《禁忌「フォーオブアカインド」》
〔あなたの場の本来の名称が「フランドール・スカーレット」であるキャラクター1枚〕を破棄する。その後、〔あなたのデッキの上のカード4枚〕をあなたの場に
スリープ状態で出しても良い。以後、そのカードは以下の効果を持つキャラクター「フランドール・スカーレット(GRAZE3、6/5、
種族:吸血鬼)」として扱う。
「(自動γ):
このキャラクターが破棄される場合、〔あなたの場の「フランドール・スカーレット」全て〕を破棄する。」
フォー・オブ・ア・カインドはポーカーで同じカードが4枚揃う事、約4000分の1の確率で出現する強力な手役である。
コメント
5コストの重さが気になりそうな所だが、前提条件として場の
術者でもある「フランドール・スカーレット」が参照されるのでプレイコストとして考慮する必要はない。目標では無く対象なのでこのカードに
干渉して「フランドール・スカーレット」を何らかの手段で呼び出すなら話は変わるが、先に出しておいてからこのカードをプレイした方がどう考えても得である。
効果はテキストなしになった
フランドール・スカーレット/7弾を4体に増やすという派手なものである。攻撃力合計値は
第七弾環境において猛威を振るった
兎符『因幡の素兎』の15点をしのぐ24点と、一瞬で勝負が決まりかねないスペックである。
しかしながら、付随する
(自動γ)による道連れ効果があるため、一体でも
破棄されると、
裏向きカードの
フランドールどころか表向きのフランドールまでもが破棄されるというリスキーな仕上がりとなっている。
近年はアンチ裏向きカードも充実してきているので、これを単品で積極的に運用するの中々苦しい。
また「本来の名称が~」という一文があるため、この手のカードによくある
符ノ壱“霧雨 魔理沙”や
変装を使って破棄コストを肩代わりしてもらうといった事がこのカードでは出来ない。
「フランドール・スカーレット」はどれも重かったりアタッカーとして場に残して置きたかったりするカードばかりなので、これもこのカードのリスキーさに拍車を掛けている。
裏向きカードであるということは
キスメ/9弾の恩恵を受けられるということなので、運用する際はぜひ一緒に使用して守ってやりたい。
ただし、その場合でも戦闘で討ち取られては元も子もない。最悪
即死持ち一人いるだけで戦線が瓦解してしまう。いかにも攻撃的で派手な効果ではあるが、その実、使いこなすのは意外と難しいので、除去対策以外にもしっかりとサポートを用意しておきたい所だ。
フランドール・スカーレット/11弾なら
フランドールの破棄に干渉して
変身で破棄を免れる事が出来る。
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最終更新:2012年01月15日 21:19