イジーキール・キール - School Of Life ×TRANQUILIZER×学園2nd

	Data
Name	イジーキール・キール（Ezekiel Keel）
Class	サイキッカー
Age	45
人種	米人

PROFILE

学外の一般人から見れば超人揃いのトランキライザー。だが、上には上がある、という言葉どおり
中に入ってみれば、高位になるなどなかなかできるものではない。
その他さまざまな理由でその心にあきらめや絶望が忍び寄る者は少なくない。
そんな苦学生の存在をどこからともなく嗅ぎ付け、現われるのがこの男である。
彼の仕事はクライアントが望むタイプの学生を、斡旋することである。

「傷が浅いうちに、ドロップアウトしませんか？」
「外に出れば、かえって新しい世界が拓けてきますよ」

彼自身、精神干渉の力を持つサイキッカーだが、大抵の場合
異能力を使わなくても「現実」が自ずと相手の背中を押してくれる。

彼の能力は生まれつきのものではなく、多くの時間と
大金をかけた遺伝子操作によりようやく手にしたもの。
だが、それを扱う素質まではフォローできなかったのか、能力を暴走させてしまい、
精神の均衡を失って自分の体や顔を掻き毟り続け、元の人相を失ってしまっている。
失明しなかったのが奇跡と言われているほど。
それから現在に至るまで、精巧なマスクをつけて顔を隠している。
しかも、この遺伝子操作は、法律で認められた遺伝子治療や調整ではない、
厳密に言えば非合法にあたるもの。彼が現在の仕事をしているのは、
こういった界隈のしがらみによるものでもある。
斡旋する仕事の中にもそれなりにマズいものが存在する。

トランキライザーの学生、とくにトップランカー達にはねっとりとした妬みを
捨てきれず、学生を自主的に辞めさせることや、トランキライザーを止めた者
に進路を示してやることについて、優越感めいた歪んだ感情を抱いているのは否定できない。
だが、苦しみを捨て、若いうちに、時間の残されたうちに有益で新しい人生を歩んで欲しい、
と願っているのもまた事実である。とはいえ、マズい仕事も薦めるのを止めるほどではない
だらしねぇ男である。

ABILITY

【セカンド・チャンス（後付の賜物）】
自分や他者の精神を落ち着かせる。興奮を鎮める。また、その逆を行なう。
これだけ。出力の点で特別優れているわけでもない。ささやかなものである。

どれほどささやかかと言えば、いろんな国・人種の学生を口説き落とすために
学んだ外国語のほうが価値がある、と自嘲を込めて言うくらい。