エル=カーロ
クラス
演者レベル:
基本剥離値:3
消費経験点:30+30
配役
出自 |
流れ者 |
境遇 |
伽藍 |
パートナー:"伏目蝙蝠"アーノルド・ブルーム |
感情:信頼 |
ステータス
|
肉体 |
知覚 |
意志 |
感応 |
社会 |
縫製 |
基本値 |
8 |
12 |
16 |
12 |
13 |
13 |
ボーナス |
2 |
4 |
5 |
4 |
4 |
4 |
戦闘能力値 |
未装備 |
武器右 |
武器左 |
防具 |
アクセサリー1 |
アクセサリー2 |
その他 |
特技修正 |
合計値 |
命中値 |
6 |
-2 |
|
|
|
|
|
|
4 |
回避値 |
8 |
|
|
|
|
|
|
|
8 |
術操値 |
9 |
|
|
1 |
|
|
|
|
10 |
抵抗値 |
10 |
|
|
1 |
|
|
|
|
11 |
行動値 |
13 |
|
|
-1 |
|
|
|
|
12 |
耐久値 |
23 |
|
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|
|
|
|
|
23 |
精神力 |
43 |
|
|
|
|
|
|
|
43 |
攻撃力右 |
+3 |
<殴>+2 |
|
|
|
|
|
|
+5 |
攻撃力左 |
+3 |
|
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|
|
|
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|
防御[斬] |
0 |
|
|
1 |
|
|
|
|
1 |
防御[刺] |
0 |
|
|
0 |
|
|
|
|
0 |
防御[殴] |
0 |
|
|
0 |
|
|
|
|
0 |
防御[術] |
0 |
|
|
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|
|
|
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|
防御[縫] |
0 |
|
|
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装備・アイテム
常備化ポイント:50
部位 |
種別 |
装備名 |
射程 |
常備化 |
備考 |
武器 |
白兵(鞭) |
懲罰者の鞭 |
5m |
-/30 |
|
防具 |
防具(布) |
術法衣 |
|
20/15 |
|
アクセサリー |
終わりの首枷 |
|
|
-/5 |
|
アクセサリー |
|
|
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|
|
その他 |
|
|
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特技
特技名 |
Lv |
種別 |
タイミング |
判定 |
難易度 |
対象 |
射程 |
代償 |
効果 |
慈母の祈り |
3 |
必、術 |
メジャー |
自動成功 |
なし |
単体 |
15m |
3MP |
|
清浄なる祈り |
2 |
術 |
メジャー |
自動成功 |
なし |
場面(選択) |
視界 |
3MP |
|
復活の聖歌 |
1 |
術 |
メジャー |
【術操値】 |
13 |
単体 |
至近 |
7MP |
|
響き渡る祈り |
1 |
術 |
オート |
自動成功 |
なし |
自身 |
なし |
3MP |
|
小さな御標 |
1 |
- |
オート |
自動成功 |
なし |
自身 |
なし |
3MP |
|
献身なる祈り |
2 |
術 |
ダメージロール |
自動成功 |
なし |
単体 |
15m |
5MP |
|
賢者の知恵 |
1 |
必 |
オート |
自動成功 |
なし |
単体 |
20m |
3MP |
|
一網打尽 |
1 |
- |
オート |
自動成功 |
なし |
単体 |
20m |
5MP |
|
賢しき一手 |
1 |
- |
イニシアチブ |
自動成功 |
なし |
自身 |
なし |
5MP |
|
万能の人 |
1 |
ビ |
常時 |
自動成功 |
なし |
自身 |
なし |
なし |
|
歓喜の歌 |
1 |
術 |
メジャー |
自動成功 |
なし |
自身 |
なし |
6HP |
|
揺るぎなき祈り |
1 |
術 |
オート |
自動成功 |
なし |
自身 |
なし |
2HP |
|
指導者の声 |
1 |
- |
イニシアチブ |
自動成功 |
なし |
単体 |
20m |
6MP |
|
星を見る人 |
1 |
- |
オート |
自動成功 |
なし |
自身 |
なし |
3MP |
|
設定・その他
――序
"The difference between rats and people is that when a rat gets shocked at one end of a maze, he never goes there again."
――前文
彼は神童であり、父と母を愛する幼子であり、親を不幸にした挙句殺した張本人であり、紡ぎ手であり、敬虔な信徒であり、僧正を罵り告解の塔に送られた罪人であり、聖都の飼い犬であり、悪びれもせず葉巻を吸う男である。
人とは多面的なものであり、物事も同様である。
何かを理解するため、往々にして我々は理解できないものを切り落としていく。四角い丸、赤く輝くサファイア、高く鳴り響く持続低音。そしてまた、何かを語るためには、何を語らないかを選択し続けなければならない。殺人の凶器を説明するときに、その凶器の作り手が幼い頃によく寝小便をしていたことを話す人はいないだろう。
事実は世界にむき出しで横たわっているが、そこから何かをつまみ上げようとするならば、それにこびりつく様々なものを丁寧に切り取っていかなければならない。語るとは、そういうことだ。世界を強引に切り取り、その切り口の側面からは否応なくほつれが生まれていく。零れ落ちたものはなかったことにされ虚無に落ち、時に突如姿を現して語り手聞き手問わず認識の歪みへ飲み込んでいく。
語られたものは世界そのものでありえないのだ。それはあくまで世界を指し示すものであり、その指の先に目を凝らすべきなのである。しかし、指し示すこと、口当たりのいい言葉、自らに都合の良い安定した空間、見せかけの安住の地、そこから出ていこうとする人など果たして存在し得るのだろうか?
彼を語ろうと思う。それはパッチワークのような作業である。彼にまつわる言説を、そのままつなぎ合わせていく。いくつかの古文書の内容を整合性の取れた一冊の本にするような作業ではなく、余分なものとして切り捨てられた様々な布の切れ端をつなぎ合わせていくような作業。そうしてできるのは、ほつれと虚無のモザイク、そこになくともよかった歪なテクストもどきだ。だがしかし、それでも彼は存在し、こうしている今も教会の裏でいつものように煙をくゆらせているに違いない。
そんなテクストを作るため、掃きだめに溜まったいくつもの切れ端を継ぎ接ぐため、一本の糸を、これから紡いでいこうと思う。
最終更新:2019年03月25日 21:07