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【MGR】泪の向こう側 > エミリ・タテカワ

エミリ・タテカワ/巨蟹宮テラキャンサー

「あはははっ……楽しませてくれるわねワルモンヌ!!」

「グレた妹を張り倒すのは、お姉ちゃんの義務じゃないの!?」

「こんなふざけた茶番のために娘を利用する人間を、私は許さない……!!!」


クラス

クラス名 Lv 加護
フォートレス 10 ネルガル
コンダクター 3 イドゥン
スイーパー 1 オーディン
消費経験点:485

ライフパス

出自:パイロット
経験:逆襲
邂逅:クリス・ヴェッセーラ/くされ縁
ミッション:平和を守る、帝国打倒
ライフスタイル:風来坊+臨時収入5
住宅:機内泊
※やけに生活の質が低いのは、乗機テラキャンサーの修復に父の遺産をほぼ使い果たしたため。ただし現在はゾディアック・ガーディアンが標的であることが明確になったためTCPOからの手厚い援助を受けている。

能力値


能力値
体力 反射 知覚 理知 意志 幸運
基本値 9 12 15 15 13 9
ボーナス 3 4 5 5 4 3

戦闘値
未搭乗 通常 飛行 潜水
命中 15 17 16 15
回避 9 6 8 5
砲撃 16 19 16 18
防壁 9 8 9 7
行動 16 8 15 16
力場 106 173 170 173
耐久 51 51 51 51
感応 73 124 121 124
近主攻 14 雷+72 雷+69 未装備
近副攻 14 斬+27 未装備 未装備
遠主攻 14 炎+34 炎+31 炎+34
遠副攻 14 氷+30 未装備 未装備

防御修正
形態 斬 刺 殴 炎 氷 雷 光 闇
通常 25 15 25 25 10 10 20 20
飛行 15 10 10 10 10 10 10 10
潜水 25 25 25 25 10 10 25 25


移動力
形態 戦闘移動 全力移動
通常 3 6
飛行 4 8
潜水 3 6

特技

特技名 Lv 種別 タイミング 対象 射程 代償 効果
トランスフォートレス 1 自・機 移動の直前 自身 なし 4EN 変形を行う
破格の巨体 1 自・機 常時 自身 なし なし 【力場値】と【感応値】に+[10+CL]し、【攻撃力】に+3
ファランクスシフト 1 自・機・防 防御判定の直前 自身 なし 6EN 防御判定を放棄し、ダメージを[3D6+CHL+CL]点軽減 1ラウンド[CL/6](切り上げ)回
駆逐する巨体 1 機 常時 自身 なし なし サイズ:M以下のサイズを持つキャラクターに与えるダメージに+[3D6+CL]する。CL7以上で更に+[CL] CL13でこの数値は+[CL×2]に変更
ファイアスコール 1 機・砲 メジャー 単体 装備 10EN 対象に砲撃武装による遠隔攻撃を行う。範囲+1&選択化
ハイボルテージ 2 増 DR直前 自身 なし なし ENを10点失うごとにダメージに+[1D6]。失えるENは[CL×10]まで、《AS》を取得していれば[CL×15]まで
トランスフォートレスII 3 自・機 命中・防御判定の直前 自身 なし 4EN 変形を行う。1ラウンド1回
超高速弾道演算 1 機 マイナー 自身 なし 10EN メインプロセス中、遠隔武装の射程+2&遠隔攻撃の命中判定の判定値に+2
悪魔のマシン 1 機 いつでも 自身 なし なし CL点のHPを失って[1D6+CL]点のENを回復。ブレイク中も有効
広域エネルギー障壁 4 機・防 DR直後 範囲3(選択) 0 10EN ダメージを[3D6+(CL×2)]点回復。1ラウンド1回
ジェネレーター全開 6 機 いつでも 自身 なし なし ラウンド・シーン回数特技の使用回数を回復。1シーン1回
冥府の炎神 7 自 常時 自身 なし なし ネルガルに加護以外で適用するキャラクターを変更できなくなる効果を付与
超重巨神 7 機 常時 自身 なし なし 加護以外の「対象:単体(☆)」ではない攻撃のダメージを防御修正適用前に半減(切り捨て)
無限エネルギー機関 8 機 常時 自身 なし なし 【感応値】+[10+CL]
そびえ立つ巨神 1 機 常時 自身 なし なし 【力場値】+[10+CL]、防御修正+CL、回避クリティカル不能
最期に笑えたら幸せだと思う 10 - 死亡した時 単体 視界 なし 他のタイミング:死亡した時と同時使用可能。対象の加護(ガイアなど含む)1つの使用回数を1回ぶん回復。sin1
カバーアシスト 1 自・操 攻撃命中の直後 単体 0 1HP カバーアップを行っても行動終了にならず、行動終了済みでもカバーアップを行える
アドヴァイス 1 - 判定の直後 単体 視界 4HP 達成値+2 1ラウンド1回
イグニッションブレイブ 1 回 イニシアチブ 単体 視界 2HP 対象のHPを[3D6&+CL×3]回復 1ラウンド1回
スウィープブラスト 1 - 常時 自身 なし なし 「種別:モブ」のキャラクターに与えるダメージに+3D6する。「種別:モブ」のエネミーはカバーアップを行えない
リトライ 1 - 判定の直後 単体 視界 2HP 判定を振り直させる。要同意。1ラウンド1回
アタックエクステンション 2 - 命中判定の直前 単体 視界 4HP 範囲拡大。1ラウンド1回
リムーバル 1 - ムーブ 自身 なし 2HP 戦闘移動をメジャーアクション後に持ち越し
ブロックエキスパート 3 - 常時 自身 なし なし 種別:防の特技のダメージ軽減効果に+CHL
ブロウビート 1 ビ 判定の直後 単体 視界 3HP 判定を振り直させる。1ラウンド1回
マルチロック 1 操・ビ 対象選択の直前 自身 なし 3HP 攻撃やダメージを与える加護の範囲+1&選択化
パーティクルアーマー 1 操 常時 自身 なし なし 【力場値】に+10&カバーアップを行う特技の射程+2
エイミング 1 - 常時 自身 なし なし 命中判定の判定値に+2

装備

  • 一般アイテム
名前 種別 タイミング 効果
エネルギーパック 回/使い捨て マイナー ENを4D6点回復

  • 人間用装備
名前 種別 効果

  • ガーディアン装備
名前 種別 部位 効果
海戦型フォートレス級ガーディアン ガーディアン(フォートレス) 機体 名称とは裏腹に、戦域を選ばぬ汎用性の高いマシン。装備中、水地・深水スクウェアでの移動と判定への影響を無視
エアリアルモード 航空機(フォートレス) 機体 TCPOでの改修を経て実装された航空・航宙モード。戦場への突入時にはこの形態を取ることが多い。フォートレス級飛行形態相当
ノーチラスモード 艦船(フォートレス) 機体 テラキャンサーの本来の設計から存在する水中巡航形態。フォートレス級潜水艦形態相当
ゾディアック・フレーム ガーディアン(フォートレス) 機体 ゾディアック・ガーディアンに共通する人型のコアユニット。脱出用小型形態相当
サンダードライバー 白兵(電撃/突撃/機拳) 近主 雷+50 対象:3幅突破7(選択) 代償:加護 シナリオ1回
ジャイアントシザース 白兵(機拳) 近副 殴+4 ナックル相当
マーシレスクロー 白兵(実剣) 近副 斬+5 メタルダガー相当
ビーハイヴ・クラスター 砲撃(ミサイル) 遠主 炎+12 射程3~4 範囲2(選択) 弾数3 フォートレスミサイルディバイダー相当
機首ALブラスター 砲撃(凍結) 遠副 氷+8 射程4~6 対象:範囲2(選択) フリーズブラスター相当
AL粒子エンラージャー オプション オプション カバーアシストの射程+2
スペリオルユニット アシスト - セットアップに使用。TCPOが開発した増加装甲で、装備するとシオマネキのような風体に。シーン中Dm+2D6、防御修正+3 シナリオ1回
ミズガルズシステム その他 - 「種別:フォートレス」のガーディアンを装備時に行う深水スクウェアでの白兵ダメージが半減しない。海戦型フォートレスを常備化していれば常備化0点
AL粒子ビームフィールド その他 - 種別:フォートレスを操縦中にバリア光30を得る
アーマーコントラクター アシスト - 代償:加護 マイナーアクションで使用。射程0~6 範囲1 メインプロセス中無効属性・射撃砲撃半減・範囲攻撃半減を無効化しDm+クラスレベル×3

設定・その他

エミリ・タテカワ

年齢:14歳(今年で)
身長:148cm
生年月日:機甲暦49年6月21日
スタイル:きゅっ、きゅっ、きゅっ。
好き:シューアイス、父の武勇伝
苦手:サワガニの唐揚げ(昔食べたやつが耐え切れないほど生臭かった)
口調の特徴:一人称「私」勝ち気で気取り屋っぽい。目上や初対面には敬語。語尾は「~わね」「~(な)のよッ」「~の」「~のに」

若くして、TCPO(地球圏警察機構)が誇る最強のプロフェッショナル集団《八大龍王》の末席に連なる少女。
ショートの黒髪・碧眼。背の低さや幼さで見くびられないよう、厚手のトレンチコートとソフト帽でがっちりと身を固めていることが多い。が、それらの服装は彼女の小ささを引き立てるだけだったりする。

〝動かざる竪川〟こと竪川 巌(たてかわ いわお)の一人娘であるエミリは、ラーフ帝国の事実上の下部組織であるテロ集団・ディスティニーとの激戦で父が戦死した後にその地位と機体を受け継いだ。
身長148cmと小柄で、あどけなさが残る彼女を《八大龍王》の一員として認めない者は少なくない。しかし、操縦困難な超兵器『巨蟹宮テラキャンサー』を扱う腕前と、父譲りの外道を赦さぬ正義感に可能性を感じる者もまた存在する。
普段は(事件にワルモンヌが絡んでいない時は)どちらかと言うと落ち着いた性格で、冷静な状況判断と地道な聞きこみを通して推理を行う一方で、テラキャンサーを出撃させる際には口上を述べる熱い一面も。

幼くして母を失い、父をも亡くした事から「家族」に関することには敏感(過敏)であり、同じく天涯孤独の身であるリュウゴには友人としての共感を抱いている。血を分けた姉妹のような存在であるアンナに上から目線で説教をかましたり、実の娘をフォーチュンを誘い出すために利用した工藤に剥き出しの憎悪をぶつけ、捨て身の攻撃を仕掛けるなど、家族絡みだと冷静さや公正さを失うことも多い。特に後者の際には、リュウゴに対し「待っている人が居るんだから逃げなさいっての! こいつは私がやる!!」とワルモンヌや同僚の存在を棚に上げて叫ぶほどに激高していた。
ちなみに好みのタイプは、包容力があって聡明な年上の女性。……要するに、物心付く前に死別した〝母親〟の理想に近い人物である。

ブラッククライシス団のワルモンヌ・ワルシュタインは幼少期の友人であり、今なお因縁浅からぬ仲。友情とも対抗心ともつかない複雑な感情ゆえか、ワルモンヌが拘置所を脱走したり、ガーディアンの爆散から無事に脱出した時には安堵している節すらある。そして、いつか彼女を「諦めさせる」事ができる人間がいるとするならば、それは自分をおいて他には居ないと思っている。その一方で、ワルモンヌが自身への恋心を理由に自首してきた際には彼女を信念の欠如を理由になじるなど、屈折した想いを抱いているようだ。
ワルモンヌからの恋愛感情については、不愉快には思っていないものの、今のところ関係を改めるつもりはない。エミリにとってワルモンヌの位置づけは飽くまで「幼馴染兼ライバル」であり、それが不可逆的に変化してしまうことに躊躇いがあるのだ。また、単純にワルモンヌと将来的に家庭を持つビジョンが見えないから、というのも理由としてある。

【第一話】
ディスティニーの最高幹部集団AΞZに属するヴァーン・トレランス及び構成員の一人が搭乗する金牛宮タウラス・マグナスと交戦。今までテラキャンサー以外に現存が確認されていなかったゾディアック・ガーディアンがまだ存在し、AΞZの目的は12機すべてを手中に収めることだと知る。

何とか強敵を退けたエミリは、シャルロット・ファンが所有していた第三のゾディアック・ガーディアン=磨羯宮カプリコン・ワンの正体と《組織》の目的を巡って、マリア・スターズと協力して調査することを承諾する。フォーチュン桜華市支部とも改めて協力関係を結び、暫くこの地できな臭い事情の背景を探るつもりのようだ。

【第二話】
〝署長〟ジャスティエ・ジャヴェールから正式に桜華市の調査命令を受けたエミリは、テラキャンサーをある種の「囮」として依然として前線で戦い続けている。尽力の甲斐あってラーフ帝国の手に落ちたマータイ共和国軍とAΞZの猛攻は水際で食い止められ、天秤宮ワールドハーモナイザーとのサッカー対決にも勝利した。だが、マリーの母が属する《組織》――イシュタルのゾディアック・ガーディアン保有数とアイの素性が判明したことにより、水面下での緊張は増すばかりだ。

【第三話】
父・巌の旧友にして、二次大戦期にゾディアックユーザーであった桜華市支部長・獅子宮透から、テラキャンサーに搭乗することをやめるように警告されるものの、仕事人としてのプライドと戦力上の問題、そして父を想う気持ちからこれを拒否。戦いへの決意を新たにした……ところで、ワルモンヌから想定外の告白を受けて面食らう。

ワルモンヌにかけられた超能力の影響が消えるまで、エミリは連邦首都ニューバビロンでのサミット(もとい、当地に展示されているゾディアック・ガーディアン)の防衛任務に従事。巌への私怨を抱えるイシュタル幹部・城ヶ崎が操る白羊宮アリエス・インペリウムやディスティニーが保有する天蠍宮ペイルスコーピオを交えた三つ巴の激闘を切り抜け、複雑な想いを胸にイヅモへ帰還するのだった。

【第四話】
告白を断られたワルモンヌはまたしても愛機を失いながらも強引に留置所を脱走し、エミリと彼女の関係は表面的には元通り(?)になった。

引き続きゾディアック・ガーディアンの謎を追うエミリは、イシュタルの内紛に心を痛め役割を逸脱した組織を終わらせようとするマリーの母・ライラと接触する。ライラの口から語られた事実と、隣町での倉庫襲撃事件を照らし合わせる中で、父・巌の遺伝情報の一部を導入したデザイナーズベビー・アンナがイシュタルの過激派に属し、今やディスティニーに下っていることが判明。彼女は天川ツカサと自身の戸籍上の姉にあたるマリーのアビス耐性に目をつけ、二人を誘拐し双児宮のゾディアック・ガーディアンであるジェミニ・コミュナス』を強引に稼働させようとしていた。

エミリを、そして世界を否定するアンナは、桜華市に残された天秤宮のフレームを狙って襲撃を仕掛けてきた。それもイシュタルから奪取したアリエス・インペリウムにジェミニ・コミュナスを合体させ、正規の適合者を擁するタウラス・マグナスとペイルスコーピオを同伴した万全の体制で。五機ものゾディアック・ガーディアンが入り乱れる戦場。熾烈を極める戦いは、それでも辛うじてフォーチュン側の優位へ傾いていくが、被弾を重ねコクピットブロックが露出したテラキャンサーの機内にペイルスコーピオのAHウィルスが侵入し……。

【おまけ:現在の《八大龍王》名簿】
①〝署長〟ジャスティエ・ジャヴェール:天涯制王ミゼラブル(スーパー)
②???
③〝漢寿亭侯〟長生 紅生(ながお べにお):千里行(クラッシャー)
④〝千年女王〟クレオパトラ:ウラエウス(ファンタズム)
⑤???
⑥〝銀河流れ星〟レナ・チェリャビンスカヤ:メテオストライク(ミスティック)
⑦???
⑧〝新たな芽吹きの〟エミリ・タテカワ:巨蟹宮テラキャンサー(フォートレス)

巨蟹宮テラキャンサー

全高/全長:38m/86m
全備重量:2080t(AL粒子による反重力作用を受けていない状態)
武装:ジャイアントシザース×2 マルチプルミサイルサイロ×複数 大型拡散重粒子砲×4 機首ALブラスター×1
等級:フォートレス級

その起源を第一次大戦期に遡ると言われ、機甲暦においても数機の現存が確認されている、黄道十二星座を模し共通のコアユニットを持つ超高性能ガーディアン群《ゾディアック・ガーディアン》が一機。六本の歩行脚と二本のパワーアームを備え、真紅の装甲で身を鎧う異形の巨大兵器。実際タラバガニじゃん
他の多くのゾディアック・ガーディアンと異なり、コアユニットは外装を「着こむ」のではなく「埋もれる」ような状態であり、素体というよりは脱出機能を備えたコクピットブロック兼起動キーとしての役割が主である。

かに座の名を冠する当機は水陸両用機であり、海中から強襲上陸を仕掛けて沿岸を制圧し、自らを進軍の橋頭堡とすることに主眼を置いている。それ故に、武装は「標準的なガーディアンの大隊を相手取る殲滅戦」と「拠点防衛フォートレス同士の決戦」の両方に対応したものとなった。
前者を可能とするのは、海中でのステルス性と防御力を損なわないよう巧妙に配置された開閉式ミサイルサイロである。ありとあらゆる部位から死角なく放たれる誘導弾の前では、生半可な防備など意味を成さない。
後者を支えるのは、ALTIMAの共振によって発電細胞めいて全身から放出される高圧電流である。ミサイルの有効射程を突き抜け背部に手痛い一撃を加えようとしたリンケージは、例外なく機体の内側で焼け焦げる運命を辿る。
そして最大出力を発揮するとき、テラキャンサーは周囲へと絶え間なく10億ボルト近い電圧で大量の電流を撒き散らす。この状態での突撃オペレーション『鬼宿冥雷破(サンダードライバー)』こそ、全ての障壁を打ち砕く最強の攻撃手段なのだ。

一次大戦後は故あってTCPOで運用され続けている当機は、ALドライヴの増設と本来設定されていた海中巡航用のパーツ折り畳み機構の併用により、浮遊要塞形態に変形できるよう改造されている。これにより水場がなく、地上の移動も困難な現場にも急行できるようになった。なおこの巡航形態は基地収容時の専有面積削減にも貢献しており、放送中に発売されたプラモデルでも展示スペースが狭い場合に重宝するモードだった。
しかしながら、竪川巌の戦死時に大破した機体の修復は未だ完全ではなく、一部の内蔵兵器が使用不能なまま放置されている。これは急ごしらえで取り付けたALジェネレーターの性能が低く、第0話の段階では武装を修復した所で運用が困難だったため。

【ひみつ】
積尸気(死者の魂が集う場所)を胸に抱く巨蟹宮のガーディアンに適合する資質は、「死者への強い執着」である。例えば巌はガーディアン犯罪によって失った妻、エミリはディスティニーとの激戦に散った父を想うことで自らを定義している。彼らは復仇と哀悼のために戦車のごとく突き進むが、その意志は過ぎ去った過去へと向かい、動き出すことがない。

【第一話】
機首に内蔵されたALブラスターの修復が完了した。これはレーザー冷却の原理を応用した冷凍光線砲であり、元々は船を人為的に座礁させる対艦装備として開発されたと考えられている。しかしながら機甲暦のガーディアンの多くは極低温に対する防御策を持ちあわせておらず、ALTIMA破壊兵器としても十二分に機能する。

【第二話】
ゾディアック・ガーディアン同士の接触ないしは交戦を経て「セカンドフェーズ」へと移行したテラキャンサーは、搭乗者の生命力を吸収し〝死の側〟へと引きこむことによってジェネレーターを活性化させる超常的な機能を発現した。エミリの幻視によれば、彼女の父である巌もこの段階へと至っていた模様。

【第四話】
ゾディアックガーディアンは一次大戦どころか、はるか古の時代から存在する神話的な存在であること。そして、相応しい適合者を更なる高みへと導くために「試練」を与えることが判明した。テラキャンサーが搭乗者に課すのは〝死を超越えて〟戦い続ける運命だ。天へと至る力のためには、死を想い、文字通り身を削りながら機体の力を引き出し、その上でなお生きる意志を失ってはならない。第四話でのエミリは四肢をエネルギーに還元してテラキャンサーへと捧げ、臓腑を潰してまで工藤に対抗しようとしたが、それは〝死を厭わない〟捨鉢な姿勢であり、まだサードフェーズへの到達を果たしたとは言えない。

【おまけ:《ゾディアック・ガーディアン》一覧(一部散逸。◎は現存が確認、△はコアユニットのみ現存)】
白羊宮:◎アリエス・インペリウム(全身を黄金の鏡面装甲で覆われたカバリエ。ビーム兵器を反射する)
金牛宮:◎タウラス・マグナス(破壊砲「プレイアデス・ユニット」を装備する重装ディザスター。ラーフ帝国が保有)
双児宮:◎ジェミニ・コミュナス(飛行形態への変形能力を持つ複座ユニオン。合体によりゾディアックガーディアンの権能を限界まで引き出すが、これ自体に二人の適合者を必要とする)
巨蟹宮:◎テラキャンサー(一機当千の強襲揚陸フォートレス。現在はTCPOが保有)
獅子宮:◎レオンハルト・アウグスト(聖騎士の如きマガツガミ。かつて地球連邦が保有し、二次大戦で失われたとされていたが……)
処女宮:◎ヴィーナス・ヴァルゴス(イシュタルが保有するゾディアックガーディアン。トリニティ級であるらしい)
天秤宮:△ワールドハーモナイザー(天秤状のマストを持つ巨大な帆船の形状をしたコンチェルト。マータイ共和国軍が保有していたが、フォーチュンとの交戦で外装が大破した)
天蠍宮:◎ペイルスコーピオ(ウミサソリ型素体を用いたマシンザウルス。コアユニットを破損し制御不能になった。一次大戦期にマシンザウルスが存在していた理由は不明)
人馬宮:◎サジタリウス・クロトス(ケンタウルスを思わせる機獣素体のオリハルコン級。搭乗者に因果を見通す知恵を与える上に、必中の弓型武装や超重力の大剣を有し戦闘能力も極大)
磨羯宮:◎カプリコン・ワン(情報が錯綜し、正体不明の機体。シャレード級ともメタトロン級ともつかない変幻自在の存在)
宝瓶宮:アクエリア・ネクタル(自他を問わない強大な回復能力で、自然環境にすら影響を与えるミスティック級)
双魚宮:ピスカス・シュトローム(「星々の海を渡る魚」として古代太陽系文明の碑文に記録される機体。恐らくエンタープライズ級)

ゾディアック・ガーディアンの共通項として、同一規格のコアユニット(「骨格」や「裸身」と喩えられるようなシンプルな姿の人型)を内包していること、起動時に対応する星座のシンボルがコンソールに表示されることが挙げられる。
外装の複製や修復は可能だが、何らかのブラックボックスがコアユニットに仕込まれているため、形を模倣しただけではゾディアックガーディアンとしては機能しない。逆に言えば、コアユニットと適切なリンケージが揃っていれば外装を新造することも可能である。尤も、よほどのオーバーテクノロジーを用いなければ本来の設計のほうが強力な機体になるだろうが。
ある種の「オーパーツ」であるこれらゾディアック・ガーディアンには、一次大戦当時には等級として認められていなかったり、通説ではそもそも未開発であったはずのクラスすら含まれている。
これら12機が開発された目的や、その設計者・開発者は分かっていない。

なお、ゾディアック・ガーディアンの搭乗者はその性格や資質において、対応する星座が占星術で象徴する要素の多くを持つという説が(特に機体を保有する魔術勢力などで)囁かれている。それがバーナム効果めいたこじつけなのか、実際にゾディアック・ガーディアンの秘密と関係しているのかは知られていない。ただし、ゾディアック・ガーディアンの真の力を引き出すために何らかの素質が求められることは事実のようだ。

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最終更新:2016年06月20日 01:45
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