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うる星やつら2

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うる星やつら2 ビューティフルドリーマー

  • 1984年-映画- (監督)押井守
●8点
 TV版と同一の舞台で描かれる劇場アニメのくせに
 映画批評家どもを唸らせただけあって「これは『映画』だ」オーラが凄い。
 で、面白かったんだけど、ゾクゾクするピークが結構序盤に来てしまってるのが惜しい。
 他は不満点も見当たらず。
 余談だが、この後3も見てみたんだが、私的に正視に耐えずリタイア。
 脚本の感想言う以前に、見せ方というのか演出というのか、
 台詞一つにすらとにかく凍えた。

●8点
 個人的にうる星やつらの劇場版で一番薦められる作品。
 音楽も作画も悪くない。
 何より特筆すべきは平凡な(?)日常から異常な世界へと変貌する繋ぎ方が上手い。
 序盤のキャラクターのセリフで「アレ?」と思わせる伏線張りから始まり、
 服装から感じる季節感、効果音までもが中盤以降の為の伏線に使われている。
 このあたりはさすが押井守だ。
 さらに夜の街、水溜り、風鈴などのシーンを使い幻想的かつ非現実的な世界へと違和感無く誘う。
 ちょうど夏の昼間に軒先で蝉の声を聞きながら、うたた寝している時に見る夢とでも言おうか?
 そんな雰囲気を醸し出している。
 余談だが作成年度が古い為か、公衆電話がメインに使われているなど少しレトロな感じがするのも一興。
 だが終盤が勿体無い。息切れでもしてしまったのだろうか?
 序盤から中盤に至るエネルギーを持続して欲しかった。そのため-2点。

●9点
 押井守の名を一躍有名にした問題作。
 全編通して現実と虚構を巡る議論に溢れ、理屈っぽさ全開の作品だが、
 そこに登場するのがテレビシリーズで人気を博した萌えキャラたちであるという
 ギャップがこの作品をいびつな傑作にしている。
 作風と作品にギャップのなくなった現在の押井作品ではこの味は味わえない。
 そして何よりこの作品を名作にしているのが、独創的な映像感覚。
 学園祭前夜の喧騒、夜の街、廃墟。それらを描写する映像にありとあらゆる
 アイデアがつめ込まれ、見ているだけでゾクゾクする。
 個人的に最も衝撃を受けたアニメ作品で本来なら10点をつけたいところだが、
 終盤の展開がやや単調でそれまでの映像にくらべてインパクトに欠けるためマイナス1点。
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