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ドラえもん のび太の宇宙小戦争

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ドラえもん のび太の宇宙小戦争

●10点
 話題の2作品の間を取って、のび太の宇宙小戦争のレビューでも。
 ドラ流SF、ドカンと来るカタルシスを求めれば10点でも良い気がする
 潜入、ピンチ、逆転という流れはドラ映画のパターンで、この作品にも当てはまるが、
 前半、大きな体で敵をバカにしていただけに、見つからないようにコソコソ作戦を遂行する姿は何とも皮肉で印象深い。
 いつもの5人+αだけでボスの所へ殴りこまず、地元のレジスタンスと協力して活動する姿は、
 国、星ひとつ相手にしているという事の重大さと、自分達の小ささ(小さくなってるけど)を感じさせる。
 当の独裁国家のボスは自軍の人間すら信用しておらず、脆さを持った人物、組織であるなど
 それっぽい設定を持たせてあり、メカ描写などもあって、SFのリアリティというか「らしさ」を生み出している。
 ハードな空気の中のアクセント、お喋り犬ロコロコや、ドラ映画名曲中の名曲「少年期」なども印象深い。
 「小さな宇宙人」といういかにもSFな設定は、ドラえもんの道具の力を借りることで、
 前半は見慣れた風景とのギャップの面白さや、見てるほうも羨む「あんなこといいな」の実現に、
 中後半はラジコン戦車の実用化から大逆転の伏線までと十二分に機能し、
 冒頭の理由もあって絶体絶命から一転、逆転する時のカタルシスはドラ映画屈指の物となっている。
 コロコロの原作漫画では、逆転のシーン以降を袋とじにして見えないようにしていたとか。
 当時ブームだったラジコンを取り入れたり、
 数あるSF映画の名シーンをドラえもんたちが演じるOPも当時を感じて面白い
 出来杉くんの出番が多かったり、牛乳風呂があったり、前半の見所も多い作品といえる
 ドラ映画のオールナイト上映が始まったのもたしかこの作品から。大人の認知度も出てきていたという事か。
 以上、甘めの採点かな・・・一番好きだし
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