主スイート

委員長と恋人5

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「なんか、拍子抜けしちゃったよ・・・
「確かに。あの雲雀が10代目にプレゼントだなんて・・・・。きっと何か裏があるに決まってます!!そのセーターの何処かに針がついていたり。10代目!!そんなものより俺がもっといいものをプレゼントしますから。それは焼却してしまってください!」
「焼却って・・・。そんなもったいないこと出来ないよ。大丈夫だよ」


でも確かに何か裏がありそうで怖い
あの雲雀さんが噛み殺すこともせずに、ましてやこんなプレゼントをくれて・・・。そしてやすやすと返してくれた

手に握られている紙袋
可愛らしい茶色い記事に花柄がプリントされた紙袋の中に入っている白いセーター

手にとったときとても暖かくて良いにおいがした、気がする

それを何故自分にくれたのか
それも唐突にセーターなんか

自分はもしかしたら気付かないうちに雲雀さんの目の前で寒そうなしぐさをしていたのだろうか
それを見て雲雀さんは俺にセーターをくれたのだろうか

「いや、いや・・・そりゃないだろう・・・だって雲雀さんだし」
(雲雀さんが、そんなことでわざわざ自分にプレゼントなんてしてくれるだろうか?)
「10代目?」
「それなら・・・」
「どうなさったんですか?」
(もしかして、これは貸しだろうか?)

うーんと額に手のひらを当ててしばらく考えた

でも、やっぱり『貸し』以外良いのが思いつかなかった

そのまま獄寺君とそのまま家まで帰って玄関先で別れた


玄関を開けてそのまま部屋に入るとゆかに鞄を放り投げてベッドに伏せた

ガチャリと扉が開いてリボーンがハンモックにのり俺の方を見ている気がした

「・・・・」
「・・・・」
「どうした」
「んー分かんないんだ。雲雀さんが」
「そんなの、今に始まった事じゃねーだろう」
「まぁ、そうなんだけど・・・」

確かに、雲雀さんの行動はいつも分からない
何を考えて、何を思って行動するのか

でも、今回の行動はもっと分からない

「雲雀さんが、俺にセーターをくれたんだ」
リボーンなら分かりそうで、言ってみた

「セーター?お前にか。」
「うん、応接室に呼ばれてそこで貰った。コーヒーも出してくれたよ。噛み殺されなかったし・・・。」
「ほう、良かったじゃねーか」
「まったく良くないよ。意味わかんないし」
「いいじゃねーか。そう、それにしてもあの雲雀がなぁー。本当にツナ、お前は」
「?」
「お前は大物を吊り上げるなぁ」
「はぁ?」
「六道と獄寺は知っていたが、まさかあの雲雀がなぁー」
「は?何一人で頷いてるんだよ。気味悪いなぁ」


結局分からなかった
いったい雲雀さんは俺に何を望んでいるというんですか?



 

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