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学園戦記ムリョウ

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学園戦記ムリョウ

●7点 (2001年/全26話)

機動戦艦ナデシコ」、「宇宙のステルヴィア」など、SF系のシチュエーションで
ちょっとひねった視点の日常ドラマを展開する作風で知られる佐藤竜雄監督の作品。

2070年、日本に突如に謎の巨大物体が出現。謎の巨人が現れてそれを撃退する。
そして政府は宇宙人の存在を発表。神奈川県の地方都市天網市のフツーの中学生村田始は、
学生服を着た謎の転校生統原無量とともに、謎の事件に巻き込まれ・・・つつもほのぼのと日常を過す。

というわけで、道具立ては割とありきたりの物なのですが、
天網市の人々が代々こっそり宇宙人たちと戦ってきたという設定のため、
宇宙人との事件と、中学生日記のような日常の出来事が並置されて進むのがなかなか新鮮です。
無量が圧倒的な力を持ちながら、メインで戦うわけではなくて、見守るポジションであるというのも
ちょっとひねってあって興味深い(メインに戦うのは中学校の生徒会の人々)。

企画先行ではなくて、基本的なコンセプトやストーリー構成まで監督が一貫してやっているのも、
物語の安定感を増すのに(特にステルヴィアは破綻した感が強かった)一役買っており、
テンポさえ合えば、非常に安心して見られるアニメになっています。
人によっては物語のテンションがぬるく感じたり、テンポがのろく感じたりするかもしれませんが・・・
登場人物(敵方もふくめて)に悪人と呼べる人や頭の悪そうな人が出てこないのも好みの分かれるところではあります。

キャラデザは、普段アニメを見ない人にも見てもらえるように、意図的に地味なものになっているそうです。
作画は今敏作品などで有名なマッドハウスで、NHKアニメな事もあってかなり安定。
声優の演技もおおむね良好。パクロミの演じる戦うツンデレヒロインが可愛い。
ルパン3世で有名な大野雄二の音楽が意図的にサザエさん的な懐かしいテイストを出しており、
日常と戦いが並置される物語を上手くつないでいます。

2話位まで見てテンポが合うと感じたなら、その人にとって大切な作品になる可能性があります。

●前半8点、後半3点
 最初は街の住人と主人公&ムリョウの秘密で引っ張っていくが、ピークは
 「ありがとう勇気」迄。後半、連邦やら連盟の話に広がって最後はウルトラマンすら
 出てくる何でも有り状態へ。
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