予告
――『三日後、篠雪紅炉を求めて時間遡行軍の軍勢が現れる』
未来より現れた玉鋼が告げるのは、歴史の分岐点。
――で、だ。お前たちが護るのは、一体どちらだ?
未来を司る玉鋼が迫るのは、避けられない選択。
【扶桑蒸奇譚】竹ノ葉霰之御伽噺
第四話
「歴史についての一考察」
さあ、選べ
【ハンドアウト】
平野藤四郎 用ハンドアウト
コネクション:陸奥守吉行
実に、約180年ぶりの再会であった。
その晩も紅炉の不寝番に勤しむ君のもとに現れたのは、遠い未来の"主"の使い――陸奥守吉行だった。
故あって、ただ一人この時代へと送りこまれた彼の任務。
それは「篠雪紅炉を生かし、歴史を変えようとする時間遡行軍の阻止」。
すなわち、紅炉を殺すことに他ならなかった。
そして君は、実に約180年ぶりの会敵を果たすことになる。
斬羽 用ハンドアウト
コネクション:布都御魂
その詳細を藤四郎から聞いていなければ、あるいはどうなっていたことか。
懐宝剣尺を襲ったのは、"時間遡行軍"の尖兵であった。
尖兵だけでも無尽蔵かに思える遡行軍との闘いの最中、頭上遥か高くの灰空に現れたのは一隻の飛行船。
直後、"空を斬って"降り立ったのは。
神代三剣が一振り、未来を司るモノ――布都御魂であった。
風鳥 用ハンドアウト
コネクション:レーナ
その日何度目かのナンパに失敗した君に、声をかけてくる女性が居た。
しかし、なんということだろう。
その女性とは、東北に向かう汽車のホームで出会った西洋のご婦人こと、ロマノフの術者レーナだった。
あの時と同じ気弱などもり声で、彼女は言う。
「あなたに――いえ、あなた達に、お渡しするものがあります」
天紅 用ハンドアウト
コネクション:"真作"
特七一三の任務の合間を縫い、懐宝剣尺を訪れた帰り道のことだった。
「お姉さんが天紅――いや、薇刀『簪』さん、だよね?」
不意の声に振り向けば、そこには紅炉とそう歳の変わらない童子が一人。
けれど君の刀としての名を知る者が、ただの子供であるはずはない。
にこやかな笑みを浮かべて、童子は言った。
「時雨暁の"最期"に、興味はあるかな?」
槐 用ハンドアウト
コネクション:堀川国広(贋作)
堀川国広から、内偵で得た情報の報告があった。
ひとつ、和泉守兼定の真作とロマノフの術者は、食客として当たり前に篠雪家をうろついているらしいこと。
ひとつ、現当主は長らく誰とも顔を合わせていないということ。
そしてひとつ、篠雪家には"鬼"が居るという噂があるということ。
ひとまず無事に内偵が進んでいることを喜びたいが……さて、気になることもいくつかある。
【今回のルール】
- ミドルフェイズはシナリオ中時間で2日間となる。
- PC1人つき1日1回ずつ手番を行える。
- つまり、合計で5×2=10手番行える。
- ただし、GMから提示したイベントシーンはこの手番には含まれない。
- 情報項目は存在しない。調査したい情報がある場合、各自で申告すること。
- 手番の基準は「情報収集などの判定+他PCorNPCとの会話」となる。
- 3日目になった時点で強制的にクライマックスフェイズに移行する。(=時間遡行軍は絶対に3日後襲来する)
- クライマックスフェイズへの以降は、ミドルフェイズの展開次第で早まる可能性がある(=時間遡行軍襲来と別のクライマックスフェイズが発生する可能性がある)。原則として逆はない。
- どうしてもクライマックスフェイズへの以降を遅らせたい場合、適切な形での神業の使用が必要となる。
最終更新:2020年01月18日 19:45