テック右翼の定義
右翼的思想とテクノロジー系のバックグラウンドがあれば「テック右翼」の定義を満たす。さらに、政治学者である井上弘貴氏によると、テック右翼には2つの型があるとされる。いずれにせよ左派思想やリベラル思想とは対立するものである。近年、「テック右翼」と呼ばれる程にITエンジニアが右傾化しているのは、「リベラル左派が俺達を邪魔している」という傲慢さと被害妄想からだ。
自由主義型テック右翼
ヘイトスピーチなどを含むあらゆる表現は表現の自由であり、規制されるべきではないと考える。また技術革新こそ第一であり、政府や行政による規制は最低限であるべきと主張する。故に規制緩和、税制優遇、反wokeを掲げており、人権や平等を重視する共産主義や、リベラリズムといった思想と対立する。
権威主義型テック右翼
政府が強力な権限を持ち、産業や技術の育成を後押しすべきと考える。カーティス・ヤービンは「マンハッタン計画も強力な政府がうまく機能していた一例」とし、「会社全体がCEO(大統領)の指示で動く君主制」こそが望ましいと述べている(*1)。また、歴史家のジャニス・ミムラは、テクノ・ファシズムは政府と産業界が積極的に結びつく新たな形態であり、国家が自由主義的な価値観を犠牲にして強硬な産業政策を主導することになるだろうと述べている(*2)。