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ドラえもん のび太と鉄人兵団

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ドラえもん のび太と鉄人兵団

●8点
 これまでの大長編と違って、この作品ではドラたち一行がどこかに冒険に出るということは無い。
 大まかな話は、地球人捕獲作戦を実行しようとするメカトピア兵団から地球を守るというもの。
 この作品で特徴的なのは、ドラえもんの冴え渡る姑息な作戦と、メカトピア兵団のスパイロボットリルルの心情変化。
 テーマ的なものも内包してはいるが、それは作品を見てご確認ください。
 ここでレビューとしてあげておきたいものは、やはりドラえもんの言動に尽きる。
 昨今の映画では見られなくなった、リーダーシップ、武器の乱用、そして上に挙げた状況に即した作戦。
 見ている児童を置いてきぼりにしそうな勢いで、指揮官ドラえもんの元、のび太たちは戦いに巻き込まれていく。
 キャラの簡単な状況説明としては、のび太、静香のみがリルルを最初から最後まで信じて行動している。
 一方、露骨なまでに不信感を露にしているのがスネオとジャイアン。
 ドラは微妙な位置だが、ある場面にくるまでは敵のロボットの頭脳を改造したり、
 壊れたリルルを直す目的が兵団のことを聞き出すためだったり、逃げたリルルが作戦のことを兵団に話そうものなら
 破壊するのもいとわなかったり、ギャグシーンでもスネオとジャイアンに物凄い毒を吐いたりと、非常に黒い。
 SF好きの藤子・F・不二雄が作画やタイムパラドックス等のいわゆるマニアが好んで考証しそうな点にはあえて目を
 つぶってでも描かれた、リルルを中心に動く物語を楽しむのが本道だと思われる。
 そういう意味で、作り手も視聴者も設定ばかりに目を向けがちな昨今のアニメ作品と正反対の王道な漫画アニメと言える。

●8点
 元祖美少女萌え泣きアニメ。必見!

●8点
 ある日のび太が拾った謎のロボットは地球侵略を目論む鉄人兵団の先行機だった。
 果たしてのび太達は地球を守ることができるのか?
 と、一見スパロボ風なこの作品。しかしストーリーで一番盛り上がるのは、
 しずかちゃんと敵の女性型スパイ:リルルの友情物語だと思われ。
 特にラスト前のシーンは涙なしでは語れない。セリフがヤバイ。
 加えて演出もヤバイ。あそこで主題歌挿入したら涙腺緩むって。
 ただし、劇場版ドラえもんにありがちなツッコミ所も多い。
 あの道具使えばいいのにとか、パラレルワールドの概念とか。そしてご都合主義。
 あまり深く考えずに見た自分にとってはこの点数。素直に泣けました。
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