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だれでも歓迎! 編集
雲雀さん、好きです!」
「分かったから、僕も好きだよ」

いつも冷たくあしらわれる

俺たちが付き合いだして早3ヶ月
好きだというと、雲雀さんも好きだと返してくれるけれど
いつも簡単にあしらわれてしまう

仕事が忙しくて俺だけにかまってられないのは分かってる
でも、もうちょっと構ってくれてもいいんじゃないだろうか

いつもいつも
勇気を振り絞って言っている俺の勇気を返してほしい

今も俺は好きだと勇気を振り絞って言ったのに俺の方を見ることもなく
書類に書きとめをしながらの生半可な返事

しかもうっとおしそうに『分かったから、僕も好きだよ』

分かったから・・・・、一言多いですよ

あれ、なんだか涙が
可笑しいな、なんで涙なんか・・・・
今まで耐えてきたじゃないか

この前なんて俺が何を言っても無視されたじゃないか
それと比べるとこんなのどうってことないじゃないか

だんだん目に涙が溜まってきて視界がぼやけ始めた

(こんなの見られたら余計にウザがられてしまう)

「ごめんなさい、今日はもう帰ります」

俺は雲雀さんと顔を合わせずに応接室を飛び出した
夕日で赤く染まりつつある静かな廊下を一人とぼとぼと歩いていると
頬を一筋涙が流れ落ちてシャツに落ちていった

後ろからコツコツと靴音がした
そして雲雀さんの声がした

「綱吉」
「、雲雀さん?」

何故追いかけてきたのだろうか
俺はさっと涙を袖で拭き取ると後ろに振り返った

そこにはいつものように肩には学ランを掛けずに手にカバンを持った雲雀さんが数メートル先にいた

「これ、鞄。忘れたら宿題出来なくて赤ん坊に怒られるよ」
「あ、そういえば忘れてた・・・・ありがとうございます」
「うん、じゃぁね」
「はい、さようなら・・・」


またね、いって言ってほしかった
じゃぁね、だけじゃなくてまたねって・・・

また、それも無いのか・・・
もう終わっているのだろうか
俺はまだ貴方のことが好きなのに
貴方はもうまた合うことも嫌な位に俺の事を嫌いになってしまったのだろうか

「もう、潮時かな・・・」

 


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