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  • 死神さん4

死神さん4

最終更新:2017年04月25日 20:27

jelly

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第肆話「鬼の居ぬまに」


「今日の仕事は地獄だ! では、今から出発する」
 例の神社に似た建物で休憩していたところに竜頭の声が響き渡る。
「地獄!?」
「ハードなの!?」
 おれも獣頭も地獄と聞いて驚いていた。いや、獣頭のやつは少し勘違いをしているような気がするが。
「そういう意味じゃない。仕事場が地獄であるというだけのことだ」
 竜頭は冷静に説明した。
「地獄かぁ……。やっぱり鬼とかいっぱいいるのかな。怖いなぁ~」
 そう言いながらも獣頭は興味津々の様子だった。ぶんぶん揺れる尻尾は正直ものだ。
 それよりもおれは地獄と聞いて、昨夜の閻魔邸での出来事を思い出していた。死神の長老的な存在の魚頭が言うには、死神たちはみんな何か罪を背負っていて、それを償うために死神として働かされているらしい。
 三途の川で突如として湧いたあの感情。もしかするとおれの罪は誰か人を殺してしまったんじゃないだろうか。おれには生前の記憶がないから、はっきりとしたことはわからないが、もしも自分の正体が人殺しだったらと思うと、記憶を取り戻すことが恐ろしくなった。このまま、すべてを忘れたままでいるほうがあるいは幸せなのかもしれない。しかし、魚頭の言うことが本当ならば、記憶を取り戻さない限り、おれは罪を償うことができない。
 おれは悩んでいた。記憶を取り戻すべきなのかどうか。


 竜頭に連れられて地獄までやってきた。
 閻魔邸や休憩所のある場所は地獄と天国の中間に位置しており『辺獄』という場所だそうだ。前に行った三途の川はすぐ近くにあったが、地獄は離れた場所にあったので、おれたちは初めて辺獄から出たことになる。
 地獄までの道のりは山あり谷ありの険しい道で、地獄逝きを命じられた死者たちはその道のりを素足に徒歩で移動しなければならない。しかし死神であるおれたちは宙に浮かんでいるので難なく地獄までやってこれた。
 地獄の入口には看板が掛けられており、その下にはのれんを垂らしたふたつの入口があった。ひとつは『死者入口』で、もうひとつは『従業員通用口』と書かれている。看板には「おいでませ、地獄」と記されていた。
「…………あのー。竜頭さん? ここが、その地獄なんですか?」
 念のために竜頭に確認してみた。
「もちろん地獄に決まっている。用もないのに他の場所へ行くわけがないだろう」
 竜頭はさも当然だというふうに言って見せる。だが、これはどう見ても観光地だろう。
 一方、獣頭は期待をこめて尻尾をぶんぶん振っていた。
 従業員通用口をくぐって地獄入りする。すると、こちらに気がついた何やらもじゃもじゃした一つ目が愛想良く「いらっしゃい!」と声をかけてきた。とりあえず、こちらも挨拶を返しておく。
「さて、こちらは番頭のアカナメ氏だ。俺は俺でやることがあるから、ここでは彼の指示を受けてくれ」
 竜頭がアカナメを紹介した。番頭って、ここは銭湯なのか。
「よろしゅうに。ほな、お二人さん。さっそく働いてもらいましょか」
 アカナメはおれたちを血の池風呂に案内した。これが話にきく血の池風呂。まさか、実在するとは。
「わたしは針山を掃除しとるから、まずはここを綺麗にしたってや。終わったら、針山のほう手伝いに来てぇな」
 簡単に説明を終えるとアカナメはさっそく針山へ向かっていった。アカナメが通ったあとは、ワックスでもかけたかのようにつやつやと輝いていた。
「そういえば垢なめっていう綺麗好きの妖怪がいるって話を聞いたことがあるけど……」
「これ、ボクたちいなくても十分じゃないの?」
 血の池もすでに綺麗に磨き抜かれていた。これ以上、どこをどう綺麗にしろというのか。しかし、これも罪を償うためなので、とりあえず鎌をブラシに持ち替えて床を磨いておく。
「それにしても、死神の仕事が川掃除に風呂掃除って、なんだかなぁ」
「まあまあ。何事にも下積み時代ってもんがあるでしょ」
 そんなことをぼやきながら床にブラシをかけていると、ガラッと戸を開けて血の池風呂に誰かが入ってきたようだ。アカナメでも竜頭でもないようだ。
「あっ、お客さんかな? お客さまー、悪いけどまだ清掃中ですよー」
 獣頭が声をかけると、相手は翼をひるがえして振り向くなり、
「ふーっはっはっはぁ! あたいはお客なんかじゃないのさ!」
 と声高に言った。
「えっ。それじゃあ……お手伝いさん?」
「そうそう、いつもこの銭湯にはお世話になってるからそのお礼に……って違うわッ! あたいは吸血鬼さね。血の池の血はぜェーんぶ、このあたいがいただくよッ!!」
「吸血鬼だって! じゃあ、ヴァンパイアなの?」
「ん、吸血鬼ってドラキュラじゃなかったか」
「あっ、そういえばドラキュラもいたよね。何が違うの?」
「男と女の違いとか? あいつは女っぽいし、ヴァンパイアってことでいいのか」
「わかんない。本人に聞くのが一番じゃない?」
「それもそうだ」
 声をそろえてどう違うのか聞いてみる。
「あ、あたいだって知らないよッ! そんなこと聞かないでよ!」
 よくわからないらしい。
 自称吸血鬼は大きなコウモリの姿をしていた。うしろに細長い棒を背負っている他には、ゴーグルを身に付けているよくわからないいでたちだ。なんだか胡散臭い。
「ほんとに吸血鬼なのか? 怪しいなぁ」
「なんだい、知らないのかい。吸血鬼はコウモリに変身できるんだよ」
「じゃあ、吸血鬼の姿になってみてよ」
「うっ……。い、今は新月だから力が足りなくてちょっと無理」
「ますます怪しい」
 自称吸血鬼(コウモリ)は動揺している。
「だ、だったら吸血鬼である証拠として、おまえの血を吸ってやるよ!」
「な、なんだって!?」
 コウモリは翼を大きく広げると頭上からおれ目掛けて飛びかかってきた。咄嗟のことに避ける間もなく、コウモリの鉤爪に捕まえられてしまった。思ったより力が強く、身動きが取れない。
「ふっふっふ。これであんたも年貢の納め時だよォ!」
 なんてこった、さっき会ったばかりだというのに。
「食らえッ!」
 コウモリは、背負っていた棒を取り出すとおれの頭上にそれを突き立てて……。

 ちゅーちゅーちゅーちゅー。

「あれー、吸えないな。さてはあんた、死者だね」
 それは当然だ。ここはあの世だろうが。
「……で、それは何の真似だ?」
「何って、もちろん。きゅーけつき」
 コウモリは棒をストローにして、必死におれから何かを吸いだそうとしている。
「吸血鬼というか、それはもうコウモリですらないだろ」
「とッ、とにかく、血の池はぜェーんぶ、あたいのモンだい!」
 コウモリもとい巨大な蚊は何かを吸いだすのを諦めておれから離れると、風呂釜のほうへ勢いよく飛び出した。
「あっ! おい、やめておけ!」
 慌てて捕まえようとするが、コウモリはするりとそれをかわして風呂釜に向けてストローを突き出した。
「ざぁ~んねんでした。いただきま~す!」

 すかすかすかすか……。

 風呂釜は空だった。
「ちょっと、何なのよコレ! よくもやってくれたね!」
「だからやめとけって言ったのに」
「だから清掃中ですよって言ったのに」
 口々に返してやると、コウモリは血の池のように真っ赤になって怒りだした。
「キィィーッ!! もう許さないよッ! 吸血鬼をばかにしたことを思い知らせてやる! おまえたち、やっておしまい!!」
 コウモリが号令をかけると、どこからともなくコウモリの群れが現れてこちらに飛びかかってきた。
「うわっ! これは面倒なことになったぞ」
「逃げよう、ご主人!」
 コウモリの群れから逃げて、地獄温泉内を駆けまわる。しかし、次第にコウモリの群れに距離を詰められつつあった。そこで獣頭はあるアイデアを提案した。
「そうだ、ご主人! ボクたちは死者だから壁をすり抜けられるはずだよ!」
「そ、そうなのか? やったことないけど、それっておれにも出来るのか!」
 コウモリをかわして角を曲がる。すると、その先に見えてきたのは壁だった。行き止まりだ。
「一か八か、やってみるしかないか……!」
「やっちゃえー!」
 勢いよく壁に向かって突進する。思わず目を瞑ってしまった。恐る恐る目を開けてみると、そこは地獄温泉の裏手だった。後ろの壁の向こうからは、突然消えてしまった二人を捜して慌てるコウモリたちの声が聞こえてきた。
「うまくいったね」
 獣頭はにっこりと笑ってみせる。
「壁抜けなんて、なんか変な感じ」
 おれは苦笑いを返した。
「落ち着くまで隠れてたほうがよさそうだね」
「そうだな……ん? あれは何だ」
 地獄温泉の裏手から、さらに奥にいったところに古びた門が見えた。見上げてみると、その向こうには立派な屋敷がそびえ立っている。門は壊れて開いているようだった。
「ちょうどいい。少しの間、あそこに隠れさせてもらうか」
「ご主人といっしょなら、ボクはどこでもいいよ」
「……」
「なんで黙るのさ!」
「な、なんでもないさ」
 おれたちはその屋敷に向かうことにした。


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