移動について――トラベラー・ジョーンズの報告
物事が変われば変わるほど、変わらず残る物も増える。
もちろん交通についてもそうだ。
初めて交通システムができて(ついでにすぐに渋滞システムがついてきたが)150年。
われらの住む街は未だにハイウェイで繋がれ、陸上交通が支配している。
ARを経由しているとはいえ、空中交通についての標識が増えているとはいえ、ここ数十年に本質的な差はない。
驚くべき技術革新などは何個か見受けられていたが、結局のところは変化はないと思っていいだろう。
グリッド・ラン
グリッドによる道筋のガイドは、ほとんどの都市で一般的です。
グリッド・ガイドは完璧な「フリ」をしているだけwww
強調すればするほどハリウッド臭いハッカーの恐怖を煽るだけwww
実際常時ハックされてるとかマジパネェwwwwww
だってそれでテロられたって遺族に賠償金払う方が絶対安上がりだもんなw
冗談抜きでグリッドガイド使わないほうが良いってww
ファストジャック
言うまでも無くグリッドガイドなんて信頼の置ける代物じゃねえな。
正しい道を教えてくれるなんて期待するなって事。
ターボバニー
グリッド・ガイドは役に立つかもしれません。
でも、同時に巨大な監視ネットワークなんですよ。
どんなメガコーポだってアクセスして情報を得られるんだから。
何処にいったってメガコーポが記録している限り追われるわけで。
記憶容量なんか関係ないって勢いらしいし。
特殊なソフトを使えば運転のクセやら監視カメラやら購入記録やらで個人照会できるとか。
まあ、出来るだけ目立たないように走ったほうがいいと思うね。
スラム・オー!
VR完全没入での運転が主流になってきているとはいえ、多くの人間が肉体で車を動かすことを好むのも事実です。
そうした人々はグリッド・ガイド経由の交通情報で補強をすることが多いです。
何人かは完全にオートパイロット――もちろんグリッド・ガイドのお墨付きです――に任せきりにし、運転を学んだりスキルソフトを入れたりする苦労を避けます。
こうした自動運転システムは(しばしばリガーが大量の車を同時に操ったりもしていますが)ドライバーを雇うより圧倒的に安上がりであるため、世界中で相当数の自動操縦機体が存在します。
通勤者なんか向けに、グリッド・ガイドを社会的サービスと直結させたりするのも始まってるな、そういえば。
通勤しながらロードレイジXのチキンレーサー共とハイウェイで争ったり、帰り道に(文字通り)デートしに航海に出たりしてな。
グリッチ
グリッド・リンク
グリッド・リンクは電気自動車に電気を供給するためのシステムです。
これは、電気盗人への対抗策として超高度に保護されたハイウェイやレベルAの区画限定で敷設されています。
しかしながら、現今の電気自動車の激増によってグリッド・リンクの電気量が足りなくなるという事態が発生しつつあります。
ただ、完全な供給は望めずとも、少なくとも燃料の補充を先延ばしにする程度の効果はあるようです。
推進力
エンジンはハイブリッドが主流です。
ガソリン、バイオエタノール、バイオガスなどの燃料と強力バッテリーや光発電ペイントによる電力で動く内部エンジンの組み合わせとなっています。
そして、自動回復するブレーキのような進んだ技術も取り入れられています。
化石燃料を使用するようなものも、マイクロドローンから潜水艦などまで、あらゆる場所で見受けられます。
燃料効率の進歩は燃料使用量の大幅削減に成功しましたが、実際のところその分、燃料代は値上がりし続けています。
そのため、消費者は燃費の良い小型車を選ぶ傾向が強くなっています。
もっとエコな所では化石燃料系は全部禁止されたり制限されたりしてるんだってよ
エコトープ
エンジンの進化には短所もつきものってね。
高度化したせいで、何年も訓練したり良いスキルソフトをいれなきゃ修理が出来なくなってるのさ。
さらに部品の関連性も意味不明になってるから、修理に出したら不必要なまでに部品交換されちまう。
もう一個いうと、進化した技術の常として普通の消費者(まあシャドウランナーな訳だが)には大変厳しくなってやがる。
ウラでは、卓越した修理工は同じ重さの金と同価値なんだとかね。
リガーX
ヴィークルのセキュリティ
自動車泥棒の歴史は自動車の歴史と同じだけ古く、発明から200年が経過した今では、セキュリティは技術から科学へと進化しています。
その進化は、技術の進化についていく(あるいは牢屋の中に落ちない)ために常時勉強していなければならないほどです。
技術の進化を要約するとこうなります。
まず、幾つかの必要な行為を伴わずにヴィークルを盗み出そうとするのは単純に自殺行為です。
あなたが尋常じゃなく運が良ければ、持ち主がドアの鍵をかけ忘れた上にイグニッションにキーが刺さりっぱなしにしていることもあります(そのとき後部座席に支払い保証済みクレッドが大量に転がってたとしたら、また再考の余地がありますが)。
幾つかのヴィークルはそもそも、イグニッションとドアキーが連動している場合もあります。
大半の近代的なヴィークルは、特に低価格帯のものはワイヤレスセキュリティがかけられていますが、これは腕利きのハッカーなら簡単にクラック可能です。
ただし、ヴィークルの前の持ち主との全てのリンクをカットする事には留意しておきましょう。
乗っ取ったとして、まずすべきはナンバープレートを物理的にもAR的にも(殆どのヴィークルはRFIDタグも存在します)偽者に書き換えておくことです――さもなくば殆ど進まない内につかまる覚悟をしておくことです。
これら全てを書き換えても安心するのはまだ早いでしょう。
大概のヴィークルにはアクセス不可能な領域にヴィークル固有のIDを示すステルス・チップが埋め込まれています。
幾つかのヴィークルはシャーシに数え切れないほどのRFIDタグを埋め込んでいます。
これら全てを取り除くのは本当に苦労するでしょう。
いずれにせよ、こうした作業に取り掛かる前にヴィークル会社のデータバンクに潜り込んでおくのは、強奪可能な車を探し出そうと可能な限りの情報をストリートで見つけようとするのと同程度に有用なアイデアです。
コップやパトロールドローンにとって、ヴィークルのIDをスキャンするのは息をするのと似たようなもの。
捕まりたくなければ警戒度高い場所は走らないこと。
ハード・エグジット
これが高価なヴィークルともなると、バイオメトリックスなどによって泥棒に電撃を放ったりするシステムから遠隔操作で無能力化するシステムまで何でも可能です。
更に金があるなら、武装したガードや運転手を雇ったりもするでしょう。
ヴィークルのセキュリティシステムはサツも使ってるんだぜ?
たとえば、ホイールの中のセンサーを経由した酒気検知は義務だったりするだろ?
あとはドライバーが眠くなったらアラームを鳴らしたり揺すったり、それでも反応が無かったらオートパイロットにしてくれるって知ってた?
ターボバニー
合法性
あなたがZゾーンやら無法地帯やら非文明地域に住んでいたりするのでないなら、ヴィークルの合法性について厳しさを増していることは感じているでしょう。
免許やヴィークルの規格、義務的な保険にとどまらず、年齢制限、免許試験の厳しさ、排ガス規制に至るまで厳格化していますし、厳罰化しています――あなたの地元のゴー・ギャングが気付いていないだけなんですよ?
また、自動操縦システムの進化は、手動操作で気をつけていないと簡単に事故を起こし、賠償金が自動的にあなたの口座から引き落とされる羽目になります。
もちろん、マイナスポイントが大量にたまれば免停処分を受けます。
現今の航空交通の状況からは信じられないかもしれませんが、航空系の操縦はより厳格なものです。
また、海上についてもテロや密輸の追跡や予防のために、かなりの国が免許を要求しています。
小型のドローンについては、幾つかの都市で(ゆっくりとですが)法制化の動きはあるようですが、今のところは規制はありません。
多くの小国や都市国家、治外法権の企業支配地域などでは、その地域の法律を守るのは挑戦的なことです。
グリッド・ガイドやオートパイロットが礼儀正しく法律違反――もちろん、違反した後にですが――を教えてくれることををあてにできるのです。
もし、法律違反をしたくないのならば、「誰がその地域を所有しているか」に注意が必要です。
あとは、ゴー・ギャングを妨害するためのランダムな街路ブロックが突然出来上がることにも注意してください。
有料交通
燃料代があがったりグリッド・ガイドが普及したり在宅遠隔勤務が増加したりしていますが、どの街区でも交通渋滞はむしろ悪化の傾向にあります。
街の住民にとって、公共交通は経済的な(そして場合によっては唯一の)選択です。
バス、モノレール、地下鉄、マグレブ・リニア・モーター・カー、超特急などは大量に走っており、人々を絶えずあちらこちらに送り届けています――少なくとも、ラッシュ・アワーの時間は。
サービスの質については、一つの質問にかかっています。
晴れやかな旅路を純白の車内で優雅に楽しみたいか、人間性の残りかすしかないような汚く狭い車内に押し込まれることを好むか、です。
後者を選んだ場合でも、運がよければ緊急停止ボタンが作動してくれる可能性がありますので気にしないでください。
もっと良い環境を望むのならば、トロールすら乗れるようなミニバンを使ったタクシーも大抵の場所にはあります。
大半のタクシーはリギングによる遠隔操作です。
安全なドライブやデータジャックへの妨害を全て完全にこなせる生身のドライバーはごく少数なのです。
もし、あなたがタクシーでZゾーンなどに行こうとするならば、幾つかのそうした区域の中の非文明地帯などはサービスとして周知されているにも関わらず説得に苦労するでしょう。
さらに、もちろん、危険手当も必要になります。
市内航空タクシーも以前に比べれば活発なものになっています。
ホワイトカラーなどはヘリやトリットローター、ライター・ザン・エア・リフトを駆使して大衆の頭上を飛び越え、企業のエアポートに直行することが可能なのです。
大半は郊外からポートに直行する便ですが、幾つかのプライベートエアは幾つかのバス停を周遊しています。
シアトルとかホンコンともなると水上タクシーやフェリーも良く見るよ。
上手くやれば、真夜中にあんたを水の中に放り込むそぶりを見せない良いパイロットが見つかると思う(笑)
サウンダー
海、空、そして宇宙へ
燃料価格の暴騰にともない、船舶会社は常に画期的な新エネルギーを求めています。
クラッシュから始まった経済的混乱の間、かなりの船舶がフットボール・フィールドほどのサイズの帆を装着していました(これにより、燃料効率が30%上昇するのです)。
この絶望から生まれたテクノロジーは、数多うろつく海賊からの良い目印になるという欠点を抱えながらも未だに使用されています。
結果として、商用船や積荷を守る各種テクノロジーが発達し、護衛を行う傭兵会社なども登場しています。
また、こうした海賊の横行は潜水艦の一般化を促しました。
船体の圧力リミットは、こうした潜水艦を荷物運びに特化した高価なものとしています。
というのも、まだ潜水艦を輸送船と同サイズで安上がりに作り上げる方法など発見されていないのです。
それでも、増加傾向にあるアクアコロジーのライフラインを担当する潜水艦をはじめ、幾つかの輸送潜水艦航路が確立しています。
また、ハイデフカメラとリンクされた「窓」により珍しい光景を見せることが出来ることもあって、幾つかの観光船は観光潜水艦に切り替えを始めています。
対して、航空路については数十年前と殆ど変わりはありません。
高速商用航空(High Speed Commercial Transports;HSCT)は未だに公共航空交通の主力です。
ボーイング897シリーズが産業の基本形となっており、沢山の乗客を狭苦しい一角に押し込め、音速を幾らか超えた程度の速度で運搬しています。
それよりも高速の亜弾道型や半宇宙型ヴィークルもビジネス・クラスやファースト・クラスとして使われています。
亜弾道型はロケットエンジンによる推進力を用い、最高で空気抵抗が減少し、ほぼ全てのエネルギーを推進力に使用できる90000メートルまで上昇する弧を描いて数時間で世界中のどこにでも旅行可能なテクノロジーです。
こうした手法では、下降時には僅かな弾道変化しかできません。
着地点に何も無いことを祈りましょう。
半宇宙型は似たようなテクノロジーですが、最高高度を23000メートル程度に抑えることで、12000メートルまでの下降を利用してコースの修正を可能にしたものです。
そのため、着地に手腕が必要となるような短い大陸間移動では最も良く使われています。
魔法使いに対しては、空気の無いところでアストラル投射をしたりしないように強く注意されます。
この辺りの事情についてはHazarous Environmentも参照してください。
亜弾道型で全行程の60%は大気圏外です。
速度は亜弾道型で12000km/h、半宇宙型で10000km/hといったところです。
最も優れた魔術師達でなければこの速度について行くことは不可能でしょう。
航空業界で起きた最も目立った変化といえば飛行船が増加したことです。
かつては超重荷長距離移動に使われていましたが、あまりにも遅く脆いのでいつしか使われなくなりました。
しかし、クラッシュ後の混乱に乗じて、幾つかの企業――シコースキー・ベルの活躍は特筆すべきでしょう――により、商業ベースに復活したのです。
ライター・ザン・エア・リフトのコンセプトと垂直上昇機のコンセプトを融合させた全く新しい乗り物として、シコースキーは巨大飛行船を生まれ変わらせました。
あまりにも巨大化した飛行船はヘリウムガスだけで浮上することは不可能になり、浮力を得やすいボディや12個のターボプロップ・ガスタービンエンジンにより推進力や浮力を獲得しています。
あくまでこの二つの組み合わせなのですが、それでもターボプロップのお陰でホバーを行うことも可能です。
そして、高速航行や強靭な材料での建築などが可能となっているのです。
未だにニッチ産業ではありますが、海路では間に合わないような超重荷――たとえば軍事的なものなど――の運搬に用いられ始めています。
アズトランはCASの飛行船への軍事的投資を観察している。
CASが飛行船により、12時間で完全武装の1個旅団を世界中のどこにでも送り込めるようになっていると考えているらしい。
一方でプエブロは飛行船を完全武装させた空中戦闘ドローンや有人戦闘機に改造している。
マルコス
企業や国家の宇宙への進出は終わるところを知りません。
軌道行きの定期サービスが毎日存在するところまで来てもです。
幾つかのカーゴはロケットで運ばれていますが、その乗員はオービターと呼ばれる乗り物で移動しています。
基本的に亜弾道型ヴィークルの背にオービターは装着されており、その弧の頂点でリリースされるのです。
その後オービターは目的地に直行するか、中継点までたどり着いた後、ちゃんとした宇宙船に牽引されるのです。
オービターは自力での地表帰還能力を保有しています。
いやぁ、そりゃもちろん、セキュリティはガチガチですよ?
オービターの武器や爆発物をハックするなんてたまったもんじゃありませんよ実際。
そもそも亜弾道型ですらオービターにはシグナルは届かないし、隠れられるような部屋もない。
ステーションだって企業が経営してるわけで、生身で真空遊泳したくなければステーションに潜り込めるちゃんとした理由仕立て上げないと。
オービタルDK
軌道にたどり着く現実的な方法としては、キリマンジャロ・コーポレート・コートのマスドライバーを利用することでしょう。
ここで新世代の生息地拡大や月面コロニーを反映して物資打ち上げに関して大胆なコスト削減が行われています。
宇宙旅行はいつでも大人気です――噂によると、モノベの月面リゾートはほぼ完成していて、肉眼で見ることが出来るとか。
密輸
武器を満載したトラックが賄賂で国境を突破したり、深夜に静かに船が港に接岸したり、とかく密輸とくれば乗り物の出番です。
密輸業者は技術力が無ければ何者でもありません。
密輸に向いた手段としては潜水艦、ステルス飛行船などがあり、その他あらゆる乗り物に隠し部屋を仕立て上げることでも密輸用のものになります。
しかし、最高なものはやはり、良く出来た昔の低空ヴィークル(Low-Altitude Vehicle;LAV)でしょう。
Tバード(あるいはサンダーバード。痕跡をごまかすときに発する独自のノイズから)とあだ名されるLAVはホバーで浮き上がり、維持のための短い翼があります。
これにより低高度を超高速で起動することが出来るのです。
これによる飛行は非常に危険であるため、Tバーダーと呼ばれる熟練のパイロットが必要となります。
燃費が尋常じゃなく悪いにも関わらず、この速度により密輸に最適とされているのです。
レーダーの下をかいくぐり、大量の荷物を牽引し、武装まで可能なのです。
ちなみにLAVのデータは後で翻訳する予定。
Tバードはクラッシュ2.0の後に活発になったね。
交易が厳しく制限された分、密輸業者は活発になったわけなんだ。
密輸が合法にならないってのに国も絶望していると見えて、国境の警備は存外ゆるいよ。
郊外のほうでは殆ど気にしていないんじゃないかな。
Tバードは幾つかの散らばった小規模コミュニティでは生命線にすらなってる現状もあるし。
そのお陰で、スマグラーは各所にコネクションが出来たりしていたり。
2XL
ドローンの活躍と虐待
イカれてしまって人を殺傷するドローンの話は日常茶飯事です。
レンラクの報告によると、クラッシュ2.0の時の故障やテクノマンサーによる干渉への恐怖などから、公にドローンを阻害したり家に入れることを拒んだりする者もいるそうです。
こうした恐怖は単純な保安上の不安から(そこら中にいる邪悪なハッカーやテクノマンサー、AIにとって家事ドローンのプログラムを弄るくらいが一番「邪悪じゃない」行為なのです)企業の陰謀を信じている者(ほら、そこの掃除ロボットがビッグ・ブラザーに情報を送ってますよ!)まで様々です。
中にはドローンが我々に取って代わろうとしているのではないか――いわゆる「フランケンシュタインへの恐怖」――に取り付かれている者もいます。
しかし、大多数がメガコーポが注意深く運用している限り日々の暮らしの中で有益なものであると認識しています。
実際、ドローン抜きの世界は考えられないものです。
ドローンはあらゆるサイズであらゆる場所に存在し、ただの公共サービスなのかドローンによるものなのか(AR接続が標準なので)判別しづらいケースすらあります。
職種によっては人間に任せるにはあまりにも危険だったり、単純に退屈だったりするためにドローンに任せるものもあります。
製造業や監視を代表的な実例として、ヴィークルはいたるところで使われているのです。
どっかの街では警備隊をドローンにしちまおうとか考えてるみたいだぜ。
訓練は高価だし待機時間は暇だしとかいってな。
ドローンにしちゃえば、リギングして動かす分は半分の人力ですむし、必要に応じて入れ替えられる。
それでもサービス内容は変わりません、とかそういう理屈だ。
リガーX
ドローンが最も活躍するのは軍事領域です。
特に古いジャミングと対ジャミングのように暗号化と暗号解読において活発な競争が行われています。
ここ数年、ソフトウェア開発競争は脱落しないように注意しないと次の遭遇で破滅を招くといわれるほどに日進月歩なのですが、ドローン用武装は殆ど進歩していません。
また、常時敵にコントロールを奪われる可能性があるために、ドローンは重要な位置を占めてはいますが支配的とはとてもいえません。
戦時下のように無尽蔵に予算をつぎ込めない企業にとってはドローンはコスト削減のために非常に重要な役割を果たしています。
一日中運用可能で、腕前を錆付かせないための高額な訓練も不要で、悪天候でのパトロールにも不平一つ言わないためです。
企業は大体は自分たちよりリソースの少ない相手としか戦わないため、ドローンが奪われたりジャマーで妨害されようとしても余り頓着しません。
新しいヴィークルをすぐに生産してセキュリティホールに送り込めばいいからです。
他にも活躍可能な領域があります――犯罪です。
這って動くドローンは垂直なパイプを上昇できますし、そこからウインチを垂らして皆を引っ張りあげることも出来ます。
放置するほか無くなっても、ドローンは人間の共犯者よりは口が堅いはずです。
ゲーム的なルール
これらは基本ルールブックの内容を補うルールです。
リギングについての追加ルールはUnwiredで扱います。
機器とソフトウェアのレーティング
ワイヤレス機器として、全てのヴィークルやドローンは機器レーティング(基本P226)を持っており、それによりマトリックス能力値(【レスポンス】【システム】【ファイアウォール】【シグナル】)が決定されます。
サンプル機器表(P243)にあるように、通常はレート3として扱います。
セキュリティドローンで4、軍事用ドローンで5です。
それぞれの能力値は独立してアップグレード(P262)する事が可能です。
パイロットは別記されており、機器レーティングとは無関係であることは注意してください。
ドローンのサイズ
ミニドローンとは果たしてどの程度のサイズなのでしょうか?
基本的にはGMの判断によりますが、判断のための一般的なルールを以下に記します。
マイクロドローン(【強靭】0)
昆虫サイズで、通常は10cm以下に収まります。
隠蔽修正値(P328)は-6です。
ミニドローン(【強靭】1)
巨大昆虫やネズミ程度のサイズです。
10cmから25cm程度で、手のひらやポケットの中に隠すことの出来るサイズです。
隠蔽修正値は-2です。
スモールドローン(【強靭】2)
コムリンクやトースター程度のサイズから子犬程度までを含みます。
隠蔽修正値は+4から+6となります。
ミディアムドローン(【強靭】3)
大型犬から人間大、あるいはバイク程度の大きさまで含みます。
子供やドワーフの中でも更にチビな者は運べるかもしれませんが、大人は運べません。
ラージドローン(【強靭】4)
モーターバイクから小型車くらいまでがこのサイズとなります。
医療用ドローンは例外として、基本的に人を運ぶことは想定していませんし、そのためのスペースもありませんが、トロール以外なら乗る事は可能です。
ドローンは全てヴィークルとして扱われますが、ここでいうドローンは特に運搬を想定していないヴィークルを指します。
グリッド・ガイド
2070年には、世界の大半が地図になり、写真として保管され、GPSで監視されています。
ある地点から別の地点に移動するために頭をひねる必要性は殆どありません。
グリッド・ガイドがヴィークルのパイロットに最適なデータを提供してくれるのです。
住所を入力して場所を探すことから近場のピザ屋の検索まで、何でも行うことが出来ます。
グリッド・ガイドは衝突防止センサーなどともリンクし、危険が迫っている場合は警告を発してくれます。
ゲーム的には、グリッド・ガイドが有効な地帯ではナビゲーションのテストに+4Dの修正を与えます。
オフロードや地下といった理由から、この修正をGMは減少させてかまいません。
また、グリッド・ガイドが役に立ちそうな場面では(例えば交通渋滞を抜けて他の場所へ急ぐときなど)逆に、ヴィークル・テストに追加で+1~+2Dしてかまいません。
グリッド・ガイド・システムは通常機器レーティング3ですが、地域によって変動はありえます。
もし、グリッド・ガイドから逃れたいならば後述する「ヴィークルの匿名化」を参照してください。
メカニカル・アーム、およびレッグ
幾つかのヴィークルと多くのドローンは手足を持っています。
基本的な用途についてはパイロット・プログラムの範囲内です(パイロットの許容性については後述)。
もし適切な技能を持っているのならば(例えば<刀剣>や<爆発物>など)オートソフト(P261)によって手足の機能を拡張させることが出来ます。
そうした場合、技能を使う場合は【パイロット】+オートソフトのレーティング±【操縦値】(通常の運転の場合)、あるいは【レスポンス】+技能レベル±【操縦値】(飛び乗っているリガーの場合)で判定を行えます。
メカニカル・リムによる攻撃
メカニカル・リムは技能を使うのと同様に白兵攻撃に使用できます。
ダメージを算出する場合、【筋力】はヴィークル自体の【強靭力】と同等と考えてください。
すなわち、武器を使用せずともヴィークルの【強靭力】÷2の肉体ダメージを与えることが出来るのです。
オペレーション・タイム
オペレーション・タイムは燃料補給無しでどの程度稼動できるかを表します。
ルールを簡単にするために、全てのヴィークルのオペレーション・タイムは6時間とします。
ただし、GMは適度に変化を与えてかまいません。
アフターバーナーはこれを大きく削るため、アイドリングしている状態ではオペレーション・タイムの減少量を最低でも2倍にします。
また、船舶は1ヶ月とは行かないまで、何週間かは稼動可能です。
パイロットの許容性
パイロットは車が自身でどの程度の事を判断できるのかを表す数値で、あらゆるヴィークル・テストに関わってきます(P170及びP260参照)。
パイロットはまた、オートで車を動かすときの頭脳にもなります。
パイロット・プログラムは通常ヴィークルが行うであろう動作やヴィークルが遭遇するであろう状況を包括して作られています。
そのため、元々同期させることを想定していた適切なヴィークルに対してしか、パイロットは作動しません。
例えばハーベイ・ダビッドソン“スコーピオン”モーターサイクルはどうやってスロットルを弄ればいいか、どうやってクラッチをかければいいか、悪天候でのブレーキはどうすればいいか、ジャイロスタビライザーが取り付けられたときはどう動けばいいのかは熟知しています。
しかし、このパイロットがノースラップ“ワスプ”オートジャイロに取り付けられた場合、ローターをどう回せばいいのか、計器のデータはどう見るのか、着地はどうやるのかについて何一つ知らないことになります。
ゲーム的には、パイロットは元々対応している種類のヴィークル以外には効果を発揮しません。
GMは、良く似た別種ならある程度対応できるとしてもかまいません。
ユーロカー“ウエストウインド”のパイロットは、上手くすれば同じ車であるホンダ“スピリット”サブコンパクトに搭載できる可能性があります。
しかしながら、-1~-4Dの修正は受けることになるでしょう。
「命令を与える」(P240)場合、パイロットは本来できる機能の範囲内でしか命令を受け付けません。
オートパイロット/ナビゲーション
パイロットは人間の助け無しでヴィークルを動かす能力を含んでいます。
免許を忘れた場合や酔っ払ってしまった場合、あるいは運転するよりネットにいた方が楽しい場合などに活用できるでしょう。
オートパイロットは自動的にグリッド・ガイド(前述)の影響を受けます。
また、遠隔操作ももちろん可能です。
VRで運転する場合、目標値に-1の修正があることは注意してください(P170)。
ただし、ジャイロスタビライザーを装着しなければ、モーターサイクルなどは自力での運転が不可能であることには留意してください。
セーフティと事故
市販されている自動車は法律上、前部座席(場合によっては横部も)にシートベルトとエアバッグの装着を義務付けています。
たいていの法律では、加えて高額な罰金と共にシートベルトの着用を義務付けています。
シートベルトの装着は複雑動作ですが、はずすのは単純動作です。
エアバッグは強烈な衝撃や揺れによって(何が強烈なのかはGM任せです)作動します。
そのため、ランナーはしばしばチェイスや戦闘の間に作動しないようにエアバッグを解除してしまいます。
エアバッグの解除に必要な判定は【論理力】+<自動車整備>(4、5分)の継続テストが必要です。
エアバッグが作動してしまった場合、そのキャラクターは1戦闘ターン拘束され、視線が通らなくなります。
通常のルールでは乗客はヴィークルがクラッシュしたり破壊されてもダメージを受けません。
これは、各種安全装置を適切に使用しているためと扱います。
シートベルトを装着したりエアバッグをオフにしていたりしたならば、GMはヴィークルに与えられたダメージそのままの肉体ダメージを与えてかまいません。
抵抗には【強靭力】+衝撃防御の半分(切捨て)を用います。
離着陸
離着陸にはある程度のスペースが必要になります。
具体的には下記のテーブルを参照してください。
オプションのインプルーブド・テイクオフ・アンド・ランディングを装着した場合、短距離(Lv1)もしくはVTOL(Lv2)として扱うことが出来ます。
これは一般的な量を搭載した場合です。
荷物を詰め込みすぎている場合、この2倍の距離が必要となります。
VTOLは離着陸に助走が必要ありません。
頭上や直下に空間さえあれば何の問題なく離着陸できます。
VTOLは多少ならホバリングも可能ですが、オペレーション・タイムを1/3する必要があります。
離着陸には基本P171にあるように、ヴィークル・テストが必要です。
| タイプ |
離陸距離 |
着陸距離 |
| 通常 |
1000m |
2000m |
| 短距離 |
200m |
400m |
| VTOL |
- |
- |
インプルーブド・テイクオフ・アンド・ランディング
| レベル |
スロット |
目標値 |
工具 |
価格 |
入手値 |
特殊技能 |
| Lv1 |
4 |
24 |
施設 |
【強靭】×1000¥ |
8 |
- |
| Lv2 |
6 |
36 |
施設 |
【強靭】×5000¥ |
16 |
- |
運送コスト
基本P333の一般的な価格表は幾つかの公共交通、駐車その他ヴィクルサービスの料金を記載しています。
GMは状況に合わせてこれらを変更してかまいません。
ヴィークルが特殊なものであればレンタルを探すのも難しくなるでしょうし、そもそも貸してくれないこともありえます。
しかし、操縦者などごとレンタルするというのならば、大型航空機や船、あるいは潜水艦を借りることも可能でしょう。
制限されたり禁止されているヴィークルはブラックマーケットでなければ手に入りません。
あなたのコンタクトのフィクサーに早急に連絡を取ってください。
中古ヴィークル
基本的に記載されているヴィークルの価格は新品のものです。
貧乏なランナーやクレッドの使用痕跡を隠しておきたいランナーなどは中古品を買うのもよいでしょう。
安手のサブコンパクトならそこら辺に中古品はゴロゴロしています。
しかし、マトリックスで良い車を見つけてクレッドを差し込む、という手軽さが無い以上、入手に時間はよりかかります。
入手値に+4した上で、価格は中古具合により20%から50%減少します。
もちろん、中古具合は単純に時間だけで計れるものではないことに注意してください。
10年間ガレージで死蔵されていた車のほうが1年間ゴー・ギャングが毎日乗り回していた車よりむしろ新しいのは理解できるでしょう。
中古車がどのような状況になっているかはGMが自由に決定してかまいません。
例えば治癒不可能なダメージを常に受けていたり、グレムリンの効果が発動していたり、なども面白いでしょう。
中古車業者はしばしば、薄汚い卑怯者であったりするので、メカニックに詳しい友人を連れて行ったほうがよいでしょう。
GMの判断によっては、ランナーに(若干安くても)ロクに動かない乗り物を売りつけてもかまいません。
そうした場合は適切なパーツや適切な目標値による【論理力】+<自動車整備>の継続テストに成功しない限りまともに動きません。
ヴィークルの匿名化
大半の法律で、ヴィークルのノードをヒドゥンモードにすることは厳しく制限されています。
また、加えてアクセスID、ライセンスを、更に時には搭乗者のSINや登録情報、保険情報まで開示する事を義務付けている場合も多く見受けられます。
更にいうと、グリッド・ガイドは周囲のヴィークルのノードに干渉し、アクセスID(P235のデータ痕跡参照)などの公開情報を記録、保安(及び交通違反の発見と罰金の徴収)のために保存しておきます。
グリッド・ガイドのカメラは他の車の物理的ナンバー等も常時監視しています。
シャドウランナーは、こそこそとした非合法活動は言うまでも無く、通常の活動ですら隠蔽を異常に困難なものとしています。
幸運なことに、「ヤミ」のリガーやハッカーは、こうした監視をごまかす何種類かのツールを開発しています。
ほとんどのリガーはアクセスIDを隠蔽しており(P244のデータ痕跡を偽装する参照)、更に何種類かの――保険や車検証なども含めての――偽造免許を携帯しています。
さらに、多くはスプーフ・チップやモーフィング・ライセンス・プレート、カメレオン・コーティング等でヴィークルの外見をいじくりまわしています(全て後述――ただし予定w)。
ヴィークルの修理
不可避的にシャドウランナーの繰るヴィークルやドローンは破損します。
ヴィークルのダメージを治癒するには製造/修復継続テストと呼ばれるテストを行います。
これは【論理力】+適切なヴィークル整備技能が必要となります。
目標値はヴィークルのコンディション・モニター上で埋まっているマスと同じだけになります。
間隔は6時間です。
通常は新たなパーツが必要になるため、パーツ代金としてダメージ1点につきヴィークル価格の1%を支払う必要があります。
入手値はヴィークルと同じです。
1~3点の軽いダメージなら工具で十分ですが、それを超えた場合工房を使用しなければなりません。
オプションルール:ヴィークルの深刻なダメージ
どうしてもヴィークル戦闘を厳密にやりたいGMがいるなら、オーギュメンテーションP120の深刻なダメージのルールをヴィークルに対しても擬制してかまいません。
そうした場合、精密機械であるヴィークルが様々な部位を損壊させる状況を生み出すことが出来ます。
このルールを適用しているならば、ダメージ抵抗もしくは製造/修理テストでグリッチやクリティカル・グリッチを出した場合、ヴィークルが1度に7点以上のダメージを受けた場合、機能が弱体化したりヴィークルが捕まったり、深刻な故障が発生したりします。
詳しくはGMが決定します。
ヴィークルのセキュリティ
自動車泥棒やドローン誘拐は良いスプロールの気晴らしです。
そのため、良好なセキュリティを装着したり、ヴィークルのバイパスについて知識を深めておくことは有用です(後者は泥棒側にとっても)。
古臭い機械的な錠前だけの車はいまや殆ど無く、トランスポンダ内蔵型錠(P279)を使っている者がそこそこといったところです。
その分、内部的なアクセスやイグニッションはRFIDリーダーやキーパッド、生体認証、またはそれらの組み合わせで物理的に頑強に守られています(P279-280およびP356)。
一般的なレーティングは3、保安用ので4、軍事用で5となります。
ただし、GMは自由に修正を加えてかまいません。
プレイヤーも自分のヴィークルに上記の装備やアーセナル所蔵のセキュリティ器具を自由に取り付けてかまいません。
ヴィークルのオプションスロットは消費しませんが、【論理力】+<ハードウェア>(8、1時間)の継続テストは必要になります。
また、より神経質なキャラクターはアンチ・セフトシステムを搭載しているかもしれません。(後述予定)
これらの上位に、ヴィークルのノードによるマトリックスセキュリティが存在しています(たいてい、レート3の暗号化プログラムにより暗号化されています;P245)。
正当なユーザーにより暗号化が解除されている間はヴィークルはロックされています。
ハッカーはこれを乗っ取り、暗号解読する事ができます。
それができないならば電波をジャックしたり拷問に訴えるなりして正当なパスコードや解読鍵を何とかして入手する必要があります。
また、ハッカーは所有者からの命令を隠蔽してしまうことも出来ます――ドローンをジャックする有名な方法の一つです。
ついに車を盗めました――ここで安心してはいけません。
ノードが常にRFIDタグ経由で感知されているため、その車を追跡したり遠隔でシャット・ダウンすることは容易なのです。
そのため、車泥棒はタグイレーサー(P350)を使用し、ノードをヒドゥンにするか前述したようにアクセスIDを偽造し、物理的なライセンスプレートを取替え、その他ヴィークルの匿名化に載せた手法を取らなければなりません。
色ガラス
2070年では偏向ガラスの窓が非常に盛んです。
プライバシー保護のためという理由と共に、視線を基本とした魔法攻撃を出来るだけ避けるためという理由もあります。
そのため、視界に捕らえる必要がある呪文を使うには窓を破壊するか下ろさせる必要があります。
ヴィークルのセンサー
ドローンも含め、ヴィークルは全てサイズに合わせたセンサー・パッケージ(P355)を保有しています。
大抵、通常のパッケージ(容量値12)なら以下のセンサーがバンドルされています。
- 大気センサー[1]
- 前部カメラ[1]
- 後部カメラ[1]
- 前部レーザー測距機[1]
- 後部レーザー測距機[1]
- 前部動体センサー[1]
- 後部動体センサー[1]
- レーダー[5]
レーダーはアーセナル所蔵で訳するつもりが無い場所なのでここで訳しておきます。
| 名前 |
容量値 |
入手値 |
価格 |
| レーダー(レート1~6) |
[5] |
8 |
レート×200¥ |
電磁波の反射により生物やヴィークル、地形、天候を把握する機材です。
歩いているのか這っているのかの区別も可能で、距離、高度、速度、方向も含めて判別できます。
視界修正の影響は一切受けませんが、周囲に反射物が大量にある街や葉の生い茂った森などでは「ノイズ」が発生しているとして扱います。
また、ジャミングの効果も受けます。
より小型の場合、レーダーが、あるいはそれ以外が好みならそれ以外の幾つかのセンサーがはずされることになります。
同様に、容量が余っているなら強化されたカメラやマイクロホンを装着しても良いでしょう。
もちろん、これらのセンサーを除けて別のセンサーを取り付けるプレイヤーもいるでしょう。
【論理力】+<ハードウェア>(8、1時間)の継続テストを行わせてください。
独立センサー及びセンサー・テスト
全てのヴィークルやドローンは抽象的に統合的な「ヴィークルのセンサー」を持っています。
この合計したセンサー・レーティングは殆どの状況で使用することが出来ます。
状況によっては、GMは幾つかのセンサーが上手く働かなかったり、特定のセンサーだけが働いたりしていることにしてもかまいません。
その場合、適切なセンサーがヴィークルのセンサー・レーティングと同じレーティングとして扱っても良いとします。
もしもキャラクターが修正を加えていた場合、パッケージのセンサーを独立したセンサーとして扱っても構わないでしょう。
GMはあるセンサー一つが他のセンサー全てに優越したり優越されたりすることを認めることが出来ます。
全てのパッケージ内のセンサーを同様に強化した場合、ヴィークルのセンサーも同様に強化されるべきです。
センサーとジャミング
ヴィークルのセンサーはECM(アーセナル)やジャマー(P349-350)の影響を受けます。
もしセンサーのレーティングがこれらのレーティングを超えていない場合、センサーは役に立たなくなります。
これはセンサーによる照準(P175)を使用するときに重大な問題となります。
また、ECCMソフト(P247)はセンサーの能力を増補し、ジャミングに対抗するのに使用できます。
センサーのレーティングとジャマーのレーティングを比較するとき、センサーにECCMのレーティングを加算します。
GMが望むなら、ジャマーのレーティングをセンサー・テストやセンサーによる照準へのダイス・プールのマイナス修正として扱っても構いません。
ヴィークル搭載武器と反動
理論上、ウェポンマウント(アーセナル)されてヴィークルに装着された武器によっては反動修正が発生しません。
しかし、超小型車に超大型銃が装着されたとなると、これは奇妙な事態になります。
LMGを【強靭力】2(猫サイズ)のドローンに搭載することはルール上可能ですし、フルオートで撃ったとしても反動修正も発生しません。
人間が撃ったならとてもじゃないが持っていられないほどの反動を受けるというのに!
もしGMが望むのならば、ヴィークルの【強靭力】と「同じだけ反動修正を打ち消せる」という事にしても構いません。
最終更新:2010年08月28日 02:35