セッショントレーラー
かすかな薄氷の上で保たれる仮初の楽園
最後の砦と思われたそこへ、悪意の手が迫る
奪われた日常を火種に月の無い夜が照らされる時
遊園地はかつてのすがたを取り戻す
平穏を奪う侵略者の前では
護るべきもののため、遺恨は一度忘れるべきだ
ダブルクロス The 3rd Edition 自由自罪
第二話 「呉越同襲」
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉
ハンドアウト
【PC1】 シナリオロイス:南条 幸平
オーヴァード狩りが過激化した中で、遊園地廃墟に逃げ延びる人々は日に日に増えている。そして、日本支部が解体されたために彼らへ送っていた食糧も供給が無くなり、現在では備蓄を切り崩してなんとか生きているという状況だ。そんな現状を打開するべく、遊園地廃墟に畑を作ろうという話が持ち上がった。それに協力することで態度を示すという南条と、手伝いをしたいというナナを監督するため、君は同行することになった。
【PC2】 シナリオロイス:特殊犯罪調査室
UGNのH市支部によって身柄を抑えられた瓦井恵梨香は、当初は反抗的な態度を取っていたものの数日で大人しくなり、少し強気な態度で取り調べるとすぐに特殊犯罪調査室に関わる様々な情報を話した。彼女からの尋問によって語られた情報を整理する担当となった君だが、その中のひとつに気に掛かっているものがある。倉谷勇を通じて遊園地廃墟という独自生活圏の存在を特殊犯罪調査室は知っていたということだ。ならばなぜ、すぐにそこを襲わないのか。今一度、瓦井から話を聞くべきだと君は結論付ける。
【PC3】 シナリオロイス:15番
オーヴァード狩りの被害者を減らすべく、君は特殊犯罪調査室との戦闘行動を繰り返していた。そんなある夜助けた少年は、君の顔を見て驚いた様子だった。「君だったのか、37番。」
かつての研究所での忌まわしい記憶のほとんどを忘却してしまった君だが、その言葉を受け、少年が自身と同じ実験体の境遇にあったことを思い出す。彼はUGNに、この街で何者かが企む冒涜的な儀式を阻止する協力をとりつけに来たのだという。
最終更新:2021年10月22日 02:17