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新しいオートソフト

オートソフトはパイロット・プログラムの選択肢と性能を拡張するために、特別に調整されたプログラムです。
オートソフトはドローンのドッグ・ブレイン、またはエージェントのフレームの通常のプログラミングの範疇を超える、
新しい機能あるいは特定の技能を提供します。

エージェント用オートソフト

エージェント用オートソフトは、マトリックスのエージェントとICを強化するために設計された専門プログラムです。
彼らはドローンのパイロットと互換性を持ちません。
これらのサブルーチンは、
(オートソフトのプログラミングの複雑さのため)もっぱらマトリックス・セキュリティ企業によってプログラムされたもので、
侵入してきたハッカーや、
(ワームのような)マルウェア・エージェントとICが互角に渡り合えるよう設計された、適応性のあるアドオンです。
しかしながら、敵側に対抗すべくハッカーもまた彼らのエージェントやワームにオートソフトを搭載しています。
エージェント用オートソフトは、ドローン・オートソフトと同様のルールおよび価格に従います。

適応性(1~3)
このオートソフトはエージェントのファジィ論理と演繹的思考能力を拡張し、
より高性能な意思決定アルゴリズムを導入します。
これによりレーティングに等しいダイスが、命令の理解と自主的な意思決定の際に追加されます
(p.111「エージェントの能力」およびSR4、p.233「命令を与える」参照)。

多段攻撃(レーティング1~3)
〈多段攻撃〉オートソフトを搭載したエージェントは、標的の防御能力を分析することが可能となり、
弱点を特定してその脆弱性に付け込むべく、自身の攻撃を改善します。
〈多段攻撃〉を搭載したエージェントがサイバー戦闘で標的への攻撃に失敗するか、
成功してもダメージを与えることができなかった場合、
〈多段攻撃〉スマートソフトが相手の防御能力を分析し、攻撃のパラメータを最適化します。
その結果、攻撃が失敗するごとに以降のエージェントの攻撃ダイスプールが、
〈多段攻撃〉のレーティングに等しい数だけ増加します。
このダイス数の増加は累積し、エージェントが攻撃に失敗するか、目標が攻撃を打ち消すたびにダイスプールは再び増加します。
このようにして得られるダイスは、最大でもノードの【レスポンス】×2を上回ることができません。
〈多段攻撃〉によって得られたダイスプール・ボーナスは、
サイバー戦闘が終了するか、戦闘の当事者がノードを去った時点で無くなります。

防御特化(レーティング1~3)
〈防御特化〉オプションをプログラムされたエージェントは、防御能力が大幅に向上します。
〈防御特化〉の各点ごとに、エージェントの行う防御テストに最大で3個のダイスを加えられます。
〈防御特化〉は〈攻撃特化〉と併用できません。

攻撃特化(レーティング1~3)
〈攻撃特化〉オプションをプログラムされたエージェントは、より効果的な攻撃を行います。
〈攻撃特化〉の各点ごとに、マトリックスでの攻撃テストに最大で3個のダイスを加えられます。
〈攻撃特化〉は〈防御特化〉と併用できません。

本拠地(レーティング)
〈本拠地〉オートソフトを搭載しているエージェントは、彼らが起動している特定のノードで機能するべく最適化されています。
そのノード特有の性質に合わせて調整されているため、セキュリティに対する侵犯のような、
どのような例外や異常であってもよりたやすく発見することができます。
彼らのホームノードで行われる全てのマトリックス知覚テストに、レーティングと等しいダイスプール修正を適用してください。

複製(レーティング)
〈複製〉は、通常は自己増殖して他の機器に繁殖するために、ワームに搭載されるマルウェア・オートソフトです。
ゲーム的には、このオートソフトを搭載しているワーム型のエージェントは、
アクセスしている他のノードに自身とロードしている全てのプログラムを可能な限り
(例えば彼らはp.114の〔コピー防止〕プログラム・オプションは無視します)模造するために、システムリソースを利用します。
ワームは複製にどのくらいの時間がかかるか決めるために、
〔パイロット〕+〈複製〉(〔パイロット〕×4、1戦闘ターン)の継続テストを行います。

ドローン・オートソフト

警備、工場、家庭、さらには戦場にいたるまで、異なる活動領域におけるドローンの一本化に伴って、
専門的な作業のための、一般的なドローン設計における適応性の強化とモジュール化の推進を求める声は高まる一方です。
リガーによってコントロールされていない時、簡単にロードもアンロードもできるオートソフトは、
より高度な自立性と機能を提供することで、ドローンの活動分野を大幅に拡張することを可能たらしめます。

適応性(1~3)
p.113のエージェント用オートソフトと同じものです。

追尾
このプログラムはドローンに、センサーに基づく絞り込みと回避動作を使用することで、
相手が誰であれ気付かれることなく尾行することを可能とします。
またドローンは、マップソフトその他を分析することで、目標となる人物が通りそうなルートも予測します。
ドローンは誰かの後を追っている時に、〈追尾〉+〔パイロット〕のテストを行います(〈尾行〉テスト)。

隠密行動
このプログラムによってドローンは、発見されないよう目下の環境に順応し、
気付かれることなく行動するか、あるいは大胆にも警備員の真正面をこっそり通り過ぎることもできるようになります。
〈隠密行動〉を搭載したドローンは、発見されるのを防いだり、電子的なセンサーをやり過ごすための〈潜入〉テストを、
〈隠密行動〉+〔パイロット〕を使用して行うことができます。

[職能]
〈[職能]〉オートソフトは〈技術〉ないし〈知識〉技能の一つに相当します。
適切な装備と性能(工具または可動式の腕)を備えたドローンは、〈[職能]〉+〔パイロット〕のテストによって、
作業を行うことができるようになります。

斥候
このオートソフトは、しばしば国境巡視ドローンに利用されます。
このソフトウェアは、見つけた痕跡をたどり、確率分布、センサーによる周囲の精査、
それにマップソフトに基づいて経路を算定することで、
荒野において目標のメタヒューマンを探し出し、追跡するために必要な情報を提供します。
ゲーム的には、これによりドローンが〈追跡〉テストを〈斥候〉+〔パイロット〕で行うことができるようになります。


オートソフトと日々の生活

ドローンの利用の普及は、ありとあらゆる種類の、そしてしばしば実際にソフトウェアによって作業を行う上で必要な、
ドローンに装備された適切な工具のための非常に専門的なオートソフトの発展につながりました。
最も一般的なオートソフトのスイートは、炊事に掃除、庭の手入れに家の保守などの家事のために設計されたもので、
これにより、ドローンはいちいち指示を出さなくても完璧に家事をこなすことができるようになります。
他のオートソフト・パッケージの有名所には、交通管制、建設工事、消化作業に害虫駆除、
それに耕作/収穫のメンテナンス等があります。
新型オートソフトの面白い一例としては、
センサー・ソフトウェア(とりわけ『アーセナル』p.60の〔共感〕ソフトウェア)から受け取ったデータに基づいて、
人間の行動パターンに対し、ドローンがより気の利いた返事を返せるようにするものなどがあります。
多くのドローンがこのオートソフト・プログラミングの新たな進歩から利益を得ましたが、
その中には、リアルな動物の動きで持ち主の機嫌に反応する、まるで生きているかのようなペット・ドローン、
赤ん坊の求めに応じて面倒をみるベビーシッター・ロボット、それにもちろん、人型のセックスロボットが含まれています。

最終更新:2010年11月29日 00:56
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