Opening.03
GM:次は九頭さんのオープニングになりますね。という訳であなたは普段何をしている人ですか?
九頭:お医者さんです。地域密着型ですよ。(患者に)はい、これで終わりですよ。お大事に。
GM:ではそうやって診察をしているあなたの元に電話がかかってきます。
九頭:(電話を取って)はいはいはい、どちら様ですか~?
GM:「すみません、九頭医院ですか? 私は時岡って言うんですけれど」
九頭;どうかされましたか?
GM:「あの、急患がいるんですけれど、今から運んでもよろしいでしょうか」
大燦寺:わざわざ許可を取る必要なんてあるのか、トッキー?
GM:「あるよ! 大燦寺だと絶対やらないだろうから僕がやってるんだよ!」
Duds:そういう声が後ろから聞こえてくるわけですね(笑)。
GM:そうですね(笑)。「あの、たぶん少し厄介な患者さんになってしまうと思うんですけれども」
九頭:ああ、かまいませんよ。
GM:ではそんなやり取りがあった後で、大燦寺とトッキー他一名が九頭医院に到着します。大燦寺は登場してください。
大燦寺:ああ、シーンにそのまま出ていいんだね。では、トッキー、ドアが開かないぞ、自動じゃないのか!?
八ッ尾:(続けて)信じられないな、自分から開かないドアなんて(爆笑)!
大燦寺:まったく、ならばこうしてやる。《ワープ》!
GM:「個人医院のドアが自動じゃないのは普通だよ! ていうか人前で魔法使わないで!?」
大燦寺:大丈夫、人目に付かないようこっそりとやった。
GM:トッキーはなにやら諦めたような表情でこめかみを押さえながら深いため息を付きます。
九頭:では診察室のドアを開けて、はい、こちらへどうぞ。と案内します。こちらのベッドに乗せてくださいな。
大燦寺;そういえば俺達は知り合いだったのかな?
GM:コネクションを結んであれば、知り合いなんでしょうね。
九頭:ここが、大燦寺にビジネスでとってるよ。だから双方向で知っていてもおかしくないでしょ。
大燦寺:よし、なら。 やぁ、ココナッツん。
Duds:(噴出す)
九頭:(顔を背けて)時岡さん、患者さんはこちらですか?
八ッ尾:それとも、こちら(大燦寺)のほう?
GM:「できればそっち(大燦寺)のほうも一回見てやって欲しいんですが……」
九頭:そうなると一旦脳を取り出してからの改造になってしまいますね。
GM:「いえ、今回の用件はこちらの女の人です。えーと、事情を説明すると……」
大燦寺:降ってきた!
九頭:(流して)ん、とりあえずベッドに載せてあげてください。
GM:そうですね 女の人も少し抱えられたままだと少し辛そうな様子が見えるかもしれません。うなされていたり。
九頭:ではぽんと、おでこに手を当てるようにして
GM:そうですね、気絶しているんですが、怪我をしている様子が幾らかあって
Duds;温室に落ちてきた傷?
GM:それ以外にも中世ヨーロッパの戦闘で出来そうな傷とかが
大燦寺:ところでココナッツ先生。この服装は君の故郷のおフランスに近いんじゃないか?
GM:しかもかなり古風な感じですね。
大燦寺:フランスでは今もこんな服装がはやっているのかい?
九頭:今のフランスは私はあまりよく知りませんけれど。とりあえず目立った外傷の手当てを済ませてしまいたいのでとりあえず診察室の外に出ていただけますか?
大燦寺:しょうがないな。
GM:「あ、はい」トッキーも返事をして二人とも診察室から出て行きます。
九頭:では丁寧に服装を脱がして、傷跡とかをよく確認するんですけれど。
GM:あなたはその傷に奈落の残滓のようなものを感じます。恐らくなんらかしらの奈落の影響を受けたものによって付けられた傷なんでしょう。
九頭:おや、まあ。とそれにはちょっと眉をひそめながら、消毒したガーゼを当てていくよ。
Duds:この時点では彼女のシャードは首にかかったまま?
大燦寺:手付かずだな。
九頭;では、クエスター、か。 と呟きます。
GM:そうですね、あなたが首飾りに目をやるったところで知覚判定をお願いします。異世界知識は使って構いません。
九頭:(コロコロ)異世界知識入れて12
GM:15まで出ますよ?
八ッ尾:かなり目標値が高いな。
九頭:んー、なら財産点を使って15まで伸ばす。
GM:なら、幾つかの事がわかります。
首飾りは容器のような意匠、といいましたが、単なる意匠ではありません、
具体的にはミッドガルドという世界にあるリアクターという装置に極めて近い性質を持っているようです。
リアクターというのは本来クエスターにしか使えないシャードの力を、それに入れておくことで保持し、クエスターではないものにも使えるようにする装置です。
そして、中に入っている宝石はアルシャード、と呼ばれる極めて強力な力を持ったシャードです。
15ならば、目の前にいる少女はそのシャードの持ち主ではない、というところまで分かりますね。
九頭:だからリアクター、と言う事か。
GM:最後に彼女の服装とか、そういうものを見る限り、彼女はブルースフィアではなく、あなたがもといた世界の人間である事がわかります。おそらく、そちらにしか存在しなかった意匠や技術が使われているんでしょう。
当時のフランスの王族の紋が衣服に刻まれているんですが、それがブルースフィアと貴方の世界ではほんの少しだけ違っていたんです。
九頭:……それはちょっとリアクションに困るなぁ!
GM;そうですね(満面の笑み)。いや、このイベント想定だともう少し後だったんですけれど。まさか大燦寺が直行で九頭先生のところに行くとは。
大燦寺:はっはっはっは(笑)。
八ッ尾:強烈なオープニングじゃぜー。
九頭:それには少し懐かしさを感じたような表情をした後に、どういう、ことだ? と酷く眉をしかめます。
大燦寺:ん、トッキー。今酷く眉をしかめたような音が聞こえなかったか? と扉の向こうから。
GM:「そんな摩訶不思議な音が聞こえるのは君くらいだよ」とトッキーは同じく扉の向こうから返します。
九頭:ではそんな二人の様子を耳にしながら、これはあの二人に詳しく話を聞かないといけませんね……と小さく呟いて。
GM:ではそんな辺りでシーンを閉じます。
Opening.04
GM:最後はDudsのオープニングになります。では恒例の質問を。あなたは普段何をしてますか?
Duds:そうですね。フランス寮の管理人をしているので、何も無ければ管理人室でぼーっと座っています。
GM:ではそんなあなたの部屋にピンポーンとチャイムの音が鳴り響きます。
Duds:はいはい、開けますよー。と言って、扉を開けます。こんにちはー。
GM:こんにちわー。と開けた先にいるのはハンドアウトの相手の瑞村春紫君ですね。
彼について簡単に説明すると、半年前くらいにあなたの恩人である来嶋牡丹さんに「ちょっと預かってもらえないかしら」と頼まれた高校生くらいの男の子です。頼まれるときに面倒を見てあげてとちょっと含みがある感じで頼まれたんですが、別に今のところは何も起こってはいません。
九頭:要監視者ってことか。
GM:あと、なんだかんだでDudsに好意を寄せている、と言うのもポイントですね。春紫君はDudsのおきぬけな感じを見て「またぼうっとしてらしたんですか?」と。
Duds:だってこんなにいい陽気じゃないですか。
GM:「ええ、そうですね。それで、牡丹さんがいい陽気ですからって、お茶でもしないかと読んでいらっしゃるんですけれど」
Duds:ああ、お茶ですかぁ。いいですねぇ。
GM:「そうでしょう? あ、それで僕クッキー焼いたんですよ、お茶請けに」
Duds:クッキー? 3秒待ってください。 準備するので。 (3秒後)ふぅ。ではいきましょうか?
GM:……3秒間に何があったんですか?
Duds:電気を消しました。
GM:なんという準備レス。 では場面はお茶会に移るんですけれど。お茶会では世間話とかで牡丹さんから
「三ツ橋さん、聞きました。 ここらで最近失踪事件とかが起きていているらしいですよ。物騒ですねぇ」とか話が振られたりもします。
Duds:行方不明事件、ですかぁ。
GM:「ええ」 因みにDudsは奈落についてはまだよく知らないんでしたっけ? なら牡丹さんは「噂だと何でも恐ろしい怪物の仕業だとか? 物語みたいですけれども。Dudsさんも気をつけてくださいね?」と言う感じでしょうか。
Duds:「はいはい」と笑顔で返します。心中では自分みたいなものなのかな、と思ったりするんでしょうか。
GM:そんな感じでお茶会を堪能したんですが……。(コロコロ)低い。ちなみにクッキーは美味しくありませんでした。
大燦寺:ははははははは(笑)。 名前にちなんで土筆を入れたんだよ(笑)。
GM:それはホントにまずそうなんですが(笑)。
Duds:甘く煮たら美味しいとは聞いた事はありますが……。せめて砂糖揚げにしましょうよ(笑)。
GM:いや、ほら。良い土筆が入ったから、って今夏場って話だったよね。夏に土筆は無いよね?
Duds:頑張ったんですよ(笑)。
大燦寺:温室温室。
GM:出元はそこですか(笑)!
大燦寺:はははははは(笑)。
GM:まぁ、そんな感じでお茶をしていると、気が付けば外は暗くなってしまいます。
Duds:ではそろそろお暇しましょうか。
GM:「またいらしてくださいね? 今度は美味しいクッキーを用意して待っていますから」と笑顔でさりげなくひどいことを言う牡丹さん。それで、戻る方向が一緒なのでたぶん春紫君とは一緒に帰ることになると思うんですけれど、途中の会話とかは春紫君のほうが無闇に緊張とかしていて上手く繋がってない感じでしょうね。
Duds:春紫君が話しかけて、こっちが返事をしてっていうのが繰り返される感じでしょうか。
GM:そんな感じです(笑)。因みに夜空には満月が浮かんでいますね。
Duds:今日は満月ですか。
九頭:きれいな月ですねぇ。 とつぶやく彼の顔からは表情がなくなり。
大燦寺:その手には刃が!
GM:ハンドアウトの内容を先取りしないで下さい(笑)。確かにそういうシーンなんですが。
で、たぶん管理人室は入り口の近くにあると思うので、その辺りで別れの挨拶してあなたが自室の部屋を開けたあたりで。
「あ、ちょっと待ってください」と後ろから声をかけられます。なぜか声からはあまり抑揚が感じられない感じですが。
Duds:ん? どうしまし、た?
GM:とあなたが振り返ろうとした、ところでちょっと知覚で判定をお願いします。
Duds:ここは成功するところではないですね。むしろ1ゾロで!
GM:……(笑)。では不意打ちになります。リアクションの達成値が-3になります。(コロコロ)こっちの達成値は23です。
Duds:6ゾロ以外は無理です。(コロコロ)当たりです。
GM:ではGMは酷いのでダメージまで適用します。ダメージは(コロコロ)<斬>の35になります。
Duds:<斬>の35だと……防具で9点とめて、24点とおりますね。HPは残り49です。
GM:結構抜けましたね。ではあなたの腹部に達人のような動きで刃のような物が刺し込まれます。
八ッ尾:斬属性なのに刺されました。
大燦寺:はははははは(笑)。
GM:ほら、袈裟懸けとかだと絵的に良くないので(笑)。そして、知覚に失敗したあなたは刺された後に気が付くんですが、彼の表情は呆けていると言うか、どこか虚ろです。その身体は黒い靄のようなもので覆われていて、手にはその靄を凝縮したような黒い刃を握っています。
そして、仕留めそこなったのを悟ったのか、彼は見るからに正気ではなさそうな虚ろな表情のままに「くエすたー……か?」と呟いて《影剣》を構えなおします。放っておくとこのままもう一度切りかからんばかりの勢いですね。
Duds:春紫、さん。なにを、しているんですか? と言って、踏み込みましょう。それから、剣を殴り飛ばします。
GM:判定は必要ありません。春紫君は影剣ごと吹き飛ばされます。で、後ろの壁にぶち当たって、ピヨピヨと気を失ってしまいますね。
Duds:では彼はとりあえず自分の部屋に連れて行きましょうか。一体何があったんでしょうねぇ。
因みに傷は運んでいるうちにジュクジュクとなおっていきます。《オーバーライト》を使ってHPが18点回復したので。
GM:なるほど、ホムンクルスらしい演出ですね。ではそんなところで一旦シーンを閉じます。
九頭:GM、クエストを下さい!
GM:わすれてた(笑)。では大燦寺には【空から降ってきた少女 に 責任を取る】
大燦寺:え゛ぇぇぇぇぇぇえ。責任を取るって(笑)。
GM:非常に微妙な文面ですが、HOTのキャンペーンハンドアウトにかけただけです(笑)。
大燦寺:
仕方ない、結婚するか(爆笑)。
八ッ尾:決断早いよ(笑)。
GM:そこまでは求めてねぇ! 呼んじゃった以上は助けになってあげて、と言う感じです。
八ッ尾さんには【教え子を助ける】をどうぞ。
八ッ尾:よし、鬼塚君を助けるぞぉ~。
GM:九頭さんは、オープニングが変わったのでクエストはまだ渡せません。
Dudsは【春紫君の異変の理由を調べる】です。
Duds:はーい。
九頭:しょうがない。少女に殺されるか。
八ッ尾:責任果たす? 果たしちゃうの!?
GM:いや、それクエスト違いますから(笑)。
最終更新:2008年03月28日 23:09