テラレイドバトル研究室
第9世代『ポケモンSV』のテラレイドバトル、特に★5、★6、★7のレイドを研究する項目。
目次
最強のミュウツー
データ
テラスタイプ |
エスパー |
技 |
サイコブレイク(一致&テラス一致) はどうだん れいとうビーム めいそう |
特性 |
きんちょうかん |
追加行動 |
めいそう(初手) ねむる(バリア破壊直後) |
特筆 |
初手にバリアをHP50%分展開 バフ解除2回(共にHP依存) デバフ解除2回(時間依存とバリア破壊直後) 持ち物カゴのみ |
特別措置 |
制限時間15分 ミュウを出すとHP1.5倍、それ以外1.2倍 |
攻略
文字通り最強のレイド。
タイプ一致とテラスタイプ一致で威力2倍になった「サイコブレイク」が恐ろしい破壊力を持つ。あく・はがね対策の「はどうだん」もある。「れいとうビーム」は相性補完ではないが、追加効果の「こおり」が怖い。
そして何より「めいそう」を標準装備しているせいで、4人全員に対して1回ずつ「めいそう」を使う可能性があり、放っておくとあっという間に火力と耐久が振り切れたミュウツーが完成してしまう。初手からバリアを展開するので「ちょうはつ」で止めることもできない。
さらに、これらを何とか乗り切ってバリアを割れたとしても、割った直後に「ねむる」を使いHPを全回復してくる。眠った後は「カゴのみ」で即起き。唐突なポケモンスリープの宣伝でくさテラスタルを生やした人は筆者だけではないはず
当然眠られてしまったらまたHPを1から削らなければならない。バリアがないし大丈夫だろう……と思いきや、相手のHPは驚異の17650。削ろうにもPPや時間が足りなくなること間違いなし。
無理ゲーに近いように見えるが、実は結構な隙がある。
まず、タイプ一致技を半減するエスパーや、エスパーの弱点を突けるむし・ゴースト、この3タイプに弱点を突ける技を持っていない。つまり、この3タイプを出せば、ミュウツーは火力のゴリ押ししかできず、若干有利になる。
次に、「めいそう」にも穴があり、ミュウツー自身のとくぼうがマックス(6段階)まで上がり切ると、なぜか「めいそう」を使う頻度が落ちることが分かっている。「とくぼうが上がりきっているから使う意味がない」と判断している……のかは定かではないが、これを利用して、複数人で相手のとくこうを優先的に下げることで、序盤はともかく後半はだいぶ楽に戦える。
さらに、制限時間は通常の最強レイドの2倍(15分)あり、極めつけとしてミュウを出すことでミュウのステータスが強化される。具体的にはミュウのHPが1.5倍、それ以外が1.2倍される。
これらをうまく使い、「最低1匹でもいいのでミュウを出して全員でとくこうを下げ続けつつ、テラスタル一致の弱点技を使い続けて倒す」のが基本戦術になる。
「ねむる」の対策は「ミストフィールド」または「エレキフィールド」。「ねむる」を使う前にこれらを使うことで技自体が失敗するようになる。NPCのオリーヴァがいると書き換えられかねないので注意。
いずれにせよ、ソロでの攻略はほぼ不可能(達成報告はわずか)。2人でもかなり繊細な立ち回りをしないと不可能で、3人以上での攻略が推奨される。
また、チームにミュウがいれば耐久面でかなり楽になるので、是非入れておきたい。
なお、「アシッドボム」は厳禁。使うととくぼうが下がったことを確認したミュウツーが「めいそう」を使い始めてしまうからだ。同じ理由で「クリアスモッグ」も厳禁。
ミュウで攻略する場合
まず、個体値最大状態ですばやさに努力値を48振るのが大前提になる。
こうすることで、1.2倍強化補正込みで相手のミュウツーに先手を取れるようになる。
アタッカーまたはサポーターのどちらかの役割を持たせることができるが、どちらも「むしのていこう」が必須。
命中率100で確実にとくこうを下げられるので、これを複数匹で繰り返すことでダメージを抑える。
テラスタイプをエスパーの弱点タイプ(むし・ゴースト・あく)いずれかに変更した上で、テラスタイプと一致した物理技「きゅうけつ」「シャドークロー」「かみくだく」をメインの技とする。これを「つるぎのまい」で最大まで強化した上で使う。
強化解除が2回もあるので、使われる度に「つるぎのまい」を最大まで使うことになる。
中でも「きゅうけつ」は攻撃と回復を同時に行うことができ、火力も高いので人気。ミュウツーがむしの弱点を突いてこないのもメリット。
ただし、「きゅうけつ」のPPは10しかなく、16まで上げた上で強化アイテムがないとミュウツーを倒しきれない。
むしテラスタルミュウの努力値はこうげき252、ぼうぎょ208、すばやさ48がよいとされる。これはテラスタルした後に「サイコブレイク」を使われるので、その被弾を抑えるため。
持ち物は「メトロノーム」「おんみつマント」「たつじんのおび」など。
「ひかりのかべ」を初手に使い、その後は「むしのていこう」を連打し、「ひかりのかべ」が切れたら再展開、HPが削れてきたら回復おうえんや「いのちのしずく」、バリアが割れそうなら「ミストフィールド」……と、かなり忙しい立ち回りになる。
HP252はほぼ必須、残りはぼうぎょやとくぼうに振り分けてよいが、「サイコブレイク」を使われるとテラスタルのエフェクトで時間を取られるので、なるべく「れいとうビーム」を使ってもらえるようにぼうぎょに多く振りたい。
持ち物は「おんみつマント」でほぼ確定。凍らない自信があるなら「ひかりのねんど」もあり。
アタッカー1〜3人、サポーター1〜2人でクリアできるが、アタッカー1人の場合PP切れに要注意。
ミュウの序盤の立ち回りは次のようになる。
ターン数\役割 |
アタッカー |
サポーター |
1 |
むしのていこう |
ひかりのかべ |
2 |
むしのていこう |
むしのていこう |
3 |
むしのていこう |
むしのていこう |
4 |
つるぎのまい |
むしのていこう |
5 |
つるぎのまい |
むしのていこう |
6 |
つるぎのまい |
ひかりのかべ |
7 |
テラスタル発動 きゅうけつ |
むしのていこう |
ミュウ以外で攻略する場合
ハッサムやグレンアルマなど、ミュウツーの持つ主な攻撃技を半減以下にできるポケモンを起用して戦うこともできる。
だがとくこう154に初手「めいそう」まであり、その後も「めいそう」を繰り返すので、半減だとしても大ダメージを貰いかねないのが難しいところ。
ミュウ以上に全力でとくこうを下げ続け、安全が確保され次第攻撃に回るのがよい。もちろん、物理技が推奨される。
サザンドラ、ハッサム、ブリムオン、オーロンゲの公式育成配布レイドチームでのクリア報告もある。
もしミュウを入れるのであれば、サポーターとして入れるのが分かりやすい。というのもミュウの火力は補正込みでもあまり高くないため。どちらかといえば耐久が足りなくなるので、耐久が確保されていてとくこうバフを繰り返してもらえるほうが有難い。
最終更新:2023年09月06日 21:57