【MM】忘れな草は月影に > PC1A

カザマ コウ


クラス

演者レベル:8
クラス名 Lv 逸脱
戦人 6 憤怒の一撃
稀人 1 偽りの不死
日陰者 1
基本剥離値:1
消費経験点:118

配役

出自 大空の民
境遇 家族
パートナー: 感情:


ステータス


  • 能力値
肉体 知覚 意志 感応 社会 縫製
基本値 13(16) 16 13 12 9 10
ボーナス 4(5) 5 4 4 3 3

  • 戦闘値
戦闘能力値 未装備 武器右 武器左 防具 アクセサリー1 アクセサリー2 その他 特技修正 合計値
命中値 12 0 -1 11
回避値 9 +1 +1 11
術操値 7 7
抵抗値 7 7
行動値 16 -1 +5 20
耐久値 40 40
精神力 27 -5 22
攻撃力右 8 斬+1 斬+9
攻撃力左 8 殴+2 殴+10
防御[斬] 1 1
防御[刺] 1 1
防御[殴] 0 0
防御[術] 0
防御[縫] 0

戦闘移動 25m 全力移動 40m

装備・アイテム

常備化ポイント:60
  • 装備
部位 種別 装備名 射程 常備化 備考
武器 ナイフ
武器 風の日傘 マイナーで飛行状態即座に戦闘移動
防具 着物
アクセサリー 魔剣の破片 クリティカル時+1D6
アクセサリー 赤い靴 移動・離脱しなかったラウンド終了時HP半分になる
その他

  • 一般アイテム
名前 種別 タイミング 効果
携帯毒 使い捨て オート ダメージを与えたとき邪毒2

特技


特技名 Lv 種別 タイミング 判定 難易度 対象 射程 代償 効果
勇猛なる血 1 常時 自動成功 なし 自身 なし なし 【命中値】【肉体】判定C値-1
異邦の徴 1 常時 自動成功 なし 自身 なし なし 能力基本値+3 常備化ポイント+20
奇跡の指先 1 常時 自動成功 なし 自身 なし なし 【知覚】【命中値】【術操値】判定C値-1
戦人の名乗り 3 - セットアップ 自動成功 なし 自身 なし 3MP 物理攻撃+[LV×3]
紅の一族 1 常時 自動成功 なし 自身 なし なし 【命中値】【肉体】判定C値-1【精神力】-5
無双の一撃 1 - メジャー 命中 対決 単体 武器 3MP ダメージ+【肉体】
罠の作り手 3 - ダメージロール 自動成功 なし 単体 10m 3MP ダメージ+1D6 狼狽 1シーンLV回
目にも止まらぬ 1 - 常時 自動成功 なし 自身 なし なし 移動、離脱したラウンド中ダメージ+1D6
不屈の精神 1 - オート 自動成功 なし 自身 なし 2MP 狼狽か放心打消し
異邦の戦歌 1 - イニシアチブ 自動成功 なし 任意 5m 3MP あらゆる判定C値-1 ラウンド1回
返し刃 2 - オート 自動成功 なし 自身 なし (5-LV)MP 命中判定振り直し
踏み込み 1 - オート 自動成功 なし 自身 なし 2MP 命中判定+2
故郷の思い出 1 - オート 自動成功 なし 自身 なし 2MP 使用時バステ1つを指定し演目終了まで受けない




設定・その他

 大空の国の浮島の中のひとつに住む紡ぎ手童子のカザマコウは、紡ぎ手の両親と3人家族。あと其達(鳥)のピッピ。
 しかしコウは戦闘はおろかほつれを繕う経験もない紡ぎ手だった。
 夕食時に地上での武勇伝を話せと両親にせがむ、そんな毎日。
 その間にもコウは自分に宿る紡ぎ手の力への期待が膨らんでいった。いつかこの力でたくさんの人々の物語を守るのだ…と。
 しかしなかなか地上に降ろさせてくれない両親に痺れを切らしたコウが「いつになったら俺は地上に降りれるんだ?」と問う。
 すると父は「2週間後、お前が12の誕生日を迎えたとき地上へ降り、共にゆがみを繕おう。」と約束してくれた。
「よっしゃー!ピッピお前も一緒だからな!」
「もちろん。コウもついに紡ぎ手デビューだな!」
 コウは其達のピッピと飛んで喜んだ。高揚感に数日は足が地に着いていなかったかもしれない。


 12の誕生日を迎える前日。いつもに比べて両親の帰りが遅い。
 心配になり表に出てみると、天空には両親の姿と、その後方を地上のものであろう飛行からくりが追ってきていた。その瞬間、飛行からくりから発砲音が鳴り、両親目掛けて鉄の玉が襲ってきた。
 体勢を崩しながら何とか着地する両親にかけよると、後方から追ってきていた飛行からくりから地上の兵士達が降りてきた。そしてドカドカと両親に迫ってくる。自宅は島のふち、振り返ると目下には地上の国々が見えた。まさに背水の陣。
 すると鎧を着た大男の怒号が響く。
「御標にそむこうとする異形どもがあああぁぁぁ!!」
 コウは何かの間違いだと思い辺りを見回すがどこにもほつれやゆがみは見つからない。
 怯えるように大男を見ていると、視線に気づいたのか大男がこちらに目を向けた。
「おや、子供じゃないか。若い芽もなるべく早く摘んでおかねぇとなぁ。」
ズカズカとコウに歩みよってくる。
 コウは其達のピッピと戦うため大男に立ち向かった。
 しかし、紡ぎ手の力を人間に使っていいのか…一瞬の迷いが隙を生んだ。
 大剣がコウ目掛けて勢いよく振り下ろされた。
 思わず目を閉じるが衝撃はない。そっと目を開けると両親が自分に向かって倒れこんでくる。
「おーおー、愛だねぇ~。異形でもそんなことできたのか。」大男は下品な笑みを浮かべ言う。
 コウの手には生温かく流れる赤。体が沸き立つように熱くなった。これは憤激。
自身の感情と共鳴するように髪がもえるような赤に染まっていった。
「殺してやる…」
 そう立ち上がった瞬間、腕をつかまれた。父と母だった。
 父が「コウ、お前の力は人々の希望になるための力だ。憎しみの感情を持って使うものじゃない。
あ、それと惚れたやつが出来たら死ぬ気で守るんだぞ。まぁ、父さんは母さんを守れそうにないが…かっこ悪いところを見せちまったな。ただ、お前を母さんと一緒に守ることが出来てよか…った。」
 母が「さあ、これを持って行きなさい。今からあなたはあなたの道を行くの、こんなところで終わってはダメよ。私達のかわいいコウ、愛してるわ。」
 すると、ドンッと勢いよく体が島の外へ押し出された。
父と母の顔はぼやけてよく見えなかったが、確かに笑っていた…と思う。
 体は重力に逆らうことなく落下する。上空からはピッピが追ってくる。
「おいコウ傘!傘を広げろ!!」
 意識が朦朧としていく。
「ピッピ何言ってんのか聞こえねぇし。てか惚れた奴って…惚れるってなんだよ、クソ親父。」
 父の言葉を思い出し失笑してしまった。こんな状況なのに自然と心は穏やかだった。
「俺、死ぬのか…」
 声にならない声。そしてそのまま意識は遠のいていった。


―――――水の音。鳥の鳴き声。
 重いまぶたを持ち上げると、おそらくそこは橋の下であろう場所だった。
傍らには骨の折れた番傘が転がっていた。これのおかげで…
 ひざの上にはピッピもいた。安堵のため息を深くついたとき違和感を感じた。
ピッピが何を言っているのかが分からない。何かを必死で訴えているようだが、コウの耳にはピチュピチュとさえずっているようにしか聞こえない。
それと同時にコウは悟った。もう自分が童子ではなく日陰者であることを。
 そんな自分にピッピを繋ぎ止めておく理由はなかった。
「さぁ、ピッピもピッピの道を行け。」
 こんな日でも空は青く澄んでいた。そこにピッピを羽ばたかせてやる。
これで本当にひとりぼっちだ。

 他人は信用できない。信用できるのは自分だけ…あと金。
じゃあ、とりあえず日陰者らしくちゃちゃっと金目のものを調達しに行くか。

 降り立ったのは桂緒の国。
 ひとりになったコウは新たな道を踏み出した…―――


と言うことでその後、日陰者らしく盗人をしながら生活していましたが罪悪感に駆られそんな生活は長くは続かず、現在は前金制の何でも屋をしています。
地上は紡ぎ手が迫害されてると思い込んでいたので紡ぎ手であることを隠していましたが、なんと桂緒の国紡ぎ手が英雄扱いされているではありませんか?!!この地でなら閉ざされてしまった純真な正義感を開放できるときが来るかもしれないという淡い期待を心の隅に抱えながら生活しているのかも知れません。人のために何かしたいと言う気持ちが無意識にあるため、お仕事をきっちりこなす、いやそれ以上してくれる何でも屋と定評があり、割と周りから信頼されているはずなのに本人は気づかない。むしろ嫌われている、こんな自分に仕事を頼むなんて変わった奴が多い国だと思ってます。
他人は信用しないとか言ってしまっているので、他人の力は借りようとしません。ただ着いてきてくれるなら勝手にしろと言ってむげにもしません。


〈ある日の日記〉
なんだか最近楽しい。
家に帰ると誰かがいて美味そうなにおいがする。
俺なんかに友達という奴ができた。
あ、あの2人には謝りたい…ちょっと態度悪かったよな。
あと、オオカミ。其達なのになんであんなちっこい人間に就いているのか。またゆっくり話せたらいいな。
けど一気に、多分、いい事が起こりすぎて、またそれを失ってしまうんじゃないかなんて時々考える。
今度こそ自分の手で大切なものを守りたい。本当に守れるか?不安。怖い。
…明日も仕事か。朝飯、里芋の味噌汁がいいなあ。
そうだ、家にこもりきりにさせるのもそろそろ飽きてきただろうし、明日の仕事あいつも連れてくか……―――


1話のコウを見てるとだいぶ、あれー??ってなると思いますが許してください。人間そこまで嫌いじゃにです。たぶん最終回頑張ってくれると思いますので、よろしくお願いします!!
最終更新:2019年05月19日 01:04
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