主スイート

君がいなくなった日

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だれでも歓迎! 編集
玄関のドアが開く音がした
買い物行くのだろうか

そういえばお米がそろそろきれそうだったな
後、仕事で使うペンがなくなったんだ
ついでに買ってきてもらおう

そう思って僕は寝室からでると玄関へ向かった
ちょうど車のキーをポケットにしまいこんでいる途中だった

「綱吉、ペンが切れてて」
「恭弥さん、・・・・こうゆう時だけ利用するんですね」
「え?」
「もう俺これ以上は無理ですでも、」
「綱吉?意味が分からないよ」
「ずっと愛してます、貴方が俺を忘れようが・・・」

「ごめんなさい、重過ぎですよね」

こんな一方的に話す綱吉は初めてだ
僕が何をいっても聞こえていないように一人で話続ける綱吉

「でも、俺は貴方が幸せなら俺は幸せですよ」

何言ってるの、本当に・・・・

ありがとうございました、とってもいい夢を見させていただきました」

夢?有り難う御座いました?
何がいいたいの、僕たちのこの6年間が全て夢で終わりだって言っているみたいじゃないか


待ってよ、綱吉?そんなに沢山荷物を持って何処にいくの?
あぁ、そうだよ他にも勝ってきて欲しいものがあるんだ
ほら・・・なんだったけ・・・、えっと、まってよ、本当にあるんだよ何か探せば・・・・

待ってよ綱吉



そのまま綱吉は一度も振り返らずに買い物へ出かけてしまった

なんだか何時もよりも広く感じるリビング
何かしていないと落ち着かない

そうだ、オムライスでも作ろうか・・・・
昔初めて作ってあげたオムライス
綱吉とっても喜んでくれたっけ
とっても美味しいって、こんなに美味しいのは初めてだって

確かまだ卵あったよね









湯気を立てる出来立てのオムライスを2つ机に並べて時計を眺めていた
お茶も用意してスプーンと一緒にオムライスの横に置く

早く帰ってこないかな
冷めちゃうよ



気が付いたら寝ていた
次に起きたときにはすでに夜中の3時過ぎ

目の前には冷めたオムライス

もう帰っているのかな

        • あれ、いない
まだ帰ってないのかな

電話をかけると、ソファーの上で綱吉の着メロが流れる
待ち受け画面には去年の春一緒に出かけた先で撮った写真
真ん中では嬉しそうに至福の笑みの綱吉と、僕

そういえばこんな笑顔最近見てないな
いつからだろうか、綱吉の顔から笑顔が見られなくなった気がする
笑ってはいたんだ、けど・・・最近の綱吉の笑顔には無理が見える

早く帰ってこないだろうか・・・・


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