【トーキョーN◎VA-X】プラチナムレイダー > レッガー

”墨田川の汽水魚(ハーフ) 楠木 重(クスノキ・シゲル)



レッガー● カブトワリ〇 カゲ



「俺はマトの姿をこの碧い眼で拝みたい。引金に当てる指を震わせたいし、硝煙の香りを鼻に吸い込みたい。一仕事終えた後のコーヒーで舌を火傷するのも…きっと今しか味わえない贅沢だろう?」


・人物譚


 楠木重(クスノキ・シゲル)は、言ってしまえば“なりきれない”男だ。このニューロエイジにあって未だに旧式のリボルバーを好き好み、しかし的は外したくないと神経制御には余念なく、毎朝IANUSで会計した煙草を吹かしながら、どこからか取り出した紙の新聞を開き始める。そんな男だ。
 思えば重のN◎VAに対する歪な態度は、少年時代から始まっていた。重の家は決して裕福とは言えないまでも、それなりの安定を手にしていた。日欧の混血児であった重はその外見から父や友人に疎まれることもあったが、多感な時期をN◎VAで過ごした重は周囲と同様にニューロカルチャーを堪能して過ごした。だが、無限の快楽をも提供するこの街は、いつしか父を家庭から遠ざけた。無限の可能性をも秘めるこの街は、母の病すら治せなかった。そして気が付けば重は、ストリートに立っていた。
 迅介とは、少ないシノギを稼ぎに来ていたアサクサで出会った。観光客向けの、ぼった射的にムキになっていた彼に金を貸してやったのが、腐れ縁の始まりだ。少々荒っぽくケチ臭いが、抜群の行動力とN◎VAに馴染み切れない不器用さを合わせ持っていた迅介は、重にとって“やりやすい”ヤツだった。以来二人は定まった組織に属することもなく、ストリートでの様々な窮地を二人で乗り越えてきた。「信じられるのは相棒とカネだけさ」は迅介の口癖だ。
 迅介の言う通り、夢と現の入り混じるこの街で、カネだけは分け隔てなく明確な「基準」として君臨していた。セントラルバンクに眠る大金の話を聞いたあの日、重はこの街に想いを馳せた。はみ出し者の自分でも、カネさえあればこの世界を変えられるのだろうか。そんな淡い希望を嘯きながら、重はR6uを懐に忍び込ませたのだ。
 ‥あれから3年。N◎VAはさらに光を増し、影もまた濃くなった。だが、どうやらこの街の本質は変わってはいないらしい。
「この街はまだ、俺を飽きさせてはくれないようだ」
タブレットに目を落としながら、重はそう呟いた。


・外観と内面


 細身でやや小柄な男性。癖っ気のある栗色の髪と輝く碧眼を除けば、外見は日本人の趣だ。ストリート暮らしの長さからやや荒んだ印象を受けるが、レッガーにしては理性的で物腰の落ち着いた態度をとる。《無面目》による隠密的な行動を得意とするが、変装時には致命的となる碧眼を隠すためにサングラスをすることが多い。
 N◎VA出身で母は東欧系。少年時代までは比較的平凡に過ごしてはいたものの、上述の理由から孤児となりストリートを彷徨う。その見た目からカーライルや河渡などの犯罪組織にも疎まれ、野良の用心棒などをして食いつないできた。葛間迅介と出会った頃には数人の手下も従え、シノギの徴収などいわゆるヤクザ的な仕事にも手を出すようになったが、プラチナムレイダー事件によってその地位も失い、3年経った今、身一つでストリートへと帰ってきた。
 自分の数奇な半生を導いた象徴とも云える碧眼を嫌悪しているが、唯一母の面影を遺した碧眼であるがためにその感情は複雑なようで、仕事柄何度も義眼化を勧められているが、のらりくらりと断っている。


コネ

  • 上和泉 揺奈(キャスト間)(♦)

  • 葛間 迅介(アクト)(♥)

  • 長谷部 万力(♦)

  • レイ(♣)

  • 藤咲 竜二(♦)


キャラクターデータ


成長履歴

1話→2話
〈射撃〉3→4(10)
《鉄砲玉》3→4(10)
《イカサマ》3→4(10)
10点持ち越し

2話→3話
《流星雨》0→1(50)
最終更新:2022年02月05日 13:55
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