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バジリスク 甲賀忍法帖

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バジリスク 甲賀忍法帖

●8点 全24話  
50年以上前の小説「甲賀忍法帖」及びそれを元にした「バジリスク」を原作とする作品。

あらすじ
甲賀と伊賀が400年に渡り憎み会う江戸時代初期、甲賀次期頭領、弦之助と
伊賀次期頭領、朧は祝言を控えた相思相愛の間柄であり、甲賀と伊賀の和睦を願っていた。
しかし、幕府の後継者問題に業を煮やした徳川家は、甲賀と伊賀との殺戮忍法合戦によって決着を付けようとする。
双方10名の精鋭の名を忍別帖に記し、どちらかが滅ぼされるまで続く非情の戦い。
その中には、弦之助と朧の名も記されていた―――

感想
時代劇版ロミオとジュリエットとでも言う話で、それに忍者物としてのアクション要素やキャラの行く末の読めない緊張感のある展開が付いてくる。
中にはすぐに死ぬキャラもいるが登場人物は活き活きと描かれており、好感が持てる。
キャラが少なくなって来た後半、一部ダレ気味に感じられた時期もあり、そこは減点。
1話から最終話にかけて色々な伏線や演出を仕掛けており、見ていて非常に感心した。

作画は一部崩れ気味の話もあるものの、1話や終盤など下手な劇場作品より高度な作画と
アニメーションで魅せてくれた話もあり、全体的にはかなりハイレベルな部類に入ると思う。
ただ、後半夜のシーンが多いとは言え、いくら何でも画面が暗過ぎる話が見受けられた。

OP(陰陽座)、ED(水樹奈々)の歌は非常に高評価。物語中に流れる音楽もシーンを良く考えて選曲されている。
ただ、印象に残る音楽は少なかった。

ただ原作をなぞるだけでなく、そこから更に上手く話を膨らませてテーマを深めた、原作付きアニメでも屈指の名作だと思う。
第1話がこの話の始点としては素晴らしい出来なので、とりあえず第1話だけでも見てもらいたい。
原作既読者にもお勧め。

●7点
敵対する甲賀と伊賀の跡継ぎ同士の悲恋と、忍の世界の非情さと悲哀を描いた作品。

超人的な身体能力や特殊な武器を使った忍者達のバトルは魅力的なのだが、アクション映え
するキャラの大半が序盤~中盤で死亡してしまうのが残念。
後半は相手を欺き、罠にかける地味ともとれる内容が多くなるので、序盤(特に1話)
のアクションに魅せられると後半は肩透かしを食らうかも。
登場人物は甲賀、伊賀共に魅力的に描かれており、雨夜陣五郎のようなネタキャラも完備。
原作よりも人物が掘り下げられており、特に如月左衛門、朱絹の両名はかなり奥深くなっている。

話のテーマは最初から最後まで一貫して描かれているのだが、26話というのは少々長過ぎた
のか中盤~終盤にかけて少し中だるみを感じる展開もあった。
話のオチはこの物語としては相応しいものだと思うが、否定的な人もいるだろう。

作画は崩れが無いとは言わないが、劇場版クラスの回もあり総合的には高水準。
ただ、エログロいシーンもあるので苦手な人は覚悟をした方がいいかも。

●8点 全24話  
~忍法帖シリーズで有名な山田風太郎原作にしたコミックをアニメ化した、
忍者アクション+ラブストーリー。

徳川の命により殺し合いを演じることとなる甲賀と伊賀20名の登場人物を中心として
話が進むが、それぞれのキャラの立たせ方が非常に秀逸。
たったの1話+α程度の出番しか与えられないキャラですら十分なインパクトがある。

作画も一部微妙な話があったが総合的には非常に良質な部類に入る。神作画もちらほら。
アクションシーンも見応えのあるものが多く、個人的には糸使いの戦闘シーンはかなり感動した。

ストーリー的には少々まとまとりが良過ぎる感があり、恐らく視聴者の多くが予想するで
あろう結末を迎えるのが賛否が分かれるところかもしれない。

とりあえず騙されたと思って1話を視聴してみて欲しい作品。
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