パーフェクトブルー - teltel55 @Wiki

パーフェクトブルー

●８点
　今敏の監督デビュー作にして個人的に最高傑作認定作品。
　『妄想代理人』と違い見事な着地を決めたサスペンスミステリーの傑作。
　物語は、女優に転進した元Ｂ級アイドルがストーカーに付きまとわれ、
　やがて猟奇殺人に発展していくという、いかにも実写的な題材。
　それをそのまま実写的に描きつつも、そこにアニメならではの演出を
　大胆に織り交ぜていく、氏独自の手法が最高の形で炸裂している。
　世間的には『東京ゴッドファーザーズ』が今敏最高傑作と認識されて
　いるようだが、>>661のレビューにあるようにご都合主義の生ぬるさが
　肌に合わなかった。
　個人的には断然本作品を推す。