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  • Heitor Villa-Lobos

タフラジオ@ ウィキ

Heitor Villa-Lobos

最終更新:2025年10月05日 15:12

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
エイトール・ヴィラ=ロボス…
ブラジルの作曲家だ


ここはヴィラ=ロボスの情報を
お届けする記事です

一、あまり面白くはないで!!
一、内容は暫定、鵜吞みにしないで!!
一、多分、見といて損はないで!!

高 野 山 大 学⠀⠀
ボランティア活動班
(光生会・岸和田)

+ ヴィラ=ロボスの生き様を見せたるわ
今、音楽界で話題になっているヴィラ=ロボス。
元々は、日本と真反対にあるブラジルで生まれた人であるだけに、ヴィラ=ロボスの概説をできる日本人が少ないというのは、くやしい限りなのであります。
そういう意味で、あくまでも日本語の書籍にこだわり、実戦的評伝 "ヴィラ=ロボス-ブラジルの大地に歌わせるために" を書きあげた木許裕介マエストロには、大いに依拠しているのであります。
どうか、ヴィラ=ロボスを知って下さい。

生:1887年3月5日、リオデジャネイロ
没:1959年11月17日、リオデジャネイロ
( ◇墓碑銘 のコメント)
Considero minhas obras como cartas que escrevi à Posteridade sem esperar resposta.
私の作品は返事を期待せずに書いた、後世の人々への手紙である
H. Villa-Lobos

+ ヴィラ=ロボスの家族
  • 父・ハウル
  • 母・ノエミア
  • 叔母・アマラウ
  • 1人目の妻・ルシリア
  • 2人目の妻・アルミンダ

父・ハウル
エイトールいわく「洗練された教養と並外れた知性の持ち主」「完全な技術をそなえた音楽家」である偉大なるオトン
元はスペインからの移民でVillalobosという姓をポルトガル語らしくVilla-Lobosに変えたようだ
8人兄弟(1人は早逝)を拵えた"コレが強い奴はコッチも強い"お方でもある

趣味で古本屋のブラジルの伝承本を蒐集乱舞していると勤め先である図書館の蔵書を盗難したと勘違いされ一時解雇されてしまう
さらに過去に批判していたペイショトが大統領になったせいで逮捕される恐れがあったためとりあえずミナスジェライス州にワープ
この逃避行がエイトールにとって重要なブラジル音楽体験となった
しばらくして誤解が解け図書館職員に復職する

ヴィラ=ロボス宅の1階は土曜夜の8時以降はハウル主催の音楽の集いに変身していた
陰で全てを見ていたエイトールに気付き音楽への関心を確信したハウルはヴィオラを改造した小型チェロを与える
またあるとき不在を狙ってクラリネットを勝手に触ったエイトールに厳しく𠮟責した上でクラリネットの吹き方も教えるようになる
そのほかオペラに連れていったりブラジル北東部の音楽を演奏するサロンに参加したりとしっかり音楽を植えつけた
友人に「エイトールが笑っているところを見た覚えがない」と言わしめるほど彼の音楽教育は厳格でまるで拷問だった

1899年(エイトール12歳)に流行の天然痘で没
蔵書はエイトールに売り飛ばされ彼の酒代(ショーロのメンバーに贈る土産)や旅行代となった
しかしその膨大なブラジルの伝承は交響詩などの作曲に大きなインスピレーションをもたらした

母・ノエミア
エイトールを医者にしようとしていた主婦
自宅での音楽の集いには教育上参加させないようにしていたがある日階段で寝落ちしている幼きエイトールを見かける
そのとき流れていた音楽をバッハという作曲家のものだと教えたところからエイトールのバッハへの傾倒が始まる

ハウルの没後はカフェで働くようになり収入のため一層エイトールを医学の道に進ませようとする
しかしエイトールは興味を示さずむしろ隠れてギターに習熟するようになっていった
そうして自分のために書かれたギター曲を「なんじゃあ、この汚い楽器は」と一蹴するくらいの異常ギター嫌悪者である
その後は1915年の誕生日に「この日を思い出すと私の魂はゆりかごの中で揺り動かされる」として"子守唄"を献呈されている

1946年に没
ルシリアとの離婚問題で仲はかなり悪かったがそれでもエイトールは傷心したという

叔母・アマラウ
ジジーニャの愛称で呼ばれたピアニスト
自宅でバッハの"平均律クラヴィーア曲集"を少年エイトールに聴かせていた全ての元凶
エイトールの音楽熱を応援しており音楽に厳しい母への不満を爆発させて家を飛び出した16歳の彼を自宅に住まわせる
当時ピアノが弾けなかったエイトールは彼女が弾いていたバッハ・ハイドン・ショパンなどの作品をギターで弾けるようにしたようだ

1人目の妻・ルシリア
あるときエイトールがアマゾン奥地を探検していると人喰い部族を発見した
その部族は若い女性を火炙りにしようとしており彼はすぐさま持っているチェロを弾き始めた
チェロの音色に感動した部族はお礼にその若い女性をエイトールに譲った
それがまさしくルシリアなのだった…

なーんてわけないだろ!バーカ!
これがエイトールが好んで言いふらした捏造逸話

1912年11月1日にギマランイス宅に呼ばれたエイトールは彼女にギターを披露する
その後彼女に弾いてもらったショパンを聴いてエイトールは俗な楽器であるギターは上流の楽器であるピアノに釣り合わないと痛感
今後チェロで一緒に演奏することになる
何度も演奏を重ね意気投合した2人は1913年11月12日に結婚する

彼女はエイトールの良き理解者としてピアノ曲や室内楽曲を度々演奏した
また彼女の兄弟ルイスたちも演奏会の運営に大きな貢献を果たした
エイトールがピアノの技術と書法を習得したのも彼女のおかげであり主要なピアノ曲はほぼルシリアとの結婚中に書かれている

後にアルミンダとの結婚を決意したエイトールは1936年9月28日にルシリアに離婚の手紙を出す
しかしカトリックの国ブラジルでは離婚は認められておらずルシリアもノエミアもこんなの納得できなかったため長らく裁判沙汰となる
それ以降も音楽界に実績を残し続けたそうだがヴィラ=ロボス史としてはここで猿空間送り

+ ある日こんな手紙が届いたんです
私はエイトール・ヴィラ=ロボス
この手紙を見てる君は捨てられし者 絶対的な自由を掴むチャンスを与えられた強き者
単刀直入に言おう 私と離婚してほしい
理由は公平 長年の感謝を除けば何の愛情も感じない人と一緒に暮らすことはできないからだ
もちろんジジモ通り十番地の家には行かないし今日からめちゃくちゃあなたの家になる
しかもこの別れには絶対理解してもらわなければならないことがある
私たちの関係はこのように終わらせることしかできない 私や他の人を恨むのは禁止
なぜなら万が一にも完全に疎遠になり孤立した人に束縛されるわけにはいかないからだ
何よりも"自由"が大事なんだ
ぶっちゃけお前の命なんてどうでもいいんだ お前が不自由なく生活し良い地位と収入を得たのは私のおかげなんだからなぁ
さぁ信頼のある運送業者は今すぐ私の所有物を取りに行け 龍星を失神KOさせろ
急げっ乗り遅れるな 私は母と二人で暮らすんだ
"絶縁・ラッシュ"だ

2人目の妻・アルミンダ
愛称はミンジーニャ エイトールの25歳年下
エイトールに「いかなる教師にとっても誇らしい勤勉で賢い生徒」と書かせるほどの優等生
音楽学校のヴァイオリン教師ダンブロジオの紹介で1932年に知り合ったようだ
いつ恋仲になったかは定かではないが1936年に前述の離婚の手紙を出しアルミンダと結婚する
ただ長いこと離婚が認められなかったため正式に妻となるのはもっと後のことである

結婚後のアルミンダはエイトールの秘書として裏方の仕事や写譜などを受け持った
また1948年にエイトールの膀胱癌が発覚してからは彼の看護も担った
良妻賢母のマゾ体質なルシリアとは違い積極的で強き女性だったのがエイトールの音楽活動と相性がよかったのだろう
作品もルシリアには1作のみだがアルミンダには50作以上も献呈している

エイトールの没後は彼女の尽力により1960年にヴィラ=ロボス博物館が完成
現在も重要なヴィラ=ロボス研究の拠点となっている上にヴィラ=ロボス作品の演奏会や子供向けの音楽教室が一般人にも広く開かれている
彼女は日本ファンでもあり日本ヴィラ=ロボス協会の設立者である村方千之先生も彼女の熱に押されてヴィラ=ロボスの普及を目指したそうだ
歳の大きく離れた妻が後世に活躍を残してくれるのはショスタコーヴィチに通じるものがある

+ ヴィラ=ロボスに関連する芸術家
  • ダリウス・ミヨー
  • ヴァンサン・ダンディ
  • アルトゥール・ルービンシュタイン
  • パブロ・カザルス
  • ジャン・コクトー
  • アンドレス・セゴビア
  • フランス国立管弦楽団

ダリウス・ミヨー
フランス流まぬけセクステットの一人
1917年にリオにやってきた作曲家でヴィラ=ロボスにヨーロッパ最新鋭の音楽を見せた
この旅行でミヨーはブラジル音楽に感化され"ブラジルへの郷愁"などブラジル風の曲を書いた
帰国後彼が雑誌に載せた評論がブラジル外に持ち出された初のヴィラ=ロボスとなる

ヴァンサン・ダンディ
セザール・フランクの弟子
ヴィラ=ロボスは「誰の影響も受けていない」と吹聴し独学を気取っていたが真実は彼の著書"作曲法教程"をよく読み込んでいた勤勉クソ野郎だった
これはミヨーの知人レアォン・ヴェローゾという男から譲り受けたもの
パリ滞在以前の作風がフランスに寄っているのは彼を勉強した賜物だと考えられる

アルトゥール・ルービンシュタイン
ご存知ポーランドのピアニスト
1918年にリオを訪問してコンサートを連日開きバッハやベートーヴェンからスクリャービンやシマノフスキまで幅広く演奏した
ヴィラ=ロボスいわくドビュッシーの曲はこの人とミヨーを通じて初めて知ったらしい
この時点では彼とヴィラ=ロボスの面識はない

1920年に再びリオを訪れるとようやくヴィラ=ロボスの噂を聞くことになる
映画館でチェロを弾いていると聞いた彼はそこでヴィラ=ロボスの作品(おそらく"アフリカの特徴的な舞曲集")を聴き魅了される
ピアノ曲はないのかとヴィラ=ロボスに直接尋ねたところ「(ピアニストという)成功と金に目のくらんだ連中に用はない」と突っぱねられる
もちろんめちゃくちゃ激怒した

数日後ホテルで寝ていると朝からヴィラ=ロボスと演奏家たちが部屋にやってきた
ルービンシュタインが自分の曲を聴きたがっているのでショーロスはじめ自作を披露しに来たのだ
それ以降二人は打ち解け"赤ちゃんの家族"第1集を披露してブーイングを受けたり"野生の詩"やショーロス第11番を贈られたりした
友好は生涯続きヴィラ=ロボスをサポートしつつ彼の名と音楽を世界に広めた
あなた達は誰かに野蛮だって言われたことない?

パブロ・カザルス
スペインのチェリスト
同じくチェロ弾きのヴィラ=ロボスが長らく憧れていた人であり彼が再発見したバッハの無伴奏チェロ組曲にも触れていたと考えられている
チェロの曲を書く作曲家でもありヴィラ=ロボスのチェロ作品への影響が指摘される
実際チェロオーケストラのためのブラジル風バッハ第1番はカザルスに献呈されている
またルービンシュタインの最も尊敬するヴィルトゥオーゾでもあった

ジャン・コクトー
フランスの作家
ドビュッシーやラヴェルのアンチ筆頭で後期ロマン派や印象主義を超えた最先端芸術の担い手としてお墨付きを与える立場の偉い人
1923年にパリに渡ったヴィラ=ロボスはエリック・サティも同席する昼食会で演奏を披露した
しかしながらコクトーはその即興演奏を「ただのドビュッシーやラヴェルの猿真似ですな」と酷評(コクトーだけにコクヒョーってなブヘヘヘヘ)し危うくされかける
この報告は音楽の最先端を目指すヴィラ=ロボスにとってショックだった
このパリ滞在を機にヴィラ=ロボスは自身の強みがブラジル音楽にあることを自覚していく

アンドレス・セゴビア
スペインのギタリスト
ギターという楽器をクラシックの舞台に広めた功績は大きくギターの神様とまで呼ばれる
ヴィラ=ロボスがパリ滞在中の1924年にパーティで彼の楽譜はギターで弾くには不向きだと話していたところに本人登場
嫌がって貸したがらないセゴビアのギターを奪い取って"不向きな楽譜"を実践してみせたという
セゴビアも弾けない高度なテクニックをヴィラ=ロボスは独学で身に付けていたということだ

その翌日にギターをお互い弾き合った後ギターのための"12の練習曲"の作曲を依頼
この他ギター協奏曲も献呈され"5つの前奏曲"も彼との再会で思い出したかのように書かれた
数こそ少ないギター曲だがセゴビアのおかげで演奏機会を得て充実した内容になったと思われる

フランス国立管弦楽団
1954年から1956年にかけてヴィラ=ロボスの指揮で自作自演の録音を残したオーケストラ
"Villa-Lobos par Lui-Même"と検索すればそれっぽい録音が見つかるだろう
収録曲は以下の通り
ブラジル風バッハ全曲
"ブラジル発見"組曲全曲
ピアノとオーケストラのための幻想曲"モモプレコッセ"
ピアノ協奏曲第5番
交響曲第4番
カンタータ"祖国防衛のための呼びかけ"
ショーロス第2, 5, 10, 11番, ショーロス・ビス
(+ヴィラ=ロボスによるショーロスの解説)
この録音が世界中に輸入されたことでヴィラ=ロボスが広く知られるようになる
アメリカ進出してからもパリを頻繫に訪れたことでフランスと繋がりを維持できたのだろう


ちなみにここに指揮者の名前が載ってないのは演奏会ではほとんどヴィラ=ロボス自身が指揮していたかららしいよ
確かに御用達じゃない代理指揮者もいるけどね!!
あとここに書くほどでもないだけでアメリカとかで出会った音楽家も星の数ほどいるけどね!!

+ サン・ボルジャ出身の首相って…
ま…まさか
ヴァルガス大統領…?

ヴィラ=ロボスが2度目のパリ滞在で成功を収めた直後の1929年は狂乱の時代であった
当時はサンパウロ州とミナスジェライス州から交互に大統領に就く"カフェ・コン・レイテ"という寡頭支配体制だった
しかしワシントン・ルイス前大統領は後継者に同じサンパウロ州のジュリオ・プレステスを指名
1930年3月の選挙ではプレステスが圧勝するがヴァルガス側は不正と選挙の無効を主張
腐敗した政治体制や世界恐慌による経済混乱などにも乗じてついに軍事クーデターを実行した
これが1930年10月3日のブラジル版"十月革命"

以降1945年まで第14代ブラジル大統領として反共産主義的な政治を行う
たださすがに民衆の扱いは上手く労働者階級や地方への援助を惜しまなかった
ちなみにこの革命の際にヴァルガスは外国への金銭支払いを禁止
ヴィラ=ロボスはパリの住宅に家賃を送れず立ち退きを強制されパリに置いていた楽譜含む私物は借金の担保として没収されてしまった

当のヴィラ=ロボスは革命には好意的で"芸術、強力な革命的要因"という論考で自身の音楽は革命と相性がいいことをアピール
革命以前プレステスに音楽教育に関する提案を受けていたのだがヴァルガス政権にあっさり乗り換えた姿勢は批判も受けた
プレステスとの計画は荼毘に付したが代わりにヴァルガス側から"ヴィラ=ロボス芸術ツアー"というクラシック音楽を広める活動を提案される
リオやサンパウロとの折り合いが悪くなりパリ滞在のスポンサーからの援助も打ち切られたヴィラ=ロボスは今後政府を味方につけて音楽活動を続けることになる

1920年代以降のブラジルでは教育における合唱の重要性が高まっていた
この流れに目を付けたヴィラ=ロボスは1931年5月24日に"愛国の呼びかけ"なる一大イベントを開催
ほとんど彼の作品からなるブラジルを讃える曲を1万2千人の規模で合唱した
なんや怪しいアカ国家みたいですねえ

この催しがヴァルガスの目に留まり連邦管区(リオ)の教育局長から音楽合唱団の指導をしてほしいとオファーを受ける
もちろん快諾したヴィラ=ロボスは音楽と合唱の教育学コースを開設するとともに250人規模の合唱団"教師のためのオルフェオン"を設立
子供に音楽を教えるための教師をまず鍛えようというビジョンである
こうした活動を認められ1933年には音楽芸術教育庁(SEMA)の初代長官に就任したんだ

以降のヴィラ=ロボスの教育活動は目覚ましい
音楽教師の指導要領のため"ギア・プラチコ"、"スクール・コレクション"、"カント・オルフェオニコ"、"ソルフェージュ集"を作成
声と身体による新しい表現方法やハンドサインの開発に方眼紙での作曲体験を子供にさせるなど枚挙に暇がない
またこの時期の活動で象徴的なものに1940年9月7日16時から開催された"4万人の児童とシビック・オルフェオの集い"がある
国歌などのブラジル賛美をすごい数の国民たちに歌わせることで音楽による団結を示した
これは1937年に議会を解体し独裁体制をとったヴァルガスの"ブラジリダージ"を打ち出す政策にとっても都合がよかった

"あなたが政治で推し進める愛国主義を私は音楽で容易く成し遂げられる"とはヴィラ=ロボスのヴァルガスに対する言葉だが…
そんな二人にもいつしか亀裂が生じる
声を合わせることを至上とするヴィラ=ロボスは国歌をいつでも決まった音程で歌えるように調性を定めるべく打診した
これが国歌斉唱を一時停止すべきという主張にとられたのがきっかけである
それからアンチとの衝突が増えたのと政治的な活動が忙しくなりすぎたのに嫌気が差したヴィラ=ロボスは音楽教育活動を猿空間に送った
ヴァルガスが戦時中アメリカと協調関係を結んでいたのをいいことに1944年以後ヴィラ=ロボスはアメリカに活動の舞台を移していく

+ 遥かなるアメリカ編
1944年ヴィラ=ロボスはクーセヴィツキーなど多数の助けを得てアメリカに上陸
かねてよりヴィラ=ロボス作品を演奏していたヤンセン交響楽団を指揮して交響曲第2番・"野生の詩(オーケストラ版)"・ショーロス第6番などの自作を披露した
これがアメリカ初の自作自演となる
翌年1945年にはニューヨークに移動しボストン交響楽団の指揮やシカゴなどでの演奏会を行う
同年の帰国後ブラジル音楽アカデミーを創設し初代会長に就任
1947年にはオペレッタ"マグダレーナ"の作曲のため再び渡米したりとほぼ毎年アメリカを訪れていた

渡米以来交響曲や協奏曲などクラシック的なジャンルを手掛けることが多くなっていく
その皮切りは1945年にエレン・バロンから委嘱されたピアノ協奏曲第1番である
とうに人気を得ていたヴィラ=ロボスがアメリカに直接顔見せしたことで世界的な音楽家から次々と依頼が舞い込んできたようだ
またヴィラ=ロボスにとってブラジルの演奏団体では困難な曲もアメリカの水準なら演奏可能なのが大きかったと思われる

この時期から弦楽四重奏曲の作曲が盛んになるのも見逃せない
ヴィラ=ロボスは自身が異常SQ愛者であることを語っており事実1930年代以降ハイドンの勉強をしていたという
17作あるうち委嘱作は14番のみで協奏曲のように誰かのためではなく自分が書きたいがために書かれたジャンルだということが分かるだろう
なにせ交響曲なんかはいくらでも編成を変えられるが弦楽四重奏はヴァイオリン2本とヴィオラとチェロでなければ成り立たない
何より自由を愛したヴィラ=ロボスが世界進出につれてこのような制約の強いジャンルに打ち込むのは面白いぜ

+ ショーロス…?なんじゃそれっ
ショーロスとは番号付きの14曲と"序奏"・"ビス"からなるシリーズの名称
その説明をする前にショーロとは何かを理解する必要がある 少し長くなるぞ

ショーロは19世紀後半から成立したブラジルのポピュラー音楽とされる
名前の由来にもいろいろあるがこのポルトガル語で"泣く"を意味する"chorar"からついたという説が有力だと自負してる
元は演奏形態を指しフルート・ギター・カヴァキーニョという"木管と弦"の編成を基本としたが大雑把に"ソロ・伴奏・リズム"なら楽器は選ばない
クラリネットやサックスなどの使用 アコーディオン・オフィクレイド・パンデイロ…
とにかくなんでもありだ

演奏する人(ショラォン)は音楽のレコードなど手に入らないような下級公務員が主流
仕事でパーティに呼ばれてする演奏とは別に内輪で集まりセッションを開き即興演奏をしていた
いつしか"ショーロ"と呼ばれるようになった それがこのセッションです
あっジャズみたいだなって思ったでしょ 逆だよジャズは19世紀末発祥とされるけどショーロは1870年頃からあるんだよね

この手の音楽にありがちなことだが当初はヨーロッパ由来の様々な音楽にアレンジを足す形だった
ジャンルというより演奏方法だな…な時代が続いた後1920年代に一ジャンルとして確立したようだ
実際1908年に着手されたギターのための"ブラジル民謡組曲"の各曲に(ジャンル名)・ショーロと名付けられていることからもそのことが窺える

…でそのショーロを中心にあらゆる様式を統合したのが俺…!!悪名高いショーロス作者ヴィラ=ロボスよ
元よりショラォンによるヨーロッパ音楽の自己流アレンジだったショーロはブラジル人種の混血具合にも例えられるほど"融合"が根幹にある
ショラォンの数だけショーロがあるからショーロスなんだ 多様性が深まるんだ
だから単体であっても"ショーロス第1番"のように複数形の"S"が付くのは作曲者の思惑通り
たまに"ショーロ集の第1番だからショーロ第1番と呼ぶべき"みたいにのたまうジャワティーがいるけど無視していいですよ

それじゃ皆さん我がショーロスの所属曲を紹介します
"ショーロ番長" 第1番 (Gt)
"木管性二重奏曲" 第2番 (Fl, Cl)
"メガ鳥" 第3番 (TBB, Cl, A.Sax, Fg, 3Cor, Trb)
"金管戦士" 第4番 (3Cor, Trb)
"アルマ・ブラジレイラ" 第5番 (Pf) ども
"千の顔を持つ曲" 第6番 (Orch)
"室内七本特快" 第7番 (Fl, Ob, Cl, A.Sax, Fg, Vl, Vc, T-t)
バーバリアン 第8番 (2Pf, Orch)
"管弦無双" 第9番 (Orch)
"狂乱の心" 第10番 (Orch, SATBB)
"奇跡の60分" 第11番 (Pf, Orch)
"大きな巨人" 第12番 (Orch)
紛失兄弟 第13, 14番・ツインズ
"総括序奏" ショーロスへの序奏 (Gt, Orch)
"究極ビス・マシーン" ショーロス・ビス (Vl, Vc)
そして俺がショーロスの萌芽兼パリ滞在中のエース曲
"ブラジル全土の簡潔な印象" "合唱付九重奏" ノネット (Pic/Fl, Ob, Cl, A./B.Sax, Fg, Cel, Hp, Pf, Perc, SATBB) だ
ショーロスじゃないよあくまで萌芽だからね

これらショーロスは番号順に作曲されたわけではない
また他の作曲家の影響を隠すために改竄したとかで作曲年が曖昧なものも多い
ただ作曲順に関わらずヴィラ=ロボスが付けた番号の順番に意味があるのは事実だ
嘘か真か知らないが第1番のギターから第13, 14番の巨大編成まで拡大していく流れを書きたかったのだという科学者もいる
様々な音楽を"融合"することがコンセプトのショーロスにおいてすごい数の奏者が集まるのは理想だろう
第13, 14番…紛失してるんスけど いいんスかこれで…

+ ブラジル風バッハッテナンダ?
ブラジル風バッハ(バキアーナス・ブラジレイラス)とは9曲からなるシリーズの名称
"バキアーナス"と"ブラジレイラス"は完全に等価であり決してバッハのブラジル風編曲とかブラジル音楽のバッハ風アレンジとかではない
ニュアンスは"ブラジル風でバッハ風"が近くそれはブラジルの音楽でありバッハの音楽でもある

パリにて"ノネット"が受け入れられたヴィラ=ロボスは一連のショーロスでブラジルの特色を強調していった
しかしいくらパリの聴衆にウケるとはいえ民族的野蛮さを売りすぎるとブラジルという国の"未開"のイメージを強く規定してしまう
ブラジルの作曲家でありながら世界に通用する音楽を書くためにパリから帰国後に生み出した形式…それがブラジル風バッハですわ
ショーロスから変わった?ショーロスから進化したと言うてくれや

ヴィラ=ロボスの音楽体験は幼い頃からバッハとブラジル音楽とともにあった
バッハもブラジルも平等に陵辱してきた彼はどちらにも同じ音楽的要素があることを見抜いていた
すなわちブラジル音楽のショーロはバッハの書法で読めるしバッハの音楽もいわく"大地の自由な歌に基づいている"のだと
もしブラジル風バッハを聴いてどこがブラジル風でどこがバッハ風なのか分からなければそれこそがヴィラ=ロボスの狙いだと思われる
なんたって両者が完全に溶け合ってるんだからね

その全貌を見せてあげようか…
"極弦道" 第1番 (Vcs)
"暴走列車" 第2番 (Orch)
"変幻自在のソロ野郎" 第3番 (Pf, Orch)
"鍵盤マシン" 第4番 (Pf / Orch)
"突然変異の歌姫" 第5番 (Sop, Vcs)
"NEOセレナーデ" 第6番 (Fl, Fg)
"古典原理主義の豚坊主" 第7番 (Orch)
"凶暴すぎるピラニア" 第8番 (Orch)
"バッハを継ぐ男" 第9番 (SMATBB / Str)

ショーロスは懐疑はあれど作曲年はどれも1920年代に収まっていた
対してこちらは1930年から1945年と開きが大きく作曲年が明確なものが多い
また第1番においてショーロスはギターでブラジル風バッハはチェロのための曲というのも重要だ
どちらもヴィラ=ロボスが慣れ親しんできた楽器でその歴史と用途からポピュラー音楽とクラシック音楽という対照をなしている
それからブラジル風バッハが最後の第9番において声楽に収束するのにはヴィラ=ロボスの歌に重きを置く価値観が表れていると言えるだろう
難易度…高すぎて弦楽版のほうがメジャーなんスけど いいんスかこれで…

+ 作品目録なんて一部のマニアしか見ませんよ
それにこんな作品数があるのにどれだけの興味が集まるんです?
かなり無理があると思いますよ


そんなんどうでもええやん!
問題はやね オレが ◇IMSLPの作品表 の日本語版がなくて困ってるということやん

◇参考:ヴィラ=ロボス博物館作成カタログ(Villa-Lobos : sua obra, 4. ed. Museu Villa-Lobos 2021)

+ 作品表について
整理番号はDavid P. Appleby(1988, 2002)という研究家が付けた番号
一部同一と思わしき作品に別の番号が振られていることがある
自作の編曲(他人が編曲していることもある)にもいちいち別番号を振るせいで非常にかさばっている

作品名の日本語訳は適当
2行目は基本ポルトガル語の原題だが英語のときもある(Quarteto de Cordas → String Quartetなど)

ジャンルのうち管弦楽/交響詩はバレエ音楽ともされることがある
これはヴィラ=ロボスが"交響詩でありバレエ音楽でもある"と表記していることによる
また特に断りのない場合声楽/独唱はピアノ伴奏、声楽/合唱は無伴奏とする

作曲年は基本ヴィラ=ロボス博物館のカタログに則った
その上で作曲年が開く場合は開始年または完成が最も早い曲を基準とする
ヴィラ=ロボスは作曲年を偽ることが多かったし研究途上なのであてにしすぎないほうがよい

録音はCD音源・動画問わず聴くことができるかを示す
○ 録音が確認できている
- 録音が確認できていない
△ 録音があるか確定しがたい・一部の曲しかない・編曲ならある など

もし作品表にないけど演奏があるという曲があったら
  • カント・オルフェオニコ(Canto Orfeônico) 第1巻41曲・第2巻45曲
  • スクール・コレクション(Coleção Escolar) 281曲
  • ギア・プラチコ(Guia Prático) 137曲※ピアノの組曲ではない
  • 宗教歌集(Música Sacra) 23曲
  • ソルフェージュ集(Solfejos) 第1巻161曲・第2巻66曲
のどこかを探せばあると思われる
それでもなければカタログを漁れ…鬼龍のように

備考・コメントでは献呈相手をあまり書かないようにする
ブラジルの狭い界隈でしか名の通っていない人ばかりで誰か分からないため

とにかくヴィラ=ロボスは曲を書くだけ書いて整理もせず後世の人間に負担を強いる危険な男なんだ
トゥリビオ・サントス…

整理番号 作品名 ジャンル 作曲年 録音 備考・コメント
W001 魅了するもの
Os Sedutores
声楽/独唱 1899 - 楽譜未発見
W002 パンケッカ
Panqueca
ギター 1900 - 楽譜未発見 パンケッカ(パンケーキ)はヴィラ=ロボスの好物
母ノエミアのために作ったのだが彼女にとってギターは「ならずものの楽器」だった
W003 なぜか教えてよ
Dime Perché
声楽/独唱 1901 △ 詩はAleardo Aleardi イタリア語の綴りを間違えている
ギターソロとして復元した録音がある
W004 マズルカニ長調
Mazurka em Ré Maior
ギター 1901 - 楽譜未発見
W005 天国で
Celestial
ピアノ 1904 - 副題は"ワルツ"
W006 ピエロの物語
História de Pierrot
ピアノ 1909 - これ自体の楽譜はおそらく紛失
サンパウロの古本屋で埃を被っていたが100年の時を経て墓から甦った
- ピエロのカーニバル
Carnaval de Pierrot
ピアノ 1910 ○ 古本屋で売られていた"ピエロの物語"の自筆譜をアマラウ・ヴィエイラが改訂・補筆したもの
自筆譜にはエパミノンダス・ヴィラルバ・フィーリョというペンネームが書かれている
W007 雲
Nuvens
ピアノ 1904 - 楽譜未発見
W008 パラグアイ
Paraguai
吹奏楽 1904 - 副題は"Dobrado"
ブラジルにおける行進風の音楽スタイルを表す語
W009 演奏会用ワルツ第2番 (華麗なるワルツ)
Valsa Concerto No. 2 (Valsa Brilhante)
ギター 1904 ○ 1995年に未完の草稿が発見され補筆された
アンドレス・セゴビアとの親交のきっかけとなった曲とされる
W010 ブラジル
Brasil
吹奏楽 1905 - 楽譜未発見
W011 願い
Imploro
ピアノ 1905 - 楽譜未発見
ハーモニウムでも演奏される
W012 おお救い主よ
O Salutaris
声楽/合唱 1915 △ 宗教曲 W101とほぼ同一
伴奏はピアノまたはハーモニウム
W013 セルタネージョの歌
Cânticos Sertanejos
室内楽 1907 - ピアノと弦楽五重奏のための曲
三部に分かれている
W014 セルタネージョの歌
Cânticos Sertanejos
管弦楽 1907 ○ W013のフルート・クラリネット入り弦楽用編曲
現在聴かれる演奏では指揮者が改訂を行っている
W015 日本の女
Japonesa
声楽/独唱 1912 ○ 詩はLuiz Guimarães Filho 日本人の女は盛りのついたメス豚よ
エウ チ アーモの一言でアソコはグチョグチョに濡れて尻を突き出してくるぜ
W016 ロマンティックなワルツ
Valsa Romântica
ピアノ 1907 ○ 当時流行りのいわゆるサロン音楽
流行に合わせようとする努力が見える
W017 告白
Confidência
声楽/独唱 1908 ○ 詩はHonório B. de Carvalho
全くブラジル色を感じさせないロマンスが逆に新鮮
W018 子供たち
As Crianças
声楽/合唱 1912 - 詩はLauro Sales
副題は"Canção com coro"
W019 レクーリ
Recouli
管弦楽 1908 - 楽譜未発見
編成はW014と同じフルート・クラリネット入りの弦楽らしい
W020 ブラジル民謡組曲
Suite Populaire Brésilienne
ギター 1908 ○ 1912年に4曲が完成、1928年に出版社に送付、1948年に改訂、1955年に出版されるに至った
5曲目"ショリーニョ"は1923年に書かれ1955年の段階で追加された
- ヴァルス・ショーロ
Valse-Chôro
ギター 192x ○ 1928年時点で"ブラジル民謡組曲"の3曲目"ヴァルサ・ショーロ(Valsa-Chôro)"の位置に置かれていた曲
懐古的な組曲には曲調が適さないため1955年の出版にあたって入れ替えられたらしい
W021 アグライア
Aglaia
舞台/オペラ 1909 - 楽譜未発見 全2幕
後に"エリーザ"とともにオペラ"イザート"として転生する
W022 アヴェ・マリア
Ave Maria
声楽/独唱 1909 - 楽譜未発見 伴奏はチェロとオルガン
アヴェ・マリアの題材被りが著しく演奏と作品を同定しにくい
W023 ファンタジア
Fantasia
ギター 1909 - 楽譜未発見
W024 メモラーレ
Memorare
声楽/合唱 1909 - 楽譜未発見
伴奏はオルガン
W025 口づけ
Um Beijo
ピアノ 1909 - 室内楽版のフルートソロの譜面だけが見つかっている
W026 8つのドブラード
Oito Dobrados
ギター 1909 - 楽譜未発見
W027 ブラジルのカンサォン
Canção Brasileira
ギター 1910 - 楽譜未発見
W028 ドブラード・ピトレスコ
Dobrado Pitoresco
ギター 1910 - 楽譜未発見
W029 エリーザ
Elisa
舞台/オペラ 1910 - 楽譜未発見 全1幕
後に"アグライア"とともにオペラ"イザート"として転生する
W030 フーガ
Fuga
編曲/室内楽 1910 - 楽譜未発見
バッハの平均律クラヴィーア曲集からチェロとピアノ用編曲
W031 前奏曲嬰ヘ短調
Prelúdio em Fá Sustenido Menor
編曲/室内楽 1910 - 楽譜未発見
ショパンの前奏曲からチェロとピアノ用編曲
W032 カドリーユ
Quadrilha
ギター 1910 - 楽譜未発見
W033 タランテラ
Tarantela
ギター 1910 - 楽譜未発見
W034 トリストローザ
Tristorosa
ピアノ 1910 ○ "悲しみに満ちて"を意味する題のワルツ
自筆譜のペンネームは"ピエロの物語"のときと同じものを使っているようだ
W035 子供の踊り (子供のバレエ)
Coleção Infantil (Bailado Infantil)
ピアノ 1911 ○ 子供向けにも見える素朴な曲
譜面作成にはヴィラ=ロボス以外の手も少しだけ加わっている
W036 東方の歌
Canto Oriental
声楽/独唱 1911 - 楽譜未発見
詩はHonório de Carvalho
W037 抒情的コメディ
Comédia Lírica
舞台/オペラ 1911 - 楽譜未発見
W038 マズレスカ
Mazurlesca
ピアノ 1911 - 楽譜未発見
W039 妖精の揺りかごの中で
Num Berço de Fadas
ピアノ 1911 - 楽譜未発見
W040 シンプリス
Simples
ギター 1911 ○ "ブラジル民謡組曲"の1曲目"マズルカ・ショーロ"の原曲である習作
こちらが先なので"マズルカ・ショーロ"のほうの作曲年を改竄したと思われる
W041 タランテラ
Tarantela
ピアノ 1911 △ "ピアノとオーケストラのための組曲"に転用されている
他人によるギター編曲版なら録音が存在する
W042 ピアノ三重奏曲第1番
Piano Trio No. 1
室内楽 1911 ○ まだピアノが上手く弾けないなりに精一杯書いてみた正統派の室内楽曲
ブラームスのチェロソナタ第1番から間接的にバッハをリスペクトしている…たぶん
W043 ヴァルサ・レンタ
Valsa Lenta
ピアノ 1911 ○ 緩やかなワルツ
確かにこの曲調はリラックスできますね
W044 アヴェ・マリア
Ave Maria
声楽/独唱 1912 - 楽譜未発見
伴奏はオルガン
W045 輪になって遊ぼう
Brinquedo de Roda
ピアノ 1912 ○ 子供でも弾けるように簡単に書かれた6曲
色々な童歌の旋律が練り込まれている
W046 悪い秘密
Mal Secreto
声楽/独唱 1913 - 詩はRaimundo Correa
W047 月夜
Noite de Luar
声楽/独唱 1912 - 詩はBaptista Júnior
W048 かわいい子供たち
Petizada
ピアノ 1912 ○ 子供から見える世界や遊びをイメージした6曲
なぜかわいいか知ってますか?それって子供たちが生きていくための知恵なんです
W049 プロパックス
Pro Pax
吹奏楽 1912 ○ 副題は"荘厳な大行進曲"
プロパックスッテナンダ?
W050 二重弦楽五重奏曲
Quinteto Duplo de Cordas
弦楽 1912 - 弦楽五重奏のダブルか…
W054を見るにこれも弦楽想定なのかもしれないね
W051 ヴァイオリンソナタ第1番"絶望" (ソナタ・ファンタジア)
Violin Sonata No. 1 "Désespérance" (Sonata Fantasia)
室内楽 1912 ○ 三部からなる単一楽章で比較的自由な形式のファンタジア
絶望と言うには若さが染み出しているバランスのよい曲
W052 ブラジル組曲
Suíte Brasileira
管弦楽 1912 - 楽譜未発見
W053 子供の組曲第1番
Suíte Infantil No. 1
ピアノ 1912 ○ 子供から着想を得たものの子供向けではない5曲
かわいくなければ生きていけない弱い存在だとわかっているんです
W054 二重弦楽五重奏のための組曲
Suíte para Quinteto Duplo de Cordas
弦楽 1912 ○ 副題の付いた3楽章からなる組曲
弦楽オーケストラでも演奏できるため"弦楽のための組曲"とも呼ばれている
W055 イザート
Izaht
舞台/オペラ 1912 △ オペラ"アグライア"と"エリーザ"を融合させた全4幕のオペラ
1914年にオーケストレーション、1918年に第4幕の追加、1921年に第3幕の差し替えが行われた
W056 ミニアチュア
Miniaturas
声楽/独唱 1916 ○ 全て異なる詩人の詩による6曲
もしかして5曲目の"日本の女"とW015は同一曲じゃないんスか?
W057 ミニアチュア
Miniaturas
声楽/独唱 1912 △ W056のオーケストラ伴奏版
4曲目が省かれている
W058 アヴェ・マリア第6番
Ave Maria No. 6
声楽/独唱 1914 ○ 宗教曲 伴奏は弦楽四重奏
この手の歌の伴奏には珍しい弦楽器の響きが優しい歌声とマッチする
W059 しおれた花
Fleur Fanée
声楽/独唱 1913 - 詩はA. Gallay
W060 気狂い
Louco
声楽/独唱 1913 ○ 詩はJosé Cadilhe
そういうのやめませんかVilla-Lobos Channelさん 小曲を集めた動画のタイトルに曲名を書かないのは
W061 荘厳な行進曲第3番
Marcha Solene No. 3
管弦楽 1913 - 楽譜未発見
W062 矢に傷ついた鳥
L'oiseau Blessé d'une Flèche
声楽/独唱 1913 ○ La Fontaineの寓話に基づく
鳥の視点で矢羽が自分たちの羽から作られることを悲しみ人間に平和は作れないことを嘆く
W063 小ソナタ
Pequena Sonata
室内楽 1913 - 楽譜未発見
チェロとピアノのための曲
W064 小組曲
Pequena Suíte
室内楽 1913 ○ チェロとピアノのための6曲
名チェリストたるヴィラ=ロボスの腕が光る
W065 前奏曲第2番
Prelúdio No. 2
室内楽 1913 ○ チェロとピアノのための曲
エイトールちゃんはなんでそないに番号を飛び飛びにしとるん?
W066 大地の組曲
Suíte da Terra
管弦楽 1912 - 楽譜未発見
W067 子供の組曲第2番
Suíte Infantil No. 2
ピアノ 1913 ○ 第1番とは違い題名がない4曲
子供は本能的にわかってるんです ひとりでは生きていけないと…
W068 ピアノとオーケストラのための組曲
Suíte para Piano e Orquestra
協奏曲 1913 ○ 3つの楽章がそれぞれポルトガルとスペイン、ブラジル、イタリアをリスペクトしている
第3楽章にはW041のタランテラからの転用がある
W069 フルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲
Trio for Flute, Cello and Piano
室内楽 1913 - 楽譜未発見
W070 ヴァルサ・スケルツォ
Valsa Scherzo
ピアノ 1913 ○ "ヴァルサ・レンタ"よりは長めのワルツ
勢いある舞踏の性格を持っている
W071 聖母
A Virgem
声楽/独唱 1913 ○ 詩はAnthero de Quental
別に宗教色があるわけではない
W072 アヴェ・マリア第6番
Ave Maria No. 6
声楽/独唱 1914 ○ W058のハーモニウム伴奏版
元の楽譜に第6番とは付いていない
W073 アラビアの歌
Canção Árabe
声楽/独唱 1914 - 詩はRonald de Carvalho
W074 イベリアの歌
Canção Ibérica
ピアノ 1914 - 楽譜未発見
W075 空の踊り
Danças Aéreas
舞台/バレエ 1914 - 楽譜未発見
W076 特色ある寓話 (猫とネズミ)
Fábulas Características (O Gato e o Rato)
ピアノ 1914 △ 3曲組だが1, 2曲目は楽譜未発見
3曲目"猫とネズミ"が独立している
W077 イベリカラベ
Ibericarabé
管弦楽 1914 - 楽譜未発見
元は管弦楽のための組曲"オリエンタル"の第2楽章らしい
W078 イベリカラベ
Ibericarabé
ピアノ 1914 ○ ヴィラ=ロボスの1人目の妻ルシリアによるW077のピアノ編曲
彼女はピアニストでヴィラ=ロボスがピアノに習熟するきっかけになった
W079 気狂い
Louco
声楽/独唱 1917 - W060のオーケストラ伴奏版
W080 母
Les Mères
声楽/独唱 1914 △ 詩はVictor Hugo
他人によるギター伴奏版なら録音が存在する
W081 八重奏曲
Octeto
室内楽 1914 - 楽譜未発見
編成はフルート・クラリネット・ファゴット・ピアノと弦楽四重奏らしい
W082 波に揺れて
Ondulando
ピアノ 1914 ○ 珍しく練習曲と銘打って出版されたもの
練習曲といえば他にはギターのための"12の練習曲"くらいしか書いていない
W083 ヴァイオリンソナタ第2番 (ソナタ・ファンタジア)
Violin Sonata No. 2 (Sonata Fantasia)
室内楽 1914 ○ 3楽章制 ルシリアのおかげかピアノの比重が増えた
彼女とは1912年11月に出会いその約1年後に結婚している
W084 夢
Sonhar
室内楽 1914 ○ ヴァイオリンとピアノのための曲
夢を見るタカ…ソニャールや!
W085 アフリカの特徴的な舞曲集
Danças Características Africanas
ピアノ 1914 ○ カリプナ族の歌と踊りを取り入れたという3曲
1曲目は若者の、2曲目は老人の、3曲目は少年の踊りを表す
W086 夢
Sonhar
室内楽 1914 ○ W084のチェロとピアノ用編曲
こちらのほうがメジャーかもしれないね
W087 アフリカの特徴的な舞曲集
Danças Características Africanas
室内楽 1914 ○ W085のフルート・クラリネット・ピアノと弦楽五重奏用編曲
後の作品に多い個性的な編成による曲の先駆け的な存在
W088 子守唄
Berceuse
室内楽 1915 ○ チェロとピアノのための曲
ヴィラ=ロボスの母ノエミアに捧げられた
W089 子守唄
Berceuse
室内楽 1915 ○ W088のヴァイオリンとピアノ用編曲
ヴィラ=ロボスの作かは不明
W090 牛
Il Bove
声楽/独唱 1916 ○ 詩はGiosuè Carducci
伴奏にはピアノのほかにチェロが入る
W091 カプリチオ
Capriccio
室内楽 1915 ○ チェロとピアノのための曲
気まぐれを意味する語
W092 カプリチオ
Capriccio
室内楽 1915 ○ W091のヴァイオリンとピアノ用編曲
ヴィラ=ロボスの作かは不明
W093 コウノトリ
A Cegonha
声楽/独唱 1915 - 詩はAnivel Teôfilo
W094 エレジー
Élégie
管弦楽 1915 ○ 後にW108でチェロとピアノ用に編曲される
聴かれる録音では編曲版よりかなり余裕を持って演奏される
W095 チェロ協奏曲第1番
Cello Concerto No. 1
協奏曲 1915 ○ 小規模寄りではあるが"大協奏曲"の副題を持つ
"ピアノとオーケストラのための組曲"を除けば初の正式な協奏曲である
W096 即興曲第7番
Improviso No. 7
室内楽 1915 ○ ヴァイオリンとピアノのための曲
"メロディア(Melodia)"の題が付いている
W097 宗教行進曲第1番
Marcha Religiosa No. 1
管弦楽 1915 - 楽譜未発見
W098 マリアの御名
Il Nome di Maria
声楽/独唱 1915 - 詩はLorenzo Stechetti
イタリア語のバス歌唱
W099 弦楽四重奏曲第1番
String Quartet No. 1
室内楽/SQ 1915 ○ 当初は3楽章制の"優美な組曲"として誕生日記念の演奏会で発表された
現行版は1946年にかけて改訂を行い6楽章制に拡大されたもの
W100 弦楽四重奏曲第2番
String Quartet No. 2
室内楽/SQ 1915 ○ 年代的には17曲中最初の弦楽四重奏曲
SQは1番以外全て4楽章制である
W101 救い主なる生贄よ
Salutaris Hostia
声楽/合唱 1916 ○ 宗教曲 W012とほぼ同一
調性が違い一部が差し替えられているらしい
W102 チェロソナタ第1番
Cello Sonata No. 1
室内楽 1915 - 楽譜未発見
W103 チェロソナタ第2番
Cello Sonata No. 2
室内楽 1916 ○ 第1番より楽章が1つ増えて4楽章制
ルービンシュタインはこれの自筆譜を高額で買い取って金銭面の援助をしたという
W104 タントゥム・エルゴ
Tantum Ergo
声楽/合唱 1915 - 宗教曲
伴奏は木管が各1本入る管弦楽
W105 ピアノ三重奏曲第2番
Piano Trio No. 2
室内楽 1915 ○ ピアノが弾けるようになって再び挑んだ演奏形態
重音を出しやすいピアノが強化されたことで響きが豊かになった
W106 黄金のケンタウロ
Centauro de Ouro
管弦楽/交響詩 1916 - 楽譜未発見
W107 アフリカ舞曲
Danses Africaines
管弦楽 1916 ○ W085"アフリカの特徴的な舞曲集"のオーケストラ版
大量の民族打楽器が使用されておりヴィラ=ロボスがよく指揮したらしい
W108 エレジー
Élégie
室内楽 1916 ○ W094のチェロとピアノ用編曲
ラヴェルやドビュッシーとの関連が指摘される
W109 エレジー
Élégie
室内楽 1916 ○ W094のヴァイオリンとピアノ用編曲
ヴィラ=ロボス自身の自筆譜は残っていない
W110 ミレミス
Myremis
管弦楽/交響詩 1916 - 楽譜未発見 ヴィラ=ロボスの父ハウルの収集したアマゾンの伝説に基づく
ミレミミミ…という冒頭の主題はミの連続を複数系のSとすることで"Mi Re Mis"を象徴する
W111 クレオニコス号の難破
Naufrágio de Kleônicos
管弦楽/交響詩 1916 ○ 黒鳥が空を横切ると嵐の中を航海することになるという言い伝えを体現した交響詩・バレエ音楽
最後の部分はW122"黒鳥の歌"として名の知れた曲になった
W112 弦楽四重奏曲第3番
String Quartet No. 3
室内楽/SQ 1916 ○ 作曲者自身も気に入っていたという手法の面白いSQ
弾ける左手ピッチカートからポップコーン・カルテット(Quarteto de Pipocas)の異名を持つ
W113 ピアノ五重奏曲
Quinteto
室内楽 1916 - 楽譜未発見
W114 交響曲第1番"知られざるもの"
Symphony No. 1 "O Imprevisto"
交響曲 1916 ○ ヴィラ=ロボス自身が書いたテキスト"知られざるもの"に着想を得て書かれた交響曲
交響曲は口笛で吹けたらダメなんだ 音楽のための音楽でなければならない
W115 シンフォニエッタ第1番
Sinfonietta No. 1
管弦楽 1916 ○ 副題は"モーツァルトの思い出に(Em Memória de Mozart)"
モーツァルトの主題を引用・オマージュして曲を構成している
W116 物憂げな夜明け
Tédio de Alvorada
管弦楽/交響詩 1916 - 交響詩"ウイラプルー"の基になった作品
夜行性の動物が姿を消していく森の夜明けを描いているとされる
W117 花の組曲
Suíte Floral
ピアノ 1916 ○ 限りなくフランスに近い書法に乗せて何気ない日常の様子を描いた3曲
3曲目は"ブラジル発見"第1組曲で編曲されて使われている
W118 アマゾナス
Amazonas
管弦楽/交響詩 1917 ○ 交響詩"ミレミス"を発展させた交響詩・バレエ音楽
サリュソフォーンやヴィオリーノフォーンといった楽器の混じる特異な編成が特徴
W119 アマゾナス
Amazonas
ピアノ 1932 ○ W118のピアノ編曲
"ブラジルのインディアン・バレエ(Bailado Indígena Brasileiro)"という副題が付け足されている
W120 アヴェ・マリア第18番
Ave Maria No. 18
声楽/合唱 1917 - 宗教曲
演奏されるのはもっぱらこの表に記載のない17番のみ
W121 アヴェ・マリア第18番
Ave Maria No. 18
声楽/独唱 1917 - W120の独唱版
伴奏はピアノまたはハーモニウム
W122 黒鳥の歌
O Canto do Cisne Negro
室内楽 1917 ○ W111の終結部のチェロとピアノ用編曲
黒い"白鳥の歌"の名の通り嵐で傷つき死を目前にした黒鳥が美しい旋律を歌うシーン
W123 黒鳥の歌
O Canto do Cisne Negro
室内楽 1917 ○ W111の終結部のヴァイオリンとピアノ用編曲
ヴィラ=ロボス本人による編曲かについては疑問が残る
W124 東方の歌
Canto Oriental
室内楽 1917 - ヴァイオリンとおそらくピアノのための曲
W125 ガラガラヘビ
Cascavel
声楽/独唱 1917 ○ 詩はCosta Rego Júnior
伝統的な歌曲のスタイルにブラジルの民族性が顔を出し始めている
W126 イアラ
Iara
管弦楽/交響詩 1917 - 楽譜未発見 題名は水の精を意味する
記念館にレコードだけ残っているとのこと
W127 狼男
Lobisomem
管弦楽/交響詩 1917 - 楽譜未発見
W128 メモラーレ
Memorare
声楽/合唱 1917 - W024のオーケストラ伴奏版
W129 弦楽四重奏曲第4番
String Quartet No. 4
室内楽/SQ 1917 ○ 弦楽四重奏曲を年代で分けたとき第1期を締める曲
後年の作風に類似した部分が多く作曲年には疑いが残るという
W130 サッシ・ペレレ
Saci Pererê
管弦楽/交響詩 1917 - 楽譜未発見
ブラジルではメジャーな題材
W131 神秘的六重奏曲
Sexteto Místico
室内楽 1917 ○ 編成はフルート・オーボエ・アルトサックス・ハープ・チェレスタ・ギター フフフ…SEX!
1955年の出版時に書き足された可能性もあるが構想当時のフランス的なムードが色濃く出ている
W132 交響曲第2番"昇天"
Symphony No. 2 "Ascensão"
交響曲 1917 ○ 声楽付きの10番に次いで演奏時間の長い交響曲
1917年時点では構想のみあるいは未オーケストレーションで完成は1944年となった
W133 ウイラプルー
Uirapuru
管弦楽/交響詩 1917 ○ "魅了する小鳥"ことウイラプルーの鳴き声が聞こえる交響詩・バレエ音楽 ピアノ版あり
交響詩"物憂げな夜明け"から進化を続け1934年に最終版が完成した
W134 単純な様式による小曲集
Simples Coletânea
ピアノ 1917 ○ ヴィラ=ロボスの作曲家としての名を高めた3曲
3曲目"ロダンテ"はアルベール・サマンの"壺絵集"にある同名の詩からの発想
W135 愛と裏切り
Amor y Perfidia
声楽/独唱 1918 ○ 詩人不詳の"スペインの歌(Canção Hespanhóla)"
私はジプシーなんかじゃない!
W136 ジェズス
Jesus
舞台/オペラ 1918 - 楽譜未出版 全3幕
W137 宗教行進曲
Marcha Religiosa
管弦楽 1918 - 楽譜未発見
この題W097でもあったな…
W138 宗教行進曲第3番
Marcha Religiosa No. 3
管弦楽 1918 - 詳細不明
宗教行進曲の「第2番」どこへ!!
W139 宗教行進曲第7番
Marcha Religiosa No. 7
管弦楽 1918 - 楽譜未発見 陳ジイ!省かれた"宗教行進曲"の第4, 5番はどこにあるっ?
第6番はW579にあるがその2曲はどこにあるんだあっ
W140 "赤ちゃんの家族"第1番
A Prole do Bebê No. 1
ピアノ 1918 ○ "人形たち"をテーマに子供の視点で描く8曲 1人目の妻ルシリアへの唯一の献呈作
ヴィラ=ロボスの子供への関心は彼女がシューマンの"子供の情景"などを弾いていたことに端を発する
W141 タントゥム・エルゴ
Tantum Ergo
声楽/合唱 1918 - W104を移調し無伴奏合唱にしたもの
W142 ピアノ三重奏曲第3番
Piano Trio No. 3
室内楽 1918 ○ 古典的な編成による三重奏曲の完成形
パリでも演奏する機会があり大歓迎を受けたという
W143 ブラジルのワルツ
Valsa Brasileira
吹奏楽 1918 - 楽譜未発見
W144 狂乱の踊り
Dança Frenética
管弦楽 1919 ○ オペラ"ゾエ"第1幕の一部を構成する曲
一部という書き方からして序曲ではなく間奏曲だろうか
W145 異教の饗宴
Festim Pagão
声楽/独唱 1919 ○ 詩はRonald de Carvalho
テキストはローマ神話に沿っているように見受けられる
W146 子供たちのフォリア
A Folia de um Bloco Infantil
協奏曲 1919 - W157"子供たちのカーニバル"の8曲目のピアノ協奏版
単体の録音はないがW240"モモプレコッセ"で実質的に聴けるだろう
W147 芸術家の賛歌
Hino dos Artistas
声楽/独唱 1919 - 詩はRaul Pederneiras
W148 おとぎ話
Histórias da Carochinha
ピアノ 1919 ○ 小さな王子と姫の物語を紡ぐ4曲
物語と曲の内容どちらをとってもシンプルでお子様にも安心
W149 私の国
Meu País
声楽/合唱 1919 - 詩はヴィラ=ロボスとされるが不明
伴奏はオーケストラ
W150 夏の奥地
Sertão no Estio
声楽/独唱 1919 ○ 詩はArthur Iberê Lemos
ヴィラ=ロボスは"ブラジルの賛歌"と呼んでいたらしい
W151 夏の奥地
Sertão no Estio
声楽/独唱 1919 ○ W150のフルート・クラリネット・ピアノと弦楽五重奏の伴奏版
様々な音色を自在に操り歌に色彩をもたらすことにおいては天才的
W152 交響曲第3番"戦争"
Symphony No. 3 "A Guerra"
交響曲 1919 ○ ブラジル政府から第一次世界大戦の終結と勝利を祝って委嘱された 完成は1955年
アウベルト・ネポムセーノが委嘱を却下したことで番が回ってきたようだ
W153 交響曲第4番"勝利"
Symphony No. 4 "A Vitória"
交響曲 1919 ○ リオを訪れるベルギー国王夫妻を讃えるために交響曲第3-5番で"戦争三部作"を書くと自ら提案した
しかし敵対国ドイツの音楽を引用していたせいか残念ながらベルギー国王のお気には召さなかった
W154 ヴィダプーラ
Vidapura
声楽/合唱 1919 - 宗教曲 独唱と合唱にオルガンの伴奏
6曲ありこれまでの宗教曲と比べて演奏時間が長く見える
W155 ヴィダプーラ
Vidapura
声楽/合唱 1919 - W154のオーケストラ伴奏版
神父に委嘱を受けた作品
W156 ゾエ
Zoé
舞台/オペラ 1920 - 楽譜未出版 全3幕
"狂乱の踊り"と"地獄の踊り"はこのオペラ出身
W157 子供たちのカーニバル
Carnaval das Crianças
ピアノ 1919 ○ 賑やかな祭りの具体的な様子が各曲の題に記されている8曲
題名のみならず発想標語もポルトガル語で色々書き込まれている
W158 純ブラジル風歌曲集
Canções Típicas Brasileiras
声楽/独唱 1919 - 奴隷や先住民の土着的な歌もそのまま取り込んだ9曲からなる民謡集 オーケストラ伴奏
詩は6曲目"壊れたギター"がMário de Andradeによる以外は不詳
W159 純ブラジル風歌曲集
Canções Típicas Brasileiras
声楽/独唱 1919 △ W158をピアノ伴奏にした上4曲追加したもの
追加された分については録音が行方不明
W160 地獄の踊り
Bailado Infernal
ピアノ 1920 ○ オペラ"ゾエ"第2幕の一部を編曲したもの
オーケストラ版もあるが録音はない
W161 ショーロス第1番"典型的なショーロ"
Chôros No. 1 "Chôro Típico"
ギター 1920 ○ ヴィラ=ロボスを代表するショーロスシリーズの第一歩
ショーロスの由来"ショーロ"を一言で説明するのは難しいが曲を聴けばすぐその真髄が分かるはずや
W162 悪魔の踊り
Dança Diabólica
管弦楽 1920 - 楽譜未発見
W163 地獄の踊り
Dança Infernal
ピアノ 1920 - オペラ"ゾエ"第3幕の一部の編曲とされる
しゃあけどどうしても見つからんのです…この曲が存在する根拠が何一つ見つからんのです
W164 ストーリー
Historietas (Historiettes)
声楽/独唱 1920 - ポルトガル語とフランス語の詩が混じる5曲 伴奏はオーケストラ
やはり伴奏が大人数なら演奏されることもないようだ
W165 ストーリー
Historietas (Historiettes)
声楽/独唱 1920 ○ W164のピアノ伴奏版で1曲追加されている
やはり伴奏がピアノなら演奏されることもあるようだ
W166 カボクロの伝説
A Lenda do Caboclo
ピアノ 1920 ○ カボクロとは一般に農民を意味しブラジルの国民性を代表するという
ブラジル独自の音楽性を強めていった点で特筆すべき曲
W167 荘厳な行進曲第6番
Marcha Solene No. 6
管弦楽 1920 - 詳細不明
W168 凱旋行進曲
Marcha Triunfal
管弦楽 1920 - 楽譜未発見
W169 吟遊詩人の歌
Poema do Menestrel
ピアノ 1920 - 3曲からなる
W170 交響曲第5番"平和"
Symphony No. 5 "A Paz"
交響曲 1920 - "戦争三部作"のトリだが発表は叶わず楽譜未発見
交響曲を紛失ってそんなんあり?音楽家としての自覚が足らんのとちゃう
W171 ヴァイオリンソナタ第3番
Violin Sonata No. 3
室内楽 1920 ○ 3楽章制 "ファンタジア"の表記がなくなったが形式の自由さは残っている
これ以降ソナタと付く曲は一切書いていない
W172 ボヘミアの歌
Cantiga Boêmia
編曲/声楽 1921 - 楽譜未発見 エンリキ・オスワルドの編曲
独唱とオーケストラによる
W173 皮肉と感傷のエピグラム
Epigramas Irônicos e Sentimentais
声楽/独唱 1921 - 詩はRonald de Carvalho
伴奏はオーケストラ
W174 混成楽章のファンタジア
Fantasia de Movimentos Mistos
協奏曲 1920 ○ 3楽章からなるヴァイオリンソロとオーケストラのための協奏的作品
パウリナ・ダンブロジオというヴァイオリニストに献呈された
W175 混成楽章のファンタジア
Fantasia de Movimentos Mistos
室内楽 1921 ○ W174のピアノ伴奏版
ソナタの名はなくともヴァイオリンソナタの形式である
W176 糸を紡ぐ女
A Fiandeira
ピアノ 1921 ○ 半音階で細かく上下する伴奏と童謡を基にしたメロディが入り交じる
これが回転する糸車とそれを回している女性の歌声を表現していると考えるのが賢明だな
W177 マラザルテ
Malazarte
舞台/オペラ 1921 - 楽譜未発見
W178 ピエロ
Pierrot
編曲/声楽 1921 - 楽譜未発見 エンリキ・オスワルドの編曲
独唱とオーケストラによる
W179 濡れた歌
Poema Úmido
ピアノ 1921 - 楽譜未発見
W180 "赤ちゃんの家族"第2番
A Prole do Bebê No. 2
ピアノ 1921 ○ "動物の玩具"をテーマに子供の視点で描く9曲
うぁぁぁ ゴ…ゴキブリが可愛い動物たちに練り紛れてる
W181 象徴的四重奏曲"世俗的な生活の印象"
Quarteto Simbólico "Impressões da Vida Mundana"
室内楽 1921 ○ 本来の題は単に"四重奏曲" フルート・アルトサックス・ハープ・チェレスタに女声合唱が加わる
歌がメインではなくひとつのパートとして扱われる それが"室内楽"と分類される所以
W182 オーボエ、クラリネット、ファゴットのための三重奏曲
Trio for Oboe, Clarinet, and Bassoon
室内楽 1921 ○ トリオダンシュとも呼ばれる編成による三重奏曲
あれっフルートは?フンッ全身金属でリードのない楽器なんかを木管と認めるわけないだろう
W183 皮肉と感傷のエピグラム
Epigramas Irônicos e Sentimentais
声楽/独唱 1921 ○ W173のピアノ伴奏版
8曲あるが各曲は短めで手頃
W184 野生の詩
Rudepoêma
ピアノ 1921 ○ ルービンシュタインの愛称"ルディ"と"野蛮"を意味する"rude"の掛け言葉で彼に心を込めて献呈された
同い年の彼には献辞で「この曲の真の作者は…君なんだ!」と書いてのけるほど入れ込んでいる
W185 新しいブラジル
Brasil Novo
声楽/合唱 1922 - 詩はヴィラ=ロボス
伴奏はオーケストラ
W186 新しいブラジル
Brasil Novo
吹奏楽 1922 - W185の歌をなくした吹奏楽用編曲
W187 蚊の踊り
Dança dos Mosquitos
管弦楽 1922 ○ 蚊の飛ぶ様子を如実に表した曲
殺したくなってきた…
W188 カボクロの伝説
A Lenda do Caboclo
管弦楽 1920 △ 楽譜未発見 W166のオーケストラ版
聴かれる演奏は他人の編曲だろう
W189 古き緑
Verde Velhice
管弦楽 1922 ○ 副題は"ディヴェルティメント(Divertimento)"
題名が何を意味するのかはよく分からない
W190 ブラジルのコレクション
Coleção Brasileira
声楽/独唱 1923 - 詩はGodofredo da Silva Telles
伴奏はオーケストラ
W191 ノネット"ブラジル全土の簡潔な印象"
Noneto "Impressão Rápida de Todo o Brasil"
室内楽 1923 ○ 木管4種・サックス・ハープ・ピアノ・チェレスタ・打楽器の九重奏と混声合唱による
フランス音楽の模倣から脱却すべくブラジル要素を前面に押し出した渾身の作でパリでも注目された
W192 母と子の詩
Poema da Criança e Sua Mamã
声楽/独唱 1923 ○ 詩はヴィラ=ロボス 伴奏はフルート・クラリネット・チェロという珍しい組み合わせ
1度目のパリ滞在中に書かれたわずか2作中の1曲
W193 母と子の詩
Poema da Criança e Sua Mamã
声楽/独唱 1923 - W192のピアノ伴奏版
"凡作"に成り下がってどうするフィーリョ…
W194 ヴァイオリンソナタ第4番
Violin Sonata No. 4
室内楽 1923 - 出版の予定があったというが実際には草稿すら見つかっていない
ヴァイオリンソナタは3曲とするのが通説である
W195 歌とヴァイオリンのための組曲
Suíte para Canto e Violino
声楽/独唱 1923 ○ "母と子の詩"に続いてピアノ伴奏でない3曲組の歌曲 詩はMário de Andrade
1度目のパリ滞在中に書かれたわずか2作中の1曲
W196 歌と弦楽のための組曲
Suíte para Canto e Violino
声楽/独唱 1923 - W195の伴奏を複数のヴァイオリンとヴィオラにしたもの
低音域のない弦楽はなかなか珍しい
W197 ショーロス第2番
Chôros No. 2
室内楽 1924 ○ フルートとクラリネットのための愉快な小曲
ショーロとは元々演奏形態を意味し内輪で即興的なセッションをする集まりのことを指すようになった
W198 ショーロス第2番
Chôros No. 2
ピアノ 1924 ○ W197のピアノ版
ルービンシュタインの回想から見るに原曲は1920年に完成していた可能性もある
W199 ショーロス第7番"セッティミノ"
Chôros No. 7 "Setemino"
室内楽 1924 ○ 木管4種とアルトサックス・ヴァイオリン・チェロに舞台裏でタムタムが少しだけ加わる
番号は前後するが編成を徐々に拡大していっているのが分かるだろう
W200 大地の歌
Canção da Terra
声楽/合唱 1925 - 楽譜未発見 詩はRonald de Carvalho
女声合唱とオーケストラによる
W201 大地の歌
Canção da Terra
声楽/合唱 1925 ○ W200のピアノ伴奏版
現状確認し得る合唱曲が少ないという問題はあるが歌は昔よりキレてるぜ
W202 大地の歌
Canção da Terra
声楽/独唱 1925 - W200の独唱とピアノ伴奏版
W203 バンパーの歌
Canção do Parachoque
声楽/合唱 1925 - 詳細不明
W204 童謡
Cantiga de Roda
声楽/合唱 1925 ○ 女声合唱とピアノによる
スピーディーな歌の間に童謡らしく歌いやすいメロディが挟まる
W205 童謡
Cantiga de Roda
声楽/合唱 1925 - W204のオーケストラ伴奏版
W206 ショーロス第3番"きつつき"
Chôros No. 3 "Picapau"
声楽/合唱 1925 ○ 男声合唱とクラリネット・アルトサックス・ファゴット・ホルン3本・トロンボーンが音を合わせる
インディオのパーカッシヴな旋律が次々と繰り出される
W207 ショーロス第5番"ブラジルの魂"
Chôros No. 5 "Alma Brasileira"
ピアノ 1925 ○ 編曲以外ではショーロス唯一のピアノソロ曲
ブラジルに溢れるサウダージ…ショーロの語源とされる"chorar(泣く)"にも近い心が感じられるはずだ
W208 ショーロス第8番
Chôros No. 8
協奏曲 1926 ○ ピアノ2台をメインに据えたショーロス初のフルオーケストラ曲
大量の打楽器やピアノ弦に紙を挟むなど品行方正とはまるで無縁の危険なオーラを放っている
W209 ショーロス第10番"乱れた心"
Chôros No. 10 "Rasga o Coração"
管弦楽 1926 ○ ショーロスの最高傑作 リファールにより"ジュルパリ"というバレエも作られた
夜の不気味なジャングルのような第一部と打楽器的な合唱の加わる荒々しい第二部で分かれる
W210 シランジーニャス
Cirandinhas
ピアノ 1925 ○ 童歌を題材にした12曲 シランジーニャスとは"シランダス"に指小辞を付けたもの
シランダはポルトガルからブラジルに入ってきた円舞曲で子供が踊ることが多い
W211 ブラジルのコレクション
Coleção Brasileira
声楽/独唱 1925 ○ W190のピアノ伴奏版
短い2曲からなる
W212 荘厳な行進曲第8番
Marcha Solene No. 8
管弦楽 1925 - 楽譜未発見
W213 昆虫たちの受難
Martírio dos Insetos
協奏曲 1925 ○ 虫の儚い命をテーマにしたヴァイオリンとオーケストラのための3楽章
第3楽章のみ1917年に完成で残りは1925年に完成
W214 昆虫たちの受難
Martírio dos Insetos
室内楽 1925 ○ W213のピアノ伴奏版
第2楽章の一部はギター協奏曲に引用されている
W215 セレスタス
Serestas
声楽/独唱 1926 - W216のうち11曲のオーケストラ伴奏版
元はW216のほうが先だが7曲目だけオーケストラ伴奏版が先に書かれた
W216 セレスタス
Serestas
声楽/独唱 1926 ○ 色々な詩人の詩による独唱とピアノのための14曲
当初は歌曲集とする予定はなく1926年作の12曲に追加で1943年作の2曲を統合したようだ
W217 南アメリカ
Sul América
ピアノ 1925 ○ アルゼンチンの新聞社"La Prensa"の依頼による曲
南米各国の印象を描くプロジェクト
W218 ショーロス第4番
Chôros No. 4
室内楽 1926 ○ ホルン3本とトロンボーンというほぼ見かけない編成
でもねオレショーロってスキなんだよね 品がないし頭悪そうでしょう
W219 ショーロス第6番
Chôros No. 6
管弦楽 1926 ○ 最終的な完成は1930年代以降である可能性が高いという
大自然からインスピレーションを受けたエピソードが境目を明確にして流れ続ける
W220 シランダス
Cirandas
ピアノ 1926 ○ "シランジーニャス"と同じく童歌モチーフだがより技巧を凝らした16曲
"子供のための音楽"と"子供の音楽"は違う これは差別じゃない差異だ
W221 マリアの娘
As Filhas de Maria
声楽/独唱 1926 ○ 詩はDante Milano
テキストは"カンデラリア教会内部の示唆"であると語られている
W222 "赤ちゃんの家族"第3番
A Prole do Bebê No. 3
ピアノ 1926 - 楽譜未発見
"子供の遊び"をテーマに子供の視点で描く9曲
W223 3つのインディオの歌
Três Poemas Indígenas
声楽/独唱 1926 ○ 詩は1, 2曲目は不詳で3曲目はMário de Andrade
1曲目はJean de Léryが収集したトゥピ語のメロディそのままらしい
W224 3つのインディオの歌
Três Poemas Indígenas
声楽/合唱 1926 - W223の合唱を加えたオーケストラ伴奏版
W225 ヴィラ
Vira
声楽/独唱 1926 ○ ポルトガルの音楽スタイルを指す
気持ちいいぜ!ポルトガル民謡の活発な3拍子超気持ちいい
W226 ブラジルの森の思い出
Saudades das Selvas Brasileiras
ピアノ 1927 ○ 2度目のパリ滞在中に故郷への想いを綴った2曲
リズムの面でブラジルの二面性がよく表れている
W227 ショーロス・ビス
Two Chôros Bis
室内楽 1929 ○ 2楽章制のヴァイオリンとチェロの二重奏曲 ショーロスシリーズの結びとなる曲
木管と弦という編成を基本とするショーロの性質からしてショーロス第2番と対照的
W228 ショーロス第11番
Chôros No. 11
協奏曲 1928 ○ 長大なピアノ協奏曲 一応単一楽章だがパート分けがされている
夢のねえこと言うの嫌なんだけど長いってえのはハンデなんだ
W229 ショーロス第14番
Chôros No. 14
管弦楽 1928 - 楽譜未発見 番号としては最後のショーロス
幻の編成"管弦楽と吹奏楽と合唱"の最後の使い手としてお墨付きをいただいている
W230 木管四重奏曲
Quartet for Flute, Oboe, Clarinet and Bassoon
室内楽 1928 ○ 管楽器四重奏曲(Quarteto para Instrumentos de Sopro)とも
木管五重奏からホルンが抜けただけで途端に曲を見つけるのが難しくなる演奏形態
W231 ショーロス形式による五重奏曲
Quinteto em Forma de Chôros
室内楽 1928 ○ 一般的な木管五重奏とは違いホルンではなくイングリッシュホルンが使われている
1953年にイングリッシュホルンをホルンに置き換えたバージョンが書かれた
W232 ショーロス第9番
Chôros No. 9
管弦楽 1929 ○ 1930-40年代に書かれた可能性もある ピアノ版あり
決して薄味ではないがこれの存在感をなくしてしまうほどの8番と10番の凄さを思い知らされる
W233 ショーロス第12番
Chôros No. 12
管弦楽 1925 ○ 残っているショーロスの中では最後の作品
ハッキリ言ってショーロスの11番以降はタフにとっての龍継ぐみたいなもんや
W234 ショーロス第13番
Chôros No. 13
管弦楽 1929 - 楽譜未発見 1930年のブラジル版十月革命の煽りを受けて楽譜のあるパリの別荘ごと撤去されたらしい
幻の編成"吹奏楽の両翼に管弦楽"の最後の使い手としてお墨付きをいただいている
W235 12の練習曲
12 Estudos
ギター 1928 ○ 1924年にパリのパーティでセゴビアと出会ったときに依頼され彼に献呈された
今でこそギター曲の金字塔だが当時の水準では異様に難しく出版されたのは1953年のこと
W236 ファド
Fado
声楽/独唱 1929 - 運命を意味するポルトガルの歌謡
W237 フランセットとピア
Francette et Pià
ピアノ 1929 ○ マルグリット・ロンが開くピアノ教室の子供たちのため依頼を受けた10曲 10曲目のみ連弾
フランスに来たブラジルの少年ピアとフランスの少女フランセットの物語
W238 漏斗
Funil
舞台/バレエ 1929 - 楽譜未発見
W239 ショーロスへの序奏
Introdução aos Chôros
協奏曲 1929 ○ ショーロスシリーズの旋律が散りばめられた序曲
第1番のギターから拡大していくショーロスとは逆にオーケストラの演奏の後ギター独奏が曲を締める
W240 モモプレコッセ
Momoprecoce
協奏曲 1929 ○ W157"子供たちのカーニバル"をひとまとめにしたピアノとオーケストラのための幻想曲
カーニバルの王様を意味する"Mômo"と早熟を意味する"precóce"を組み合わせた言葉遊び
W241 ポッセサォン
Possessão
舞台/バレエ 1929 - 楽譜未発見
W242 魅力的な組曲"シネマ"
Suíte Sugestiva "Cinemas"
声楽/独唱 1929 ○ ソプラノ、バリトン独唱と3台のメトロノーム入りオーケストラによる7曲 詩人は3名
単なる歌のセットや民謡の紹介ではなく有機的な物語を伴っていて組曲と呼ぶに相応しい
W243 魅力的な組曲"シネマ"
Suíte Sugestiva "Cinemas"
声楽/独唱 1929 - 楽譜未発見
W242のピアノ伴奏版
W244 ヴェイクロ
Veículo
舞台/バレエ 1929 - 楽譜未発見
W245 ヴォカリーズ練習曲
Vocalises-Estudos
声楽/独唱 1929 - 詩のない歌
W246 ブラジル風バッハ第1番
Bachianas Brasileiras No. 1
弦楽 1930 ○ 8本以上のチェロによる 正確には"バキアーナス・ブラジレイラス(バッハ風でブラジル風の音楽)"
ショーロスで押し出した民族性をさらに普遍的な音楽とコネクトする未曾有の試み
W247 ブラジル風バッハ第2番
Bachianas Brasileiras No. 2
管弦楽 1931 ○ 小編成のオーケストラながらサックス含む管楽器や多数の打楽器に彩られている
このシリーズでは各楽章に西洋的なタイトルとブラジルの民族的なタイトルが併記されている
W248 インディオの歌
Canções Indígenas
声楽/独唱 1930 - 楽譜未発見
W249の"Ualalocê"のみ収録 伴奏はオーケストラ
W249 インディオの歌
Canções Indígenas
声楽/独唱 1930 △ 3曲あるが3曲目は楽譜未発見
W223とは別
W250 我らが大地の歌
O Canto da Nossa Terra
室内楽 1931 ○ ブラジル風バッハ第2番の第2楽章からチェロとピアノ用編曲
確かに同曲の録音は通販の包丁ぐらいはあるのだがW251とW254共々楽譜未出版らしい
W251 カパドシオの歌
O Canto do Capadócio
室内楽 1930 ○ ブラジル風バッハ第2番の第1楽章からチェロとピアノ用編曲
カパドシオとはリオのならず者であり伊達男でもある
W252 奥地の思い出
Lembrança do Sertão
ピアノ 1930 ○ ブラジル風バッハ第2番の第3楽章からピアノ用編曲
これだけチェロが入っていないのは考察の余地があるかもしれない
W253 森の父
Pai do Mato
声楽/独唱 1930 △ 詩はMário de Andrade
どう考えてもW249の2曲目と同じだと思われるが…
W254 カイピラの小さな汽車
O Trenzinho do Caipira
室内楽 1931 ○ ブラジル風バッハ第2番の第4楽章からチェロとピアノ用編曲
この一連の編曲とブラジル風バッハ第2番どちらが先なのかはよく分からない
W255 ブラジル人
O Brasileiro
声楽/独唱 1931 - 副題は"Gritos da Rua"
W256 壊れたオルゴール
Caixinha de Música Quebrada
ピアノ 1931 ○ オルゴール風の高音メロディと調子の狂った伴奏が題名を表す
メインとサブで全く別の性格を持たせるのはヴィラ=ロボスが好んだ書法
W257 フーガ第10番
Fuga No. 10
編曲/室内楽 1931 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻からチェロとピアノ用編曲
ブラジル風バッハを手掛けたあたりでバッハを編曲するのは至極当然の流れと言える
W258 私の国
Meu País
声楽/合唱 1931 - W149の吹奏楽伴奏版
W259 モモプレコッセ
Momoprecoce
協奏曲 1931 - 楽譜未発見
W240の吹奏楽伴奏版
W260 ノクターン
Noturno Op. 9, No. 2
編曲/室内楽 1931 - 楽譜未発見
ショパンの有名な夜想曲のチェロとピアノ用編曲
W261 前奏曲第8番
Prelúdio No. 8
編曲/室内楽 1930 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻からチェロとピアノ用編曲
E-Flat MinorからD Minorに移調されている
W262 前奏曲第14番
Prelúdio No. 14
編曲/室内楽 1931 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集第2巻からチェロとピアノ用編曲
バッハとチェロはヴィラ=ロボスが幼い頃クラシックに触れるきっかけとなった
W263 弦楽四重奏曲第5番"ポピュラー四重奏曲第1番"
String Quartet No. 5 "Quarteto Popular No. 1"
室内楽/SQ 1931 ○ 副題の通りブラジル童謡の直接的な引用が特徴
日本に録音として入ってきた最初のヴィラ=ロボス作品らしい
W264 ブラジル風バッハ第4番
Bachianas Brasileiras No. 4
ピアノ 1930 ○ 1930年に第4楽章、1935年に第3楽章、1941年に第1, 2楽章が完成
ショーロスに比べてシリーズの完結が遠く最後の第9番は1945年のことである
W265 クリスマスのプレゼント
Caixinha de Boas Festas
管弦楽/交響詩 1932 ○ 今までとは毛色が違う交響詩・バレエ音楽
自筆譜の"子供の踊り"という書き方からして舞台では子供が演じていたのだろう
W266 ひっくり返ったカヌー
A Canôa Virou
吹奏楽 1932 △ ブラジルの童謡
吹奏楽の演奏があるようには見えない
W267 慰め
Consolação
編曲/声楽 1932 ○ メンデルスゾーンのピアノ曲"無言歌"第2巻第3曲の合唱編曲
詩人はいるが歌詞はない 歌詞みたいなもん使ったら無言歌が無言で無くなっちまうだろうが!
W268 コンスタンシア
Constância
吹奏楽 1932 - "ギア・プラチコ"に収録
W269 エレジー
Élégie
編曲/声楽 1932 ○ ジュール・マスネの歌曲の合唱編曲
きっちりポルトガル語に翻訳されている
W270 輪に入って
Entrei na Roda
吹奏楽 1932 - "ギア・プラチコ"に収録
W271 飛行機の進化
Evolução dos Aeroplanos
管弦楽 1932 - 楽譜未発見
W054の3曲目"不安げに"、W134の1曲目"神秘的なワルツ"、W213の3曲目"光のまわりの蛾"からなる
W272 フーガ第1番
Fuga No. 1
編曲/声楽 1932 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻から合唱編曲
C MajorからB-Flat Majorに移調されている
W273 フーガ第5番
Fuga No. 5
編曲/声楽 1932 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集第2巻から合唱編曲
D MajorからE-Flat Majorに移調されている
W274 フーガ第8番
Fuga No. 8
編曲/声楽 1932 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻から合唱編曲
E-Flat MinorからD Minorに移調されている
W275 フーガ第21番
Fuga No. 21
編曲/声楽 1932 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻から合唱編曲
移調なし
W276 ギア・プラチコ(実用の手引き)
Guia Prático
声楽/合唱 1932 △ 137曲に及ぶブラジルの伝統的な歌の編曲 テーマ別に6巻まで予定していたがこの第1巻で打ち切り
音楽芸術教育庁長官の初仕事で音楽教師のための指導用曲集を作ったということだ
W277 ギア・プラチコ第1巻
Guia Prático Album 1
ピアノ 1932 ○ W276から抜粋した5曲
このピアノのためのシリーズは11巻まである
W278 ギア・プラチコ第2巻
Guia Prático Album 2
ピアノ 1932 ○ W276から抜粋した5曲
抜粋したのは合計60曲だがそれでも半分に満たない
W279 ギア・プラチコ第3巻
Guia Prático Album 3
ピアノ 1932 ○ W276から抜粋した5曲
第8, 9巻以外は全て別の人に献呈されている
W280 ギア・プラチコ第4巻
Guia Prático Album 4
ピアノ 1932 ○ W276から抜粋した5曲
このシリーズはこれからの作品で引用されることもある
W281 ギア・プラチコ第5巻
Guia Prático Album 5
ピアノ 1932 ○ W276から抜粋した5曲
音楽教師が教えるために書かれたからか教則的ではあっても簡単すぎることはない
W282 ギア・プラチコ第6巻
Guia Prático Album 6
ピアノ 1935 ○ W276から抜粋した5曲
第6-9巻は1935年作曲となっているが出版後に改訂でもしたのだろうか
W283 ギア・プラチコ第7巻
Guia Prático Album 7
ピアノ 1935 ○ W276から抜粋した5曲
民謡の収集には音楽芸術教育庁の者も関与している
W284 ギア・プラチコ第10巻
Guia Prático Album 10
ピアノ 1932 ○ W276から抜粋した6曲
民謡の核は残しつつヴィラ=ロボスの息吹が吹きこまれているのが秀逸
W285 木々の賛歌
Hino às Árvores
編曲/声楽 1932 - João Gomes Júniorの合唱編曲
W286 独立の賛歌
Hino da Independência do Brasil
編曲/声楽 1932 - ポルトガルからのブラジルの独立を記念する愛国歌の合唱編曲
ペドロ1世が即位した際に彼自身が作曲しブラジル帝国の国歌となっていた
W287 ブラジル国歌
Hino Nacional Brasileiro
編曲/声楽 1932 - 現在まで続くブラジル国歌の合唱編曲
原曲が書かれたのは"独立の賛歌"と同時期
W288 アウリスのイピゲネイア
Iphigénie en Aulide
編曲/声楽 1932 - グルックのオペラの合唱編曲
どの部分かは不明
W289 若者
Juventude
編曲/声楽 1932 - Giovanni Tebaldiniの合唱編曲
W290 ヴィニャサ橋の上で
Lá Na Ponte da Vinhaça
吹奏楽 1932 - "ギア・プラチコ"に収録
W291 ラメント
Lamento
編曲/声楽 1932 - Homero de Sá Barretoの合唱編曲
W292 ラ・マルセイエーズ
A Marselhesa
編曲/声楽 1932 - フランス国歌の合唱編曲
W293 愛しい人
Meu Benzinho
声楽/合唱 1932 ○ "ギア・プラチコ"に収録
声楽六重奏による
W294 私の母
Minha Mãe
編曲/声楽 1932 ○ ベートーヴェンのピアノソナタ第8番第2楽章から合唱編曲
かの冒頭16小節は私の母と名付けていいかもしれなかった名フレーズだ
W295 水車
Os Moinhos
編曲/声楽 1943 - ベートーヴェンのメヌエットの合唱編曲
W296 モテット
Moteto
編曲/声楽 1932 - パレストリーナの合唱編曲
元からアカペラだからこんなもの編曲の内には入らない ただの翻訳だ
W297 バイーアには
Na Bahia Tem
吹奏楽 1932 - "ギア・プラチコ"に収録
W298 微笑みの夜明けに
Na Risonha Madrugada
編曲/声楽 1932 - ハイドンの合唱編曲
W299 庭で
Na Roça
編曲/声楽 1932 - J. Gomes Júniorの合唱編曲
W300 この通り
Nesta Rua
吹奏楽 1932 - "ギア・プラチコ"に収録
W301 シランダよ、シランジーニャよ
Ó Ciranda, Ó Cirandinha
吹奏楽 1932 - "ギア・プラチコ"に収録
W302 悪戯少年の凧
O Papagaio do Moleque
管弦楽/交響詩 1932 ○ ヴィラ=ロボス自身の経験を交響的エピソードにした交響詩・バレエ音楽
大人になってもパリ滞在中にリュサック・レ・シャトーで友人とするくらい凧揚げが好きやねんで
W303 祖国
Pátria
声楽/合唱 1932 - 詩はF. Haroldo
男声合唱にドラムが加わる
W304 前奏曲第8番
Prelúdio No. 8
編曲/声楽 1932 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻から合唱編曲
E-Flat MinorからD Minorに移調されている
W305 前奏曲第14番
Prelúdio No. 14
編曲/声楽 1937 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集第2巻から合唱編曲
F-Sharp MinorからD Minorに移調されている
W306 前奏曲第22番
Prelúdio No. 22
編曲/声楽 1932 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻から合唱編曲
B-Flat MinorからG Minorに移調されている
W307 夢
Rêverie
編曲/声楽 1932 ○ シューマンの"子供の情景"から"トロイメライ"の合唱編曲
"Rêverie"と"Träumerei"は全く同じ意味の語 ドビュッシーじゃないよ
W308 リオよ
O Rio
編曲/声楽 1932 - G. Doglianiの合唱編曲
W309 ばらの木
A Roseira
室内楽 1932 - 楽譜未発見 "ギア・プラチコ"に収録
サックスアンサンブルによる
W310 野生の詩
Rudepoêma
管弦楽 1932 ○ W184のオーケストラ編曲
上がっている動画の中には他人による編曲も混ざっているので注意
W311 小さな種
A Sementinha
編曲/声楽 1932 - Julieta M. S. Mirandaの合唱編曲
W312 小さな太鼓
O Tamborzinho
編曲/声楽 1932 - ジャン=フィリップ・ラモーの合唱編曲
W313 祖国
Terra Natal
編曲/声楽 1932 - モーツァルトの合唱編曲
W314 信心深いテレーザちゃん
Terezinha de Jesus
吹奏楽 1932 - "ギア・プラチコ"に収録
W315 ワルツ
Valsa
編曲/声楽 1932 ○ ショパンのワルツ第7番の合唱編曲
他の合唱編曲より華麗に流れていき演奏効果も高いだろう
W316 苦悩のワルツ
Valsa da Dor
ピアノ 1932 ○ 共通の知人ダンブロジオ伝いに知り合った2人目の妻アルミンダに献呈
ルシリアには猿漫画もビックリな手紙を送り離婚 エイトールお前何を言ってるかわかってるのか
W317 おいで、シリリ
Vem Cá, Siriri
吹奏楽 1932 - "ギア・プラチコ"に収録
W318 寝かしつけ
Acalentando
編曲/声楽 1933 - Sylvio Salemaの合唱編曲
W319 アヴェ・マリア
Ave Maria
編曲/声楽 1933 - F. Franceschiniのモテットの合唱編曲
W320 ボリス・ゴドゥノフ
Boris Godunov
編曲/声楽 1933 - 楽譜未発見
ムソルグスキーのオペラから戴冠式のシーンのバリトン独唱とオーケストラ用編曲
W321 ジョゼ・デ・アレンカールに捧ぐ歌
Canção a José de Alencar
声楽/合唱 1933 - 詩はC. Paula Barros
おそらくブラジルの文学者だ
W322 郷愁の歌
Canção de Saudade
声楽/合唱 1933 - 元はJ. Barbosaの詩だったが後に歌詞が取り消された
W323 ヴォルガの舟歌
A Canção do Barqueiro do Volga
編曲/声楽 1935 - 楽譜未発見
バラキレフが採譜しケーネマンが編曲したロシア民謡のオーケストラ伴奏版
W324 シャーマンの歌
Canto do Pajé
吹奏楽 1933 △ 副題は"Marcha Rancho"
吹奏楽をバックに歌っている演奏がある
W325 7つの音のシランダ
Ciranda das Sete Notas
協奏曲 1933 ○ ファゴットと弦楽五重奏のためのファンタジアだが弦楽伴奏のことが多い
冒頭のドレミファソラシの7つの音が展開されていく
W326 ブラジル協奏曲
Concerto Brasileiro
声楽/合唱 1933 - 2台ピアノと混声合唱 どう協奏なのかは分からない
エルネスト・ナザレの"Atrevido"と"Odeon"のテーマを基にしている
W327 コントラバス
O Contra-Baixo
編曲/声楽 1933 - Sylvio Salemaの児童合唱用編曲
W328 風車
Corrupio
室内楽 1933 ○ ファゴットと弦楽五重奏のための曲だがファゴットは主役ではない
冒頭の7音が特徴的で編成も同じ"7つの音のシランダ"と関連があるはずだ
W329 裁縫師
As Costureiras
声楽/合唱 1933 ○ 詩はヴィラ=ロボス 女声合唱
ゴスペルにも似た楽しいリズムが口ずさまれる
W330 エナ・モコセ
Ena-Môkôcê
声楽/合唱 1933 - E. Roquette Pintoが収集したインディオの旋律に基づく
独唱と混声合唱と打楽器による
W331 天の星は新しい月
Estrela é Lua Nova
声楽/独唱 1933 - W158の5曲目の小編成オーケストラ伴奏版
W332 十字架への祈り
Invocação à Cruz
編曲/声楽 1933 - ネポムセーノの合唱編曲
W333 マリア
Maria
編曲/声楽 1933 - アラウージョ・ヴィアナのオーケストラ編曲
W334 眠れない夜
Noite de Insônia
編曲/声楽 1933 - 楽譜未発見 チャイコフスキーの歌曲のオーケストラ伴奏編曲
Op. 60の6曲目だろうか
W335 幸いなる魂よ
O Felix Anima
編曲/声楽 1933 - ジャコモ・カリッシミの合唱編曲
W336 パパはクルミアッスウ
Papai Curumiassú
声楽/合唱 1933 ○ W158の3曲目の独唱と合唱版
カボクロが歌う子守唄
W337 メフィストーフェレへのプロローグ
Prólogo de Mefistófele
編曲/声楽 1933 - 楽譜未発見
アッリーゴ・ボーイトのオペラから合唱編曲
W338 美しい石
Pedra Bonita
舞台/バレエ 1933 - 楽譜未発見
W339 セレナーデ
Serenata
編曲/声楽 1933 ○ シューベルトの有名な歌曲の合唱編曲
遺作集"白鳥の歌"こと"レルシュタープとハイネの詩による13の歌曲"の4曲目から
W340 小さな汽車
O Trenzinho
声楽/合唱 1933 ○ 詩はCatarina Santoro
"カイピラの小さな汽車"にも通じる手法でこれ以上ないほどよく汽車の様子を表している
W341 憐みの聖母よ
A Virgem dos Santos
編曲/声楽 1933 - 楽譜未発見
ヴェルディのオペラ"運命の力"第2幕から女声合唱編曲
W342 小さな蜂
A Abelhinha
編曲/声楽 1934 - 楽譜未発見
A. Peixotoの合唱編曲
W343 鬼ごっこ
Brincadeira de Pegar
声楽/合唱 1934 - 詳細不明
W344 ラウンドダンス
Dança de Roda
声楽/合唱 1934 - 楽譜未発見 ブラジルの民謡に基づく
伴奏はおそらくファゴットと弦楽五重奏
W345 冠羽鷹
Gavião de Penacho
編曲/声楽 1934 - 楽譜未発見
フランシスコ・ブラーガの合唱編曲
W346 幼少期
A Infância
編曲/声楽 1934 - フランシスコ・ブラーガの合唱編曲
W347 キリエ
Kyrie
編曲/声楽 1934 - José Maurício Nunes Garciaのミサの合唱編曲
W348 祖国
Pátria
声楽/合唱 1934 - W303のオーケストラ伴奏版
W349 前奏曲
Prelúdio
編曲/声楽 1934 ○ ラフマニノフの"幻想的小品集(Op. 3)"の2曲目の合唱編曲
原曲は異常なほどヒットし俗に"モスクワの鐘"とも呼ばれるようになった
W350 前奏曲第4番
Prelúdio No. 4
編曲/声楽 1934 - 楽譜未発見
バッハの平均律クラヴィーア曲集から合唱編曲
W351 ティコ・ティコ
Tico-Tico
編曲/声楽 1934 - Padre João Baptista Lehmannの合唱編曲
W352 浜辺にて
À Praia
編曲/声楽 1935 - ブラジル民謡の合唱編曲
W353 アルゼンチン
Argentina
編曲/声楽 1935 - インディオの舞踏に基づく
W354 アイ・アイ・アイ
Ay-Ay-Ay
編曲/声楽 1935 - チリ民謡の合唱編曲
W355 カナリア
Canarinho
編曲/声楽 1935 - Sylvio Salemaの合唱編曲
W356 ヴォルガの舟歌
A Canção do Barqueiro do Volga
編曲/声楽 1935 - W323の合唱編曲
W357 永久なるカノン
Cânones Perpétuos
編曲/声楽 1935 - フランス民謡の合唱編曲
W358 ギア・プラチコ第8巻
Guia Prático Album 8
ピアノ 1935 ○ W276から抜粋した7曲
第8, 9巻には献呈相手がいないかあるいは判明していない
W359 ギア・プラチコ第9巻
Guia Prático Album 9
ピアノ 1935 ○ W276から抜粋した6曲
整理番号が離れているが10巻までは1932年に出版されたとある
W360 学生の歌
Hino Escolar
編曲/声楽 1935 - Custodio F. Goesの合唱編曲
W361 コマ
O Pião
吹奏楽 1935 - "ギア・プラチコ"に収録
W362 ばらの木
A Roseira
室内楽 1935 - 楽譜未発見
W309の木管アンサンブル版
W363 とても優しい光
Tão Doce Luz
編曲/声楽 1935 - Sylvio Salemaの合唱編曲
W364 声楽法第11番
Vocalismo No. 11
声楽/合唱 1935 - 詳細不明
W365 モジーニャとカンサォン第1巻
Modinhas e Canções Album 1
声楽/独唱 1933 ○ 1933年から1941年にかけてブラジル民謡を歌曲とした7曲
モジーニャとはポルトガルの"モーダ"から派生した愛にまつわるメランコリックな歌
W366 序曲
Abertura
管弦楽 1936 - 楽譜未発見 アントーニョ・カルロス・ゴメス生誕100周年を記念する曲
オペラ"コロンボ"の主題に基づくらしい まさか生誕記念にただの編曲ってわけじゃないでしょ?
W367 ブラジルの英雄たちに捧ぐパレード
Desfile aos Heróis do Brasil
吹奏楽 1936 △ 吹奏楽のみの演奏はない
一般的なマーチで後に歌唱が付けられる
W368 学生への賛歌
Hino Acadêmico
編曲/声楽 1936 - カルロス・ゴメスの合唱編曲
W369 学生の歌
Hino Escolar
編曲/声楽 1935 - ナザレの合唱編曲
W360とは別
W370 ブラジルのカドリーユ
Quadrilha Brasileira
声楽/合唱 1936 - 詩はJaime P. Baptista
児童合唱
W371 渦巻き
Redemoinho
声楽/合唱 1936 - 詩はSylvio Salema
W372 学校へ向かって
Rumo à Escola
編曲/声楽 1936 - Paulo Jardiの合唱編曲
W373 感傷的なワルツ
Valsa Sentimental
ギター 1936 - 楽譜未発見
W374 ブラジル風連作
Ciclo Brasileiro
ピアノ 1936 ○ ヴィラ=ロボスのピアノ曲では人気の高い4曲
4曲目"白いインディオの踊り"は彼自身が"音楽の自画像"と呼んでいる
W375 バグパイプ
A Gaita de Fole
室内楽 1937 - 楽譜未発見
映画"ブラジル発見"のために書かれたイングリッシュホルンとハーモニウムのための曲
W376 クルピラ
Currupira
管弦楽/交響詩 1937 - 楽譜未発見
逆向きに付いた足の跡で人を迷わせるという密林の守護霊
W377 "ブラジル発見"組曲第1番
Descobrimento do Brasil Suite No. 1
映画音楽 1937 ○ 無声映画をリスペクトした1時間程度のモノクロ映画に付けた音楽
4番まである組曲は映画音楽をコンサート用に大幅に組み換えたもの
W378 "ブラジル発見"組曲第2番
Descobrimento do Brasil Suite No. 2
映画音楽 1937 ○ 映画監督はブラジルを代表するウンベルト・マウロ
バイーア州カカオ院という教育的な機関から作曲を依頼されたようだ
W379 "ブラジル発見"組曲第3番
Descobrimento do Brasil Suite No. 3
映画音楽 1937 ○ カミーニャが1500年に"発見"したブラジルについての報告である国王宛て書簡がおおよその台本
元の書簡がそうとはいえ映画中のインディオはポルトガル人に従順で思想が出ていますね…!
W380 "ブラジル発見"組曲第4番
Descobrimento do Brasil Suite No. 4
映画音楽 1937 ○ 著作権が切れているため映画全編の視聴が可能
ただ音源はほとんどこれらの組曲に差し替えられている
W381 花を分かつ
Distribuição de Flores
室内楽 1932 ○ フルートとギターのための曲
1930年代に書いたごくわずかなギター入りの曲
W382 奥地の月光
Luar do Sertão
編曲/声楽 1937 - João Teixeira Guimarãesの合唱編曲
W383 聖セバスティアンのミサ
Missa São Sebastião
声楽/合唱 1936 ○ 宗教曲 リオの守護聖人である聖セバスティアンを讃える6曲
リオの守護聖人を讃えるということはブラジルの栄光を讃えるということだ
W384 ブラジルでの最初のミサ
Primeira Missa no Brasil
声楽/合唱 1936 - 映画"ブラジル発見"のために書かれた曲で組曲にも入っている
組曲とは違ってより原始的な響きがしそうな編成
W385 十字架の行列
Procissão da Cruz
声楽/合唱 1937 - 映画"ブラジル発見"のために書かれた曲で組曲にも入っている
無伴奏合唱
W386 ヘドンジーリャ
Redondilha
声楽/合唱 1937 - 詩はPadre José de Anchieta
W387 ある民族の喜び
Regozijo de uma Raça
声楽/合唱 1937 - 独唱と合唱に多数の民族打楽器による
ブラジル民族のポルトガルからの独立を歌ったものだろうか
W388 ブラジル風バッハ第3番
Bachianas Brasileiras No. 3
協奏曲 1938 ○ ピアノ独奏とオーケストラによる 1945年前後に書かれた可能性が高いという
バッハ風とはいっても色々な時代を旅しているようなバラエティに富んだ秀作
W389 ブラジル風バッハ第5番
Bachianas Brasileiras No. 5
声楽/独唱 1938 ○ ソプラノ独唱とチェロ八重奏による 1938年に第1楽章、1945年に第2楽章が完成
他の高名な作曲家でいえば"交響曲第5番"に相当するほどエッセンスが詰まったヴィラ=ロボスの顔
W390 ブラジル風バッハ第5番
Bachianas Brasileiras No. 5
声楽/独唱 1945 ○ W389のピアノ伴奏版 第1楽章のアリアばかりが人気
声域が自由なものが多い歌曲においてソプラノ独唱を明確に指定しているのは実は珍しい
W391 ブラジル風バッハ第5番
Bachianas Brasileiras No. 5
声楽/独唱 1947 ○ W389から第1楽章のギター伴奏版
W389-391以外の編成は全て他人の編曲と考えてええやろ
W392 ブラジル風バッハ第6番
Bachianas Brasileiras No. 6
室内楽 1938 ○ フルートとファゴットの二重奏曲 2楽章制で第5番に似た構成
この編成はフルートとオフィクレイドで奏されるブラジルの古いセレナーデが発想の元
W393 チリ・ブラジル
Chile-Brasil
声楽/合唱 1938 - 詳細不明
W394 幻想曲とフーガ第6番
Fantasia e Fuga No. 6
編曲/管弦楽 1938 - バッハの幻想曲とフーガ(BWV537)の編曲
元作品には番号が付いていないのでどれなのか分かりにくい
W395 サントス公爵夫人
Marquesa de Santos
管弦楽 1938 △ ヴィリアート・コヘーアの同名のオペレッタに提供した3曲
第1曲はW365の2曲目になり第2, 3曲はW396でピアノ用に編曲された
W396 サントス公爵夫人
Marquesa de Santos
ピアノ 1938 ○ W395の2, 3曲目のピアノ用編曲
"ブラジルの古いワルツ"と"ガヴォッタ・ショーロ"からなる
- 山のメロディ
Melodia da Montanha
ピアノ 1938 ○ ミナスジェライス州ベロオリゾンテのピエタージ山の輪郭を元に書かれた曲
縦軸(山の高さ)は音高をあらわし横軸(山の幅)は音の長さを!
W397 前奏曲とフーガ第4番
Prelúdio e Fuga No. 4
編曲/管弦楽 1938 - 楽譜未発見
バッハの前奏曲とフーガのオーケストラ編曲
W398 前奏曲とフーガ第6番
Prelúdio e Fuga No. 6
編曲/管弦楽 1938 - バッハの前奏曲とフーガ(BWV546)のオーケストラ編曲
W399 弦楽四重奏曲第6番"ブラジル四重奏曲"
String Quartet No. 6 "Quarteto Brasileiro"
室内楽/SQ 1938 ○ 弦楽四重奏曲を年代で分けたとき第2期を締める曲
副題は正式なものではないがブラジル色の強さがよく表れている
W400 ジェトゥリオ・ヴァルガス賛歌
Saudação a Getúlio Vargas
声楽/合唱 1938 - ブラジル大統領に捧げる歌 オーケストラ伴奏
思想の程度はどうであれヴィラ=ロボスの体制とのニコイチ具合はショスタコーヴィチの比ではない
W401 ブラジルのセルタネージョ
Sertanejo do Brasil
編曲/声楽 1935 - Clóvis Carneiroの合唱編曲
W402 鐘
Sinos
編曲/声楽 1932 - Armando Lessaの合唱編曲
W403 チラデンテス
Tiradentes
声楽/合唱 1939 - 詩はViriato Correia
ブラジル独立に貢献した英雄についての歌だろう
W404 トッカータとフーガ第3番
Tocata e Fuga No. 3
編曲/管弦楽 1938 - バッハのトッカータとフーガ(BWV538)の編曲
W405 ブラジル労働者の歌
Canção do Operário Brasileiro
声楽/合唱 1939 - 詩はPaulino Santos
W406 モジーニャとカンサォン第1巻
Modinhas e Canções Album 1
声楽/独唱 1936 - W365のオーケストラ伴奏版
W407 ニューヨーク・スカイライン・メロディ
New York Skyline Melody
ピアノ 1939 ○ "山のメロディ"と同じく図形楽譜に似た手法でニューヨークの街並みを書いた曲
解釈が難しそうに思えるけどちゃんと五線譜で書かれているから安心して
W408 ニューヨーク・スカイライン・メロディ
New York Skyline Melody
管弦楽 1939 ○ W407のオーケストラ版
もしオーケストラ曲が図形譜で書かれていたらバラバラになるんだ
W409 チラデンテス
Tiradentes
声楽/独唱 1939 - 楽譜未発見
W403の独唱とピアノ伴奏版
W410 チラデンテス
Tiradentes
声楽/合唱 1939 - W403の独唱と合唱にチェンバロ伴奏版
しかしなぜチェンバロを…?
W411 3人のマリア
As Três Marias
ピアノ 1939 ○ 子供たちの人生を照らすため星と化した同じ名を持つ3人の少女を模った3曲
それぞれオリオン座の星であるアルニター、アルニラム、ミンチカと名付けられている
W412 報道の歌
Canção da Imprensa
吹奏楽 1940 - 副題は"Canção de Ofício"
W413 報道の歌
Canção da Imprensa
声楽/合唱 1940 - W412の合唱編曲
W414 エメラルド採りの歌
Canção dos Caçadores de Esmeraldas
声楽/合唱 1940 - 詩はViriato Correa
17世紀のスタイルということはおそらくバンデイランテスに関する歌だ
W415 歌え、歌え、小鳥さん
Canta, Canta, Passarinho
編曲/声楽 1940 - 楽譜未発見
Murillo Araújoの合唱編曲
W416 カント・オルフェオニコ第1巻
Canto Orfeônico Vol. 1
声楽/合唱 1940 △ 自作・編曲、伴奏付き・無伴奏が入り混じる教育用の合唱曲集
音楽教育がロクに行き届いていないブラジルでガキを教えるのはさぞ苦労しただろうねえ
W417 マンドゥ・サララ
Mandu Çarará
管弦楽/交響詩 1940 ○ 合唱・児童合唱を伴う教会カンタータおよび交響詩・バレエ音楽
W376でも取り上げられた"クルピラ"を返り討ちにする強き子供と舞踏の神マンドゥ・サララの物語
W418 マンドゥ・サララ
Mandu Çarará
声楽/合唱 1940 - 楽譜未発見
W417のピアノと打楽器伴奏版
W419 5つの前奏曲
5 Prelúdios
ギター 1940 ○ 本来は6曲目まであり作曲者いわく最良の出来だったらしいが紛失している
各曲には"~へのオマージュ"の副題があり色々な人や場面がイメージされている
W420 若き日の郷愁
Saudade da Juventude
管弦楽 1940 ○ 子供に人気のある曲を集めた10曲
"組曲第1番"と付されているが第2番は見当たらない
W421 ソルフェージュ集第1巻
Solfejos Vol. 1
声楽/独唱 1940 - 声を合わせるのではなく各自が譜面を読めるようになるための教材 伴奏なし
ヴィラ=ロボスは譜面よりまず耳から入る音楽に注意を向けさせるスタイルだったようだ
W422 ウルグアイ・ブラジル
Uruguai-Brasil
声楽/合唱 1940 - 楽譜未発見
W423 声楽法
Vocalismo
声楽/合唱 1940 - 詳細不明
W424 ブラジル風バッハ第4番
Bachianas Brasileiras No. 4
管弦楽 1941 ○ W264のオーケストラ版 ピアノ版に劣らず人気がある
元からオーケストラ編成でない曲は管弦楽法にヴィラ=ロボスらしからぬ大人しさがあって面白い
W425 パラーの歌
Cântico do Pará
声楽/合唱 1935 - 戦士のテーマとの表記がある
W426 フーガ第1, 5, 8, 21番
Fuga No. 1, 5, 8, 21
編曲/弦楽 1941 ○ バッハの平均律クラヴィーア曲集からチェロオーケストラ編曲
1932年に合唱編曲したものと同じ選曲
W427 ゴンドラ漕ぎ
Gondoleiro
声楽/合唱 1941 - 楽譜未発見で編曲か不明
詩はCastro Alves 吹奏楽伴奏
W428 勝利への賛歌
Hino à Vitória
声楽/合唱 1941 - 詩はGustavo Capanema
吹奏楽伴奏
W429 勝利への賛歌
Hino à Vitória
声楽/合唱 1941 - W428のオーケストラ伴奏版
W430 勝利への賛歌
Hino à Vitória
声楽/独唱 1941 - W428の独唱とピアノ伴奏版
W431 前奏曲第8, 14, 22番
Prelúdio No. 8, 14, 22
編曲/弦楽 1941 △ バッハの平均律クラヴィーア曲集からチェロオーケストラ編曲
1932年に合唱編曲したものと同じ選曲だが14番が見つからない
W432 ブラジル風バッハ第7番
Bachianas Brasileiras No. 7
管弦楽 1942 ○ 完全版が完成したのは1944年の初演後という説がある
ヴィラ=ロボスのオーケストラ曲の中では最もバッハに近づいたと言ってよいだろう
W433 我らがアメリカ
Nossa América
声楽/合唱 1942 - 楽譜未発見
詩はOfélia Fontes
W434 飾りのない詩
Poema Singelo
ピアノ 1942 ○ 即興的な要素を多く含むワルツのような曲 アルミンダに献呈
アメリカに軸足を移すにつれてピアノソロ曲はあまり書かなくなっていく
W435 弦楽四重奏曲第7番"コンチェルタンテ・カルテット"
String Quartet No. 7 "Concertante Quartet"
室内楽/SQ 1942 ○ 弦楽四重奏曲を年代で分けたときこれ以降は全て第3期となる
ハイドンの弦楽四重奏の影響が特に指摘される上に作曲者公認で難易度が高い
W436 人々の声"戦いの叫び"
Voz do Povo "Grito de Guerra"
声楽/独唱 1942 - 詩はヴィラ=ロボス
W437 大地の踊り
Dança da Terra
舞台/バレエ 1930 - 混声合唱と打楽器という編成による
作曲から1943年の初演まで間が空いており作曲年の混乱を招いている
W438 ブラジル青年の賛歌
Hino da Juventude Brasileira
編曲/声楽 1943 - Pedro de Castroの合唱編曲
W439 祖国防衛のための呼びかけ
Invocação em Defesa da Pátria
声楽/合唱 1943 ○ 独唱と合唱にオーケストラによる市民宗教歌 詩はヴィラ=ロボスとManuel Bandeira
恐らく戦争に際して士気高揚のために書いたプロパガンダと考えられる
W440 私の大地
Minha Terra
編曲/声楽 1943 - 楽譜未発見
Henrique Vogelerの合唱編曲
W441 モジーニャとカンサォン第2巻
Modinhas e Canções Album 2
声楽/独唱 1943 ○ "ギア・プラチコ"にも収録されているブラジルの童謡を基にした6曲
モジーニャは元はサロン音楽だったがブラジルにおいてはより広い範囲で親しまれている
W442 イタビラの歌
Poema de Itabira
声楽/独唱 1943 ○ 詩はCarlos Drummond de Andrade オーケストラ伴奏
"家族旅行(Viagem na Família)"という長めの詩により痛ましい語りが繰り広げられる
W443 イタビラの歌
Poema de Itabira
声楽/独唱 1943 - W442のピアノ伴奏版
W444 ブラジル風バッハ第8番
Bachianas Brasileiras No. 8
管弦楽 1944 ○ 第2, 3楽章は1943年の時点で完成 第1, 4楽章にはブラジル的なタイトルが付いていない
7番とほぼ同じ編成・構成で新鮮味はないがバッハ感とブラジル感でバランスをとっている
W445 フーガ
Fuga
声楽/合唱 1944 - ブラジル風バッハ第8番の第4楽章の合唱編曲
W446 弦楽四重奏曲第8番
String Quartet No. 8
室内楽/SQ 1944 ○ 技術的には第7番より落ち着きシンプルになった
弦楽四重奏曲を構造で分けたときハイドンの影響が強いグループに入るものの無調の兆しもある
W447 交響曲第6番"ブラジルの山々の稜線について"
Symphony No. 6 "Sobre a Linha das Montanhas do Brasil"
交響曲 1944 ○ "山のメロディ"などで用いた手法で方眼紙を通してブラジルの山々を描く
単なる流行りではなく教育者たるヴィラ=ロボスが子供にメロディの作り方として教えていた手法
W448 ウイラプルー
Uirapuru
声楽/合唱 1944 - W133とは別
W449 ブラジル風バッハ第9番
Bachianas Brasileiras No. 9
声楽/合唱 1945 ○ 合唱にしてはあまりの高難度から弦楽版が書かれそちらのほうが浸透している
このシリーズの真髄はブラジル音楽を昇華することにあるッ すべての源流はバッハだッ
W450 真心の歌
Canções de Cordialidade
管弦楽 1945 - "ハッピーバースデー"などお祝いの歌を揃えた5曲
無伴奏合唱版もあり合わせて演奏されることがある
W451 真心の歌
Canções de Cordialidade
声楽/合唱 1945 - 楽譜未発見 W450の歌唱付き版
詩はヴィラ=ロボスとManuel Bandeira
W452 真心の歌
Canções de Cordialidade
声楽/合唱 1945 - 楽譜未発見
W450の合唱とピアノ伴奏版
- 真心の歌
Canções de Cordialidade
ピアノ 1945 ○ W450のピアノ版
ここまでのバリエーションなど必要あるか?
W453 ピアノ協奏曲第1番
Piano Concerto No. 1
協奏曲 1945 ○ カナダのピアニストであるエレン・バロンの委嘱を受けて彼女に献呈された
ヴィラ=ロボスの協奏的作品の中ではピアノソロが最も多い
W454 チェロとオーケストラのためのファンタジア
Fantasia for Cello and Orchestra
協奏曲 1945 ○ 指揮者にして作曲家にしてコントラバス奏者のクーセヴィツキーに献呈された ピアノ伴奏版あり
委嘱ではないがウォルター・ブール・マルクスに提案を受けたらしい
W455 ジョゼ"カイピラのカドリーユ"
José "Quadrilha Caipira"
声楽/合唱 1944 ○ 詩はCarlos Drummond de Andrade 男声合唱による
リズミカルなのだが詩には"イタビラの歌"と同じく強迫的なものがある
W456 マドナ
Madona
管弦楽/交響詩 1945 ○ クーセヴィツキー音楽財団の委嘱で書かれた交響詩
財団には彼の妻ナタリーの追悼という意味合いがある
W457 弦楽四重奏曲第9番
String Quartet No. 9
室内楽/SQ 1945 ○ 弦楽四重奏曲を構造で分けたとき第9, 10番は無調性など表現主義的な要素が強いという
当時人気の曲に対抗してみただけでバカになりきれないのは知性を感じますね
W458 交響曲第7番
Symphony No. 7
交響曲 1945 ○ デトロイトの作曲コンクールに寄せた作 "平和のオデュッセイア"という副題が付くこともある
世界初のシンセサイザーとされるノヴァコードを組み込んでいる
W459 ソルフェージュ集第2巻
Solfejos Vol. 2
声楽/独唱 1945 - W421の続き 伴奏なし
何事にも合唱のほうが効果的と言うても…譜面が全く読めないと話になりませんからねぇ
W460 弦楽三重奏曲
String Trio
室内楽 1945 ○ クーリッジ財団に委嘱を受けて同財団に献呈された ヴァイオリンとヴィオラとチェロによる
貴重なレパートリーです
W461 さまよい
Divagação
室内楽 1946 ○ チェロとピアノのための曲 バスドラムを追加してもよい
チェロのボディを叩く部分がありピアノの打楽器的な側面を強調する
W462 2つの情景
Duas Paisagens
声楽/独唱 1946 ○ 詩はCarlos de Sá
音楽としても対照的な2曲はそれぞれ朝と午後について歌っている
W463 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
Duo for Violin and Viola
室内楽 1946 ○ ダンブロジオの提案で書かれ彼に献呈された
同じ弦楽でも四重奏や三重奏、ショーロス・ビスなどと聴き比べてみると面白いよ
W464 ブラジルの本
El Libro Brasileño
声楽/合唱 1946 - 副題は"学校の歌"
なんでスペイン語やねん!
W465 私の庭
Meu Jardim
編曲/声楽 1946 - Ernesto dos Santosの合唱編曲
W466 私の庭
Meu Jardim
編曲/吹奏楽 1946 - W465の吹奏楽版
W467 前奏曲ニ長調
Prelúdio em Ré Maior
編曲/声楽 1946 - João Albertoの合唱編曲
W468 弦楽四重奏曲第10番
String Quartet No. 10
室内楽/SQ 1946 ○ 技法は現代寄りでも構成自体はSQのテンプレートに従っている
このジャンルにおいては構成を厳格に守ったため17曲通して明確な違いは感じづらい
W469 あなたを愛したい
Quero Amar-Te
声楽/合唱 1946 - サンタカタリーナの民謡を基にしている
W470 ネズミ捕り
Ratoeira
声楽/合唱 1946 - サンタカタリーナの民謡を基にしている
W471 エメラルドの歌
The Emerald Song
声楽/独唱 1948 ○ W476からの歌
詩はG. ForrestとR. Wright
W472 心の糧
Food for Thought
声楽/独唱 1948 ○ W476からの歌 "考えさせられるもの"が大意
台本がアメリカ製なので歌詞もタイトルも英語
W473 ギア・プラチコ第11巻
Guia Prático Album 11
ピアノ 1949 ○ W276から抜粋した6曲
記録が残りにくい民謡を音楽作品としてまとめたのはハッキリ言ってメチャクチャ偉大
W474 ショパンへのオマージュ
Hommage à Chopin
ピアノ 1949 ○ ユネスコからショパン没後100周年を記念して委嘱された2曲
フフフ…ヴィラ=ロボスの作曲人生にショパンはバッハに次いで欠かせないからな 傑作になるわなぁ
W475 雨だよ、雨だよ、羊飼いの娘さん
Il Pleut, Il Pleut, Bergère
声楽/合唱 1947 - 楽譜未発見
フランスの民謡を基にしている
W476 マグダレーナ
Magdalena
舞台/オペラ 1947 ○ "音楽的冒険"とも題された全2幕の喜歌劇
スペイン人に征服されたコロンビアのエメラルド鉱山が舞台
W477 "マグダレーナ"組曲第1番
Magdalena Suite No. 1
管弦楽 1947 △ W476から抜粋した3曲のオーケストラ編曲
歌まで楽器に置き換えられているはずだ
W478 "マグダレーナ"組曲第2番
Magdalena Suite No. 2
管弦楽 1947 △ W476から抜粋した3曲のオーケストラ編曲
3曲目"スペインのワルツ"の題はアルミンダにより"華麗なるワルツ"に変えられている
W479 マグダレーナ
Magdalena
声楽/独唱 1948 ○ W476からの歌
オペレッタの題と同名のこの語はコロンビア西部を流れる河川の名前である
W480 バスと私
My Bus and I
声楽/独唱 1948 - W476からの歌
なぜかこれだけ録音がないが原曲があるので不自由はしない
W481 弦楽四重奏曲第11番
String Quartet No. 11
室内楽/SQ 1947 ○ 弦楽四重奏曲を構造で分けたときこれ以降は全て同じ括りとなる
ブラジル的な様式と伝統的な書法が統合され成熟していくということだ
W482 パリの情景 (こんばんは、パリ)
Scène de Paris (Bon Soir, Paris)
声楽/独唱 1948 ○ W476からの歌 括弧内の題が正しいと思われる
同オペレッタからはこの他にも"シンギング・ツリー(The Singing Tree)"を独唱用に編曲している
W483 シンフォニエッタ第2番
Sinfonietta No. 2
管弦楽 1947 ○ 第1番とは年代も曲の作り方もまるで違う
交響曲およびシンフォニエッタでサックスが入っているのは4番とこの曲のみ
W484 ビッグベン
Big Ben
声楽/独唱 1948 ○ 詩はヴィラ=ロボス 副題は"ロンドンの詩"
ピアノでビッグベンの鐘の音が再現されている
W485 ビッグベン
Big Ben
声楽/独唱 1948 - W484のオーケストラ伴奏版
W486 18世紀の詩人の歌
Canção do Poeta do Século XVIII
声楽/独唱 1948 ○ 詩はAlfredo Ferreira
ブラジルが独立し帝国ができるより前の詩人ということになる
W487 ピアノ協奏曲第2番
Piano Concerto No. 2
協奏曲 1948 ○ 初演を担当したブラジルのピアニストであるソウザ・リマに献呈された
5番まであるピアノ協奏曲は全て4楽章からなる
W488 忠告
Conselhos
声楽/独唱 1948 - 楽譜未発見
詩はヴィラ=ロボス
W489 不安な心
Coração Inquieto
声楽/独唱 1948 ○ 詩はSilvio Moreaux
確かに増4度の音程はリラックスできませんね
W490 サックスのためのファンタジア
Fantasia para Saxophone
協奏曲 1948 ○ 以前パリで知り合ったマルセル・ミュールのために書かれ彼に献呈された ピアノ伴奏版あり
ソプラノまたはテナーサックスのソロもさることながら3本のホルンと弦楽という伴奏も挑戦的
W491 結婚式の行列
Cortejo Nupcial
管弦楽 1949 - ブラジル大使から委嘱を受けて彼の娘の結婚式のために書いた結婚行進曲
オルガン付きだが別に協奏曲というわけではないらしい
- 結婚式の行列
Cortejo Nupcial
ピアノ 1949 ○ W491のピアノ版
ちなみにヴィラ=ロボス本人は2回結婚しているが子供は残していない
W492 ディンガ・ドンガ
Dinga-Donga
声楽/独唱 1949 ○ 詩はヴィラ=ロボス
歌詞は内容というより語感重視だな…
W493 ジェット・ホイッスル
Assobio a Jato
室内楽 1950 ○ フルートとチェロのための曲 1940年頃に構想していた可能性もある
息を激しく吹き込んで風のような息音を聴かせるフルートの特殊奏法はこの曲が元祖
W494 水晶の歌
Canção de Cristal
声楽/独唱 1950 ○ 詩はMurillo Araújo
水晶のように透き通る曲調は映画"アマゾンの森"の歌にも通じている
W495 侵食"アマゾン川の起源"
Erosão "Origem do Rio Amazonas"
管弦楽/交響詩 1950 ○ アメリンディアンの伝説"太陽と月"に触発されて書かれた交響詩
自筆譜には別の伝説でもまた曲を書く予定だったことを窺わせる書き込みがある
W496 弦楽四重奏曲第12番
String Quartet No. 12
室内楽/SQ 1950 ○ 第9, 10番で触れ11番で離れた無調が再び顔を見せる
腎臓手術の入院中に書かれたっぽいけど曲のアイディアとは何の関係もあらへんからな
W497 古のサンバ
Samba Clássico
声楽/独唱 1950 ○ 詩はC. Paula Barrosだがヴィラ=ロボスの作と偽っている 伴奏はオーケストラ
一般的な踊りのサンバではなく副題の通り"頌歌"に近い
W498 古のサンバ
Samba Clássico
声楽/独唱 1950 ○ W497のピアノ伴奏版
ヴィラ=ロボスらしい曲で演奏も多め
W499 交響曲第8番
Symphony No. 8
交響曲 1950 ○ シューベルトの交響曲第9番の引用をはじめ他作曲家の影響が指摘される
交響曲の作曲が再開されたのはアメリカでのレパートリーを増やすためのようだ
W500 カント・オルフェオニコ第2巻
Canto Orfeônico Vol. 2
声楽/合唱 1950 △ W416の続き
子供に教育を施すヴィラ=ロボスは獣を音楽で魅了し飼い馴らしたオルフェウスとダブって見える
W501 ギター協奏曲
Guitar Concerto
協奏曲 1951 ○ セゴビアのために書かれたヴィラ=ロボスのギター曲の集大成
"ギターでできることはこの協奏曲で全てやり尽くした"それがマエストロのおこころ
W502 ギター協奏曲
Guitar Concerto
室内楽 1951 ○ W501のピアノ伴奏版
ピアノ譜の段階でセゴビアが言おうとした異論は完成スコアを見て完全に解消されたという
W503 弦楽四重奏曲第13番
String Quartet No. 13
室内楽/SQ 1951 ○ いよいよ現代音楽への傾倒をやめてヴィラ=ロボスの語法を確立していく
バッハやハイドンなど古典に根差している彼には当然の帰結だろう
W504 ルダー"愛の神"
Rudá "Dio d'Amore"
舞台/バレエ 1951 ○ コロンブス上陸前のアメリカ大陸の様子を描いたバレエ音楽
6つの楽章があり最後の楽章は"皇帝ジョーンズ"に流用された
W505 ピアノ協奏曲第4番
Piano Concerto No. 4
協奏曲 1952 ○ ブラジル系アメリカ人のピアニストであるベルナルド・セガールの委嘱を受けて彼に献呈された
大枠の形式は多くのテーマによって細かくパート分けがされている
W506 2つのアメリンディアンの伝説
Duas Lendas Ameríndias em Nheengatu
声楽/合唱 1952 ○ ネイティブアメリカンに関する2曲
ジュルパリというブラジル神話の英雄と少年、狩人の歌のようだ
W507 宗教歌集
Música Sacra
声楽/合唱 1952 △ 23の宗教曲を集めた教育目的の歌集 完成が1952年であって着手はもっと前
こういう一連の教育作品で自作を盛り込んで名を売ろうという魂胆が見え見えやわ
W508 "そのような男"序曲
Ouverture de l'Homme Tel
管弦楽 1952 ○ W242の序曲の歌を楽器に置き換えたもの
ちゃっかり原曲と同じ人に献呈している
W509 天使の糧
Panis Angelicus
声楽/合唱 1952 ○ 宗教曲 "宗教歌集"に収録
これを追加したがために歌集の完成がこの時期になったのだろう
W510 交響曲第9番
Symphony No. 9
交響曲 1952 ○ 8番に続いて新古典主義寄りと言える交響曲
毎回付けていた副題がなくなっているのはより高度な音楽に達するためだという科学者もいる
W511 交響曲第10番"アメリンディア"
Symphony No. 10 "Ameríndia"
交響曲 1952 ○ サンパウロ市400周年を記念する委嘱作品 3種の男声独唱と合唱付きで交響曲中唯一の5楽章制
信心深いテキストによる雄大豪壮なブラジル賛歌が全作品中でも突出して眩いばかりの威光を放つ
- 雲の上の少女のワルツ
Valsa d'A Menina das Nuvens
ピアノ 1952 ○ 後にオペラ"雲の上の少女"に使われるワルツ
1952年に台本を受け取ってすぐ書き始めたが他の用事が立て込んでいて作るのが遅れたという
W512 ピアノ協奏曲第3番
Piano Concerto No. 3
協奏曲 1952 ○ 初演を担当したブラジルのピアニストであるアルナウド・エストレーラに献呈された
完成したのはピアノ協奏曲では最も遅く1957年のこと
W513 熱帯雨林の夜明け
Alvorada na Floresta Tropical
管弦楽 1953 ○ コンサートの序曲としてお誂え向きのオーケストラ曲
この時期は協奏曲のような古典的な音楽とブラジル色を打ち出した音楽を明確に書き分けている
W514 18世紀の詩人の歌
Canção do Poeta do Século XVIII
声楽/独唱 1953 ○ W486のギター伴奏版
物悲しい簡素な伴奏は元々ギターを想定していたように思える
W515 ハープ協奏曲
Harp Concerto
協奏曲 1953 ○ スペインのハープ奏者ニカノール・サバレタに献呈 おそらく委嘱作だ
当初のギター協奏曲にはなかったカデンツァがこれではちゃんと書かれている
W516 チェロ協奏曲第2番
Cello Concerto No. 2
協奏曲 1953 ○ ブラジル系アメリカ人のチェロ奏者アルド・パリソの委嘱を受けて彼に献呈された
お互いチェリストとして何度も協議を重ねて書き進めた結果なんとも魅力的な曲が生まれた
W517 クラリネット、ファゴット、ピアノのためのファンタジア・コンチェルタンテ
Fantasia Concertante for Clarinet, Bassoon and Piano
室内楽 1953 ○ ピアニストのユージン・リストの委嘱を受けて彼に献呈された 初演者は彼ではない
それどころか初演は没後 委嘱したならば責任を持って演奏するべきだ
W518 ある民族のオデュッセイア
Odisséia de uma Raça
管弦楽/交響詩 1953 ○ 国際現代音楽協会の世界音楽祭のオープニングとなったイスラエル国に捧げる交響詩
世界中の音楽家を押さえているユダヤのプロパガンダのなせる技だ!
W519 弦楽四重奏曲第14番
String Quartet No. 14
室内楽/SQ 1953 ○ スタンリー四重奏団からミシガン大学経由で委嘱を受けて同団に献呈された
SQの中では唯一の委嘱作品で人気の高まりを感じますね
W520 平和の歌
Cantilena da Paz
声楽/合唱 1954 - 自筆譜の最後に"始まりも終わりもない曲"とある
W521 ピアノ協奏曲第5番
Piano Concerto No. 5
協奏曲 1954 ○ ポーランドのピアニストであるフェリシア・ブルメンタールの委嘱を受けて彼女に献呈された
特定のソリストを想定した曲はその人にちなんだ要素が込められているのかもしれないね
W522 ジェネシス
Gênesis
舞台/バレエ 1954 ○ ダンサーのジャネット・コリンズの委嘱で書かれたバレエ音楽
管弦楽法をメシアンに絶賛されたらしい
W523 弦楽四重奏曲第15番
String Quartet No. 15
室内楽/SQ 1954 ○ 世界一治安が悪い都市と噂のカラカスのホテル・タマナコで書かれた
多用されるハーモニクスから稀にハーモニクス・カルテットと呼ばれることもある
- 危険のないフェイジョアーダ
Feijoada sem Perigo
ピアノ 1955 ○ ニューヨークで詩人Dora Vasconcellosからブラジル料理を振る舞われたお礼に捧げた短い曲
つまり裏を返せばどこかで食べた危険のあるマズいフェイジョアーダを根に持っているのか?
W524 ハーモニカ協奏曲
Harmonica Concerto
協奏曲 1955 ○ ハーモニカ奏者ジョン・セバスチャンの委嘱を受けて彼に献呈された
彼とラリー・アドラー、トミー・ライリーたち三人がハーモニカ界を支える ある意味"最強"だ
W525 枯れた庭
Jardim Fanado
声楽/独唱 1955 ○ 詩はAmarylio de Albuquerque
小さな悲しみをたたえた歌
W526 弦楽四重奏曲第16番
String Quartet No. 16
室内楽/SQ 1955 ○ SQの数ではシューベルトやショスタコーヴィチを超えベートーヴェンに並んだ
ちなみに17番まであるからショスタコーヴィチの盟友ヴァインベルクと同数らしいよ
W527 交響曲第11番
Symphony No. 11
交響曲 1955 ○ ボストン交響楽団創立75周年を記念する委嘱作品
民族性や標題に頼らない絶対音楽で自分がどこまで通用するか挑戦しているようだ
W528 イェルマ
Yerma
舞台/オペラ 1955 ○ スペインの有名な戯曲を脚色した全3幕のオペラ
お前は母親になれない…?なめるなオス豚ァーッ本当はファックしたいんだろうが!
W529 澄んだ水の歌
Canção das Águas Claras
声楽/独唱 1956 - 詩はGilberto Amado オーケストラ伴奏
この楽器編成に見える"食器"は…?
W530 澄んだ水の歌
Canção das Águas Claras
声楽/独唱 1956 - W529のピアノ伴奏版
W531 皇帝ジョーンズ
The Emperor Jones
舞台/バレエ 1956 ○ ユージン・オニールの戯曲の劇伴として書かれたエンパイア・ステート音楽祭のための作品
ほとんどがジョーンズの独白のためバレエでありながら歌唱ソリストを追加することも可能!
W532 われ汝を愛す
Eu Te Amo
声楽/独唱 1956 ○ 詩はDora Vasconcellos オーケストラ伴奏
2人目の妻アルミンダに献呈と言うとロマンティックだが他にも大量に献呈しているので特別感はない
W533 われ汝を愛す
Eu Te Amo
声楽/独唱 1956 ○ W532のピアノ伴奏版
詩人はブラジル風バッハ第5番のアリアや"アマゾンの森"の歌など人気作の詩も手掛けている
W534 モジーニャ
Modinha
声楽/独唱 1956 ○ W216の5曲目のギター伴奏版
編曲の依頼者と元々の曲想からしてギターの弾き語り用にも見える
W535 オーボエとファゴットのための二重奏曲
Duo for Oboe and Bassoon
室内楽 1957 ○ 最後のパリ滞在中に作成 初演は没後
室内楽曲はそこそこあるがダブルリードのみからなるのはこの曲だけ
W536 イジ
Izi
管弦楽 1957 - 未完成で楽譜未発見
インディオの伝説に基づくらしい
W537 弦楽四重奏曲第17番
String Quartet No. 17
室内楽/SQ 1957 ○ いよいよ最後のSQで作曲者自身も特別気に入っていたが実演を聴くのは叶わなかった
しかしどうして作曲力のある奴は古典に走るんだろう 作曲力のない奴ほど前衛にいくんだよねぇ
W538 器楽五重奏曲
Quinteto Instrumental
室内楽 1957 ○ フランス国立放送管弦楽団からの委嘱作品
フルート・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・ハープという編成がフランス風と言える
W539 交響曲第12番
Symphony No. 12
交響曲 1957 ○ 最後の交響曲 ヴィラ=ロボス70歳の誕生日に完成したという
彼ほど交響曲をたくさん書いていながらその重要性が低く片隅に追いやられているのは唯一無二
W540 雲の上の少女
A Menina das Nuvens
舞台/オペラ 1957 ○ 総合的に優れた作品としてカルロス・ゴメス賞を受賞した全3幕のオペラ
"音楽的冒険"とも題され芸術家を象徴する純粋な子供がどう成長していくかというテーマがある
W541 言葉の詩
Poema de Palavras
声楽/独唱 1957 - 詩はDora Vasconcellos
W542 言葉の詩
Poema de Palavras
声楽/独唱 1957 - W541のオーケストラ伴奏版
W543 祝福された叡智
Bendita Sabedoria
声楽/合唱 1958 ○ 宗教曲 聖書をテキストにした6楽章からなる
第5楽章は旧約聖書からの引用
W544 黄昏
Cair da Tarde
声楽/独唱 1958 ○ W551からの歌
原曲がオーケストラ伴奏なのでこれがピアノ伴奏版となる
W545 黄昏
Cair da Tarde
声楽/独唱 1958 ○ W544のオーケストラ伴奏版
つまり原曲
W546 愛の歌
Canção do Amor
声楽/独唱 1958 ○ W551からの歌 伴奏はオーケストラ
本人の編曲かは不明だがピアノ伴奏版がアホほど人気
W547 聖アンドレ学院の歌
Cântico do Colégio Santo André
声楽/独唱 1958 - 詩は委嘱者でもあるManuel Bandeira
W548 7つの音のシランダ
Ciranda das Sete Notas
室内楽 1958 ○ W325のピアノ伴奏版
よりファゴットが浮き彫りになっている
W549 ファンタジア・コンチェルタンテ
Fantasia Concertante
弦楽 1958 ○ ニューヨークのチェロ協会の委嘱で書かれたチェロオーケストラのための曲
3本5パートの15本にディヴィジのためのもう1本が要る…16本か32本ばかり用立てろ!
W550 ショーロス形式による3楽章のファンタジア
Fantasia em Três Movimentos em Forma de Chôros
吹奏楽 1958 ○ アメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラの委嘱で書かれた
1957年結成の新興団体でとにかくレパートリーを増やしたかったのだろう
W551 アマゾンの森
Floresta do Amazonas
映画音楽 1958 ○ 映画"緑の館"に提供した曲が映画に合わせて大改造を受けたのに腹を立て別の曲集にしたもの
晩年のヴィラ=ロボスの魅力が詰まったソプラノの歌曲は大変美しく広範に人気がある
W552 フランセットとピア
Francette et Pià
管弦楽 1928 - W237のオーケストラ版
7, 8曲目は含まれていない
W553 マニフィカト・アレルヤ
Magnificat Aleluia
声楽/合唱 1958 ○ 宗教曲 独唱と合唱にオルガン付きオーケストラによる
ルルドの年を祝うために死にかけのローマ教皇ピウス12世から間接的に委嘱された畏れ多い曲
W554 マニフィカト・アレルヤ
Magnificat Aleluia
声楽/合唱 1958 ○ W553のオルガン伴奏版
"祝福された叡智"とともに敬虔なカトリックたるヴィラ=ロボスの到達点と言えるだろう
W555 センチメンタル・メロディ
Melodia Sentimental
声楽/独唱 1958 ○ W551からの歌 伴奏はオーケストラ
元映画の主演女優はオードリー・ヘップバーンだった
W556 センチメンタル・メロディ
Melodia Sentimental
声楽/独唱 1958 ○ W555のピアノ伴奏版
他人による編曲ではフルートとギターが有名
W557 七回
Sete Vezes
声楽/独唱 1958 - 詩はDora Vasconcellos
伴奏はオーケストラ
W558 七回
Sete Vezes
声楽/独唱 1958 ○ W557のピアノ伴奏版
事あるごとに七という数字を強調する
W559 信心深いテレーザちゃん
Terezinha de Jesus
ギター 1958 ○ W220の1曲目のギター編曲 ただしエミリオ・プジョールによる
親父…この曲ヴィラ=ロボスの仕事言うてええんかな?
W560 帆船
Veleiros
声楽/独唱 1958 ○ W551からの歌
ピアノ伴奏版
W561 帆船
Veleiros
声楽/独唱 1958 ○ W560のオーケストラ伴奏版
つまり原曲
W562 帆船
Veleiros
声楽/独唱 1958 ○ W560の2本ギター伴奏版
同曲では一番似合っている気がする
W563 モジーニャとカンサォン第2巻
Modinhas e Canções Album 2
声楽/独唱 1958 - W441のオーケストラ伴奏版
第1巻の編曲とは違って3曲しかない
W564 18世紀の詩人の歌
Canção do Poeta do Século XVIII
声楽/独唱 1959 - W486のオーケストラ伴奏版
W565 コンチェルト・グロッソ
Concerto Grosso
協奏曲 1959 ○ W550と同じくアメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラの委嘱で書かれた
木管四重奏を主役に置く吹奏楽による協奏曲である
W566 室内管弦楽のための組曲第1番
Suite No. 1 for Chamber Orchestra
管弦楽 1959 ○ アメリカの学生が主に様々な楽器のソロの書き方を学ぶために委嘱されたという説がある
交響曲や交響詩でも過去作の編曲でもないただの管弦楽曲は意外に少ない
W567 室内管弦楽のための組曲第2番
Suite No. 2 for Chamber Orchestra
管弦楽 1959 ○ 前作とコンセプトは同じで編成も変わらない 実はこれが遺作となる
しかし不思議なもんやな 妥協作や雑な曲とかいっぱいあったはずなのにすべて楽しい事のように思える
W568 ブラジル風バッハ第2番
Bachianas Brasileiras No. 2
室内楽 - ○ W247から3曲のチェロとピアノ用編曲
W250, 251, 254と同一と考えられる
W569 ブラジル風バッハ第2番
Bachianas Brasileiras No. 2
ピアノ - ○ W247から1曲のピアノ用編曲
W252と同一と考えられる
W570 カシャンガのカボクラ
Cabocla de Caxangá
声楽/合唱 - △ W159の10曲目からピアノをなくし合唱を加えたもの
とあるがピアノ伴奏付きしか見当たらない
W571 枯葉の歌
Canção da Folha Morta
声楽/合唱 - △ W215の2曲目の独唱を合唱にしたもの
合唱とピアノという編成なら演奏がある
W572 エメラルド採りの歌
Canção dos Caçadores de Esmeraldas
声楽/独唱 1940 - W414の独唱とピアノ伴奏版
W573 ボヘミアの歌
Cantiga Boêmia
編曲/管弦楽 - - W172のオーケストラ版
W574 7つの音のシランダ
Ciranda das Sete Notas
声楽/独唱 - - W325とは別
W575 花を分かつ
Distribuição de Flores
声楽/合唱 1932 - W381の女声合唱版
W576 芸者
Gueixas
- - - Applebyが言うにはW015が"芸者"と呼ばれてたからこの題名で掲載してる作品表もあるらしいねん
ほな作品とちゃうか こんな差分載せんでええのよ
W577 イザート
Izaht
舞台/オペラ - - W055のオラトリオ版
W578 アラビアの伝説
Lenda Árabe
- - - Applebyが言うにはW073の原題なんやけど別で掲載してる作品表もあるらしいねん
ほな作品ちゃうやないかい 載せんでええ言うとんねん
W579 宗教行進曲第6番
Marcha Religiosa No. 6
管弦楽 1920 - 後から見つかっただけで番号通りの順に作曲されたと思われる
おいそれと整理番号の変更をできない作品表作成の難しさを感じますね
W580 ギリシャのモチーフ
Motivos Gregos
声楽/合唱 1932 ○ 女声合唱とフルートとギターという編成
W381をW575と合わせたマイナーチェンジのようだ
W581 バイーアには
Na Bahia Tem
声楽/合唱 1926 ○ W297の男声合唱版
"ギア・プラチコ"中の曲と何が違うのだろうか
W582 バイーアには
Na Bahia Tem
声楽/合唱 - - W297の吹奏楽伴奏合唱版
男声かは分からない
W583 悪魔への祈り
Oração ao Diabo
編曲/管弦楽 1921 - ネポムセーノのオーケストラ編曲
W584 ピエロ
Pierrot
編曲/管弦楽 - - W178のオーケストラ版
W585 庭のカドリーユ
Quadrilha de Roça
ピアノ - - 童謡に基づく
他作品の編曲かもしれない
W586 アンシエタのヘドンジーリャ
Redondilhas de Anchieta
声楽/合唱 1942 △ 詩人の名をとった歌
W386と同一か
- 弦楽四重奏曲第18番
String Quartet No. 18
室内楽/SQ 1959 - スケッチのみ
W587 東方の組曲
Suíte Oriental
- - - Applebyが言うにはW124を拡大した組曲の原稿が紛失したか書かれへんかったらしいねん
ほなやっぱり作品ちゃうやないかい どっちにせよないもんを作品とは言わんのやから
W588 絵画的組曲
Suíte Pitoresca
協奏曲 - - ピアノ協奏曲の断片
W589 トロヴァス
Trovas
編曲/管弦楽 1921 - ネポムセーノのオーケストラ編曲
W590 アメリカ万歳
Viva a Nossa América
声楽/合唱 - - 詳細不明
W591 ジャンゴ
Xangô
声楽/独唱 - - W158の3曲目の小編成オーケストラ伴奏版
W592 イェルマ
Yerma
声楽/合唱 - - W528の独唱と合唱にピアノ伴奏版

+ 全代表曲入場です!!!!
男殺しは生きていた!! 更なる研鑽を積みアマゾンの伝説が甦った!!!
交響詩!! アマゾナスだァー!!!
演奏動画

管弦楽法はすでに彼が完成している!!
モーツァルトの思い出に シンフォニエッタ第1番だァー!!!
演奏動画

ドレミファソラしだい展開しまくってやる!!
ファゴットが主役の協奏的作品 7つの音のシランダだァッ!!!
演奏動画

協奏曲ならソロ楽器の歴史がものを言う!!
大オーケストラ伴奏 ハープ協奏曲!!!
演奏動画

真の祈りを知らしめたい!!
カトリックの宗教曲 マニフィカト・アレルヤだァ!!!
演奏動画

自分自身は子なしだが音楽教育なら全児童オレのものだ!!
実用の手引き ギア・プラチコだ!!!
演奏動画

吹奏楽対策は完璧だ!!
ショーロス形式による3楽章のファンタジア!!!
演奏動画

全音楽のベスト・エッセンスはバッハの中にある!!
チェロのオーケストラが来たッ ブラジル風バッハ第1番!!!
演奏動画

野蛮さなら絶対に敗けん!!
野生児のピアニズム見せたる 特攻隊長 野生の詩だ!!
演奏動画

ピアノ曲(楽章分けなし)ならこいつが怖い!!
ブラジルの魂 ショーロス第5番だ!!!
演奏動画

カイピラの小さな汽車が出発だ!!
小オーケストラ ブラジル風バッハ第2番!!!
演奏動画

ルールの無い演奏がしたいから改良をおこなったのだ!!
プロの演奏を見せてやる!! ハーモニカ協奏曲!!!
演奏動画

ブラジル風でバッハ風とはよく言ったもの!!
共通の要素が今前奏曲とフーガでバクハツする!!
合唱および弦楽 ブラジル風バッハ第9番だー!!!
演奏動画


ナンバーファイブこそが世界的音楽家の代名詞だ!!
まさかこの歌がきてくれるとはッッ ブラジル風バッハ第5番!!!
演奏動画

ギター1本から合唱付きオーケストラまできたッ 歌詞一切不明!!!!
ショーロスの最高到達点 ショーロス第10番だ!!!
演奏動画

オレたちはブラジル人気ではない 世界で人気なのだ!!
御存知ポップコーン 弦楽四重奏曲第3番!!!
演奏動画

ピアノ曲の本場は今やブラジルにある!!
オレを驚かせる奴はいないのか!! ブラジル風連作だ!!!
演奏動画

デカアァァァァァいッ説明不要!!
演奏時間約1時間!!! 充実した楽器群と歌唱!!! 交響曲第10番だ!!!
演奏動画

エチュードは実演で使えてナンボのモン!!!
超実戦エチュード!! ギター曲から12の練習曲の登場だ!!!
演奏動画

エメラルド鉱山はオレのもの 邪魔するやつは思いきり殴り思いきり蹴るだけ!!
英語オペレッタ マグダレーナ
演奏動画

自分を試しにパリへきたッ!!
合唱を交えた九重奏 ノネット!!!
演奏動画

交響詩に更なる磨きをかけ
"魅了する小鳥"ウイラプルーが帰ってきたァ!!!
演奏動画

今の自分は死が目前ッッ!!
チェロの小曲 黒鳥の歌!!!
演奏動画

サックス百年の技法が今ベールを脱ぐ!!
協奏的作品からサックスのためのファンタジアだ!!!
演奏動画

この曲の前でなら人はいつでもサウダージだ!!
典型的なショーロ ショーロス第1番 ギターソロで登場だ!!!
演奏動画

映像に合わせる仕事はどーしたッ 自由な作曲の炎 未だ消えずッ!!
鳴らすも歌うも思いのまま!! アマゾンの森だ!!!
演奏動画

特に理由はないッ ショパンのピアノが美しいのは当たりまえ!!
ユネスコ協会の委嘱だ!!! 没後100周年!
ショパンへのオマージュがきてくれたー!!!
演奏動画

暗黒街で磨いた実戦ギター!!
ブラジルのデンジャラス・ショーロ ブラジル民謡組曲だ!!!
演奏動画

ギター弾きだったらこの作品を外せない!!
超A級独奏曲 5つの前奏曲だ!!!
演奏動画

超一流都市の超一流の描写だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ
ニューヨークの風景!! ニューヨーク・スカイライン・メロディ!!!
演奏動画

フルートの特殊奏法はこの曲が完成させた!!
管と弦の二重奏!! ジェット・ホイッスルだ!!!
演奏動画

ギターの王者が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ
俺達は君を待っていたッッッ
ギター協奏曲の登場だーーッ
演奏動画


加えてギター曲の需要にそなえ超豪華なリザーバーを御用意いたしました!!!
マズルカ・ショーロの原曲 シンプリス!!
演奏動画

ヴァルサ・ショーロと交換 ヴァルス・ショーロ!!!!
演奏動画

未完の巨匠 演奏会用ワルツ第2番
演奏動画

……ッッ どーやら他のギター曲は楽譜が紛失しているようですが
発見しだいッ皆様に御紹介いたしますッッッ


どういうサイトを見たい?
◇日本ヴィラ=ロボス協会 か?
それとも ◇ヴィラ=ロボス博物館 か?

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