【MOM】Pristine*Prhythm > NPC

PCを取り巻く人々
※COMING SOON

ローゼンリッター

■ユディト・ミルナ
「歌は私の戦いよ。――誰にも邪魔なんてさせない」
年齢:16歳(高校2年生)
生年月日:2065年10月17日
身長:154cm
スタイル:あれ?思ってたより小さい……
好物:甘いもの、リディアが作ってきたもの
苦手:辛いもの・苦いもの全般
口調の特徴:一人称「私」。突き放したような迷いのない物言い

曲者揃いのローゼンリッターを実力とカリスマ性で纏め上げるリーダー。担当パートはボーカル。
灰色のストレートヘアを長く伸ばしており、菫色の瞳には印象に残る強い『迫力』がある。
夢咲やコルネリア同様に「波形」保持者であり、ローレライ疾患の治療が可能。
目的を果たすためならば手段を選ばない果断さと、能力と意志が伴っていればどんな背景の人物でも受け入れる度量を併せ持つ。
口数が多い方ではなく、その真意には不確かな部分もあるが、他のメンバーは今の所彼女の決然とした眼差しに従っている。

ローゼンリッターの立ち上げ以前から歌手としてのソロ活動が知られているユディトだが、これまでグループを組むことは決して無かった。
ましてや彼女は、ただ公益のために自分の歌を捧げるような人格者でもない。
そんな孤高の歌姫が戦いの日々の中で何を得ようとしているのかを知る者は、彼女自身と幼馴染のリディア・インターフロラだけだ。

【乗機:グリムフレイヤー】
可動テールスラスターや大きく張り出した肩装甲が蝶の如きシルエットを描く紫のメタルクラフト。
その最大の特徴は頭から被った「マント」のような部位であり、その正体は無数の自律誘導兵器「メイルストローム」の集合体である。
メイルストロームは一枚一枚がユディトの歌唱によって生じる音を特殊な金属粒子の「波」として中継し、ほぼ劣化させず標的に伝えることを可能とする。
また純粋に移動能力を持った粒子加速砲としても機能し、テロリストや宇宙怪獣の襲撃時には網目のような集中砲火を浴びせる。
他には近接防衛用ヒートホーンや腕部内蔵ビームソードガン、マイク型非常用スピーカーガンポッドと言ったサブウェポンを搭載している。
軽装も相まって運動性には非常に優れている反面、防御面はさほど優秀とは言えない。
牽制程度の攻撃はメイルストロームが発振する粒子バリアで防ぐが、突撃を止めない敵や高威力の弾頭などはリディアのドーンクラッドが直掩機として引き受ける戦術のようだ。

■リディア・インターフロラ
「どんなことがあっても、アタシは最後までついていくつもりだからさ」
年齢:17歳(高校2年生)
生年月日:2065年6月24日
身長:158cm
スタイル:メリハリに富む健康的ばでぃ
好物:チーズをふんだんに使ったキッシュ、ガーリック
苦手:ピスタチオ
口調の特徴:一人称「アタシ」。ギリギリの所まで軽薄さを装っている

ユディトの幼馴染にしてその最大の理解者であるローゼンリッターのメンバー。担当パートはベース。
ウェーブのかかった栗色の長髪を編み込んだりシンプルなポニーテールにしたりと、わりと頻繁に髪型が変わる。
左耳にだけ、10年ほど前に銀河的に流行ったマスコットキャラクターである「お世話キャット」のピアスをつけている。
危なっかしい人物やコミュ障が多いローゼンリッターにあって献身的な温厚さと明るい性格を兼ね備える、ある意味一番貴重な人材。
おまけに、ユディトや凪紗が厳しく詰めていった所をリディアが少し譲歩しながら話を進める、という良い警官悪い警官メソッドを使いこなす強かさも見せる。

何らかの野望を持っている他のメンバーと違い、リディアにとって目的と言えるのは「ユディトを側で守る」ことだけである。
またパイロットとしてもミュージシャンとしても卓越している他の4人と比べれば、彼女の能力は決して高いものとは言えない。
計画に滑り込めたのも、パートが空いていたこと・リディア自身も微弱だが『波形』を持っていたこと・捨て身の押し売りが成功したこと等、幾つもの幸運に恵まれた結果であり、その事実を彼女自身も自覚している。
それでもローゼンリッターという組織を維持していくため、そして幼馴染の痛みを和らげるため、リディアは今日も足掻き続けるだろう。

【乗機:ドーンクラッド】
重厚な装甲で身を固めた騎士のような姿の、朱色をしたメタルクラフト。
グリムフレイヤーの直掩機としての役目を想定されており、イメージ通りの防御力と鈍重そうな見かけを裏切る速度性能を誇る。
ただしその最大出力は搭乗者の心身が被る苦痛を完全に度外視したもので、真に使いこなすには純粋な技量以上に挺身の心が求められる。
ベース型の重力波コーティング大型シールドは柄を引き出すことでハンマーとしての役割を果たすことができ、ただ固いだけでなく打撃力も発揮する。
また両肩部にマウントした光学シールド発生装置は広域展開による複数機の防御や敵をバリアに巻き込んで切断する運用、果てはエネルギーをプラズマ弾として放つことまで出来る器用な装備。

■渡良瀬 凪沙
「同業者が出てきたところで、何も変わらないわ。技術の差で打ち勝つだけでしょう?」
年齢:16歳(高校2年生)
生年月日:2066年3月16日
身長:162cm
スタイル:妹よりもシュッとしている
好物:実は妹と同じ
苦手:カリフラワー
口調の特徴:一人称「私」。冷静ではあるが、どこか棘がある

ローゼンリッターの中でも随一の技巧派として評判が高いメンバー。担当パートはギター。
Pristine*Prhythmのギタリスト渡良瀬 七波の双子の姉であり、身長にそこそこ差があることを除けば容姿も酷似した美少女だが、表情は険しい。
凪沙は姉としての自覚が強いあまりに、その人格を妹の才能に対するコンプレックスで歪めてしまった。
ただし根本的に精神が破綻しているわけではなく、妹の関わらないことでは至極まっとう、かつ中立的な目線で物事を考えて自他に貢献する。
一方で常に物事を因果関係によって捉えるド真面目な性格が祟って、人付き合いにおいて不器用な側面を見せることもしばしば。

彼女の行動原理は兎にも角にも、妹に追いつかれないことに尽きる。
高校受験の時には「どこにでもついてくる」妹を騙して別の高校に進学しており、学科も普通科ではなく航宙科を選ぶ徹底ぶり。
学内では2年首席の〝天才〟と認識されているが、その評価も「〝本物〟が自分と同じことを始めれば絶対に追い抜かれる」という苦悩を増すばかり。
常人が音を上げるほどの努力に耐える意志の力と十分以上の才覚を持ちながら、片割れに敗北しているというだけで彼女は自分を認められないのだ。
ローゼンリッターへの加入を決めた背景にも、「まさかメタルクラフトに乗りながらギターを演奏するなんてことは妹もしないだろう」という打算があるのは間違いない。

【乗機:ナイトクラッド】
夜をまとったような昏い蒼に身を染め、バイザー型のカメラアイが無機質な雰囲気を醸し出す可変メタルクラフト。
飛行形態は完全な戦闘機型で、中間形態の存在も相まってグレート・ウォー当時にアメノトリフネ技術の利用に先鞭をつけた可変戦闘機型MCの直系といえる。
本機のベースはMC産業大手のギャラクシー・アーマメンツ社が辺境植民地の防衛部隊や一部のエース向けに開発を進めている、多様な作戦遂行能力を持つマルチロール機の試作型「YMF-28」である。
ローゼンリッターに本機が配備されたのは他社製品とのコンペを控えての宣伝であると共に、凪沙のパイロットとしての実力が認められた証左に他ならない。
連射モード・バーストモード・ブレードモードの切替が可能なビームガンポッド、格納式ビーム砲、翼部機関砲、各部のミサイルポッドという基本兵装に加え、作戦に合わせてサウンドブースターパック、鎮圧用パック、フルアーマーパックといった様々な追加武装モジュールを装備する。

■アリカ・ウェスターランド
「我が暗黒の炎に抱かれて……えっと、安らかに寝ろ!」
年齢:14歳(中学3年生)
生年月日:2067年10月24日
身長:148cm
スタイル:暗黒の炎が解き放たれた焼け野原のように平坦
好物:変な色のグミ、激辛ソース
苦手:酢豚に入っているパイナップル
口調の特徴:一人称「アリカ」格好つける時は「我」。相手によって調子のいい敬語か子供っぽいタメ口

かなり小学生寄りの厨二病を患ったローゼンリッターの最年少メンバー。担当パートはドラム。
真っ赤な髪を平素はボブヘア、ローゼンリッターとしての活動時には房の短いツインテールにしており、非常に目立つ八重歯がある。
落ち着きがなく知識や倫理観も未熟だが、身内には非常に熱烈な信頼と尊敬を寄せ、ノリが良いという意味では社交性も高い少女。
ローゼンリッターという看板をある意味ではリーダーであるユディト以上に大切にしており、機体のカラーリングにも一部の意見が取り入れられている。

元々はeスポーツ界の幼き強豪プレイヤーで、特にメタルクラフト戦闘を題材にしたタイトル『メックブレイク』での活躍は目覚ましい。
彼女がローゼンリッターに加わるきっかけとなったのは、ローズ・セキュリティ・サービスが協賛する大規模なゲーム・トーナメントでの優勝だった。
当該大会における地球人の出場資格は「15歳以上であること」にも関わらず、アリカは友人である凛々子の協力でIDをハックしてエントリーし、そのまま勝利してしまったのだ。
当事者二名はこの問題をもみ消す見返り――というには本人が喜んでいるので微妙だが――にローゼンリッターへの参加を承諾し、今に至る。

その(語彙は怪しいが)大仰な言い回しや神をも恐れぬような大胆な行動の背景には、姉であるトリッシュ・ウェスターランドへの憧憬がある。
故郷の船団でメタルクラフト競技者として活躍する姉はアリカにとっての誇りであると共に、無意識下でいつか越えるべき壁と認識している存在だ。
「あんなふうにビッグな女になりたい」――その想いが、少女を衝動的な行動に突き動かす。

【乗機:ヘルライダー】
強襲突撃用ブースターに半身が埋まり人型を逸脱した異形となっている、ローズピンクのメタルクラフト。
素体部分は頭部に鬼や悪魔の角じみた一対のブレードアンテナを持ち、パンキッシュな雰囲気を醸し出す。
フル装備状態ではローゼンリッターの五機で最も巨大だが、素体の状態では一般的なインダストリアルMCよりも一回り小さい。
ヘルライダーは出撃後、まず群れなす敵の中心に迅速に飛び込み、大型ビームサーベルやメガビームキャノン、大小様々のミサイル、浮遊爆雷などありったけの武装を解放して戦線を破壊する。
そして武装をあらかた撃ちきった後には強襲突撃用ブースターをパージ、ツインチェーンソーブレードを振るう高機動近接機として敵陣の深部を蹴散らす――というピーキーすぎる設計の機体。

■凛々子・シュペールバルク
「アリカちゃんが……わたしに……教えてくれたことなんだよ」
年齢:16歳(高校2年生)
生年月日:2066年1月2日
身長:160cm
スタイル:人形じみた繊細な体格ながら凄まじく豊満
好物:ガトーショコラ、信玄餅
苦手:パクチー
口調の特徴:一人称「わたし」。おどおどしていて、アリカ以外には基本敬語。

コミュニケーションを苦手とする一方、ハッカーとして優れた能力を発揮するローゼンリッターのメンバー。担当パートはキーボード。
黒髪を二つ結びにしており(三つ編みではない)、常に眠そうに見える垂れ目。痩せ型にも関わらず、一部が極めて豊満。
人との会話自体をあまり得意としておらず、声をかけられただけで一瞬フリーズしてしまうが、周囲への気配り自体は得意なほう。
あまり発言がない分よく周りや自分自身を観察しているし、ローゼンリッターという集団に自分がいることにも強い誇りと感謝の念を持っている。
とは言え思ったことを率直に伝えるのが苦手なので、つい曖昧な物言いになってしまったり、アリカのツッコミ役に終始することも珍しくないのだが。

以前は「自分の能力に自信を持って強い心になりたい」「だが家は極力出たくないので得意分野で勝負する」という、若干ズレた動機で様々な機関のセキュリティを解体していく正真正銘の危険人物だった。
しかしアリカと共にトーナメントの一件でローゼンリッター入りしてからは、強い信念を持つ仲間たちに感化され、もっと真っ当な方法で自分の弱さを乗り越えていくことを決意し、悪行からはきっぱり足を洗った。
培ってきた能力そのものは組織の中で重宝されており、作戦行動に必要な情報収集や、メンバー各自に適した機体OSの再構築などを手がけているようだ。

バンド結成前からの友人であるアリカに対しては、軽い気持ちで事件の当事者にしてしまった負い目はあるものの、概ね相思相愛の仲。
ただし今の凛々子なりの倫理観として、アリカが18歳になるまでは手を出さないつもり。

【乗機:アシェンライダー】
頭部がまるごとレーダードームに置き換わっている奇矯な外観が目を引く、グレイのメタルクラフト。
その姿は笠を被った托鉢僧を彷彿とさせ、凛々子のハッキングに対する奇妙な信仰を反映したデザインになっている。
ローゼンリッターの電子戦を一手に担い、その索敵能力を活かして敵陣から最も遠くに陣取りながら狙撃や火力支援を行う。
一見すると戦闘能力は低そうだが、ミサイルや自律誘導兵器を支配下に置くキーボード型兵装「ブラインド・オビディエンス」や、ガン逃げしながら弾幕を撒き散らす情け無用の戦法は十二分の脅威であり、容易に対処できるものではない。

銀河劇団ハーレイ・クイーン
■コルネリア・クオーレ
「笑顔になりたくない生き物なんて銀河のどこにもいないはずよ!さあ、あたし達の歌を聞きなさい!」
年齢:15歳(高校1年生)
生年月日:2066年10月12日
身長:153cm
スタイル:小柄だが良好。ミニチュアの美女といった風情
好物:みんなと食べるものは何でも好きだわ
苦手:特にない、あるいは知らない
口調の特徴:一人称「あたし」。誰に対しても対等であるかのように話す

巨大星間財閥『クオーレ財閥』の跡取りにして、銀河劇団ハーレイ・クイーンのリーダー。担当パートはボーカル。
垂れた犬の耳のように外ハネしている、プラチナブロンドの長髪が遠目にも目立つ少女。
楽観主義者なお嬢様であり、その絶大な財力と奔放な性格故にしばしば想像を絶する行動を取る。
それでいて単なる馬鹿ではなく、物事の前提に挑む闘志と独特の筋が通った視座を持っている。

ラブアンドピースの精神を貫徹し、すべての人に(若干上から目線だが)無垢な優しさを向けるように見えるコルネリア。
そんな彼女にも、自分ですら気付けていない苛立ちや不安感をぶつけてしまう相手が一人だけ存在する。

【乗機:プリヴェイラー】
黄金の冠を被りマイク型の王笏を手にした王子様のような姿をしている、トリコロールカラーのメタルクラフト。
『王者』のオーガニックスキルを持ち、味方に対して様々なバフ効果を与えたり、指揮下にある機体の物理的位置を入れ替えることが可能。
また搭乗者の歌声を音符状の精神エネルギー弾に変換して放出する機能を持ち、広範囲にコルネリアの歌を届けられる。
腰には対メタルクラフト用レイピアを佩いており、知的生命体同士の武力衝突が避けられない場合には関節部やカメラアイを狙い作戦遂行能力を奪う戦法をとる。

■ミカリ・サーストン
「はぁー、あたしとしたことが、なんで星の王女サマのことで気を揉んでるんだろう」
年齢:16歳(高校1年生)
生年月日:2066年4月10日
身長:158cm
スタイル:背は低くないが幼児体型気味
好物:貧困層向け合成肉パック、宅配ピザ
苦手:宇宙クジラ肉やオーガニック・ウナギなどの高級品
口調の特徴:一人称「あたし」。振り回されているはずなのになぜか自慢げ。

銀河劇団ハーレイ・クイーンのサポートメンバーであり、作詞を担当しているボーイッシュな少女。
恵まれない出自故にシビアな現実感を持ち、シニカルな物言いが目立つが、それは失敗を恐れる高い理想の裏返しである。
本当のミカリは、完全無欠のハッピーエンドを望みつつも、一歩引いた目線で考えずにはいられない臆病な心の持ち主。
だがその心配性が良くも悪くも恐れを知らないコルネリアと奇跡的に噛み合ったり、噛み合わなかったり。

香鈴とミカリ自身を除いたメンバー3人の認識では、曲作りやプランニングに参与しているだけでライブに参加していないことになっている。
しかし実際は大型犬をモチーフにしたマスコットキャラの着ぐるみ「ゲット・アップ・ルーシー」の中の人として、DJを引き受けている。
当人としては別にこの状況は改善すべきものではないらしく、ミカリとルーシーの二重生活は今後に渡って続くことだろう。

ミカリは或る移民船団の貧民街で生まれて、当たり前のように悪い仲間とつるんで育ってきた。
頭が回る方なので悪童たちの中では一目置かれていた彼女は、生き方を選べない出自に苦悩しながらも、やがて心を殺していく。
自分には今の人生が〝ちょうどいい〟――なんて、悟ったつもりになって。
後戻り出来ない奈落へとずるずる滑り落ちていく人生を消極的に肯定し始めた頃に、彼女は底辺の街であまりに場違いな少女と出会った。
――それこそが、思いもかけない運命の始まりだとも知らずに。

【乗機:スタッフィー】
「ゲット・アップ・ルーシー」をそのまま巨大化させたような外観が衝撃的な、ピンク色のメタルクラフト。
ふざけた見た目とは裏腹に、『時間』のオーガニックスキルと高出力のフォトンリング生成能力を保有するツワモノである。
固有時制御による超加速、5秒程度の時間停止を絡めた全方位攻撃、時間停滞輪による拘束など、その戦術は多岐にわたる。
ただしスキルを使用しない本来の動きはかなり鈍重で、作戦行動時はプリヴェイラーからのバフを受け時間制御でその効果を延長することを前提としている。

■ハル・ファーファム
「ほら、うちで作ったごま団子だよ! これ食べて元気だして!」
年齢:15歳(高校1年生)
生年月日:2066年8月18日
身長:149cm
スタイル:完全に子供
好物:餃子、甘酒
苦手:食べ物の好き嫌いはだめだよっ!
口調の特徴:一人称「うち」「ハル」。明るく快活

銀河劇団ハーレイ・クイーンの中でもひときわ純粋無垢な、橙色の髪をショートカットにした少女。担当パートはベース。
猪突猛進で前向きだがさほど頭は回らず、ミカリが立てた計画に素直な疑問を呈してはツッコミを入れられる(ついでに情報を皆で反芻できる)立場。
一見すると単細胞だが、弱いものが割りを食うような状況に対して敏感な繊細さがあり、銀河劇団の倫理をコルネリア共々定義していると言える。
陸上競技のスプリンターでもあり、その優れた運動神経はメタルクラフトの操縦で存分に活かされている。

ハルはかつてアメノトリフネ改超弩級要塞『メガロス』艦内で繁盛した、伝説的中華料理店の経営者一家の子孫である。
当時の店主はグレート・ウォー終結後、チェーンとして拡大していく店の未来を弟に託し、自身はまだ見ぬ味を求めて銀河の旅に出た。
ハルはそうして旅立った店主の血統に属し、現在はネオシンジュクにおいてPC1がバイトとして働いている店で台所の手伝いをしている。

ローゼンリッターのアリカ・ウェスターランドと出身地が同じで、親交がある。

【乗機:ワイヤーキャット】
ワーカータイプの民生機を原型に銀河劇団での活動のため魔改造を施した、イエローのメタルクラフト。
ワイヤーアンカーを利用して三次元空間を縦横無尽に飛び回ったり、鎖のように振り回して周囲を薙ぎ払うなどの戦法を得意とする。
またベース型溶接・溶断アックスを有しており、味方機の損傷を応急修理したり逆に熱によって敵機の装甲を溶解させることも可能。
だがワイヤーキャットの最大の強さは、搭乗者のカンフーの身のこなしをそのまま再現した格闘戦にある。

■カイラ・ヴェローナ
「こんな言葉を知っているかい。『私が真似している者が私である』――そう、人は誰もが役者なのさ」
年齢:16歳(高校2年生)
生年月日:2065年11月10日
身長:171cm
スタイル:高い、細い、イケメン!
好物:仔タムンバ(羊に似た草食の宇宙怪獣)のロースト、クグロフ(表向き) もんじゃ焼き(本心)
苦手:刺し身
口調の特徴:一人称「私」。ありえないほどキザったらしい

役を降ろす天才的な演技力と中性的な美貌を武器に、舞台劇を中心に活躍する新進気鋭の役者。
学校では女という女にモテモテであり、演劇部の公演には学外の生徒どころか休暇を取ったOLっぽいのまで来る始末。
だがその実態はうろ覚えと直感で喋るアホの子。そして銀河劇団ハーレイ・クイーンのギタリストでもある。
彼女の言うことは基本的にズレた引用や適当なその場のノリ発言だが、時に巧まずして事象の本質を捉えている――ような気がする。
また「自分には皆の王子様という役割が求められている」ことに自覚的であり、それを演じることに対してはどこまでも真摯で、楽しんでいる。

PC2にとっては幼馴染だが、「親友」よりは「腐れ縁」という表現がしっくり来る関係。
より詳細な部分はカニミソの設定見てから調整します。何か挿れて欲しい要素があればどうぞ。

【乗機:ミラーギャラリー】
「シルクハットを被り燕尾服を着た、奇術師か怪盗」のようなメタルクラフト。
『複製』のオーガニックスキルを持ち、体の一部または全部を他のメタルクラフトに変身させることが出来る。
ただし真似できるのは構造的な部分だけであり、見て形態がわかる武装は使えても機体固有の特殊な能力は再現不可能。
また自身を『複製』し全てが本物である分身(パイロットの同一性は量子テレポーテーションで確保される)を生成できるが、分身中は変身はできない。
例によって巨大なギターを持っているが、これは別にギター型の武器というわけではなく本物のメタルクラフトサイズのギターである。アホ。

■花笠 香鈴
「怖いことだってあるけど、逃げないよ。自分で選んだことだもん……!」
年齢:16歳(高校2年生)
生年月日:2066年3月15日
身長:156cm
スタイル:中庸的、に見えて意外と起伏がある
好物:イカそうめん、チーズケーキ
苦手:しいたけ
口調の特徴:一人称「私」。面識のない人には敬語、身内には穏やかなタメ口

その可憐で儚げな容姿とは裏腹に激しいドラムテクを見せる、銀河劇団ハーレイ・クイーンのメンバー。
彼女はかつて地球人と大戦争を繰り広げ、歌の力で地球文明圏に和解・同化した巨人型異星人「フルドロス人」と地球人のハーフである。
ハーフも含め一度縮小化処置を受けている、もしくは地球人の母から生まれたフルドロス人は普通、逆行処置を受けなければ元の大きさに戻ることはない。
だが香鈴は強い羞恥心や緊張に晒されると勝手に巨大化してしまう体質で、その影響から心の乱れを恐れる引っ込み思案な性格になってしまった。
銀河劇団には半ば強引に引き込まれた形になるが、自分の体質を「強み」として受け止めてくれるコルネリアには強い信頼を寄せている。

PC2とは中学時代からの友人で、有名人であるPC2のことを色眼鏡で見ない無二の『親友』だった。
また香鈴にとっても、PC2は自分の心の『弱さ』を受け入れて接してくれた貴重な人間である。
銀河劇団での活動を通じて、少しずつ成長し交友関係を広げていく香鈴に対して、PC2はどのような感情を抱くのだろうか。

【乗機:アムドゥラ・ゼイ改「マノウォー」】
フルドロス人がグレート・ウォーから現在に至るまで使用するパワードスーツ型メタルクラフトを、銀河劇団で改修した青い機体。
宇宙古代文明のブラックボックスである重力制御装置(クオーレ家のコレクションに混ざっていたとか)を搭載している。
その能力で「中の人」の身体能力を活かした軽快な挙動をサポートするだけではなく、対象を斥力で跳ね飛ばしたり、文字通り『重い』一撃をぶちかますことが可能。
また能力を最大限に解放することでマイクロブラックホールの発生すら実現するが、危険すぎるため滅多なことでは使用しない。
高機動ミサイルランチャー、腕部ショックカノンなど本来の武装を温存しているほか、ドラムスティック型のツインメイスを装備している。
最終更新:2018年12月05日 22:30
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