牡丹 - School Of Life ×TRANQUILIZER×学園2nd

牡丹は狗刀　宿彌が自国から連れてきた【レックスガーディアン（暴竜の守手）】の異名を持つ超大型犬だ。
戦闘種として創り出されたフェンリル種の犬で、持久力、索敵能力、攻性能力に優れている。　また、知能も高く飼い主の言うことを理解し、即座に行動に起こすことも出来る。　大きさは大人を一人乗せて走ることが出来るほどの大きさで、戦場ではフェンリル種に乗って駆け回るグラップラーの姿が見ることができる。　白銀の長い体毛が特徴だ。
牡丹は、もともと戦闘種として優れているフェンリル種に試験的にT-REX因子を組み込まれたものの唯一の成功例である。　全身の筋力が強化されたことにより、移動速度や攻性能力が飛躍的に上昇しており、移動速度と持久力に難のある宿彌の助けになっている。
知能も高く、穏やかな性格で宿彌以外の頼み事も、主人である宿彌にマイナスになるような内容であったり、犯罪などではない限りおおよそ聞いてくれる。　宿彌よりも社交的であるという噂で【レックスガーディアン】ではなく【レックスマネージャー（暴竜管理人）】などと冗談で呼ばれることもある。
戦闘種として創られ、T-REX因子適合までも果たしたため、戦争における白兵戦に利用できると軍の科学者たちは喜んだが、牡丹の性格が温厚で、戦闘に向いていなかったために破棄されそうになったところに宿彌に引き取られた。
白銀の毛並みを大変気に入っていて汚されると少し怒るが、元来の穏やかな性格があるため人を傷つけることは無い、せいぜい尻尾で叩いたあとにその汚した人物からしばらく離れるといった具合だ。　子供が苦手で（自慢の毛並みをぐちゃぐちゃにされるから）子供が来たときは宿彌の後ろに隠れるなど、かわいらしいところもある。　好物は野菜と意外にもベジタリアンである。　苦手なものは雷で同様に電気系の能力も苦手である。　どうやら雷の発する、轟音と発光が苦手なようで、類するようなものもあまり得意ではない。　戦闘時は気が張っているためにおびえることは無いが、非戦闘時はプラズモンの閃光に驚いて宿彌に登って宿彌を押しつぶしたこともある。
賢く他の生命を奪うということがどういうことか分かっているためにあまり積極的に他の生き物の命を奪うということをしない。　生きるための最低限の狩りすら、積極的でなく宿彌の頭を悩ませている。　まして、戦闘時に他の生き物を（捕食するためでもないのに）殺すということに非常に強い嫌悪感を持っており。　人を一人鎧ごとかみ殺すくらいの力はあるが、無理やりそれをさせるとしばらくまともに食事を取らなくなるほどの精神的ダメージを負う。　宿彌もそのことを（感情でなく理屈で）理解しているために、牡丹を移動用として使うことはあっても戦闘時に攻撃に参加させようとは決してしない。　互いに互いを支えあう、まさに相棒というわけだ。

余談ではあるが、非戦闘時には沙鳥などにお使いを頼まれて、口に買い物籠をくわえて街中を闊歩する姿が頻繁に見られている。

宿彌曰く「抱き枕としても最高の相棒だよ、あったかくてもふもふで。　でもプラズモンのところの移動には乗せてってもらえないのが悩みかな」とのこと。