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委員長と恋人4

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だれでも歓迎! 編集
「委員長、贈り物とかしてみてはどうでしょうか?」
「贈り物・・・・?」
「はい、委員長が自ら選んで沢田に贈り物をするんです。きっと喜びますよ」
「贈り物って、そんなの・・・まず僕は沢田の事を何も知らないし、だから何を送ったらいいか分からない」
「趣味とかは後にして、沢田に送ってあげたいと思うものとかないんですか?」
「送って挙げたいもの・・・・。
「そうです」
「そういえば、最近あの子クシャミしてた。何か温かいもの」
「はい」
「セーターとか・・・っ///」

沢田の事を考えている委員長は、可愛らしい
いつもこうやって素直だったらいいのだが

「委員長、今日の放課後何か用事入っていますか?」
「特にないよ」
「それでは、自分と一緒にプレゼントを買いに行きませんか」
「君と一緒に買い物・・・?」
「えぇ、お店にいって沢田に似合いそうなセーターを選びに行きませんか」
「買い物か、うん、いいよ。お店は君に任せるよ」
「はい」


雲雀はいつも表情が変わらない分
こうやって顔を赤くしたり、真剣に悩んでいたりする表情を見ていると新鮮に感じられる










「群れ・・・・」
「委員長・・・・、お気持ちは分かりますが、今は我慢してください。沢田に送るプレゼントを見に来たんでしょう?」
「、・・・しょうがないね・・・」


親子や恋人が沢山行き来するショッピングモールの中を全身黒ずくめの男二人が歩くのはとても、不自然だ


ショッピングモールの中を歩いて行くといろいろなお洒落な店が目に付く
草壁はその一件のお店の前で止まると中へ入っていく

「あぁ、今日の午前中に電話した草壁です」
「はい、セーターはこちらです」

店員について店の奥に進むとずらりとハンガーにかかった幾多ものセーター

白から灰色まで色は多様様々

「委員長、この中から沢田に似合うものを捜しま・・・って、あれ、委員長?」

後ろに付いてきていたはずの委員長に話しかけるがそこに姿はなかった
どこにいったのかとあたりを見渡すと
女性物の服が並ぶ場所で歩みを止めていた

「委員長、何をみているんですか?」
カチャリとハンガーを手に二つ取った雲雀はそれを草壁に見せて
嬉しそうにほほ笑んだ

「これ、綱吉に似合いそうだよね・・・//」
「えっ、」

草壁は二重の驚きを感じていた

まずは雲雀が自分に向かってほほ笑んだこと
そして、手に持っている服に対してだった

片方に持たれている服は
ファーが付いた鼠色の温かそうなセーター
セーターといってもそれはしたが横に広がっていて可愛らしいどっからどう見ても女性用のもの

そしてもう片方に持たれていたのはねずみ色の短パン。これも女性用だ


センスは、いい。その組み合わせは確かにいい。さすが委員長、確かに沢田は似合いそうですが。そう心の中でほめたたえるが、・・・・・・・・


「あの、委員長それは女性物で・・・」
「////っ、そうだったね・・・・でも、似合いそうだ」

今委員長の頭の中では手に持っている服を着こなしているのだろう








そして、二人で多々ある中で選びね抜いて選んだのが白色のフワリとした印象を思わせる服だ

そして店員にキレイに包んでもらったものを大切そうに両手に抱えていた
その後紙袋も選んで帰路に着いたのだ










「良いですか、絶対に手荒な真似は禁物です」
「うん、さりげなくだよね」


階段の踊り場で風紀委員の草壁と委員長が二人がひそひそと会話をしているのは、とても奇妙だった

そして雲雀は門を曲がって綱吉の姿を見つけるとそこへ一直線
此処でさりげなく綱吉を誘うはずだった
しかし、いざ綱吉を前にすると誘うどころか話しかけることすら出来なかった。
仕方なくそのまま草壁の下へ戻ってしまった

(あの委員長が話しかける事すら出来なかった!)
「、また行ってくる」

そう言ってまた綱吉の所へ向かい、先程の話しに至ったのだ


 

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