Imponderable data | |
Name | ジョージ・シルバースミス(George Silversmith) |
Alias | 【ブラックアポロ(地上の太陽)】 |
PROFILE
カリフォルニア出身のアフリカ系アメリカ人。今のところは陽気で快活な38歳。
ハート・オブ・コンチネント(大陸の心臓)現代表にして、同団体の設立者
マーカス・シルバースミスの孫。マーティン・シルバースミスの三男。
幼い頃に生みの母親を事故で亡くし、その後に父マーティンが再婚した。
同じく前妻との間に生まれた二人の兄と、後妻との間に生まれた年の離れた弟たちと妹たちがおり、
甥や姪、弟・妹の中にはトランキライザーに通っている者もいる。彼らから届くトランキライザーの
突き抜けた日々をつづった手紙やメールはジョージにとって最高の楽しみの一つである。
彼らが五体満足で帰ってこれるかどうかは気がかりだが……。
彼自身にも幼い子供が三人いるのだが、これから先、彼らからトランキライザーに
行きたいといわれたらどうしよう、と内心心配している。
ハート・オブ・コンチネント(大陸の心臓)現代表にして、同団体の設立者
マーカス・シルバースミスの孫。マーティン・シルバースミスの三男。
幼い頃に生みの母親を事故で亡くし、その後に父マーティンが再婚した。
同じく前妻との間に生まれた二人の兄と、後妻との間に生まれた年の離れた弟たちと妹たちがおり、
甥や姪、弟・妹の中にはトランキライザーに通っている者もいる。彼らから届くトランキライザーの
突き抜けた日々をつづった手紙やメールはジョージにとって最高の楽しみの一つである。
彼らが五体満足で帰ってこれるかどうかは気がかりだが……。
彼自身にも幼い子供が三人いるのだが、これから先、彼らからトランキライザーに
行きたいといわれたらどうしよう、と内心心配している。
ミスティックであり、他人が怒っていたり悲しんでいたりすると
それを自分に移してしまうことで解決をはかる優しい少年だった。
祖父がオーパーツを操る姿を見て感激し、母を蘇らせる力をもった
オーパーツはないかと手がかりを求めて猛勉強と図書館通いの日々を送る。
むろん見つかりはしなかったが、一族随一の秀才として認められるほどになっていた
彼は、成長するとこの時代におけるカリフォルニアの名門校、マウントシャスタ大学に入学する。
卒業後は貿易会社に就職し、念願であったアフリカでの仕事をすることになる。
だが、内戦に巻き込まれゲリラに誘拐され、身代金のダシにされたあげく殺されかける。
九死に一生を得たジョージは貿易会社を頼ろうとするも、現地のリーダーや同僚は
混乱の中で殺害されており、会社自体も引き上げ、また彼も身元を証明する手段を
失っていた。ジョージはアフリカの大地をさ迷い、発見されたのは誘拐から5年後のことだった。
その時ジョージの指には刻印のみの簡素だが気品のある指輪をしていた。
なぜか奪われることもなく、それどころか周囲の人々、素行の悪い連中までもが
彼のことを避けていた。曰く「あのアメリカ人はいま悪魔を背負っている」
あの指輪はいわく付きの代物であり、持ち主を次々と変死に導いていたらしい。
たまにどっかに消えてしまう人もいたとか。困った土地の住人たちは
最後の最後に余所者であるジョージに押し付けた、というのが実情のようだ。
それを自分に移してしまうことで解決をはかる優しい少年だった。
祖父がオーパーツを操る姿を見て感激し、母を蘇らせる力をもった
オーパーツはないかと手がかりを求めて猛勉強と図書館通いの日々を送る。
むろん見つかりはしなかったが、一族随一の秀才として認められるほどになっていた
彼は、成長するとこの時代におけるカリフォルニアの名門校、マウントシャスタ大学に入学する。
卒業後は貿易会社に就職し、念願であったアフリカでの仕事をすることになる。
だが、内戦に巻き込まれゲリラに誘拐され、身代金のダシにされたあげく殺されかける。
九死に一生を得たジョージは貿易会社を頼ろうとするも、現地のリーダーや同僚は
混乱の中で殺害されており、会社自体も引き上げ、また彼も身元を証明する手段を
失っていた。ジョージはアフリカの大地をさ迷い、発見されたのは誘拐から5年後のことだった。
その時ジョージの指には刻印のみの簡素だが気品のある指輪をしていた。
なぜか奪われることもなく、それどころか周囲の人々、素行の悪い連中までもが
彼のことを避けていた。曰く「あのアメリカ人はいま悪魔を背負っている」
あの指輪はいわく付きの代物であり、持ち主を次々と変死に導いていたらしい。
たまにどっかに消えてしまう人もいたとか。困った土地の住人たちは
最後の最後に余所者であるジョージに押し付けた、というのが実情のようだ。
帰国したジョージは、祖父と父の属する団体に加入。既に解雇扱いされていたため
別の貿易会社に再就職すると、アフリカ方面の事業において次々と成功を収めていく。
アフリカの地形と人の流れを知り尽くしているかのように、的確に危険を避け、
利益を掴み取っていく。やがて独立した彼は私財をなげうって団体の神話に
登場する「大地の心臓」が位置する中央アフリカでの調査を行なう。
そこで大きな成果をあげることができたようだが、その内容は
詳しく公表されてはいない。ただ、この後間もなくジョージは
ハート・オブ・コンチネント(大陸の心臓)代表の座についた。
別の貿易会社に再就職すると、アフリカ方面の事業において次々と成功を収めていく。
アフリカの地形と人の流れを知り尽くしているかのように、的確に危険を避け、
利益を掴み取っていく。やがて独立した彼は私財をなげうって団体の神話に
登場する「大地の心臓」が位置する中央アフリカでの調査を行なう。
そこで大きな成果をあげることができたようだが、その内容は
詳しく公表されてはいない。ただ、この後間もなくジョージは
ハート・オブ・コンチネント(大陸の心臓)代表の座についた。
ABILITY
ミスティックとして「他人の感情」を自分に肩代わりさせる能力を持つ。
少年時代は感心な使い方をしていたが、現在では
ひまをみつけてわざと豪華な身なりをし無防備を装って治安の悪い場所を歩き、
襲い掛かってきたチンピラからオーパーツの影を媒介にして感情を根こそぎ吸い取る、という使い方を
している。なるべく「死んで当然のクズ」を選ぶようにしている。
オーパーツを使っていると感情が薄れ、忘れそうにすらなるのだから仕方がない。
犯罪者を狙うのも、一応「生命は」奪っていないのも、今のところ罪悪感、という感情が残っているからだろうが、
それが失われてしまえば、純粋に損得や効率で獲物を狙うようになるのかもしれない。
少年時代は感心な使い方をしていたが、現在では
ひまをみつけてわざと豪華な身なりをし無防備を装って治安の悪い場所を歩き、
襲い掛かってきたチンピラからオーパーツの影を媒介にして感情を根こそぎ吸い取る、という使い方を
している。なるべく「死んで当然のクズ」を選ぶようにしている。
オーパーツを使っていると感情が薄れ、忘れそうにすらなるのだから仕方がない。
犯罪者を狙うのも、一応「生命は」奪っていないのも、今のところ罪悪感、という感情が残っているからだろうが、
それが失われてしまえば、純粋に損得や効率で獲物を狙うようになるのかもしれない。
OOPARTS
OOPARTS data | |
Name | 【シャドウ・オブ・キマリス(悪魔の影身)】 |
Rank | B++ |
Color | 銀 |
Form | 指輪とそこから出入りする影 |
Limit | 戦闘用での展開は5~10分 |
EDEN | 指輪への装飾 |
指輪を中心に渦巻く影。指輪には装飾状の『EDEN(エデン)』が埋め込まれ、被せられているが、
直接はめていると「ラリッて」しまうそうで、普段はネックレス状にして身に着けている。
指輪と影は、言わば鞘と刀身の関係。攻撃・自衛機能やアフリカ大陸全土の情報や、引き続きそれを
収集・観測する機能などが持たされているが、これそのものは「悪魔」ではなく、むしろ「器」や
「入れ物」と呼ぶにふさわしいもの。要するにオプション付きの着ぐるみのようなもの。
しかし世界樹の無いこの世界には、これに本来入るべきであろう「悪魔」も存在しない。多分。
アフリカに有った頃は『EDEN(エデン)』なしの剥き出しオーパーツであり、
勝手に〝ユーザー〟とみなした持ち主たちから生命力とかをもりもり吸って
死なせていた。発見が遅れていたらジョージも同じ運命をたどっていただろう。
直接はめていると「ラリッて」しまうそうで、普段はネックレス状にして身に着けている。
指輪と影は、言わば鞘と刀身の関係。攻撃・自衛機能やアフリカ大陸全土の情報や、引き続きそれを
収集・観測する機能などが持たされているが、これそのものは「悪魔」ではなく、むしろ「器」や
「入れ物」と呼ぶにふさわしいもの。要するにオプション付きの着ぐるみのようなもの。
しかし世界樹の無いこの世界には、これに本来入るべきであろう「悪魔」も存在しない。多分。
アフリカに有った頃は『EDEN(エデン)』なしの剥き出しオーパーツであり、
勝手に〝ユーザー〟とみなした持ち主たちから生命力とかをもりもり吸って
死なせていた。発見が遅れていたらジョージも同じ運命をたどっていただろう。