第Ⅶ章「竜の戦い、人の戦い」
(執筆:たまごっつ)
「ふん。おぬしではないわ。その隣におる奴だ」
クルスがそう言うと、その隣から男が現れた。
クルスがそう言うと、その隣から男が現れた。
「お前が地竜ジオクルスだな。私は第五竜将ヴァルトだぁぁぁ」
「なんとも面倒くさそうな奴がでてきたな…。ファントムトロウはお前たちでどうにかしろ!」
そう言ってクルスは竜となり素早くヴァルトに襲いかかった。ヴァルトはその攻撃を見切ったかのように避ける…その流れでヴァルトも竜となる。この一連の流れでフレイたちはこの戦いに入っていっても足手まといになるだけということを実感した…
「なんとも面倒くさそうな奴がでてきたな…。ファントムトロウはお前たちでどうにかしろ!」
そう言ってクルスは竜となり素早くヴァルトに襲いかかった。ヴァルトはその攻撃を見切ったかのように避ける…その流れでヴァルトも竜となる。この一連の流れでフレイたちはこの戦いに入っていっても足手まといになるだけということを実感した…
「すごい…」
オットーがつぶやく。
オットーがつぶやく。
二匹は船の上空で戦い始めた。
「それよりファントムトロウは俺たちで倒すっスよ!」
勢いよくセッテ切り出した。
「オマエタチゴトキラクショウダ!」
勢いよくセッテ切り出した。
「オマエタチゴトキラクショウダ!」
セッテが魔法で炎の塊を勢いよく飛ばす。が、ファントムトロウに打ち消される…
「協力して倒すぞ!」
「「はい。王子!」」
そう言うと同時にフレイとオットーは右に、セッテは左に移動し黒船に飛び乗った。
「コシャクナ」
ファントムトロウの左手には鋭利な氷の粒が無数に、右手には黒く大きな塊が集まっていく。
「闇魔法と氷魔法を同時にだと!?」
氷魔法がフレイとオットーを、闇魔法がセッテを襲う…
「くっ」
フレイは何とか氷をはじこうとするが数が多すぎる。隣にいるオットーも苦戦しているようだ。突然氷の粒が飛んでくるのが止む…どうやらセッテは上手くかわしてファントムトロウに攻撃を仕掛けたようだ。ファントムトロウとセッテが剣ぶつかり合う。どうやらセッテが押している。
「協力して倒すぞ!」
「「はい。王子!」」
そう言うと同時にフレイとオットーは右に、セッテは左に移動し黒船に飛び乗った。
「コシャクナ」
ファントムトロウの左手には鋭利な氷の粒が無数に、右手には黒く大きな塊が集まっていく。
「闇魔法と氷魔法を同時にだと!?」
氷魔法がフレイとオットーを、闇魔法がセッテを襲う…
「くっ」
フレイは何とか氷をはじこうとするが数が多すぎる。隣にいるオットーも苦戦しているようだ。突然氷の粒が飛んでくるのが止む…どうやらセッテは上手くかわしてファントムトロウに攻撃を仕掛けたようだ。ファントムトロウとセッテが剣ぶつかり合う。どうやらセッテが押している。
「オットー、援護しに行くぞ!」
返事がない…?
「オットー?」
さっきまでオットーがいたところを見てみるが姿が見えない…辺りを見渡すとオットーは魔導船の端っこで横たわっていた。
「オットー」
フレイがオットーの横に駆け寄る。返事がない…が息はしている。どうやら気絶しているだけのようだ。とりあえず今はセッテの援護をしに行かなければ…そう思いフレイが黒船の上に飛び乗った同時に、ファントムトロウの剣が手から離れた。
セッテが剣をファントムトロウの喉に突きつけた。
「オットー?」
さっきまでオットーがいたところを見てみるが姿が見えない…辺りを見渡すとオットーは魔導船の端っこで横たわっていた。
「オットー」
フレイがオットーの横に駆け寄る。返事がない…が息はしている。どうやら気絶しているだけのようだ。とりあえず今はセッテの援護をしに行かなければ…そう思いフレイが黒船の上に飛び乗った同時に、ファントムトロウの剣が手から離れた。
セッテが剣をファントムトロウの喉に突きつけた。
「お前にはいろいろしゃべってもらうっスよ」
「ワタシヲタオシタカラトイッテチョウシニノルナ。ワタシノキョウダイガキサマラヲコロシニクル」
「兄弟だと?」
「ワタシヲタオシタカラトイッテチョウシニノルナ。ワタシノキョウダイガキサマラヲコロシニクル」
「兄弟だと?」
その時クルスが黒船の上に落ちてきた。
「避けろ!セッテ!!」
フレイが叫ぶと同時にセッテは後ろに跳んだ。ちょうどさっきまでセッテとファントムトロウがいたところに落ちてきた。
「避けろ!セッテ!!」
フレイが叫ぶと同時にセッテは後ろに跳んだ。ちょうどさっきまでセッテとファントムトロウがいたところに落ちてきた。
フレイがセッテの元に駆け寄る。
「いててて…」
セッテが頭をさすっている。踏み潰されてないようだ。
「いててて…」
セッテが頭をさすっている。踏み潰されてないようだ。
「地竜がよく空中でここまで戦えたな。だがこれで終わりだぁぁぁ!!!」
ヴァルトが叫ぶ。クルスも立ち上がって応戦しようとするが圧倒的に追い込まれている…
ヴァルトが叫ぶ。クルスも立ち上がって応戦しようとするが圧倒的に追い込まれている…
そこにヴァルトめがけて炎の波が押し寄せてきた…辛くも避けるヴァルト。
「ちっ、火竜か…ちょっと暴れすぎたようだな…また貴様を殺しに来るわぁぁ!今日は俺が有利すぎたしな!!!」
そう言い残しヴァルトが引き上げていく…あの口調からするとクルスとの戦いを楽しんでいたようだ…
「ちっ、火竜か…ちょっと暴れすぎたようだな…また貴様を殺しに来るわぁぁ!今日は俺が有利すぎたしな!!!」
そう言い残しヴァルトが引き上げていく…あの口調からするとクルスとの戦いを楽しんでいたようだ…
クルスの姿が元に戻った。
「クルス、大丈夫っスか?」
セッテがたずねる。
「ちょっと無理しすぎたな…」
クルスはぐったりしている…
「クルス、大丈夫っスか?」
セッテがたずねる。
「ちょっと無理しすぎたな…」
クルスはぐったりしている…
数分後、さっき炎を吹いたと思われる竜が人の姿になり魔導船に乗ってきた。