公式Npcおよび各盟約のこの街でのありかた
ランケア・サンクタム
ニューオーリンズ最大の派閥。この街の多くの血族が十字架や聖書を持ち歩くことに、よそから来た血族は驚いたりたじろいだりする。
此処を収める公子ビダルは謙虚で実践的なカトリック教徒であるため、他の地域よりランケア・サンクタムの儀式もカトリック的になっている。
また、他所ではランケアサンクタムの首長は大司教・枢機卿などと名乗ることが多いが、より深い原罪を負う自らがそれを名乗るのに気後れを感じたビダルがより世俗的な名乗りに変更したようである。
ヴェントルー氏族。このニューオーリンズで公式に認められた最初にして唯一の公子である。
敬虔なカトリック教徒であり、このニューオーリンズに蔓延るヴードゥー教への嫌悪感を顕にしていることも有名である。
普段から身奇麗な身だしなみである事も魅力の1つとして語られることがあるが、目覚めの一時間を身支度に費やす彼には当然のことと言えるのかもしれない。
近年、血族への引き締めが厳しくなり彼の真意(ないし正気)への疑念が囁かれ始めている。
メケト氏族。七年戦争の頃からビダルに付き従い、護衛兼アドバイザーと言う事実上の家令として見られている。
しかし彼は政治的な謀略・策略に手を出すことは余りなく、血族政府の決定事の責任者として監督していたり、
ビダルの個人的な感情による動きで血族政府が決壊しないよう調整を怠らないよう動くのがおもな働きである。
参議の中には彼の地位を狙うものがおり、それへの対処にも時間を割かねばならないと言うのが、近年のかれの憂慮事である。
趣味は、アンティーク家具の蒐集や自分が生を受けた時期(1750前後)の装いをすることであるとか。
ディーヴァ氏族。口の立つ政治家、それが彼の抱かせるイメージであろう。
協力者を作り恩を売ることで、彼はその影響力を増していった。
例えば、フレンチクォーターの統治権を得た時彼は、ビダルの許諾を得る前に近隣の血族相手にこの地区での食餌を認め、その見返りをとらないと言う形で信頼や支持を得、自身を排除できない環境を作り上げたのである。
ブードゥーなど、ビダルに嫌われる者の守護者という建前の許蠢動を繰り返しており、若者層を中心に基盤が広がりつつある。
最も、ある程度年経た歴々には詐称者等と呼ばれているようではあるが。
インヴィクタス
世俗的で、貴族的なインヴィクタスの面々はランケア・サンクタムの当地を余り好ましくは思っていない。と言うよりも激しい憤慨を覚えている。
とはいえ、体制に反抗して今残されたわずかな権力を失うわけにもいかず、粛々と従っているいうのが現状である。
インヴィクタスの多くの人物は、だから、狂信的ではないサボアに惹かれつつある。
また、カルシアンやバロン・シミテール(後述)らとも短期的に同盟を結んだり情報交換を行なったりしているが、旧弊的なインヴィクタスが最後まで彼らを信じる事もなく、大抵物別れに終わる。
ディーヴァ氏族。外見こそ30代すぎ(自称:前半)を保つ彼女ではあるが、その精神にはガタが来ているといわざるを得ない。
人間であった頃の事をほとんど思い出せない彼女は、自らの生きる目的を失っているがその重責から静かに引退することも出来ずいやいや生き続けている。
宮廷内では、ビダルの成功について反対する意見を提示しては、無視されるか論破されるという立場にいる。
インヴィクタスの若者がサボアに引かれている中、頑として彼との同盟に公式なコメントを出さないのは変化についていけなくなっているだけだ、とは口さがない血族の言い草である。
カルシアン
"束縛されざるもの"よりも勢力の小さな彼らであるが、集団としての纏まりは特に強く、二人の参議のおかげか発言権もそれなりに存在する。
他の地域同様、ここでもカルシアンはより民主的な政治を目指して動いているが、いまだ地道な下準備の時代である。
メケト氏族。ビクトリア時代最盛期に生まれた彼女ではあるが、自分では21世紀の申し子であると考えている。
情熱的で公正であることが彼女の最大の魅力であり、町の若者たちには良く慕われている。
しかし、宮廷内での影響力を得る為に、彼女は自分の信じる教えを枉げざるを得ない状況におかれており、不快感を覚えていたりもする。
ビダルが彼女の忠誠心を試す為に、意図的に『そういう』仕事を回している節もあるがカルシアンの価値を公子に認めさせる方法を、ほかに彼女は知らない。
『あら、シュガーちゃん、どうしちゃったのかしら?』
ノスフェラトゥ氏族。彼女はカルシアンのためというよりは、ノスフェラトゥのためにその身を捧げている。
一般の血族に自由と権利を与えることが、公子と参議の利益となる。と言うのが彼女の主張であるが中々他の参議達は聞いてくれない。
ノスフェラトゥ古老を勤めた後、20世紀の半分くらいを彼女は休眠に当てていたこともあり、現在の彼女はかなり活動的である。
でっぷりと太った黒人中年女性であり、器(餌)にも自分と似たような体型を好むと言う。
老魔女の環
ニューオーリンズでの老魔女の環は老魔女の解釈にヴードゥー的なものを盛り込んでいる。すなわち、ロア(精霊)こそが血族の始祖であり、氏族の違いはそれぞれに憑いた精霊が違うと言うものである。
この考えは、ランケア・サンクタムのキリスト教的説明と完全に対立するため、互いに互いと戦う必要を感じているのである。
この街のヴードゥー信徒たちは、それと知らずに老魔女の環を支援してくれる"有り難い"人々である。
ノスフェラトゥ氏族。妥協することなきヴードゥーの司祭でもある。
そのため、政治・経済・産業と言った権力に近い影響力の代わりに、何百もの「定命の者」を従わせると言う実権を持っている。
その影響力をビダルも無視することはできず、彼にヴードゥー教徒社会における理事権を認めた。
一般人を動かせると言うことは、血族を陽光の元に引きずり出せると言うことに他ならず、その点において最も強い実効力を持つ人物と見られることも多い。
死体のようなその外見は、ときに、道化のように見られることもある。
オルド・ドラクル(ドラゴン騎士団)
彼らはこの町で、ただ生き延びることだけを目標としている。
ランケア・サンクタム、特にビダル公子がこの集団に敵意を向けている為、彼らが表舞台にたつことは非常に難しい
また、結束は非常に緩やかで、この街における指導者が誰であるのか、知るものはほぼいない。
彼らは、姿を隠し、たまの集会に顔を隠して参加する他には滅多に接触をとろうとしない。
リディアの働きかけによって、バロンとの同盟関係が成立したのは均衡状態を維持するよい資材になったと言えよう。
ギャンレル氏族。老魔女の環、バロン・シミテールの従者であると同時に竜の螺旋を通じた超越を望むと言う二律背反に悩む少女(と言っても南北戦争を経験しているが)。
黒人文化やブードゥへの熱狂的な信仰をもつ。近年忍耐や緻密さが薄れてきており、他の勢力への刺激を知らず取ってしまいそうな危うさがある。
盟約せざるもの
この街では組織化された盟約せざるものは数少ない。
ノスフェラトゥ氏族。ニューオーリンズの快楽の後援者。ノスフェラトゥとしては破格の粋で陽気な交際好きである。
ナイトクラブやバーをいくつも経営しており、政治より自身の財産への興味が強い。
基本的には中立であるが、敗者となる危険性を熟知する彼は勝者が確定する頃にはその陣営に身を寄せていることだろう。
そういった捕食者としての気配が、彼と個人的に友誼を交わそうとする人物の少なさの原因であるだろう。
最終更新:2009年02月22日 23:41