【表記】
【俗称】
【種族】
サーヴァント(ムーンセル)
【備考】
【切札】
【設定】
【ステータス】
筋力E 耐久E 敏捷E 魔力EX 幸運E 宝具C
【スキル】
陣地作成:D
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
アンデルセンの場合、やってきた敵を迎撃する為のものではなく、敵はおろかマスターの目さえ脇ますタイプのものだ。
誰にも見つからない場所に書斎を作ってサボ、否、筆を動かしているのだろう。
このあまりのサボ、否、怠慢ぶりに堪忍袋の緒を切らした某マスターは、小さな画を作り、その中に閉じ込めて執筆を急がせたという。
道具作製:C
魔術により様々な道具を作り上げる能力。
魔術は修得していないものの、宝具を応用した詩文により多少の作成はできるようだ。
得意なアイテムは『100パーセント想いが伝わる恋文』らしいが、アンデルセン本人の恋愛歴を考えるととてもではないがお願いできない。
人間観察:A
アンデルセンの固有スキル。ランクはA。
人々を観察し、理解する技術。
ただ観察するだけでなく、名前も知らない人々の生活や好み、人生までを想定し、これを忘れない記憶力が重要とされる。
厭世家で知られるアンデルセンだが、その根底にあるものは拒絶ではなく理解である。
彼にできる事は物語を紡ぐ事だけだが、だからこそ、誰よりも語る事だけに真摯であろうと誓い続けた。
高速詠唱:E
魔術詠唱を早める技術。
彼の場合、魔術ではなく原稿の進みに多少の恩恵があるようだ。
「俺の出筆スピードは遅いぞ。そもそも基本的にやる気がないので執筆なんざしないがな!」
とは本人の弁。
無辜の怪物:D
本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
アンデルセンの場合は“読者の呪い”である。
童話が有名になりすぎ、アンデルセン本人の性格が童話作家のイメージによって塗りつぶされてしまった。
サーヴァントとして現れたアンデルセンの手足は、彼を代表する童話のイメージに侵食されている。
洋服で隠してはいるが、その下の肌は人魚の鱗やマッチのヤケド、凍傷に侵され、喉は喋るごとに激痛を刻んでいる。
【宝具】
『貴方のための物語(メルヒェン・マイネスレーベンス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
アンデルセンが書いた自伝、『我が生涯の物語』の生原稿。
『我が生涯の物語』は“私が書いたものはその大半が私自身の投影である”と述べた
アンデルセンをして“私のあらゆる作品における至高の注釈”と述べた、彼の集大成にしてその生き様の記録である。
言ってしまえば、アンデルセンという作家の分身―――作家にとって作品はすべてその当人の分身であるわけだが――の核となる書稿である。
この書の1ページ1ページが、アンデルセンという作家を愛する人々から供給される魔力によって“読者の見たがっているアンデルセン”の姿を取り、その分身となって行動できる。
だが、この宝具の真価はそんなものではない。
作家が物語を作り出すように、この本を白紙に戻し一から執筆する事で、“ひとりの人間”を“ひとりの主役”に育てる事が可能となる。
その効果……成長の度合いは原稿が進めば進むほど高まる。
数ページ程度ではほんの少しの偶然しか起こせないが、全ページ……脱稿したあかつきには、その対象となった人物が思い描く通りの、“最高の姿”にまで成長させる。
見ようによっては全能に思える宝具だが、アンデルセン自身の“人は究極的に死以外では幸せになれない”といった心に根深く宿る暗鬱な人生哲学と
“物事はそう上手く行きはしない”という諦観、そして、彼の持つ作家としてのプライドが都合の良い展開を許容できず、そう簡単には“理想の姿”には到達しない。
当然、“物語”の出来もアンデルセンのやる気によって変わってくる。
“その人間にとって究極の姿”に至るには、よほど情欲を刺激する対象でなければ不可能、という事だ。
【戦闘描写】
【能力概要】
【以上を踏まえた戦闘能力】
【総当り】
最終更新:2016年08月24日 05:49