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概要
風輪侵入事件とは、2012年にTapirファミリーを除名された風輪がメインチャットに侵入した出来事および彼が副リーダーになってから事件に至るまでの一連の流れを指す。当wiki
Tapir用語集で扱うために便宜上「サードインパクト」と呼称していたものの本題であると同時に
選挙偽装事件の答え合わせでもある。また、外部では「Tapir内戦」と呼ばれることもある。
前置き
出来事の流れ
風輪の副リーダー活動
風輪が副リーダーになっても、すぐに大規模な行動を起こすことはなかった。しかし、副リーダーの座を獲得しても
ケロッキーとの対立は続き、あちらへの誹謗中傷を続けていた。当時のメインチャットは、風輪による誹謗中傷の他「先公3人を病院送りにした」「対人用サンダーメイスの作り方」などの不良伝説と称した(あるいは称された)過激な発言や、アレンやケンケンによる下ネタ発言が横行していた。
リーダーが
トモユキのままであったこともあり、当wikiには風輪が副リーダーになったことで大規模な戦争や荒らし行為を行ったという記録はない。一方で2017年に書かれた新・茶碗ファミリーwikiには、この頃のTapirファミリーが当時同盟関係であったドキドキファミリーのリーダー叉亞に対して攻撃を行った「ナポレオン宣言」なる事件があったとしている。これに関しては後述。
なお、9月23日にクリスタルペンギン(以下クリペン)がTapirファミリーを脱退し、ドキドキファミリーに入隊している。
風輪の除名と1度目の侵入
10月4日、風輪はトモユキの権限でTapirファミリーから除名された。この時の除名理由は「行動・言動が残虐すぎる」というものであった。先述の不良伝説は暴力的なものが多かったことや、ケロッキーへの発言が問題視された可能性が高い。除名の理由として公表されたのはこれだけで、選挙偽装事件に関する言及はなかった。
風輪は除名された当日中に、雑カテで交友関係があったらいちょうを引き連れてメインチャットに侵入した。らいちょうはTapirファミリーに所属したことはなく、風輪によってメインチャットのURLとパスワードを伝えられた可能性が高いが、風輪はこれを否定している。この時点では大きな騒ぎにはならず、メインチャットのパスワード変更で対応した。
2度目の侵入、明かされる真実
翌日となる10月6日、風輪は再びメインチャットに侵入した。この際、外部ソフトを用いてパスワードを解析したと主張した。当時メインチャットにいたケロッキーとケンケンが対応する中、ドキドキファミリー所属のはずのクリペンもメインチャットに侵入、騒動に発展していった。
この中で風輪は、選挙偽装事件において自分がトモユキの端末を操作して自分を副リーダーにしたことを明かした。ケロッキーがこの説明に被せるように次の発言内容を言い当てたが、これに関しては「ケロッキー正解」と素直に認めている。その後、風輪は後任の副リーダーにケロッキーを希望した。
この話の途中でリーダーであるトモユキもチャットに入室した。この時点での参加者はトモユキ、ケロッキー、ケンケン、風輪、クリペンである。
混沌
ここまでは風輪の自白によって状況の整理が進んでいたが、長宗我部宮内少輔秦元親(以下元親)が入室したところにクリペンが「元親>パスワード教えてくれてありがとう」と発言したことで事態は急激に悪化した。
元親はこれを否定したが、クリペンはあくまで元親からパスワードを聞いたと主張し続けた。トモユキが両者に事情を聞いている中、風輪はトモユキが選挙不正の現場を見ているだけで止めようとしなかったことを明かした。複数の問題が入り乱れる中でケロッキーが風輪、クリペン、元親の除名を提案した(なぜか既にTapirにいないはずのメンバーも名指ししている)。これに対して元親は、ケロッキーが過去に
リュカ侵入事件の原因を作ったことを指摘し、風輪とクリペンが食いつくことになった。ケロッキーが「僕の罪も重い」と自分がやってしまったことを認めると、風輪は「ケロッキー男になったじゃないか」と
コメントした。
複数の話題が展開されて混沌とした状況であったが、トモユキは途中何度か「元親がパスワードを教えたかはまだ分からない」旨の発言をした後、チャットを変更することを宣言した。言い換えると、他の話題には特に言及していない。
この後、クリペンと元親によるパスワードを教えた・教えていない論争が話題の中心となった。途中で風輪がトモユキに「(選挙不正を)止めなかったことを認めるか?」と質問しているが回答はなかった。
複数の話題を整理せずに書いているためわかりにくいが、これは当時のチャットの時系列に合わせてまとめたためである。この一連の会話で発生した話題をまとめると以下のようになる。
- 風輪が選挙偽装事件当日の自分とトモユキの行動を説明した。
- クリペンが、元親からパスワードを聞いたと主張したが、元親の方はそれを否定した。
- ケロッキーがリュカにメインチャットを流出させたことが改めて問題視された。
これらの話題が同時に進行したことで、チャットログは混沌としたものとなった。
風輪の野望
事情聴取のためトモユキと元親がSkypeによる通話を試みる中、風輪が「おれのこっそり低ぱー滅亡大作戦」(原文ママ)について説明を始めた。
簡潔にまとめると、自身がリーダーになった後に地道に主力メンバーを脱退に追いやり、最終的にTapir解散を宣言するというものであった。以前から乗っ取りを示唆する発言があったことから、ケロッキーは「想像つくことしかやらんな」と冷ややかに返した。風輪は、作戦は順調だったが「禁断のチャット」なるところがアレンとトモユキに発見されたことが失敗に繋がったと語っている。
これと合わせて「ケロッキー降格大作戦」なるものも存在し、風輪からクリペンと元親にメールで共有されていたことも説明された。このタイミングで元親は「(副リーダー選挙で)僕はケロッキーに投票した」「トモユキに聞けばわかる」と弁解した。
ここまで話が進んだあたりで、トモユキによって風輪とクリペンが追放され、話は終了した。
ちなみに、トモユキと元親のSkypeについては「聞こえない」「マイクがおかしいかもしれん」などの発言があったことから、うまくいかなかった可能性がある。
追放後の展開
追放後、残ったメンバーでの話し合いの結果、翌日の10月6日からメインチャットが変更された。
後日アメーバピグにおいて改めてクリペンに確認した結果、彼は別のメンバーのIDと非常によく似たYahoo!ID(いわゆる疑似ID)を作成してなりすまし、当時入隊したばかりであった千青に「パスワードを忘れたから教えて欲しい」という旨のメールを送ってパスワードを聞き出していたことが判明した。これを受けて、Tapirでは「チャットのパスワードを聞かれても、絶対に教えない」「他のメンバーらしき人物からパスワードを聞かれた場合、そのことをリーダーに連絡する」ことがチャット利用のルールとなった。
その後の影響
クリペンは事件後しばらくしてTapirに復帰しているが、風輪はこれを最後に雑カテ界隈を去っている。Tapir内部においてはメインチャットの変更に加え、先述の通り絶対にパスワードを教えないルールが追加されることになった。
Tapir解散後は新・茶碗ファミリーにおいてこの出来事が「Tapir内戦」としてまとめられたり、同窓会においてリュカに注目されたりと、
Tapirの歴史の中でも強い存在感を持つ出来事として扱われることが多い。
補足・余談など
- この当時、既にケロッキーはwikiの主要編集者として活動していたため、2度目の風輪侵入時はその日のうちにチャットログのスクリーンショットを撮影している。撮影ミスにより一部抜けている部分はあるものの、概ね風輪侵入から追放までを62枚の画像で記録することに成功し、この記事の「2度目の侵入、明かされる真実」以降の高い情報精度に繋がっている。
- 当wikiでは全く言及がないナポレオン宣言だが、リンク先(新・茶碗wiki)によれば、ドキドキファミリーへの人材流出に対して、風輪のような過激派と、その過激派と共通の敵を作って組織内の繋がりを強化したい体制派(≒トモユキ、ケロッキーなど)の思惑によって発生したとされているように解釈できる。確かに、ドキドキファミリーのチャット(および当時存在した黒雪姫の雑談チャット)に人が流れていることはTapirの歴史に記録があるが、同盟を破棄して相手組織を攻撃するのは真冬のXmas大戦争時のSpeedファミリーと同レベルの暴挙である。
少なくとも性格上ケロッキーが許容するものではないため、これが事実であったなら副リーダー変更の影響が表れていると言える。
- 風輪によってトモユキが選挙不正を容認していた疑いが高まったが、当時のトモユキは一貫してこの疑惑に対してコメントしていない。複数の話題が並行していたとはいえ、風輪から不正を止めなかったことを認めるか確認されたりケンケンから追及されたりしていたが、全てスルーしている。
トモユキがこれに関して当時の詳細を語ったのは9年後の2021年10月であった。その際語られたところによると、選挙不正を容認した理由は「当時勢いを増していた風輪とその賛同者のガス抜きとして一時的に副リーダーをやらせる。飽きたあたりで副リーダーをケロッキーに戻す」というものであった。結局ガス抜きの目的は果たされなかった。また、この動機はケロッキーに説明されていなかった。「当時の幹部格の連携不足」という点はリュカ侵入事件と共通する問題点である。
主要人物
選挙偽装事件の被害者。風輪の野望は概ね読めていたらしく、チャットでの彼の説明中に次の発言を先取りしたり、「予想通り」というニュアンスの発言をしたりしている。一方、予想できていながらここまでの暴走を止められなかったのも事実である。
リュカ侵入事件で起こした問題を指摘された際には「僕の罪も重い」「それは当時から引きずっている」など、気にしているような発言が見られたが、特に引責辞任などはしなかった。また、選挙偽装事件の鍵を握っているはずのトモユキを追求することもしなかった。
一連の騒動の元凶。Tapirファミリーの乗っ取り・滅亡を目的として活動していたことを明かした。一通り自白する際、当wikiに悪事をかっこよく書くことを望んでいた。この記事が彼にとって格好良いかは分からないが、事件が後々まで語られているのは彼の願いの通りなのかもしれない。騒動後に雑カテ界隈から姿を消しているので、チャット侵入時の本当のパスワード入手手段は謎のままである。
リーダー。選挙偽装事件は単なる風輪の暴挙ではなく、この人の意思も含まれていた。同窓会での本人の発言によればあくまで組織運営のための作戦であったわけだが、その作戦によって影響を受けるケロッキーには一切説明しなかったうえに作戦自体が破綻している。
風輪とクリペンの侵入時は選挙偽装事件には触れず、彼らの侵入手段の確認や元親への事情聴取を行っていた。結果として、チャット内で行われていた話題の多くにはあまり積極的に参加していない。
元反乱軍の一員。メインチャット侵入時はドキドキファミリーから発展したドキ×ドキ連合に所属していた。侵入したものの元親の入室までは比較的大人しかった。風輪が自身の作戦を明かそうとした時には「風輪言うな!」と止めようとしており、以前から情報を共有していたらしいことが窺える。
騒動後は先述の通り本当のパスワード入手手段を明かしている。その後はTapirファミリーに復帰している。
元反乱軍の一員。今回はメインチャットに入った直後クリペンによってパスワード流出の疑いをかけられただけで、彼自身は特に何もしていない。話の中で「ケロッキーに投票した」と主張しているが、選挙結果の資料が消失している現在はその真偽を確認することができない。
風輪の副リーダー時代には下ネタを連発していたが一連の騒動には直接関わっていないため、風輪とクリペンの侵入時は終始聞き手かツッコミのポジションであった。この話に参加した中で唯一明確な悪事の経歴や容疑がなかったため、相対的に一番まともに見えた人物である。
関連項目
この出来事の序章にあたる。
当時Tapirに所属していない人物の侵入を許した事件、およびトモユキとケロッキーの連携不足が招いた事件の前例。
最終更新:2023年01月21日 19:54