□トレーラー
「彼女を楔にするしか…」
「なら繰り返せばいい、彼女が救われるまで」
「ああ、だからお前が嫌いだよ」
「私、こんな風になっちゃった…」
「相当な大規模作戦に」
「都市伝説の活発化が」
「俺は、もう決めたんだ」
「道は2つに1つしかない」
「恭介はどっちを選ぶ?」
都市伝説と契約者TRPG キャンペーン
『怪異緊急対策特命室 夜雀たちの事件簿』
「File.6:闇夜」
__暗澹は、もう足下へ
□ハンドアウト(敬称略)
■神無月・恭介
京都から帰還して一昼夜。本邸からそのまま同行した土御門遙と共に、貴方たちは特命室へ帰還した。遙と顔をつきあわせた後から室長の顔色がよくないことに加えて状況は切迫している。遙の説明を受けた上層部は木暮三葉の殺害も視野に入れた上で大規模な計画を立案、特命室は最前線での接触を命じられた。おそらく君の説得が功を奏しない場合、木暮三葉は何らかの形で心を折られ殺害されるだろう。そんな訳で特命室の面々を集め三葉説得の作戦会議が開かれた。
■生川・紗良々
作戦会議のために集まった特命室の面々に、先行して実測を行っていたテントウとノッカーがいた。恭介へのダメだしがてら報告を上げに来た彼らによれば、現在木暮神社は侵犯不可で、ノッカーすらも入れなかったという。テントウのカメラで映しても、広がるのは暗い闇のみ。ほとんど情報を得られないで帰還した彼らだが、わかったことがあったという。
「侵犯禁止、多分あれ、エクソシストの術式です」
「おー、向こうに誰かいやがるな」
・・・ふと、あなたの脳裏に浮かぶ人間がいたが。勘違いだろうと思い直してお茶をすすると、その熱さに全て忘れてしまった。
■薄瀬・幸
”闇夜”は真に強大な力を有するらしく、この所都市伝説の行動が非常に活発で『組織』も対処に追われている。更に組織の都市伝説達も妙にぴりついている。意思ある者は一様に「何かに呼ばれている」と述べている。”闇夜”を叩く大規模作戦も多面になると推測されており、本体を叩くために回される人員は多くない。それもあってかやれあちらでぬしさまが回収されたの、やれ向こうでどどめ匣がイベントを起こしただので作戦直前にも大忙しだ。そんな中、カイチが妙に暗い顔をしているのだが・・・。
■灰ヶ峰・紅葉
_それは、本当に突然だった。打ち合わせやら実務やらで特命室の面々が出払い、たまたま室長室へ君がやってきたとき。ガチャリ、と部屋の扉が開いた。そして入ってきたのは。どう見てもそうとしか見えない、しかもタイタニックと契約を果たしている、血まみれの「灰ヶ峰・紅葉」だった。
最終更新:2021年02月12日 02:02