕を持って学校へ登校
すでに雲雀恭弥は黒い学ランをたなびかせながら校門に立っていた
すでに雲雀恭弥は黒い学ランをたなびかせながら校門に立っていた
1年生のチョコレートを没収している雲雀の横をいそいそと急ぎ足で過ぎようとした時一瞬目が合った気がした
そのとき不思議と胸がどきりと高鳴った
きっとあの黒い目に睨まれて体がビクリと反応したのだろうと考える
そのとき不思議と胸がどきりと高鳴った
きっとあの黒い目に睨まれて体がビクリと反応したのだろうと考える
(こっ、こえー・・・・)
今はまだその真実を綱吉が知ることはないだろう
まだ、その真実は雲雀だけが知る真実
まだ、その真実は雲雀だけが知る真実
チャイムが鳴り終わったのと同時に鞄を持って次々へと友達に別れを告げ帰路へと付く生徒達の足がぴたりと笑い声と共に止まる
「沢田綱吉はいるかい?」
静寂が教室を包む
問いかけられた生徒は言葉が喉に詰まったように口をパクパクとさせた
その意味のない行動が雲雀は嫌いだった
無駄は嫌い
問いかけられた生徒は言葉が喉に詰まったように口をパクパクとさせた
その意味のない行動が雲雀は嫌いだった
無駄は嫌い
そんな雲雀は痺れを切らせてチャキリとトンファーを裾から出して生徒の喉ぼとけへと押し付けた
「早くいいなよ」
そう言った時ぱちりと部屋の隅でいつもつるんでいる男2人に囲まれて固まっていた綱吉の琥珀の大きな瞳と目がぶつかり合った
「・・・・もういいよ、そこどきなよ。目障りだ」
トンファーをしまうとつかつかと綱吉の下へと歩み寄る
しかしそれを許さない男が二人いる
しかしそれを許さない男が二人いる
獄寺と山本だ
「てめぇー何のようだ」
「雲雀先輩、ツナはいまからかえるのな。用があるならここで話してくれればうれしいんっすけど」
「君達に用はないよ。沢田綱吉にようがあるんだよ。だからどきなよ・・・でないと・・・」
「雲雀先輩、ツナはいまからかえるのな。用があるならここで話してくれればうれしいんっすけど」
「君達に用はないよ。沢田綱吉にようがあるんだよ。だからどきなよ・・・でないと・・・」
今にもダイナマイトに火をつけんとばかりする獄寺と、
竹刀を刀へと形を変えようとする二人に綱吉が静止をかけた
竹刀を刀へと形を変えようとする二人に綱吉が静止をかけた
おどおどと雲雀にそう問いかけながら2人の前へと出た綱吉を上から見下ろしていた雲雀はすっと一歩近づく
それと同時に綱吉も一歩後ろへと下がった
それを見ているクラスメイトは息を飲むばかり
それを見ているクラスメイトは息を飲むばかり
「逃げるの?」
「・・・・」
「・・・・」
そういわれれば呪文でもかけられたように体が動くなる
恐怖から体を縮こまらさせていれば突然視界がぐらつく
恐怖から体を縮こまらさせていれば突然視界がぐらつく
目線はいつもよりも高い位置にあって足が地面から浮きだった
雲雀によって横抱きにされた綱吉はただあわてふためくしか出来ることはなかった
「あっの!雲雀さん、おろしてください!!」
「じっとしてなよ、でないとこのまま落とすよ。きっといたいだろうね、下硬い地面だし」
「ヒィーーっ!!」
「じっとしてなよ、でないとこのまま落とすよ。きっといたいだろうね、下硬い地面だし」
「ヒィーーっ!!」
落とされたくないと中をきっていた手が雲雀の首へと回される
そして硬く目をつぶった綱吉を横抱きにしたまま勝ち誇った顔を唖然としている獄寺と山本へと向ける
そして硬く目をつぶった綱吉を横抱きにしたまま勝ち誇った顔を唖然としている獄寺と山本へと向ける
「先輩、それはないんじゃないんすかー?下ろしてやってくれよ、綱を・・・さぁ」
「10代目!!!」
「10代目!!!」
今すぐにでもダイナマイトを投げたいが雲雀は綱吉の抱えているため投げることが出来ない
山本も万が一があったら・・・・そんなことを考えて竹刀から刀へと形を変えた刀を振り下ろすことが出来なかった
山本も万が一があったら・・・・そんなことを考えて竹刀から刀へと形を変えた刀を振り下ろすことが出来なかった
2人の声を来たツナヨシは首に腕を回して、目を硬く瞑ったまま2人へ「ごめん、俺大丈夫だから先に帰ってて!」と一言いいそのまま雲雀に連衡されてしまった
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