【扶桑蒸奇譚】妖都怪蒸抄 > 役者一覧

“妖都”人名帳

さゆり

「こんにちは！また、来てくれたんだねー」
クラス：？　性別：女　年齢：10代半ばくらい？
PC1が平和所を通りかかると必ず会う少女。白い長髪と、これまた真っ白なワンピースから、どこか儚げな印象を受ける。彼女について、名前以外のことを尋ねてもとぼけたり、曖昧に笑みを浮かべるばかりで、その実体は謎に包まれている。

日下部眞彩(クサカベ・マサヤ)

「いらっしゃい！今日も、いつもの珈琲(ヤツ)でいいかい？」
クラス：玉鋼？　性別：男　年齢：？
“妖都”の人気喫茶店兼バー「山小屋」の店長。彼の作る珈琲と酒は抜群に美味い、と人間・あやかしの双方で人気。ただ、本人の味覚的嗜好に難があるようで、時折ゲテモノとしか言えないような料理を開発・提供している。普通の料理は十分においしいのだが。
彼自身は自称“人ならざる者”であるが、人間とあやかしの双方にとって、憩いの場となれるような場所が欲しい、という願いから、このような喫茶店を営業している。

宛梨來海(アデナシ・クルミ)

「いってらっしゃい。今日も、お仕事がんばってね」
クラス：マドンナ　性別：女　年齢：15(失踪時)
PC3の家の近所に住んでいた少女。おさげ髪がトレードマークで、裏表のない、素直な性格をしていた。5年前、のちに“神隠し”事件と呼ばれるようになる怪奇現象で失踪。以来、行方はわかっていない。
彼女の事件を契機として、この5年間で似たような神隠し事件が秋津の内外で発生している。

玄夜楓(クロヤ・カエデ)

「おっ、俺だって、誰かの役に立ちたいんだよ！」
クラス：色無/スチヰムメヱジ　性別：男　年齢：13
PC4のもとでお世話になっている少年。見栄っ張りで、大人たちが彼のことを子ども扱いすると「俺だってもう立派な男なんだぞ！」と言ってムキになる姿がよく目撃されている。
PC4のもとには、「ヤソメたちを治してくれる親切な人がいるらしい」という情報だけをもとに転がり込んだ。努力の甲斐か、PC4の教え方がいいのかはわからないが、最近ちょっとした調整ならできるようになった。

相羽紋治郎(アイバ・モンジロウ)

「——ようこそ。さあ本日も、活動開始と洒落こもうではないか」
クラス：探偵/怪人　性別：男　年齢：41
秘密結社「Moon Light」（以下、MLと表記）の所長を務める男性。派手好き・口上好きのおっさん。「“妖都”の平和を守る」と口癖のように言い、常に微笑を浮かべる彼の真意がどこにあるのかは今のところ不明。

不知火綾芽(シラヌイ・アヤメ)

「困ったら、いつでもお姉さんを頼ってちょうだい、ね？」
クラス：マドンナ/あやかし　性別：女　年齢：「女性に年齢を聞くなんて失礼じゃないかしら？」
「ML」所属。主に雑用や事務仕事なんかをこなしている、妖艶な美女。基本的に何でもそつなくこなし、構成員から頼りにされがちな彼女だが、唯一料理だけは大の苦手で、珈琲すら淹れられない。そのため、「ML」での食事系統に関しては基本的に、下の階の「山小屋」から出前を取っている。
どうやらかなり大物の妖怪であるようだが、彼女自身がその多くを語らないため詳細は不明。

轟翔(トドロキ・カケル)

「さっさと準備をしろ。時間は、俺たちを待っちゃくれないぞ」
クラス：随身省捜査官/韋駄天　性別：男　年齢：24
随身省永羅支部勤務の捜査官。同時に「ML」にも所属している。自分にも他人にも引くくらいに厳しい性格をしているため、ぶっきらぼうで不愛想な人物と思われがちだが、その実は誰よりも扶桑の秩序と平和を願う、全うな捜査官である。
ちゃらんぽらんな蓮田澄佳とは犬猿の仲だったりする。

蓮田澄佳(レンダ・スミカ)

「急いでどうするんですかねぇ。早くて得なのは、ネタの鮮度だけですよ？」
クラス：記者/スチヰムドォル　性別：女　年齢：23
月詠社永羅支社で働く、全身の至るところを義肢化した記者。同時に「ML」にも所属している。軽口をたたいたり、口先でごまかしたりする場面が多く見受けられるため、信用ならない人物と思われがちだが、その実は真実の追求に関しては妥協を知らない、全うな記者である。
頭の固い轟翔とは犬猿の仲だったりする。

八瀬葵尹(ヤセ・アオイ)

「……何ですか」
クラス：土蜘蛛/剣撃士　性別：女　年齢：17
「ML」所属。蒸気機械と融合してしまったヤソメであり、右の腰にワイヤーの巻取り機械、左肩と右の中指に蒸気排出口、背中にパイプが付いている。また体内には、それなりに大きいモーターが入り込んでいるという。
口数が多い方ではないため、彼女を一目見た人物は「冷たい子だね」と評することが多い。なお、「恥ずかしがり屋さんなだけなのよ」とは綾芽の言。

小張宗一(オワリ・シュウイチ)

クラス：土蜘蛛　性別：男　年齢：52
PC4の元によく訪れる、気のいいヤソメのおっさん。「こりゃあ機械の不調だがね」とか言って、ぎっくり腰とかを見てもらいに来ることもしばしば。楓が手伝うようになってからは、彼の話し相手やメヱジとしての練習相手をよく引き受けてくれる。

鈴木恭祐(スズキ・キョウスケ)

クラス：随身省捜査官/色無　性別：男　年齢：63
随身省永羅支部の支部長。優しい耄碌おじいちゃん。随身省本部から言い渡された仕事を計６人でこなしていることから、支部長としての手腕は相当にいい。が、言われたこと以外はやらないタイプなので、既定の仕事以外をしようとすると優しく諭してくる。良くも悪くもお役人気質。

永嶺太一(ナガミネ・タイチ)

クラス：日陰者　性別：男　年齢：33
神隠し事件の被害者。３年前に失踪し、３か月前に“妖都”にて生存が確認された。現在は護の代にて、薬物の売人を行っている。本人も重度の薬物中毒者である。
失踪している期間のことは「気が狂いそうだった」と話す。

玄夜紅葉(クロヤ・モミジ)

クラス：？　性別：女　年齢：15
第1話にて名前だけ登場。楓の姉だが、長い間意識を失っているという。

“酒吞童子” 酒野未玖(サケノ・ミク)

「俺ぁ酒野未玖。それとも、“酒吞童子”っつった方がお前らには伝わるかな？」
クラス：あやかし/精錬士/ヘグヒビト　性別：男　年齢：忘れた
世に伝え聞く大江山の酒吞童子、それが退治された後に黄泉帰った存在。豪放磊落を形にしたような存在で、気分のままに人攫いを行うはた迷惑な奴。一方、一度交わした約束は決して破らないなど、意外と義理堅い面を持つ。彼の設定した勝負を行い、それに勝利したPCたちには、今後利害を超えて協力してくれることは間違いないと思われる。