祈が尾弐から戦力外通告を受けた夜、
レディベアは失意の祈を元気付けるために敢えて祈に敵として勝負を挑む。
しかし祈はその真意を悟り、戦いをやめようと言う。
それに心を打たれた
レディベアは本当は殺戮などしたくはないが、父である
妖怪大統領を救うため、
赤マントの傀儡として動いているという真実を明かす。
そこに赤マントが出現し、
レディベアをこれ以上泳がせておくのは計画の邪魔になるとして連れ去ってしまうのだった。
一方、妖壊退治にいそしむ尾弐のもとには天魔
アスタロトが出現。自らの陣営に来ないかと勧誘する。
そこに白い狐が現れ、尾弐の言葉を代弁するかのように
アスタロトの誘いを跳ね除ける。
悪魔達の追跡を振り切り、SnowWhiteまで避難した尾弐と白い狐。
そこで白い狐は今までの経緯を語りだす。
橘音は封印刑対策として魂を三分の二と三分の一に分割し、
三分の二の側が赤マントに篭絡されて天魔
アスタロトとなり、この白い狐が三分の一の側の橘音であるとのこと。
橘音は、
アスタロトが
姦姦蛇螺を復活させようとしていると告げる。
白橘音は、祈は連れていけないと告げ、敢えて祈が学校に行っている間に
白橘音に伴われて尾弐とノエルとポチは
姦姦蛇螺が封印されているという新宿御苑へと向かう。
そこでは黒い橘音(
アスタロト)が待ち構えており、復活を阻止しようとするも
アスタロトが召喚した悪魔マルファスと
ハルファスに阻まれ、目の前で封印を解かれてしまった。
そこに、一行の居場所を探し当てた祈が駆け付け、
姦姦蛇螺の上半身が母親の颯であることに気付き呆然とする。
更に
アスタロトによって
姦姦蛇螺は巨大化。一行は一時撤退を余儀なくされる。
巨大化した
姦姦蛇螺と、
姦姦蛇螺復活に備え集結していた日本妖怪軍団の戦いが繰り広げられるが、
鳴り物入りで投入された新兵器”ミハシラ”も通じず、妖怪軍団はすぐに蹴散らされてしまう。
今にも公園の外に出そうな
姦姦蛇螺に、一行は東京を守るために無謀な戦いに挑むか、
撤退するかの決断を迫られる。
富嶽やシロ、晴朧が撤退を勧める中、一行の中でも最初は意見が分かれたが、最終的には戦うことを決断。
そこに祈の祖母の菊乃(
ターボババア)が現れ、
ハルファスを一撃KOで戦闘不能にする。
彼女は素戔嗚が八岐大蛇を退治したという伝説の刀、天羽々斬を借り受けてきており、
それをブリーチャーズに託すという。
深雪は深雪は
姦姦蛇螺の体内に突入して内部から冷却する作戦を提案。
尾弐は最強の鬼である
酒呑童子を呼び出すといい、橘音は他の三人に、
ハルファスを囮に
マルファスを倒すように指示を出す。
その指示に従い、祈・ポチ・深雪は
マルファスを生け捕りにすることに成功。
橘音は
マルファスと
ハルファスから妖力を抽出し、それを取り込むことにより、
一時的に超パワーアップを果たし、天魔
アスタロトとしての姿となった。
一方の尾弐は自らの心臓を取り出すことにより
酒呑童子となり、心臓を橘音に託す。
酒呑童子と
アスタロトが外部から抑えている間に、天羽々斬を持った祈と、
それをサポートする深雪とポチが内部に突入し制圧することとなった。
アスタロトと酒呑童子が連携して
姦姦蛇螺に隙を作り、祈・ポチ・深雪はついに体内に突入する。
蛇の形をした影を撃破しながら体内を進んだ一行は、彼岸花が咲き誇る不思議な空間に到着。
それこそが
姦姦蛇螺の中心部であり、中心には御堂があってその前で、颯が十字架に磔にされていた。
御堂から
姦姦蛇螺の本体と思われる一際大きな蛇の影が姿を現し、戦闘開始。
しあし祈は、天羽々斬が反応しないこと等からそれもまた本体ではないのではないかと推測し、ノエルにそれを告げる。
それを受けたノエルが氷面鏡を作り蛇の影に当てると、蛇の影は跡形もなく消え去った。
祈の推測した通り、本体ではなかったのだ。
そしてついに姿を現した本体は、巨大な心臓だった。
姦姦蛇螺は本体である心臓から凄まじい瘴気を放つ上に、犠牲となった妖怪軍団をけしかけ、一行を追い詰める。
そんな中、天羽々斬が反応しはじめ、祈は、ポチとノエルのサポートを受け、天羽々斬で心臓に一撃を加える。
何に転生したとしても自分が受け入れる、という言葉と共に。
祈は、八岐大蛇が転生した説があることから、天羽々斬には転生の力があると推測していたのだった。
これにより心臓は消滅し、
姦姦蛇螺を撃破。
姦姦蛇螺の体である周囲の壁が崩れ始める。
倒壊に巻き込まれそうになった一行だったが、外側で戦っていた尾弐の一撃によって
脱出口が開き、救出された颯含め全員脱出することが出来た。
しかし、悪魔としての力を解放した橘音と、
酒呑童子としての力を解放した尾弐は、
力の制御が出来なくなり、自力では元に戻れなくなっていた。
その時空間が歪み、一行は突然九尾の狐御前の居城である華陽宮に召喚される。
御前はまず協力な術式により橘音と尾弐を拘束。
そして祈達に、無害な蛇に転生した
姦姦蛇螺を見せ、それは祈の力によるものだと告げる。
御前は橘音と尾弐を荒療治ではあるが元の姿に戻して解放し、
姦姦蛇螺であった蛇も解放した上で、それと引換えに祈に死ぬことを要求する。
祈は龍脈にアクセスする特殊な力を持っており、危険だから排除しなければならないという。
御前は強力な言霊によって、ノエルとポチに祈を殺させようとする。
ノエルは祈なら御前の運命も変えられるかもしれないと説得を試み、ポチは自傷してまでも言霊に抗い、
尾弐は昔に交わされた契約上御前には逆らえない立場であるにも拘わらず祈の助命を交渉し懇願した。
その様子を見た御前は綺麗なものが見れたと大喜びしながら、祈の監視を条件に助命を認めるのだった。
こうして一行は元の場所に帰され、ようやく
姦姦蛇螺を巡る騒動は一件落着となる。
姦姦蛇螺だった蛇と、
マルファスと
ハルファスだった雛は祈が引き取ることになった。
颯は暫く意識不明だったが、1週間後、ついに目を覚まし、祈との再会を果たしたのだった。