【扶桑蒸奇譚】竹ノ葉霰之御伽噺
第二話
「星堕の山」
【ハンドアウト】
平野藤四郎 用ハンドアウト
この度、懐宝剣尺は東北へと向かうことになった。
紅炉の代わりとなる霊的物品を回収するためだ。
つまり、任務としての遠征だ。
……それでも、紅炉にとっては初めての遠出。
どこかはしゃいだ様子が見え隠れするのも、きっと仕方ないことなのだろう。
風鳥 用ハンドアウト
今回の東北への遠征、君は現地で合流することと相成った。
表向き懐宝剣尺を離れている以上、これは止むを得ないことだ。
案の定ついてきた百合と共に汽車に乗るべく、君は秋津駅へと向かう。
――そして、そこで。
見目麗しい西洋のご婦人が、悪漢に絡まれている現場に遭遇するのだった。
天紅 用ハンドアウト
特七一三旅団へと合流した君は、早々に時雨暁の真打と邂逅することになった。
銘を、初名暁。
如何にも若く生真面目な軍人然とした彼は、やはりと言うべきか時雨暁の最期については知らなかった。
……落胆を胸に、しかし君は彼とともに東北へと向かうことになる。
槐 用ハンドアウト
松風が遺した資料を探っていた君は、ある興味深い記述を発見した。
「東北地方に、霊鉄で打たれた刀の言い伝えがある」
報告をあげたところ、君たち懐宝剣尺がその刀の探索に向かうこととなった。
どうやら、ロマノフも動いているらしい。
……であれば、篠雪とも無縁では居られまい。
斬羽 用ハンドアウト
懐宝剣尺と特七一三のと合同による、東北への遠征作戦。
その目的は、当地の山に眠る霊鉄の回収。
七一三の情報によれば、既にロマノフと篠雪は「戦争」に向けて動き出しているらしい。
彼らに遅れを取るわけにはいかない。
最終更新:2019年09月28日 19:12