DMC狂信者の煉獄を下し、激戦区東京に向かう拳王連合軍の高速艇。
ついでに煉獄は戦力として使えそうなのでパクった。
こちらの操縦はシャドーマンである。
ところが、彼らは急に進路を変更し横浜に向かう。
彼らのパワーアップに協力したいという男が横浜港で待っているというのだ。
拳王連合軍の高速艇+戦艦は横浜港に着港した。
拳王連合軍を待っていたのは怪しげな博士とKKK団を紫色にしたようなローブを被った助手であった。
ダイジョーブ博士とゲドーくんである。
彼らは巷で極悪マーダー扱いされている拳王連合軍に対しても、しっかりと言い分を聞いた上で好意的に受け入れた。
※なお、原作の博士はカタコト口調だが、読みにくくなるのと喋り方がラミレスと被る問題を考慮してここではひらがなを使わせてもらいます。
「なるほど、そういうことですか」
「ギョギョ」
拳王連合軍のネットで流された悪い噂を一つずつ、解き明かしていくと。
○主催との関わりによる首輪解除
→首輪解除は祐一郎さんの独力によるもので主催との関わりは一切ない。
○祐一郎さんによる九州のロボへの改造
→元は主催本拠地を探すためだけであり武装もついてなかった、主催に奪われたために兵器を後付けで取り付けられた。
○祐一郎さんによるチサオ投棄による女性死亡
→悪いのは操縦の邪魔をしていたチサオの方であり、女性については完全に事故。
○度重なるマップ破壊
→ほとんど関与していない。
兵庫県を破壊したのは緑間だが、彼は突然仲間を裏切ったのであり、破壊は彼が勝手に行ったものである。
京都破壊に関しては本当に誰も知らず、どこかのマーダーが無人になった死国に乗り込んで兵器を奪って破壊を行い、罪を擦り付けたものだと思われる。
(その他のマップ破壊は距離が遠すぎて認識できていない)
○野球という名を借りた暴挙
→仕掛けてきたのは大体敵チーム。
カオスロワ式野球は死人が出るのは当たり前で、切腹に関しては頼んだわけでもないのに負けた相手が勝手にやってる。
○同盟である超人血盟軍の野球という名を借りた暴挙
→ガチレズどもは裏切ったが、それ以外の血盟軍は立派な対主催である。
フリーザ軍を虐殺したと言っているが、フリーザこそ指一本で星一つを滅ぼせるほどの悪の権化であり、細かいルールに縛られた状態で挑むと血盟軍の方が虐殺されていたと思われる。
○大阪へのサテライトキャノン攻撃
→
ホワイトベース組に攻撃を仕掛けられたことによって起きた流れ弾で単なる偶然。
そして(なぜか小町の功績になっているが)サテライトキャノンを防いだ侍も今では仲間である。
○大阪での略奪
→食料を探していただけであり、もらった分はお金をちゃんと支払うつもりだった。
住民が先に逃げてしまったが、レジや戸棚にはちゃんと相場より高いお金を入れている。
○大阪での虐殺
→バスターガンダム(のび太)の暴走は、事前に何者かに仲間の死(特に
ドラえもん)を見せつけられたことによりものであり、飛んでいった流れ弾が人々を襲ったのは偶然である。
ネットではロードビヤーキーの方が人々を守ろうとしたとして英雄視されているが、真実は逆で攻撃を仕掛けてきたのは向こうであり、拳王連合軍は迎撃を行っただけ。
攻撃のタイミングが良すぎるところからして仲間を惨殺したのもロードビヤーキーの仲間だと思われ、民間人を庇ったように見えたのは墜落地点がたまたま避難民の前だっただけであり、盾になったのではなく起き攻めを喰らって動けなかっただけである。
そもそも攻撃されなければのび太が暴走することもなかったのだ。
○ホワイトベース組全滅
→二度に渡る襲撃はいずれも向こうが勝手に勘違いをして襲撃してきて、こちらは反撃しただけである。
反撃しなければこちらが全滅していた。
その後は誤解も晴れてラーメンマンを通して和解したハズである。
その後のホワイトベース組の全滅は感知してないが、大阪を離れた拳王連合軍の手によるものではない。
緑間・ガチレズの裏切りに気付けなかったことやクソレフトのび太暴走の件は過失が全くないとは言い切れないが、大半はネットの風評被害による誤解であり、真っ当な対主催であるとタクアンは主張した。
その主張を飲み込んだ上でダイジョーブ博士は彼らを受け入れたのだった。
「風評被害に囚われず、私たちのことをわかっていただけて助かりました」
「いや、なに。私は科学者として自分の見たもの聞いたものしか信じないのデース!
何より、友人である祐一郎くんの息子や仲間が殺し合いに乗っているなんて信じられなかったのデース!」
「え? ダイジョーブ博士はパパと知り合いなの!?」
死んだ父・祐一郎と親交があると語った博士に熱斗が飛びついた。
「ええ、研究分野も違うですし年はだいぶ離れていますが、私と祐一郎くんとサーフくんはブリーフ博士に並べると謳われた科学界の三本柱にして、三人は最良の友にして競い高め合う良きライバル同士だったデース。
それだけに祐一郎くんが汚名を着せられたり、挙句に死んでしまうのは悲しいものでした。
ここにいないサーフくんもきっとライバルの死にはどこかで泣いているでしょう」
「………」
「私は友の真実を知りたいがために、そしてもし対主催であれば力を貸すためにここに馳せ参じました」
ダイジョーブ博士は眼鏡の下でうっすらと涙を浮かべていた。
「さて、あなたたちが悪者でないと知った上で本格的に協力をいたしましょう。
まずはこれを見てください。今の東京の惨状デース」
「これは……!?」
博士が持っていたタブレットから映されたのは、それは午後二時現在までの東京の戦況である。
そこはマーダーと狂信者と怪獣が跋扈した激戦区ならぬ修羅の国。
特に都庁の魔物と協力者、そして悪魔将軍ですら存在を脅かされると評したフォレスト・セルは郡を抜いた戦闘力を持っている。
書かれた情報によると同盟の超人血盟軍も都庁の手のものによって全滅したらしい。
すぐに瞬殺されそうなM字ハゲはともかく、冷静で的確な判断力を持つアタルと猛者悪魔将軍の配下でも優秀な悪魔超人二人が倒されたとあらば、都庁の戦闘力と残虐性はわかるものである。
「これが東京……そしてヘルヘイムの実力」
「この拳王が負けるつもりはない……しかし」
その凄まじさに拳王連合軍全員が冷や汗を流す。
拳王やタクアンすら「これは流石にまずい」と肌で感じていた。
「ん? ヘルヘイムってナンデース?」
「ダイジョーブ博士、まずはこれを見てください」
「……これは!」
ヘルヘイムが何か知らずに首を傾げる博士にタクアンはデューオの入ったPSPを博士に見せる。
そこには世界を滅ぼしかねない悪魔の植物ヘルヘイムの詳細が書かれており、特徴の一致から都庁の世界樹=ヘルヘイムという誤解を伝播させた。
「ここにいるセイ……ヒロインXさんも世界が滅ぶのはヘルヘイムのせいだと疑っています」
「ええ、間違いないでしょう。私としては食べると変な生き物になる果物しかない世界なんて真っ平御免ですのでさっさと焼き払っておくべきだと思います」
「これはまずい。ゲドーくん、すぐにネットにヘルヘイムの情報をコピペして緊急拡散デース!」
「ギョギョ!」
そしてダイジョーブ博士によってヘルヘイムの森の情報がカオスロワちゃんねるに拡散された。
もちろん都庁の世界樹=ヘルヘイムという誤情報を添えて。
「ホワイトベース組も一部例外を除くと強者揃いだったけど、こいつらは奴らの何十倍も強いね……ぶっ殺しがいがあると本当なら武者震いしたいところだけど……」
「そのホワイトベース組に俺たちは半壊させられている。
今の実力と怪我の具合からしても東京に踏み込めば全滅すると分かる。
黒幕の元に向かった悪魔将軍のための陽動もできなくなる」
「あの……黒幕でしたら、シグナムさんが倒したと言ってましたが、悪魔将軍様は聞いてくれませんでしたけど」
「「「いや、それたぶんニートが適当についた嘘でしょ」」」
「ワープが突然現れてそれがラストダンジョンにたまたま繋がってて
ラスボス倒して帰ってきましたとか、ご都合主義にもほどがあるだろ?!
ニートがホワイトベース戦をサボった言い訳を適当に作っただけだと見抜けないおまえの頭はモンキーなのかァ? 翔鶴ゥ!」
「うう……
ごめんなさい、やっぱりそうですよねー」
血の気が多いMEIKOや平等院すら東京の魔境ぶりに頭を悩ませるほど。
ちなみにシグナムの黒幕打倒の件は翔鶴が口にしても誰も信じてくれず総ツッコミを受けた。
ついでに煽りすぎて翔鶴を涙目にしたディオは直後に彼女の兄二人にしばかれた。
「だがどうする? 怪我を治す時間も修行する時間も惜しいぞ?
クソッ、ホワイトベース組の馬鹿どもがいらんことしなければ……」
クロえもんの意見は最もである。
ホワイトベース組との戦いで受けた傷は未だに治りきっておらず、今から修行を積むにも時間がない。
むしろ時間を与えれば与えるほどヘルヘイムもDMC狂信者も強化されてしまう。
そうすればいつかは両勢力が東京を飛び出して富士山麓にて黒幕打倒中の悪魔将軍の邪魔をしかねない。
ホワイトベース組の襲撃は人命のみならず、貴重な時間をも奪っていた。
「ダイジョーブデース!
そんなあなたたちに打って付け機会もとい機械を持ってきました!」
頭を悩ませる拳王連合軍に解決策を持ってきたのはダイジョーブ博士であった。
外道くんがディパックから電気椅子
みたいなマシンを取り出す?
「ダイジョーブ博士、これは?」
「この椅子に座ると10分で肉体を刺激することであなたたちの戦闘力を今の30倍以上まで高める装置デース!
しかも野球に関する能力に限定すればメジャーリーガー級まで上昇することができマース。
さらにネットナビもロボットも関係なく強化できマース。」
「たった10分で戦闘力が最低でも30倍は跳ね上がる、野球の腕はメジャーリーガー級……
イチローレベルにまで上がるだって?」
MEIKOもこれには驚きである。
イチローと言えばレーザービームの使い手でその気になれば地球爆破もお手の物だ。
メジャーリーガーとはスーパーサイヤ人に匹敵するほどの力を持っているのだろう。
理不尽級揃いの拳王連合軍が超理不尽級の力を得るのだ。
「だったらアタシたちにその装置を早く使え!」
「ちょっとお待ちくださーい。
努力なしに力を得るほど世の中甘くアリマセン。
代価として死ぬほどの激痛が襲い、失敗すると最悪死にます。
生きていても、戦闘力が0.01倍まで激減します」
「なんだと!?」
博士が言ったとおり、タダで力がもらえる道理はなかった。
激痛の果てに失敗すれば死亡のリスク、生きていても戦闘力は1%まで下がり、モブ狂信者にも勝てなくなるギャンブルである。
『して、成功率は?』
「常人なら40%と言ったところデース。
私やゲドーくんのような戦闘と一切無縁の者なら乗っただけで死ねマース」
『いくらなんでも成功率が低すぎる。お館様、やめた方が身の為でしょう』
「ああ、そうだな……」
上条とシャドーマンは半分未満の成功率に引き気味であった。
激痛の果てに失敗して力や命を失うぐらいなら多少無茶でも今のまま戦った方がいいと思えたのだ。
上条だけでなく他数名もそう思えた、が、一人だけ装置に歩み寄るものがいた。
「どいてろジョジョ」
「ラオウ?」
「博士、外道、時間が惜しい。早く装置を起動するのだ」
拳王連合軍の長であるラオウである。
ラオウは悠然と椅子に座り、催促する。
「やめておけラオウ! 60%で何もかもを失うかもしれないんだぞ!」
「言い換えれば40%もあるのだ。
天への道は目の前にあるかもしれないのに、こんなところで怖気づいて引き下がるわけにはいかん」
平等院が止めにかかるが、ラオウは彼を振り払い、ドカッと装置に座る。
「……いいんですか? 運が悪ければ死にますよ?」
「能書きは良い。早くやるのだ」
博士の最終確認にも怯えた様子を見せずに拳王は悠然と座り、頭には怪しげな装置が巻かれた。
「ラオウ……」
「止めるなよ、MEIちゃん。
拳王連合軍の、いや、人類の底力を野球を通してヘルヘイムに、DMC狂信者に、マーダーに、主催者に、黒幕に見せつけねばならん。
そのためにも俺は命を懸けて力を得るのだ」
「止めないさ、アンタはそういう奴だからね。
それでこそ私の恋女房にふさわしい……本気でアンタとの子が欲しいぐらいさ。
……だから死んだら殺すからな」
「ああ」
MEIKOのみがラオウが装置を使うことに一切反対しなかった。
これはラオウへの信頼の表れであった。
「覚悟はとっくに完了済み……さすがは拳王を名乗るだけはある。では装置を起動するデース!」
「うむ」
「……努力せずに力を得る。
それがどんなに苦痛を伴うことか、身を持って知るがいいデース!
神でも悪魔でも好きな方に祈るがいいデース!」
「ひとつ言っておくが、俺は新たなる世界を気づくために努力ではなく死力を尽くす。
そして天を目指すこの拳王は神にも悪魔にも祈らん!!」
死刑宣告じみた博士の言葉を聞いてもラオウは臆した様子を一切見せず、装置を起動させた。
装置からバチバチと電撃のようなものが出てラオウの肉体に激痛が走る。
それは北斗神拳伝承者候補すら叫ぶレベルであった。
「う……ぬおおおおおおおおおおおおお!!」
「ラオウ!!」
「止めんな! 奴の覚悟が無駄になる!」
悲鳴を上げるラオウを見て思わず装置を止めようとした拳王連合軍の面子に待ったをかけるMEIKO。
MEIKO、タクアン、博士と助手を除いた全員ががラオウが死ぬのではないか、そして本当に強くなれるのか疑問に思いつつ、時間が経つのを待つしかなかった。
そして10分後……
装置が止まると、ラオウは白目を向いて力尽きたように装置の椅子に座っている姿が見えた。
「ラオウ……」
「博士、拳王様は……」
装置が止まっても動く様子のないラオウに不安の目を向ける面々。
だが、すぐに拳王はパチリと開眼し、眼を周囲に向けると始めにMEIKOとタクアンの顔が見えた。
「ラオウ!」
「拳王様!」
「北斗真拳の修行が遊びに思えるほどのかなりの激痛であった……だが! 力の漲りを確かに感じるぞ」
装置から立ち上がったラオウの纏うオーラは誰が見てもわかるほどに増大していた。
肉体の治癒スピードもアップしたのか、ホワイトベース戦で受けた傷もあらかた治っている。
「MEIちゃん、頼む」
「ああ!」
ラオウの言葉と眼差しから何かを汲み取ったMEIKOは笑顔を向けるやいなや、ラオウに向けて投球のフォームを取った。
「MEIKOおばさんそれって」
『MEIKOボール!?』
「それも全力バージョン!?」
光三兄妹が驚いたのも無理はない。
なんとMEIKOは暴走緑間戦で見せた無限の回転を利用した全力版MEIKOボールをラオウに向けて投げつけたのだ。
いくらラオウとて殺人球をまともに受ければ粉々に吹っ飛ぶであろう。
「ぬうんッ!!」
……今までのラオウであればだが。
「
マジかよ……」
『MEIKOボールを』
「ああも簡単に!」
全力版MEIKOボールをラオウは片手で止めたのだ。
直撃すればどんなチートキャラでも無残な骸を晒すであろう殺人球を傷一つなく片手で。
それに対して驚かない者はこの場にはいないだろう。
さらに拳王は自らが実験台になることでダイジョーブ博士の実験の成果は本物であると証明したのだ。
「すごい! 今のラオウさんは間違いなくメジャーリーガー級の力を持っている!」
メジャーリーガーであるムネリンのお墨付きである。
「礼を言うぞ、ダイジョーブ博士」
「ふむ、こちらこそ痛みに耐えて感動しました。嘘とは言え40%にかける覚悟、見事デース」
『嘘、え?』
「おいおい、60%で死ぬとか嘘とかは嘘だったのか?!」
「幾多もの実験を繰り返した私の経験値はMAXデース。成功率は99%で失敗は誤差レベル。失敗しても死亡はしません。
流石に激痛のために肉体や精神力の弱い常人には装置に耐えられませんが、あなたたちの大半の選手は耐えること
ができます。
ですがそれを言ってしまうと安易に力を得ようとしてしまうと思い、あなたたちを試すために成功率は40%と嘘をついたのデース」
「つまり私たちの覚悟を試すためだったということですね?」
「Exactly(そのとおりでございます)」
全ては拳王連合軍の覚悟を知るためであった。
力を与えるにしても覚悟の力、黄金の意思は必要なのである。
ちなみに実験を繰り返して博士の経験値(内部値)が上がるのはパワプロ2016仕様である。
「もし怯えてしまっても装置を使わせるのは危険と思い、別の対主催にでも使うつもりでしたが、良いものを見せてもらいました。
拳王様の勇気に免じてこの装置をあなたたちに差し上げましょう」
「いいのか?」
「拳王様、あなたなら力を正しく使えるでしょう。
私とゲドーくんはこれから会わねばならない方……対主催のイナバ社長がいるのでこれでおいとまさせてもらいます。
それからパイプのあるイナバ社長にはあなたたちの無実の件を伝えておきましょう」
「イナバ社長とは誰だ?」
「イナバ社長……あの有名な
イナバ物置製作所の社長で、冷静に物事を精査できる人。
その人の力添えがあれば私たちの無実証明に繋がりやすくなりますね」
令嬢故にタクアンはイナバ社長のことを知っている。
あくまで民間人の保護優先かつ地下で動いているので小野塚小町や
イチローチーム、
聖帝軍ほどの知名度はないが、ロワ開始前から人格と経営手腕共に信頼されている数少ない男である。
「では私は件の社長に会うために一足早く東京へ向かいます。
イナバ社長にはあなたがたの力になれるように私から説得しておきます。
では、生きていたら東京で会いましょう」
「ギョギョ!」
外道くんはホイポイカプセルから支給品の車を出し、ダイジョーブ博士は外道くんが運転する車に乗って出発した。
近いうちに拳王連合軍と再開できる時が来るのだろうか。
そして装置を手に入れた拳王連合軍は彼の残した装置をラオウに続いて使おうとする。
少なくとも死にはしないとわかれば、力を得るために我先にと装置に乗ろうとする。
「おいおい、邪魔すんなよディオ」
『ここはお館様に譲れ』
「どけいJOJO! というか俺もそろそろクロスフュージョンしたいんじゃ!」
『……肉体強化するだけでクロスフュージョンってできたっけ?』
今の上条とディオのように、ひとつしかない装置を巡って喧嘩になりそうな一行をまとめあげるのはタクアンの役目である。
「待ってください皆さん、ここは私が順番を决めます」
「「タクアンさんがそう言うなら」」
「その言い方怒りますよ、二人共」
そしてタクアンによって順番、そして装置を使えない人間が決まったのだった。
装置による強化が終わった暁には、拳王連合軍はこれまで以上の超野球戦闘集団になるだろう。
数分後の、横浜の波止場。
そこには一人寂しくデカオの残した弁当を食べる熱斗の姿があった。
「はあ……みんなは良いなあ。強化できる体を持っていて」
熱斗は残念ながら装置による強化枠から外されてしまった。
理由は熱斗はネットバトルは最強レベルであるが、肉体そのものは年齢相応の少年であり装置に肉体が耐えられないとのタクアンなりの判断であった。
同じくいちおう腕力以外は一般人レベルのタクアンも装置は使わなかった。
また、最初からメジャーリーガーであるため強化の見込めないムネリンや、バッティング以外はしたくないプニキも装置の使用を拒否した。
強化できるのはロックマン、翔鶴、MEIKO、平等院、上条、シャドーマン、ディオ、デューオ、クロえもん、ダイアーさん、謎のヒロインだけである。
強化が終わるまで暇なので熱斗は横浜港で遅めのランチタイムとシャレ込んでいたのだ。
「彩斗兄さんと翔鶴がパワーアップするならこれはいらないかな」
熱斗の手には数枚のダークチップが握られていた。
これは煉獄を手に入れた時に倉庫から見つかった代物である。
非常に強力なチップで使い方次第では探し求めているプリズムとフォレストボムによるコンボすら凌ぐ力を発揮する。
ただし……
「これは使えば使うほどロックマンが、彩斗兄さんが悪に染まっちゃう……使うわけにはいかないな」
多用するほどロックマンの心が闇に染まってしまう呪われたチップなのだ。
「確かに強力だけど、拳王連合軍はこれからもっと強くなる。
前に進む覚悟さえあればこんなものに頼らなくても強くなれるとラおじさんが教えてくれた。
……やっぱりこれは捨てよう」
弁当を食べ終わった、熱斗はダークチップを海に捨てる決意を固める。
「見ててパパ、俺と兄さんと翔鶴はこんなのなくたって戦っていける。
人類を脅かすヘルヘイムとかを倒して未来を必ず平和する。
だから安心して眠ってて、パパ……」
熱斗およびロックマンと翔鶴は、父である祐一郎さんの死によって一時的に塞ぎ込み、煉獄戦にも参加できなかった。
しかし先ほどのラオウが見せた勇気によって励まされたために、再び戦う意思を固めたのだった。
父は天国で子供と仲間を見守っていると信じて、投球フォームを取り、悪しきチップを海へ投げ込もうとする。
ぐぎゅるるるるるる
「ぐはあ!?」
ところがチップを海に捨てようとしたその時に、腹に激痛が走った熱斗は投擲を中断する。
「お、お腹が痛い。デカオの弁当が腐ってた!?」
お弁当ができたのが10期序盤(一日半前)だし、腐っているのも無理はない話である。
食べ物の消費期限には気を付けようね!
「早くトイレに……!」
チップを捨てるのを後回しに熱斗は急いでトイレを探し、運良く仮説便所見つけた彼は駆け込んだ。
なんとか社会的な死だけは免れたようだ。
一方その頃、煉獄内部。
「WRYYYYYYYYYYYY!!! 見るが良いJOJO!!! 俺様の肉体が最高にハイって奴だ!」
『俺もPSPからPSVITAにアップグレードしたぜ! ……何がすごくなったのかわからんけど』
装置を使った結果、ディオは三部みたいなムキムキマッチョマンになった(紛らわしいが吸血鬼化はしてない)。
デューオの筐体もPSPから次世代機のVITAになった。
絆とかも出来てそうだし、そろそろクロスフュージョンできるんじゃね?(適当)
「では次は、ロックマンさん、その次に翔鶴さんで行きましょう」
『翔鶴さん、僕を装置の上に』
「ええ、わかりました兄さん」
翔鶴が装置の上にロックマンの入ったPETを置き、装置の端子がPETに接続された。
(見てて、パパ。僕が強くなって熱斗も翔鶴も絶対に守れるようになる!
そのために僕はどこまでも
強くなる!!)
熱斗の兄であるロックマンも決意していた。
父がいなくなった分も弟と妹を守る。
そのためにどんな痛みを伴っても力を欲したのである。
装置が起動するとロックマンにも強い痛みが走ったが、弟と妹への愛でこらえていくのだった。
また同時刻への東京へ繋がる海沿いの道路。
拳王連合軍と別れたダイジョーブ博士はタブレットを使ってイナバ社長とメールを取ろうとしていた。
「これこれこういうわけで拳王連合軍は信頼できまよっと……ポチッとな」
イナバ社長に直接会う前に、先に自分たちが彼の隠れているシェルターに向かっていることと、拳王連合軍が風評被害に踊らされた対主催であることを知らせるメールを送った。
電話を使わなかったのは向こうが立て込んでいることを考慮したためである。
「転送完了、あとはシェルターにたどり着くだけだっと……おや?」
「ギョギョ?」
「いや、たったいま行方不明になっていたサーフクンからメールが届いたようデース。
無事でなによりデース……なになに?」
そのメールは友人であった研究者のサーフ・シェフィールドから届いたメールであった。
ダイジョーブ博士はさっそくアイコンをクリックしてメールを開いた。
「あれ? タブレットが照れてる……というかなんか光ってるデース!?」
「ギョギョーーーッ!?」
次の瞬間、タブレットが光ったと思いきや爆発し、車内にダイジョーブ博士とゲドーくんの血肉が飛散した。
そして運転手を失った車はそのまま暴走してガードレールを突き破り、断崖絶壁から海へとダイブして消えていくのだった……
【ダイジョーブ博士@パワプロシリーズ 死亡確認】
【ゲドーくん@パワプロシリーズ 死亡確認】
【
二日目・14時30分/神奈川県 横浜港】
※ダイジョーブ博士の残した装置に座れば10分の所要時間でメジャーリーガー級の力を得られます
ただしプニキは拒否、宗則は元からメジャーリーガーなので意味なし、熱斗と紬は肉体的な理由から使用できません
※協力していたダイジョーブ博士によりヘルヘイムの情報がネットで拡散されました
内容は都庁の世界樹=ヘルヘイムと誤解しているものです
※同じく拳王連合軍が無実であることを綴った旨のメールが
イナバ製作所社長のシェルターに送られました
※大阪戦でWBがばら撒いたミノフスキー粒子が邪魔だったのでカオスロワちゃんねるのテラカオス・ディーヴァのレスに未だに気づいていません
※シグナムの黒幕打倒の話を誰も信じていません
【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】ダメージ(中)、疲労(大)、食中毒、首輪解除、仮設便所の中
【装備】なし
【道具】支給品一式×2、チップトレーダー@ロックマンエグゼ、
大量のガッツマンのチップとバグのかけら、ガンデルソル3(実物)ネオバリアブル(実物)
各種ナビカスタマイザーパーツ、大量の金、シンクロチップ、ダークチップ一式
【思考】基本:主催者たちにネットバトルを挑んで勝つ!
0:お腹が痛いので今はトイレに専念……デカオめえ……!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む
3:大災害で死んだネットバトラーやネットナビ達のためにも、早く殺し合いを終わらせて世界を平和にし、ネットバトルの面白さを再び世界に広めたい
4:新たな家族として翔鶴は大切にしたい
5:ダークチップを早いとこ捨てたい
※スタメン落ち確定です。野球の公式試合には一軍では参加できません。
※大山デカオの死を知りません
※熱斗やヒノケンなど一部を除く多くのネットバトラーが大災害で命を落としているようです。
まだ生存しているネットバトラーの面子については次の書き手氏にお任せします。
【ロックマン(光彩斗)@ロックマンエグゼ】
【状態】装置による強化中
【装備】ロックバスター、サイトパッチ&試製甲板カタパルトのデータ
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
0:パパのためにも熱斗と翔鶴は僕が守る!
1:主催者たちにネットバトルを必ず受けさせる!!
2:新たな家族として翔鶴さんは大切にしたい
※PETの中にいます
※ダイジョーブ博士の残した装置で強化中です。強化が終わるまで10分かかります
【翔鶴(光翔鶴)@艦これ】
【状態】ダメージ(小)
【装備】彩雲、紫電改二、流星改、 零式艦戦62型、熱斗のPET(ロックマン入り)
【道具】なし
【思考】基本:妹として熱斗達と共に戦う
0:提督……
1:襲い掛かる者たちを殲滅する
2:二人の妹として彩斗さん(ロックマン)と熱斗さんはお守りする
3:二人に何かあった場合は二人の願いを引き継ぐ
※熱斗とロックマンより、二人の過去についての話を聞き、自身を光翔鶴と名乗るようになりました
【ラオウ@北斗の拳】
【状態】超強化、首輪解除
【装備】炭酸水
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ダース・ベイダ―たちを倒す
0:主催者チームを全員屠る
1:そして、拳王が新たな時代を作る
2:東京へ行き、拳王軍を率いて都庁のヘルヘイムを屠る
3:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ!
4:トキ似の男を配下にしたぞ!
5:強そうな鎧の女を配下にしたぞ!
6:謎の黒猫たちを配下にしたぞ!
7:なんかいろいろ配下にしたぞ!
8:悪魔将軍たちと協力体制を取るぞ!
9:イナバとやらとも協力したいぞ
※ダイジョーブ博士の装置でメジャーリーガー級の強さを得ました
【
琴吹紬@けいおん!】
【状態】精神的にぶっ飛んでる、左手骨折、首輪解除
【装備】高速艇、戦艦『煉獄』、キーボード、現金1兆円ほどが入った特注ジュラルミンケース
【道具】支給品一式、たくあん@現実、その他不明、ダイジョーブ博士の残した装置
【思考】基本:生き残ることを最優先
0:死者スレに向かう悪魔将軍と熱斗組を支援するべく、都庁のヘルヘイムを打ち倒す
1:新スターティングメンバーを選考する
2:拳王とやらの配下になる
3:同盟だった超人血盟軍の仇を取る
4:別行動を取った悪魔将軍とシグナムさんは強いし、たぶん大丈夫でしょう
5:これからチームは強くなるし今までの調子でも大丈夫でしょう
※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!!
※ベジータの所持していたパソコンからヘルヘイムの情報を得ました、そして都庁の世界樹をヘルヘイムによるものだと誤解しています
※DMC狂信者による工作で超人血盟軍全滅の下手人がヘルヘイム(都庁)であると思い込んでいます
【平等院鳳凰@新テニスの王子様】
【状態】ダメージ(大)、首輪解除
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、諭吉一枚
【道具】支給品一式、少年ジャンプとヤンジャン、その他不明
【思考】基本:主催者達を滅ぼす
1:マーダーも滅ぼす
2:信頼するラオウたちと行動する
3:テニスがしたいが、野球をする
4:超人血盟軍を全滅させたヘルヘイムは必ず滅ぼす
【MEIKO@VOCALOID】
【状態】ダメージ(小)、修羅化、首輪解除
【装備】アルティメットアーマー@ロックマンXシリーズ
【道具】支給品一式、ノートパソコン@現実
【思考】 基本:『真の黒幕』及び主催者共の皆殺し
1:ラオウ達に協力してもらう
2:ヘルヘイムのインベスはとりあえず皆殺し
3:ラオウへの特別な感情
※今までとは別人です。
※『無限の回転』を習得しました
【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
【状態】全身にダメージ、不幸、首輪解除、本気モード
【道具】シンクロチップ、他人のデッキ(「ぬばたま」デッキ)
【思考】基本:あのAA
1:ネットバトラーの一員として主催やマーダーと戦う
2:それにしてもあの怪しい二人組の正体は……?
【シャドーマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP半分
【装備】ムラマサ
【道具】煉獄
【思考】基本:新しきお館様(上条)に従う
1:敵は殺す、慈悲はない
2:お館様を守る
※普段はPETの中にいますが、煉獄のメインAIになることも可能
【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】超強化、テンションが高い、首輪解除、クロスフュージョンできるかも?
【装備】PSVITA(デューオ入り)、十徳ナイフ
【道具】支給品一式×3、シンクロチップ
【思考】基本:ネットバトルとベースボールを極める
0:主催を倒すのはラオウではない、このディオだッ!
1:ジョースター家を手に入れる
2:ジョジョより優越感を得る
3:熱斗達にネットバトルを挑むのは後回しだ!
4:デューオがいなくても、勝つのはこのディオだッ!
5:シンクロチップを手に入れたし、デューオとクロスフュージョンしたい
※ダイジョーブ博士の装置でメジャーリーガー級の強さを得ました
【デューオ@ロックマンエグゼ4】
【状態】超強化?、HP満タン
【装備】ジャスティスワン、ザ・ワールド
【道具】なし
【思考】基本;とりあえず、ディオたちを見守る
1:九州ロボ及び主催者を殺す
2:ディオの奴、ムキムキになったなあ
3:恐ろしいなあ、ヘルヘイム
※高速艇のメインAIになりました。
※キン肉マン(旧シリーズ)全巻を読み、友情パワーに目覚めました。
※36巻以降の知識(完璧・無量大数軍編)以降の知識はありません。
※ベジータの持っていたパソコンから情報を抜き出し、ヘルヘイムの情報を得ました
※ダイジョーブ博士の装置でメジャーリーガー級の強さとPSVITAの筐体を得ました
【謎のヒロインX@Fate/Grand Order】
【状態】健康、首輪解除
【装備】無銘勝利剣
【道具】ドゥ・スタリオンⅡ号(故障中)、スマホ(FGOをやってたせいで電池切れした) 、自転車
【思考】基本:私以外のセイバーを殺すが、その前に対主催しておいて他の対主催者と協力関係を築いておく。
0:私こそがセイバー・ザ・セイバー!!
1:宇宙の平和が第一ですね
2:世界が滅ぶのはヘルヘイムのせいだと思うので、
平和のためにも打倒します
3:ヘルヘイムの方がセイバー多そうだし
※彼女のクラスはアサシンです。
※謎のヒロインXです。その正体は謎って言ったら謎です。
※世界が滅ぶ原因がヘルヘイムであると思い込んでいます
【ダイアー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】割とダメージがあるが少し回復した、首輪解除
【装備】イカ墨とパスタ@現実
【道具】支給品一式、治療道具、その他不明
【思考】基本:主催を倒す
1:ディオとかいう奴も倒す
※ディオを『吸血鬼ディオ』と思っていません。
※何か見ましたが、別に物語とは関係ありません。
【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】
【状態】健康、全ステータスMAX、首輪解除
【装備】木の棒
【道具】支給品一式、最高級ハチミツ、その他不明
【思考】基本:ムギさんからハチミツを貰うために主催者たちを野球で潰す
1:ホームランを打つ
2:バッティング以外はマジでやりたくない
※強化しなくともバッティングの腕はメジャーリーガー級です
【川崎宗則@現実?】
【状態】健康、ウキウキ、首輪解除
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:イチローを倒してでも、マリナーズに連れ戻す
1:関東からイチローさんの気配がする
2:早く会いたいなあ、イチローさん
【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】
【状態】健康、首輪解除、強い悲しみとホワイトベース組消滅に対する強い喜び
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式 電車ごっこロープ
【思考】基本:主催者たちに野球で挑んで勝つ!
1:まずはヘルヘイムを潰す
2:最低でも四国アイランドリーグが出来るくらいの仲間を集める
3:イチロー選手を仲間に引き入れたい
4:ドラえもん、のび太くん……すまねえ
5:みんなには隠してるが、仲間を殺したホワイトベース組が全滅したことには超メシウマ状態w
最終更新:2017年10月19日 20:58