あっしは思うんでやすよ
ショスタコーヴィチのような人気作曲家よりはこの人のような"日陰者"について記事を書くほうが有意義なんじゃないかってね
ショスタコーヴィチのような人気作曲家よりはこの人のような"日陰者"について記事を書くほうが有意義なんじゃないかってね

俺はさあ見たことないんだよ
この人が笑ってるところ
- | 基礎情報 |
名前
Николай Яковлевич Мясковский Nikolai Yakovlevich Myaskovsky ニコライ・ヤコヴレヴィチ・ミャスコフスキー
亡命…?冗談だろ R国の戦争を生き抜いてきた男が祖国を捨てるわけねぇだろ
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+ | ミャスコフスキーを支えている演奏家たち |
エフゲニー・スヴェトラーノフ
27曲ある交響曲の全集を完成させた唯一の指揮者 単なる俯瞰的なアプローチではなく1曲ずつに真っ向勝負で熱意溢れる演奏に仕上がっている しかしそれはあくまでも競合相手がいないのであって実際のところはロシア色全開の熱演がミャスコフスキーに合っているのかわからない
タネーエフ四重奏団
13曲ある弦楽四重奏曲の全集を完成させた唯一のストリングス・フォー 交響曲と並んで代表とされるジャンルの割に録音のバリエーションは悲惨 演奏は秀逸だが若干ピッチが高い
マレイ・マクラクラン
ミャスコフスキーのピアノ曲の大半を録音しているイギリスのピアニスト 9曲あるピアノソナタは当然完遂しているし小曲集も光るものがある ピアノ曲はピアノ弾き一人いれば成り立つため演奏機会は意外と少なくないようだ それなりにね
Toccata Classics
"知られざる作曲家による知られざる作品"が売りの音楽レーベル ミャスコフスキーの歌曲を録音しているがまだまだ足りない作品も多い 歌曲集第3弾待ってるよ… |





+ | スーパー・作品目録 |
スーパー・作品目録
![]() ありがとう マネモブがいたから完成させられた…
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ドキュメンタリー映画でも観てリラックスしな
+ | ミャスコフスキー アンチスレ |
まずミャスコフスキーとはどういう人かについて、Patrick Zuk著"Nikolay Myaskovsky: A Composer and his Times"という本から引用してみよう
作品自体より"S連邦時代に27曲も交響曲を書いた"だの"多くの作曲家を育ててきた"だの実績面ばかりが取り上げられる作曲家 それがミャスコフスキーですわ
わずかなファンも彼の曲の要素全てに好意的な人はいないんじゃねえかなと思ってんだ なにせメロディーメーカーでもなければ展開を聴かせる才能もない、決して理解不能な書法を使っているわけではないのに何を言いたいのか分からないし、曲調は内向的で暗くて控えめで晦渋だし… 暗いと言ってもショスタコーヴィチみたいな葛藤は少なくて刺激が足りないしな
作風としてはリムスキー=コルサコフやリャードフに師事していたから確かにその面影が…チャイコフスキーやラフマニノフにも似ているところが…
恐らく全体的にはロシア国民楽派の域を大きく逸脱してはいないと考えられる それにスクリャービンみたいな現代音楽を全部混ぜるとめっちゃ良い音楽ができる…はずだった だけどR国は間違えて余計なものも入れちゃった それは…プロレタリア革命! これがミャスコフスキーの音楽の成長を妨げ"過去の偉業の衣を纏う"ようになったと考えるか、革命のおかげで独自の発展を遂げたと考えるかは人次第だ
だいたい実績にしか注目されないのは作品の魅力がまあ一般受けしないものだからなんだろうな
緩徐楽章が美しいという意見はごもっともだがそれも結局のところ曲の地味さの裏返しに過ぎない アダージョだけでは不完全…アレグロだけでも不完全…緩急あわせもってこそ真の音楽…真の作曲家となるんや そもそも特有の癖と生真面目さのせいで"アダージョ・カラヤン"にあるくらい通俗的な曲と勝負できるかと言われても微妙なんやけどな
マネモブ!交響詩"アラストール"を聴いたプロコフィエフの批評を読め
彼はプロの作曲家…革命前の作品だとしても特徴を説明するには不足ないはずだ
作曲家には意図に関わらず代表作が存在するもの
ある人の交響曲第2番は緩徐楽章を筆頭にロマンティックさが人気だし、"レニングラード"の名を聞けばあの超大作が思い浮かぶ バレエ音楽にも色々あるが"火の鳥"、"ロメオとジュリエット"、"三角帽子"、"ボレロ"くらいは聞いたことがあると思う 交響詩なら"ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら"や"フィンランディア"なんか有名だろう また"愛の悲しみ"などを生んだヴァイオリニストが音楽界に与えた影響は計り知れない
──んじゃミャスコフスキーは?
マヌエル・デ・ファリャ フリッツ・クライスラー セルゲイ・プロコフィエフ セルゲイ・ラフマニノフ モーリス・ラヴェル ドミートリイ・ショスタコーヴィチ ジャン・シベリウス リヒャルト・シュトラウス イーゴリ・ストラヴィンスキー
これらの錚々たる面子を見なさい
これは1935年にCBSによって行われた「100年後まで残る偉大な現代作曲家は誰か」という調査においてトップ10に選ばれたもの(順不同) ミャスコフスキーもこの面子に加わっていたんだ あんたは相当強いよ きっと昔はね でもあんたの人気のピークはとっくに過ぎてるんだ ミャスコフスキーの音楽だけが現代には求められなくなってるんだ
ハッキリ言って"代表作がない"ことは作曲家の知名度にとってメチャクチャ致命的
作曲者についてよく知らなくても曲を聴いて"そ…その唄は!?"となる、というクラシックあるあるのくだりができないとか話になんねーよ もちろんミャスコフスキーの作品の中でも代表的な曲があるのは認めるけどそれが世間に通用してへんのとは何の関係もあらへんからな "代表作がないから知名度がないッ"というより"知名度がないから代表作もないッ"という感覚 さらに言えばバズる曲を書けない(あるいは書きたがらない)力量不足の斬撃
あんたはオペラやバレエみたいな大衆受けが良い舞台作品を書けばよかったんだよ
交響曲や室内楽曲ばかり書いてたって何も楽しいことなんてなかっただろ 過去はともかく現在も未来も…一部のマニアにしか認められず演奏されることもなく せっかく書いたカンタータは形式主義的と非難され ただひたすら内省的な音楽を書くだけの人生なんて…
めっちゃおもろいわ
はっはあーっあばたもえくぼと言うじゃないか 数多の欠点をひっくるめて呑み込むからこそ深い共感が得られるものよ 曲の良いところだけが魅力だと信じているうちはわからないだろうが 欠陥だらけの作品群を罵倒し唾を吐きかける愛情もある
お前はこの現代で下火です 悲しいですねー
私が愛してやるぞ… |