第十三章「Battle field bad friends」
(執筆:parad)
一同が向かっているヴェルスタンド。
改めて見ると外見に例えようの無い変化が見受けられる。まるでそう・・・生きているかのような。
「そういや霊の幽体はどうするんダ、グメーに任せようにも数が多いんダが」
『ワタシのセンサーでは捉えきれない存在ですね、まあ何とかなる作戦で何とかしましょう。』
「グメー」
「愚めーと言ってるぞメイヴ」
『とりあえず気分転換に、ガチャ、ガチャ、ガチャ、ガチャ』
改めて見ると外見に例えようの無い変化が見受けられる。まるでそう・・・生きているかのような。
「そういや霊の幽体はどうするんダ、グメーに任せようにも数が多いんダが」
『ワタシのセンサーでは捉えきれない存在ですね、まあ何とかなる作戦で何とかしましょう。』
「グメー」
「愚めーと言ってるぞメイヴ」
『とりあえず気分転換に、ガチャ、ガチャ、ガチャ、ガチャ』

「ぼくリミット君です!ぼくリミット君です!ぼくと契約して、リミットになってよ!ぼくゲイミットです!」
「フォー・オブ・汁千本!」
「ぎゃああぁあ!あっひゃっひゃっひゃっひゃ!君たちが理解できないよ。あぁんひどぅい!」
「そうこうしてたら着いたダ、霧も濃くなってきたダ。」
『多数の意識体を確認、数は秒間あたり200で増加しています種類はGレティス、Gブロウティス・・・』
「仕方ネェ、やれるやつだけで押し込んでいくダ」
「・・・Gメイシス」
「なんダって?」
多数の幽体の中に黒く見慣れた存在が群れの奥に多数見える
しかしそれは既に灰色の胴体をもった優しい瞳をしたではなく、赤と黒に塗れた暗黒がそこに在った
幸運にもグメーシスは未だ気がついていないようだ
「これじゃグメーはだせないダ、こいつには悲しい思いはさせたくない」
『そろそろ戦闘に移行します。スカッドミサエル、プルパッブマグナム、ハープーン装填完了。』
メイヴの兵器ならば青の幽体を片すことはできるようだ、だが物理干渉をしない残りの2体の対処がどうにもならない
そんなことはゲンダーにはわかりきっていたことだが、いざとなると対処法が思いつかない。
そのとき背後から強烈な光が走ると同時に、目視できる限りの正面前方に存在する幽体がすべて消え去った。
「君たち、待たせたね」
「ガイコ・・・じゃないダ、ダスト博士!」
「間違いを間違いとした上でしっかり本名を呼んでくれ給え」
そして瞬く間に幽体は消え去った。無論、Gメイシスを含めた―。
「助かったダ!しかし博士、それは何なのダ?」
『まあ私が大半殲滅しましたので余裕でしたが、一応お礼を言わせていただきましょう。アリガトウゴザイマシタカエレ!』
もちろん一同は無視した、メイヴ自身も無視をした、無視を無視、餅は餅や。
「これは射影機といってね、スヴェン博士の知り合いにアソウ博士という精神的な分野を取り扱う異国の研究者が開発したものだ。研究の成果として
作った数少ない試作品のうちの一つを置いていってくださったときのものを、スヴェン博士が保管していたそうなんだ。」
「そうなんダ!?」
『わけがわからないよ』
「グゥゥメェェ~」
「なんでもレンズを通して見える思念を写し取り、このフィルムに閉じ込める装置なんだ。でもフィルムが無かったり質が悪いと機能しないときがある」
「なんダか難しそうな品ダナ」
「ゲンダー君、君が使ってくれ給え。器用な手先をもつ君ならではの品だ」
「イイのか?ぼろっちぃが、かなりの精密なものダと思うが」
「ああ、かまわないよ、ワタシはここでやるべきことがあって君たちとともにはいけない。だからこれを私の代わりにもっていってくれ」
「合点承知ダー」
博士はゲンダーに射影機の簡単な説明をしたあとに建物横へ消えていった。
「んじゃ正面から堂々といくダ」
『市街地戦闘モードに移行します』
「グメ♪」
「ざっと大きな部屋でみて3部屋、3階が最上階ってところダナ。」
一同は建物の一階に足を踏み入れた
外からは建物がうごめいているように見えるが、入ってみると奇妙なぐらいに静かであった。
『なにやら扉と説明書きがあります、拝読してみます』
『―ここは知識の間、世の理に精通した星の知識を持つ者が我が道標の恩恵を手にするだろう―』
「読めないナ、何の言語ダー?ゲンゴダー・・ゲンダー・・?」
『―空の色、流れ落ちた、手の平掬う。それは閉ざされた小さな物語―』
「ワカランネ、シカタナイネ、チカラオシダネ」
『室内で兵器は使用できません、少しは考えましょう。物理的にも論理的にも』
「ヘェイ!アイニードォアァアーモゥゥウ!」
『ちなみに私はポエムみたいな感情を表現する書き物は全くわかりません、がんばってください』
「・・・・空の色、これは模様、すなわち天気・・・流れ落ちたと言えば雨ダ・・・、でも最後のがわからネェ」
『ちなみに最後の記述に60秒以内に答えを書き込まないと毒ガスが出ると言う注意書きがあります、30秒経過しました』
「はよ言えダ!・・・しかし、星の知識と言えばヘイヴ博士が時間に関することといっていた気がするダ、ならば・・・」
ゲンダーは不器用ながらとある文字を綴った。
「徒 着 な 我 霊 ・・・っと」
『なんですかそれは?』
「これはすなわち自然界での水の循環を表わしている、同時に魂の浄化も洗わしているんダ。これは時間が流れることと同じ表現ダ」
『そこからどうしてその言葉がでたのです?』
「博士の口癖ダ」
『間違ってたらどうするのですか』
「教育委員会に訴えるダ、間違った場合の説明書きがなかったダ」
『・・・・』
「グメー♪」
こうして一同は難を乗り切った、そして次の試練に続く…。
「フォー・オブ・汁千本!」
「ぎゃああぁあ!あっひゃっひゃっひゃっひゃ!君たちが理解できないよ。あぁんひどぅい!」
「そうこうしてたら着いたダ、霧も濃くなってきたダ。」
『多数の意識体を確認、数は秒間あたり200で増加しています種類はGレティス、Gブロウティス・・・』
「仕方ネェ、やれるやつだけで押し込んでいくダ」
「・・・Gメイシス」
「なんダって?」
多数の幽体の中に黒く見慣れた存在が群れの奥に多数見える
しかしそれは既に灰色の胴体をもった優しい瞳をしたではなく、赤と黒に塗れた暗黒がそこに在った
幸運にもグメーシスは未だ気がついていないようだ
「これじゃグメーはだせないダ、こいつには悲しい思いはさせたくない」
『そろそろ戦闘に移行します。スカッドミサエル、プルパッブマグナム、ハープーン装填完了。』
メイヴの兵器ならば青の幽体を片すことはできるようだ、だが物理干渉をしない残りの2体の対処がどうにもならない
そんなことはゲンダーにはわかりきっていたことだが、いざとなると対処法が思いつかない。
そのとき背後から強烈な光が走ると同時に、目視できる限りの正面前方に存在する幽体がすべて消え去った。
「君たち、待たせたね」
「ガイコ・・・じゃないダ、ダスト博士!」
「間違いを間違いとした上でしっかり本名を呼んでくれ給え」
そして瞬く間に幽体は消え去った。無論、Gメイシスを含めた―。
「助かったダ!しかし博士、それは何なのダ?」
『まあ私が大半殲滅しましたので余裕でしたが、一応お礼を言わせていただきましょう。アリガトウゴザイマシタカエレ!』
もちろん一同は無視した、メイヴ自身も無視をした、無視を無視、餅は餅や。
「これは射影機といってね、スヴェン博士の知り合いにアソウ博士という精神的な分野を取り扱う異国の研究者が開発したものだ。研究の成果として
作った数少ない試作品のうちの一つを置いていってくださったときのものを、スヴェン博士が保管していたそうなんだ。」
「そうなんダ!?」
『わけがわからないよ』
「グゥゥメェェ~」
「なんでもレンズを通して見える思念を写し取り、このフィルムに閉じ込める装置なんだ。でもフィルムが無かったり質が悪いと機能しないときがある」
「なんダか難しそうな品ダナ」
「ゲンダー君、君が使ってくれ給え。器用な手先をもつ君ならではの品だ」
「イイのか?ぼろっちぃが、かなりの精密なものダと思うが」
「ああ、かまわないよ、ワタシはここでやるべきことがあって君たちとともにはいけない。だからこれを私の代わりにもっていってくれ」
「合点承知ダー」
博士はゲンダーに射影機の簡単な説明をしたあとに建物横へ消えていった。
「んじゃ正面から堂々といくダ」
『市街地戦闘モードに移行します』
「グメ♪」
「ざっと大きな部屋でみて3部屋、3階が最上階ってところダナ。」
一同は建物の一階に足を踏み入れた
外からは建物がうごめいているように見えるが、入ってみると奇妙なぐらいに静かであった。
『なにやら扉と説明書きがあります、拝読してみます』
『―ここは知識の間、世の理に精通した星の知識を持つ者が我が道標の恩恵を手にするだろう―』
「読めないナ、何の言語ダー?ゲンゴダー・・ゲンダー・・?」
『―空の色、流れ落ちた、手の平掬う。それは閉ざされた小さな物語―』
「ワカランネ、シカタナイネ、チカラオシダネ」
『室内で兵器は使用できません、少しは考えましょう。物理的にも論理的にも』
「ヘェイ!アイニードォアァアーモゥゥウ!」
『ちなみに私はポエムみたいな感情を表現する書き物は全くわかりません、がんばってください』
「・・・・空の色、これは模様、すなわち天気・・・流れ落ちたと言えば雨ダ・・・、でも最後のがわからネェ」
『ちなみに最後の記述に60秒以内に答えを書き込まないと毒ガスが出ると言う注意書きがあります、30秒経過しました』
「はよ言えダ!・・・しかし、星の知識と言えばヘイヴ博士が時間に関することといっていた気がするダ、ならば・・・」
ゲンダーは不器用ながらとある文字を綴った。
「徒 着 な 我 霊 ・・・っと」
『なんですかそれは?』
「これはすなわち自然界での水の循環を表わしている、同時に魂の浄化も洗わしているんダ。これは時間が流れることと同じ表現ダ」
『そこからどうしてその言葉がでたのです?』
「博士の口癖ダ」
『間違ってたらどうするのですか』
「教育委員会に訴えるダ、間違った場合の説明書きがなかったダ」
『・・・・』
「グメー♪」
こうして一同は難を乗り切った、そして次の試練に続く…。
Chapter13 END
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