第ニ話:イセキ -The Sleepin' Blades-
大雑把な流れ
簡単に言うと、「新しく遺跡が発見されたから、ちょっと潜ってきてくれよ」という依頼。
何らかの手段で魔術的に隠蔽されていたのだが、経年による術式劣化により進入することが出来るようになったのだとか。
危険はほんのりあるかもだけど、上手くやれば一攫千金の大チャンス。でも何だか進んでみれば、ちょっと思想的に危険な香り漂うギミック。
コレは魔動機文明末期、蛮族の大侵攻を予想してヒトたちが作りあげた対抗機関、その研究所の夢の跡――。
まあ、今を生きる冒険者にはただの飯の種なんだけどね? そんな感じのお話でした。
シナリオネタ
今回もまた導入というか、二本立てた大筋のもう片方の顔出しなシナリオ。あと大人数でのバランス確認。
自作しているシステム『Be with U』でのテーマをちょろっと持ってこようかな、とかそんな気分。
インテリジェンス・ソード。「意志を持った兵器」。性格付けは比較的気に入っているので、PCたちにも気に入ってもらいたいなあ、とか。
まあ、今後起こるであろう彼らをキッカケとする事件に乞うご期待。
ご存知のヒトはご存知、情報屋セイロン。名前はもちろん紅茶の種類から。好きなんです。
PCたちの仕事を手伝ってくれることもあるし、仲良くなるといい感じの仕事とか持ってきてくれる。そんなヤツ。
なんかどうにも地図の外に出たがるようで。なんでかなー?
七本の柱で構成されたストーンサークル。七芒星は北海道の意匠としても使われますが、関係なし。別の意味はあるよ。
前回登場したリクのパーティメンバー。ドワーヴングラップラーなカイと、エルヴンフェンサーなソラ。突進役となだめ役。
うっかり描写し忘れましたが、前回リクが通信してた相手はこいつらです。しまったしまった。
これは今から三百三十年ほど前に魔動機文明が作り出した「対蛮族用決戦兵器(文字にするとバカっぽい)」を与えるべき「選ばれし勇者(これまた文字にすると以下略)」を選別する為の試練の何とやら。量産できなかったのか、全兵士に行き渡らないなら優秀な戦士に与えよう。なるべくなら、便利だから色々と頭の回らない『ヒトのために戦ってくれる輩』がいい。だから、「これから辛い戦いに赴くことになるが、それはヒトたちの未来を救う為なのだ」「お前が勇者として戦ってくれるから、我々は平和を手に入れることができる。ありがとう。ありがとう」「導くのだ」「切り開くのだ」「照らすのだ」、とナルシズム溢れる輩が喜ぶような文言を遺跡の各所で繰り返したのです。
PLの都合で一時離脱することが分かっていたので、便利な足にしようという目的もあってリクはマギテック高レベル。オートモビル便利だね。
抜けてる間の補填になるか、と思って魔晶石(四点)を持たせたが、魔法でどうにかしようってダンジョンじゃなかったね。うっかり。
まあ、お土産ということで。
時間の都合上何部屋かはしょったのは終了後の食事でちょろっと言ったね、確か。
データとしてはルールブックに載っているエネミー、ドゥームを少しいじった感じ。蛮族との戦いに向かう勇者は、これとタイマン張ったってんだから大したもんだ。意図したのは、「かつて蛮族との戦争の最前線にいた勇者たちは、こいつよりも強かった」という印象付け。まあ、その場ではあまり主張しなかったけど、次回以降これに絡んだ話をする時に、感覚的な指数になればいいな、と。
そうかー、ヴェスバーは分かりにくいよなー。
騎士人形の奥の部屋にあった研究室、そこに残されていた二本の刃。名前は『No.Ⅷ:Wind』『No.Ⅸ:Wolke』。
名前はドイツ語で“風”と“雲”。九本あった培養槽、どこかに残り七本があるのかしら? まあ次回以降。
ヴィントはレイシアーに、ヴォルケはニカをそれぞれ“勇者”と登録。さて、どうなることやらね。
以下コメント欄。PLの方々も何か思うところがあったら書いてくだちぃ。
最終更新:2008年06月06日 23:32