選挙偽装事件

※このページは試作中のものです。後日大幅に改変したり、削除したりする場合があります

概要

選挙偽装事件とは、2012年8月に実施されたTapirファミリーの副リーダー選挙において、風輪が不正に副リーダーになった出来事およびその前後のやり取りを指す。当wikiTapir用語集で扱うために便宜上「サードインパクト」と呼称していたものの序章にあたる。

前置き

リュカ侵入事件後の2012年5月時点ではトモユキがリーダー、ケロッキーが副リーダーという体制になり、基本的に争いを望まない平和的運営を行うようになっていた。一方で4月頃に入隊した風輪は宣伝用の動画やマークの作成に関与し活躍していた。ただし、自分のアイディアをリーダー、副リーダーを通さずに実行しようとしたり、それをケロッキーに咎められた際に「たぶんトモユキは俺をクビにしないと思う」「今動画を作れるのが俺だけだから」など自分の実績を盾にするような発言をしたりするなど不穏な動きがあった。

出来事の流れ

『大秘宝Tapir』と反乱軍

8月19日、風輪を中心にクリスタルペンギン、長宗我部宮内少輔秦元親が加わり宣伝用の小説『大秘宝Tapir』の企画が始動した。この小説企画がどの程度進行していたかは2022年11月現在も不明ではあるが、この3人で話し合う機会が増えたことで後述の反乱軍の結成に繋がった可能性があるため記載する。
なお、この『大秘宝Tapir』に携わった3人はいずれも当時の幹部である。
8月22日にはこの3人で「反乱軍」の結成を宣言。反乱の対象は副リーダーのケロッキーであった。反乱軍は、行動の制約が多いTapirファミリーを批判し、より自由な活動を訴えた。この反乱軍にはイックションペも加わった。
ケロッキーはこの時点でTapirの存続を揺るがす「サードインパクト」が発生すると宣言した。
この後、ケロッキーvs風輪の構図が成立し、時には強い言葉も用いながらチャット内で論争を繰り広げた。この過程で風輪は副リーダーの座を求めるようになり、副リーダー争いへと変化していった。
なお、反乱軍という名称ではあるが、この集団は長期間に渡って活動していたわけではない。これ以降も反乱軍を名乗ったメンバーはケロッキーと対立しているが、反乱軍であることを主張した場面はほとんどない。

副リーダー選挙の実施決定

副リーダー争いの状況を確認したトモユキは、副リーダーを選挙で決めることを提案した。ケロッキーにとっては現状維持か降格の二択でしかなかったが、当事者であるケロッキー・風輪の双方がこれを了承した。8月26日に選挙の実施が決定した。
これ以降、両者は選挙活動を実施。それぞれがTapirファミリーの運営方針を掲げ、他のメンバーの支持を求めた。大まかな方針として、ケロッキーが従来のルールを守る中で可能な範囲でのイベント実施等を検討するというものであったのに対し、風輪は将来的な自作自演・馴れ合いの解禁を含めた「自由」の獲得を訴えるものであった。現存するケロッキーの公約を以下に記載する。
+ ケロッキーの選挙公約 ※当時の原文ママ
雑談ファミリー状態は、初代大和ファミリー・・・・つまり、創立者の意思に反する状態。
違反報告をしっかりやって、時にはなにか雑カテでイベントでもやれば、荒らし退治と遊びが両立できるはず。
ただ、自作自演とか集団リンチとか、度の過ぎたことは嫌だ。なぜなら、それは荒らしと同じだからである。
知恵袋は、おふざけの場ではないし、不特定多数の人間が見る場所だから、その辺は意識すべきだと思う。
選挙で僕が勝ったときやること「馴れ合い基準の再検討」「違反報告チャットでの違反報告」「知恵袋で、迷惑のかからないようにできそうなことを考える」 もちろん、これは皆の協力が必要だが。
もっというと、周囲への影響が少なければ、荒らし組織相手の戦争もいいだろう。
結論僕は、「荒らし退治」という軸を保ちながらも、楽しめるところは楽しめるようにしたいし、周りに大きな迷惑がかからないようにしたい。
最後になりますが、もう一度考えていただきたい。「知恵袋とは」「何をするばしょか」「荒らしを見てどう感じるか、嫌じゃないか」ということを。

選挙当日と以降の対応予定

8月30日に副リーダー選挙の投票が終了した。トモユキの証言によればこの際アレンが選挙管理人として投票結果を管理したとされているが、ケロッキーのメール記録では投票メールの宛先はトモユキになっている。
投票の結果は両者7票となり、決着しなかった。正確な記録は失われているが、当時のトップであるトモユキ、ケロッキーがケロッキーに票を入れているのに対し、幹部であった風輪、クリスタルペンギン、長宗我部宮内少輔秦元親が風輪に投票し、組織内の対立が明らかになっていたとされている。
これでは副リーダーが決まらないため、ひとまずトモユキ、ケロッキー、風輪で今後の対応について話し合うことが決定した。

選挙偽装事件の発生

翌日となる8月31日、トモユキと風輪は事前の約束に基づき現実世界で合流、行動を共にしていた。これ自体は副リーダー選挙とは別に予定が建てられていたため、直接の関係はない。
この日の昼頃、メインチャット内でトモユキが「風輪を副リーダーにする」と宣言。話し合いを行うという事前の決定を覆す発言にケロッキーは抗議したが、それに対するトモユキの返答は「いやもう僕が決めた」であった。チャットでの出来事であるため風輪によるなりすましを疑い、ケロッキーはアカウントへのログインが必要な知恵袋での回答を要求したところ、トモユキのアカウントでの回答があった。先述の事情から、風輪がトモユキの端末を利用してなりすましている可能性を考え、後には実際になりすまし行為だったことがわかるのだが、この時点ではケロッキー側に対処する手段はなかった。また、これに関しては基本的に風輪側であったクリスタルペンギンも抗議している。
この翌日以降もトモユキはこの決定を覆さなかったため、風輪が副リーダーに決定した。なお、トモユキは「とりあえず風輪を副リーダーにしてみよう」という旨の発言をしている。これは明らかにトモユキの独断ではあるが、元々Tapirのルールに「何かを決めるときには原則はリーダーと副リーダー(場合によっては幹部、メンバーも)で話し合って決める 。ただし緊急性があるときにはリーダー一人の判断で決められる」というものがあるため、かろうじてリーダーの権限を行使しただけと言えなくもない。緊急性の点はやや怪しいが、副リーダーであるケロッキーは当事者であるため、この件では意思決定への参加は不適切であるという考え方はできる。
この時点では先述の曖昧な発言以外に風輪を副リーダーにした明確な理由が説明されることはなかった。

その後の影響

風輪が副リーダーとなり、トモユキとケロッキーがトップに揃う体制は崩壊した。ケロッキーはこの時点で既に風輪の本格的な反乱・乗っ取りの可能性を想定していたが、明確に風輪が上、ケロッキーが下という組織図により対応の難易度が上がった。
結局、風輪はトモユキによって除名されることになるが、これにより風輪侵入事件が発生することになる。

余談・補足など

  • Tapirファミリーにおいてリーダー、副リーダーなどの重要な地位に就く人物を選挙で選ぼうとしたのは(記録が確認できる範囲では)この1回のみである。通常は幹部同士の話し合いや前任者の推薦で決定する。唯一の選挙でさえ投票結果を無視して副リーダーを選んでいるため、選挙を実施したのは1回、選挙で決定したのは0回ということになる。

  • 実は揚げロッキがギリギリ締め切り時間をオーバーしたために票が反映されなかったと言われている。この票も記録は残っていないが、ケロッキー票だったという説が有力である。

  • この出来事がなぜ起きたのか、当時は当事者が多くを語らなかったため不明点が多かったが、後の風輪侵入事件の際に風輪から大まかな事情が説明され、雑カテ同窓チャットでトモユキから当時の動機が説明されたことで明らかになっていった。

主要人物


当時の副リーダーであり、副リーダー選挙立候補者。また、反乱軍(≒風輪)の攻撃対象でもある。ルールを遵守しようとするスタイルが風輪をはじめとする一部メンバーの反感を買い、状況を打開するためのターゲットとして選ばれた。選挙時にはそういったメンバーの不満も可能な範囲でカバーできるように意識したが、副リーダーの座を守ることはできなかった。
なお、これまで自身が関わった事件は「無断でお知らせスレを建てた」「部外者にチャットのURLを教えた」など何らかの落ち度があったが、今回は「選挙に参加し相手と同票の結果になったが、なぜか降格した」ので、珍しく完全な被害者である。

当時の幹部であり、副リーダー選挙立候補者。普段から攻撃的な言動が多い一方で、動画・画像など広報関係で活躍していた。ケロッキーを明確な攻撃対象としてからは、あちらへの誹謗中傷も交えつつ、ルールから解放された自由を訴えかけメンバーの支持を集めた。なお、チャット内で自由を訴えた際に「freedam」という未知の文字列を生み出していた。
トモユキと現実世界で会った際に彼の端末を借りることでトモユキになりすまし、自身が副リーダーになることに成功している。

当時のリーダー。ケロッキーと風輪の対立を見て副リーダー選挙を提案し、無駄な争いを避けて決着させる方向へ運んだ。しかし、選挙結果が同票となった後は話し合いを提案しておきながら独断で風輪を副リーダーにするという理不尽かつ不可解な行動をとっている。後にトモユキなりの考えがあっての行動だったことが判明しているが、結局メインチャット内での本格的な争いは回避できていないため、良い行動だったとはいえない。

関連項目

この話の続きにあたる事件

最終更新:2023年01月21日 19:29