◆キャンペーントレーラー
降り続いた雨がいつかやむように。
使い続けた毛糸玉に先がないように。
置き去りのボールがしぼんでいくように。
誰も予期せず、誰も期待せずとも、確かに終わりはやってくる。
それは突然で、それは確実で、それは運命で。
避けようのない事実と、相反する願望と諦観がそこにはある。
そんな世界で、貴方は何を魅せようか。
駆け出しアイドルRPGビギニングアイドル
「終末の鳥籠」
――その時、貴方は、
◆キャンペーンハンドアウト
PC1
貴方は一般人だった。喜びや悲しみを分かち合う人がいて、希望と挫折を知っていて、それでも明日に向かって夢を見る一般人だった。それももう1年前のこととなった。“訣別の日”を過ぎた世界は、変わってしまった。勿論貴方も、貴方の周囲も変わってしまった。だからこそ、このように不思議な出会いがあるのだろう。貴方は、アイドルにスカウトされる。
PC2
貴方は有名アイドルユニットを組んでいた。ユニットメンバーとの相性は良く、多くのファンがいて、日々が充実していた。そう、あの日までは。“訣別の日”、事務所は機能しなくなった。ファンはどこかへいった。ユニットはバラバラになった。世界は荒廃と地獄に包まれた。それでも貴方は今も、アイドルだ。
PC3
貴方は芽の出ないアイドルユニットに所属していた。下積みに下積みを重ね、どんな些細な努力も怠らず、いつかトップアイドルになることを夢見て。けれど、“訣別の日”に世界は変わった。貴方の夢は幻想となり、そしてお伽噺となった。誰も信じない、嘘だと笑う、そんな噺に。それでも貴方は、まだ夢を見ている。
PC4
どのような理由からかは分からないが、貴方はアイドルのサポーターだ。それ以上でもそれ以下でもない。貴方はキラキラした服も着ないし、スポットライトの中央に立つこともないし、人々からの視線と言葉を受け取ることもない。それでも荒廃したこの世界で、貴方は彼女たちの背中を支え続ける。貴方は彼女たちのサポーターだ。
◆PCデータ・設定
◆エピソード
最終更新:2020年12月26日 22:07