◇トレーラー
刃物はよくある武器だ。
簡単に人を傷つけ、簡単に人を死に追いやる。
言葉は誰もが持ちうる武器だ。
簡単に人を傷つけ、簡単に人を死に追いやる。
けれど、彼らにそんなものは存在しない。存在してはならない。
銃も異能も忍術もロボットも不死身の身体も。
本当の思いを伝える言葉すらも。
何の武器も持たぬまま。
乾坤堂30期卒業キャンペーン
『Parallel×Stranger=?』
「第4演目 “ビギニングアイドル” Gleaming」
――それでも立つ、君に捧ぐ。
◇ハンドアウト
◎PCα 《イメージカラー:桃系》——「名もなきヒーロー」「インフェルノ」
幾度目かの世界移動の後、気が付くと貴方は雑踏の中を歩いていた。隣にはPCβもいる。若者たちで溢れかえった通りを抜けて一息吐く貴方たちに、一人の男が声をかけてきた。なんでも、チヅルというアイドルと支え合う存在になってほしいということだけれど……?
◎PCβ 《イメージカラー:黄系》——「アウトサイダー」
幾度目かの世界移動の後、気が付くと貴方は雑踏の中を歩いていた。隣にはPCαもいる。若者たちで溢れかえった通りを抜けて一息吐く貴方たちに、一人の男が声をかけてきた。なんでも、モモカというアイドルと並び立つ存在になってほしいということだけれど……?
◎PCγ 《イメージカラー:紫系》——「OH MY GOD」
幾度目かの世界移動の後、貴方はまどろみの中にいた。そんな貴方はゆすられ、何事か大声で叫ばれ、そして再度ゆすられる。「…い、お……よ、…い、おい!!!」目を覚ました貴方のことを一人の男が覗き込んでいた。彼は、「早く支度しろ!俺たちの女神を救いに行くぞ!!!」と、貴方に紙袋を投げつける。
◇NPCたち
●倉敷 千弦(くらしき ちづる) 《イメージカラー:マラカイトグリーン》――「Persona voice」
シナリオ開始時点で、アイドルグループ「Gleam」の唯一のメンバーである女性アイドル。他のユニットメンバーが全員、スキャンダルですっぱ抜かれてしまったため、周囲からやんや言われている。それでもいつも笑顔の王道アイドルとしてステージに立ち続けるが、内心はユニットメンバー,マネージャー,P,記者たちへの怒り、繰り返される関係者や一般人の間での噂に対する辛苦……などなど負の感情でいっぱいである。近頃はバーチャルアイドルなるものが台頭してきている節もあり、結構キツい。
なお、十数年後、アイドル界を席巻して女の子の憧れとなり、たくさんのアイドルグループを生み出す「シャイニング」のプロデューサーになる未来があるが、このシナリオに失敗するとその未来も無くなるため、アイドル界は輝かないまま。
●衣川 百華(きぬがわ ももか) 《イメージカラー:サルビアブルー》――「アライブファクター」
色々あって千弦だけになったアイドルグループ「Gleam」の再建のため連れてこられた女性アイドル。その実は紛れもなく百華の僧衣その人である。圧倒的ビジュアルの良さと歌やダンスの才能から、代役として世界に選ばれたわけでもないのにプロデューサーに半ば強引にスカウトされてしまった。けれど、何だかんだあって千弦がアイドルを続けることの重要性を認識したため、それなりに真剣にアイドル活動をしている。やると決めたらやりきるタイプ。だったが、ミブチたちがやってきてしまったために行動方針が真逆になった。
ファンサは多くないが、ここぞと言う時に繰り出せるタイプ。
●三田 廉也(みた れんや)
"藤野楓"の昔馴染みで、Gleamや千弦のおっかけをしているアイドルオタク。"藤野楓"と互いの推しを伸し上げる手助けをする約束をしており、エンディングでは見事果たした。昔馴染みであることから女性である"藤野楓"の家に本人の許可なく堂々と入り込むが、恋愛感情を持ったことは一切ない——というのは嘘で、初対面で顔に一目惚れするも、中身を知って友人なら最高だけど恋人にはちょっと……と若干引いた過去がある。
●荒川 アラン(あらかわ あらん) 《イメージカラー:フォゲットミーノット》――「アライブファクター」
バーチャルアイドルデュオ「アウンのコキュー」所属の女性アイドル。圧倒的な毒舌と煽りキャラで人気を博している。実は中の人は千々岩藍……になりすました虚栄の道化であり、倉敷千弦の話を壊すために彼女を乗っ取った。まさか高月が相方になるとは想定していなかったが、まあ別にバレることも無いので好きにやっている。意外と余裕がありそうなので、高月をデートに誘ったり誘惑する試みで、ちょっかいをかけてみているのは余談。
●静山 シウン(しずやま しうん) 《イメージカラー:グレー》
バーチャルアイドルデュオ「アウンのコキュー」所属の男性アイドル。クールな声音と態度、時々刺す毒舌が人気を博している。中の人は配役されてしまったお馴染み高月京で、相方が虚栄の道化であることには全く気付いていない。まさか自分がアイドルをすることになるとは思わなかったので人一倍困惑しているし、ファンサをどうすれば良いか分からない。アランの中の人にデートに誘われやんわり断ったりしている。女性経験があまりないことがよく分かる。
●市野 衛(いちの まもる)
我らがプロデューサーのおねえさん。Gleamや千弦が辛い時期を一緒に走り抜け隣で見てきた立場として、本セッションでは千弦のやりたいようにやらせてみる、が基本方針だった。カオルとミブチだと、どちらかといえばミブチがタイプ。
最終更新:2022年05月27日 03:21