【幽世学園・学校生活の手引き】
◆ようこそ幽世学園へ
ここは群馬県の山の中。その奥深くにある全寮制の教育機関……幽世学園。
生徒総数22名の超少人数教育と、既存の学年を廃した独自のシステムで先進的な教育を行う機関です。
この学校のルールは……
【一定の単位を取れば卒業】
決められた授業を受け単位を取れば卒業。全ての単位は個々人で換算するため、学年という概念はない。優秀な者なら1年で卒業し、無能は100年残り続けることになるとか。
入学X年目で満Y歳というのが分かりやすい自己紹介になるだろうか。
【退学は出来ない】
卒業出来なければ何年でもいてもいい。というより退学することは認められていない。
この学園を去る方法は卒業か死だけである。
【学外に出る際は許可が必要】
学校敷地内に、生活に必要なものは全て揃っている。校舎、学生寮、食堂、売店、風呂に運動場……
だから生徒は学園の外に出る必要はない。だから外出は、基本的に許可されない。
過去には脱柵者がいたらしいが、周囲は群馬の山に囲まれている。翌朝、遺体となって発見されたらしい。
【校外学習とペルソナ】
基本的に学外に出ることのない幽世学園の生徒だが、校外学習だけは例外である。
彼らは年に1〜4回程度、班を組んで学外に行く。そこで特定の課題をこなすことで単位を取得となる。校外学習は、卒業に対するいわゆる必修である。
校外学習に赴く生徒には、学校側から「ペルソナ」という銀色のメダルが貸し出される。
メダルに宿るペルソナとは、具象化された人格であり、心を鎧う仮面である。その多くは神格の名と姿を借りる。
ペルソナを装備することにより、危険な外界と相対することが出来るとされている。
ペルソナは、基本的に校外学習が終わったら学校に返す決まりである。
ペルソナに関しては、学外の人間にその存在を話してはいけないとか、細々としたルールがある。
【校外学習の班】
基本的に個人主義教育を行う幽世学園であるが、校外学習だけは班という少人数単位で行う。
班員は3名以上4名以下であれば自由。班員の交換などの人員移動も自由とされている。
以下が幽世学園の校外学習班である。
<夢幻班>
PC:A、B、Cの3名の班
<人為班>
NPC4名(名前や設定はそのうち決まる)の班
<信仰班>
NPC4名(名前や設定はそのうち決まる)の班
<実証班>
NPC4名(名前や設定はそのうち決まる)の班
<天災班>
NPC4名(名前や設定はそのうち決まる)の班
<現界班>
PC:α、β、γの3名の班
◆キャンペーンハンドアウト
▼夢幻班
【PC:A・“愚者”の新入り】
君の親は厳格な人物だった。
人里離れた一軒の豪邸。だだっ広く人の気配もなく、家庭と呼ぶには寂しい場所……それが君の生家だ。
そんな場所で今まで親1人子1人で過ごしてきた。今まで君は学校には通っていない。勉学は全て親が教えてくれた。
だが寡黙な親は勉強の時間以外で君と口を聞くことも少なく……
君は彼がどういった人物なのか知らない。
ある日。親は君に幽世学園へ入学するように言った。
だから君は入学した。この学園に。
……学園について荷解きをしているとき、君の荷物に見覚えのない『金色の硬貨』が入っていることに気付いた。初めて見るそれは、何故だが自分の物であるという気がした。
後に分かることだが、それはペルソナという。学校から貸与されるモノは『銀色の硬貨』であり、金色のソレは君個人の君専用の物らしい。
幸先が良いのか悪いのか……
君はイレギュラーであるようだ。
※金貨にはあなたのペルソナ名が刻印されています。
※ペルソナを作成する際に設定に制限があります。あなたのペルソナは「半ば一般名詞化している創作物に登場する存在」であり「実在しない物、人物、生き物」であり、なおかつ「神話や伝承とは関係がない」ことが条件となります。
例)
◯:アルセーヌ、ゾロ
×:キャプテンキッド、ゴエモン
【PC:B・“(任意の大アルカナ)”のセンパイ】
君は幽世学園のN年目。学園に対して懐疑的であり、訳の分からない「校外学習」を避けて学園生活を送ってきた。
さて、君が学園に懐疑的になったキッカケだが……
この学校は、電波や通信回線がないどころか、新聞や雑誌も届かず、そもそも普通の電気ガス水道すらない(電気は太陽光発電で、給湯や調理はオール電化である。水道は地下水を濾過しているらしい)
……意図的に、情報と隔絶されている。そんな気がするのだ。
君がこの学園に入った理由は思い出せない。入学の経緯も思い出せない。そもそも入学前の生活のことだって、あまり覚えてない。
でもまあ、そんなことは気にせずに生活をしてきた。
きっかけは些細なことだった。誰かとの会話中とか、ふとした瞬間に、君は思い出したのである。入学前の1シーン。1フレーズ。思い出のカケラを。
その時だった。『金色の硬貨』が服のポケットに入っていることに気付いたのは。
君は、君だけのペルソナを手に入れた。通常は学校から貸与されるだけのペルソナを、私有出来ている。
……時を置かずして、学園に新入りが来た。様子を見に行った君が気付いたのは、彼(PC:A)も『金貨』を持っているということだった。
金貨は、学園から力を借りずとも戦える証だ。君は彼と班を組み、校外学習……学園外に出れる機会へ挑むこととした……
失った「入学前の記憶」と学園自体の謎を解き明かすために。
※金貨にはあなたのペルソナ名が刻印されています。
※アルカナは他PCと被らない範囲で好きに決めてください。マルセイユ版(ペルソナは大体これ)でもトートタロット(N◎VAでお馴染み)でもどっちでもいいです。
※思い出の具体的な内容は好きに決めてください。
※ペルソナを作成する際に設定に制限があります。あなたのペルソナは「創作物に登場する存在」であり「実在しない物、人物、生き物」が条件となります。ただし「神話や伝承に関連する存在」であっても良いものとします。
◯:イザナギ、スサノオ
×:ハチマン、ヨシツネ
実在するかグレーなやつは要相談でお願いします。欠史八代に関連するあれこれとか……
【PC:C・“(任意の大アルカナ)”の問題児】
兎にも角にも「集団生活」というのが苦手なのが君である。寮にも戻らず、授業にも出ず、山で動物を狩って生活している。
君には入学前の記憶はないし、何故ここにいるのかなども不明だ。でも気ままにやっている。
さて、そんなある日。君は山の中で1冊の本を拾った。(任意のジャンル)の物語だった。君はそのストーリーに憧れたし、主人公のようになりたいという夢も生まれた。同時に外の世界への興味も。
さて。
本と一緒に君は『金色の硬貨』を拾った。ペルソナというやつだ。これがあれば外に行けるという話も聞いたことがある……
……どこで情報を嗅ぎつけたのか、PC:Bという人物が、君を校外学習の班に誘いにきた。なんでも「金貨持ち」を集めているらしい。
「本」に触れて外に対して興味を持った君は、彼らと共に校外学習の授業を受けることに決めた……
※本のタイトル、ジャンル、ストーリー、主人公のキャラや設定は好きに決めてください。ただしノンフィクション系は不可。
※金貨にはあなたのペルソナの名前が刻印されています。
※アルカナは他PCと被らない範囲で好きに決めてください。マルセイユ版(ペルソナは大体これ)でもトートタロット(N◎VAでお馴染み)でもどっちでもいいです。
※ペルソナの設定を決める際の制限は特にありません。
▼現界班
【PC:α・“宇宙”の新入り】
目が覚めたとき、君は幽世学園の一室にいた。
君はごく普通の家庭で生まれ、ごく普通の学校に通っていた。友人もいたし趣味もあった。
目がさめる前の最後の記憶は……学校からの帰り道、車に轢かれそうになった子供を助けたこと。そして代わりに自身が車に轢かれたこと。
目が覚めた君の横には書き置きがある。
……どうやら長い間昏睡状態であり、病院や自宅を転々と移動したあと、療養のためのこの学園に移されたらしい。
書き置きの下に一枚の『金貨』がある。初めて見るそれは、何故だが自分の物であるという気がした。
後に分かることだが、それはペルソナという。学校から貸与されるモノは『銀色の硬貨』であり、金色のソレは君個人の君専用の物らしい。
幸先が良いのか悪いのか……
君はイレギュラーであるようだ。
※金貨にはあなたのペルソナ名が刻印されています。
※ペルソナを作成する際に設定に制限があります。あなたのペルソナは「実在の人物または実在の人物をモデルとした存在」であり、「伝承化し虚実多数の逸話があるが、神話とはあまり関係ない」ことが条件となります。
例)
◯:キャプテンキッド、ゴエモン
×:アルセーヌ、ゾロ
△:ヨハンナ、ハチマン
【PC:β・“(任意の大アルカナ)”のセンパイ】
君は幽世学園のN年目。学園に対して懐疑的であり、訳の分からない「校外学習」を避けて学園生活を送ってきた。
君はこの学園で生まれた。親が誰なのかは知らない。だがここで生まれたというのは確かなことだ。幼少期から今までの記憶もたしかにある。
学園に懐疑的になったキッカケは、外から来た人間たちの様子を見て、少しずつ現状を疑問に思いはじめたからである。
学園を疑問に思いはじめた頃だった。『金色の硬貨』が服のポケットに入っていることに気付いた。
……時を置かずして、学園に新入りが来た。様子を見に行った君が気付いたのは、彼(PC:α)も『金貨』を持っているということだった。
金貨は、学園から力を借りずとも戦える証だ。君は彼と班を組み、校外学習……学園外に出れる機会へ挑むこととした……
謎に包まれた「君自身の出生」と学園自体の謎を解き明かすために。
※金貨にはあなたのペルソナ名が刻印されています。
※アルカナは他PCと被らない範囲で好きに決めてください。マルセイユ版(ペルソナは大体これ)でもトートタロット(N◎VAでお馴染み)でもどっちでもいいです。
※思い出の具体的な内容は好きに決めてください。
※ペルソナを作成する際に設定に制限があります。あなたのペルソナは「実在の人物または実在の人物をモデルとした存在」が条件となります。ただし「神話や伝承に関連する存在」であっても良いものとします。
◯:ハチマン、ヨシツネ
×:イザナギ、スサノオ
実在するかグレーなやつは要相談でお願いします。欠史八代に関連するあれこれとか……
【PC:γ・“(任意の大アルカナ)”の優等生】
君はいわゆる優等生だ。真面目に学業に勤しみ、クラスの誰とも分け隔てなく接する。
ただし、念入りに準備してから学習に臨む性質なので、「校外学習」にはまだ参加していない。
さて、ある日のこと。君は図書館で一冊の本に惹かれた。それは偉人伝かノンフィクション小説か、実在した誰かの生き様を描いたものであった。それは立派な在り方で、是非そうなりたいものだと感じた。彼のことをもっと知りたいとも、外の世界への興味も生まれた。
……本と一緒に君は『金色の硬貨』を拾った。ペルソナというやつだ。これがあれば外に行けるという話も聞いたことがある……
……どこで情報を嗅ぎつけたのか、PC:βという人物が、君を校外学習の班に誘いにきた。なんでも「金貨持ち」を集めているらしい。
「本」に触れて外に対して興味を持った君は、彼らと共に校外学習の授業を受けることに決めた……
※本のタイトルや誰の生涯が書かれていたのかは好きに決めてください。
※金貨にはあなたのペルソナの名前が刻印されています。
※アルカナは他PCと被らない範囲で好きに決めてください。マルセイユ版(ペルソナは大体これ)でもトートタロット(N◎VAでお馴染み)でもどっちでもいいです。
※ペルソナの設定を決める際の制限は特にありません。
最終更新:2020年03月01日 11:24