TRPGオンセ導入!

GM向けオススメ環境

最終更新:

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だれでも歓迎! 編集
説明の対象はwindowsXPとwindows7の32,64bit両方。linuxやmacは対象外。
最終的な環境は、
  • チャットツールにskype
  • ダイスボットにSSS(Skype Session Support)
  • キャラシ作成と位置情報管理作成にgoogleDocs(主にgoogleSpreadsheet)

●オススメの理由
これらは、導入が比較的楽で、チャットツール以外は誰か一人が導入すれば十分な物のため。
Skypeの導入が(IRCと比べ)楽で、それ以外を参加者に要求する事がないもののため。
未プレイの友人を巻き込んだり、突発的なセッションを組んだ時の参加者負担が非常に少ない。


◆環境導入◆

--------Skype導入--------

こちらの動画に従ってください。(丸投げ)
動画ではChromeを使っているようなので、実行するまでは多少挙動が違うやも。
アカウント作成まで丁寧にやってくれるのできっと大丈夫。

--------ダイスボット導入--------

ダウンロード

こちらで公開されてるものを落とそう。
作者のnirva=laeva様がわざわざ対応してくれたので、32bitOSでも64bitOSでも大丈夫。感謝。
「SSS 12/3/12版」って書いてあるリンクをクリックして、とりあえずデスクトップにでも保存しよう。

zip形式でダウンロードされるから、解凍しよう。zipファイルは特に解凍ソフトがなくても大丈夫。

実行・準備

さてダウンロードと解凍が済んだだろうか。解凍するとこんな感じになってると思う。

一緒に入ってあるinfo.txtの中に説明が書いてある。
  • 最初に使用する前に、「Skype4COM」フォルダに入っている「4COMregist.bat」をダブルクリックして、Skype4COM.dllを登録します。
  • その後は、使用したい時に「Run.bat」を起動しておけば、Skypeの発言を常時チェックして随時ロールを行ってくれます。
この指示に従えばオッケーだ。

Skype4COMフォルダの中にある、4COMregist.batをダブルクリックすると、黒い画面と、こんな表示が出るはずだ。

これでSkypeを外部のアプリケーションから使うための準備が整った。

一個前のフォルダに戻って、RUN.batをダブルクリックで起動しよう。


こんな感じの画面が出てきて、そのまま佇んでるならOKだ。

「実行時エラー: オートメーション サーバーはオブジェクトを作成できません。」と表示されたり、黒い画面は出てくるが一瞬で閉じてしまう場合は、どこかが上手く行ってない。
もう一度最初からやってみよう。

うまく行ってれば、skypeのほうにこんな表示が出てくるはずだ。


「アクセスを許可」を押そう。

間違えて「アクセスを拒否」を押してしまったり、この画面が出なかったり、一旦このアクセスを解除したい場合は、
上のメニューから、「ツール」→「設定」で設定画面を開き、「詳細」→下のほうにある「他のプログラムからのSkypeアクセスを管理」を選んでやり直そう。

ここまで終われば導入完了だ。動作テストなどは
下の文章を参照。

ダイスボット起動中に、自分を含む誰かがキーワードに一致する発言をした時、勝手にダイスを投げる。
なので、ゲーム中は誰かひとりが起動していれば問題ない

ダイスボットを終了する場合は、黒い画面を×ボタンでただ閉じればオッケー。
次に起動するときは、フォルダの中にある「RUN.bat」をダブルクリックすれば、すぐに黒い画面が出てくる。

--------Googleドキュメント導入--------

googleDocsを使って楽をしよう。なにそれ初めて聞いた、という場合でも大丈夫。
Officeと呼ばれる奴ら、WordとかExcelとかあるでしょ?あれのgoogle版と思えばOK。

こいつを選ぶ理由は4つある。
  1. WordやExcelとあまり変わらない
  2. ブラウザ上で動作する
  3. 複数人数で同時に開く事ができる
  4. 全員がアカウントを持っている必要はない
  5. もし既にWordやExcelで管理している物がある場合、そのまま使える
既にアカウントを持っている人は、「googleドキュメントを開く」から。

なお、これを導入する理由は、GoogleDocsでキャラシや位置情報管理画面を新しく作成するため。
既に十分に便利なキャラクターシートなどがあるならば、導入する必要はない。

Googleアカウントの取得

アカウントを取得しよう。既に優秀な紹介サイトがあるので、特に説明することがない。
下の注意をよく読んでから、下の二種類の方法どちらか選んでくれ。

{◆アカウント名や入力した名前に関する注意◆
更新履歴とか、同時にファイルを開いた場合の表示名などにアカウント名や名前が使われる。
不特定多数の方とオンセを楽しむために作成する場合で、自分の名前、
あるいはメールアドレスの一部が公開される事が不都合であるならば、
問題ないアカウント名にしたり、差支えない虚偽の名前を入力する事をお勧めする。}
特に、アカウント名は後から変更できないので注意されたし。入力した名前は変更可能。

  • web上で使用するメールアドレスを既に持っている場合
    • アドレスを使って登録する方法があるので、こちらから。
    • こちらの場合、そのメールアドレスと同じものがIDとして扱われる。
    • ID自体を忘れにくいし、パスを忘れてもそのメールアドレスに情報が届くので便利。
    • 名前を登録したい場合は、ログインした状態でこちらを開き、
    • 「メールアドレスとユーザ名」の下にある「編集」を押せばよい。

  • web上のメールアドレスなんて持ってない、または1.の方法がよくわからない
    • アカウント登録画面を開き、こちらの解説を参照。
    • ちょっと入力項目が多いし、妙な物の入力を迫られるが、
    • 解説にもある通り電話番号や別のメールアドレスは入力しなくて構わない。
    • 別のメールアドレスを入力しない場合は、パスワードを忘れた場合の対応が面倒になる。

作成できた?お疲れ様でした。これでgoogleが提供するサービスは全部使えるよ。


Googleドキュメントを開く

Googleドキュメントを開いてみよう。ログインしてくれと言われたら、今作ったIDとパスを入力する。
するとこんな画面が出てきたと思う。


ここで左側の赤い「作成」ボタンを押すと、色々出てくると思う。


Office製品の名前で簡単に説明すると、


文章        =Word
プレゼンテーション =パワーポイント
スプレッドシート  =Excel
図形描画      =ペイント(っぽい何か)
Table        =Accsess
コレクション    =ただのフォルダ
こんな感じ。フォームとテンプレートはちょい特殊なので割愛。

これらを使って、キャラクターシートや位置情報管理用の画面を作ろう。

実際にどういう風に作るか?どう便利なのか?それは下の文章を参照。

◆動作例・動作チェック◆

--------Skypeの場合--------

起動していれば右下のタスクトレイにいるはずだ。
また、チャット仲間を追加する場合は、相手のID(Skypeのタイトルバー右側にあるやつ)を確認して、
上のメニューの「連絡先リスト」→「連絡先を追加」から、Skype名に相手のIDを打ちこめばいい。
「追加」というボタンがあるが正しくは「検索」なので、Skype名だけで構わない。
というか、氏名や電話番号を正しく入れてるほうが珍しいと思うので、Skype名が一番正確。
出てきたリストの中から、相手(らしきもの)を選択して追加しよう。


--------ダイスボットの場合--------

動作確認

RUN.batが起動していると、黒い画面が出ている状態になると思う。


これはダイスボットさんが、発言を今か今かと待ち構えている状態だ。
うまく動いているか確かめてみよう。


Skypeに登録したばかりの人でも、連絡先の中に、「Echo / Sound Test Service」という人がいると思う。
この人は、マイクテスト用にSkype側が用意してくれているロボットなので、この人相手でちょっと動作を試してみよう。
選択して、適当に発言してみる。


発言と同時に、黒い画面に今の自分の発言らしきものが表示されているだろうか。
これが確認できれば、完全にダイスボットは動いている状態だ。


この黒い画面は、常に表示している必要はないので、最小化などで画面から片付けてもらって構わない。
ここに発言内容が出てくるのは、動作確認のためにある。

ダイスを振る

じゃあ折角だからダイスも振ってみよう。どう発言するとダイスボットが反応するのかは、公開元のブログ記事や、ダイスボット本体に付属しているinfo.txt内のリンクなどで確認するといい。

一応最低限の知識としては、
①ダイスのためのキーワードは、発言の一番最初や、行頭に書くべし。
②キーワードは半角でも全角でも、混在してても大丈夫。
③キーワードのみ、またはキーワードの後にスペースがある場合のみ動く。
④キーワード例

2d6 : 6面ダイスを2個投げる
2d6+5 : 6面ダイスを2個なげた結果に5を足す
3r2d6 : 3回、2d6を実行する
2d6+3 攻撃! : 攻撃! と表示した後2d6+3の出目を表示する

上のキーワード例をまとめて発言すると、こんな感じで結果が出てくる。


ダイスの投げ方はほかにも便利なのがあると思うので、ぜひ公式で確認を。

メモ:
  • skypeで複数行にまたがる発言をしたい場合は、Shift+Enterで。
  • 発言の削除や編集には、ダイスボットは反応しない。


--------Googleドキュメントの場合--------

「作成」から選択できる文章や、スプレッドシートを使って、
キャラクターシートや位置情報管理用の画面を作ろう。
キャラシをディスプレイの隣に置いて、必要な項目を作るとか。

作成時の注意点などは後で説明するとして、まずは重要な「公開設定」について説明しよう。

ファイルを皆に公開する

Googleアカウントを取得したので、誰にでも公開できるファイルを、気軽に手に入れられるようになった。
これでキャラクターシートや位置情報管理のための画面を作って、皆に公開してあげればいい。
どうやって公開するか?それは、文章やスプレッドシートのアドレスをそのまま相手に渡せばいいのだ。

でも作ったばかりのファイルや、コピーした直後のファイルは、自分しか開けないようになっている。
だから、ファイルを公開するための設定方法を、今から説明する。とても簡単なので大丈夫だ。

例えば、「作成」ボタンを押して、「文章」を選択すると、画面が新しく開かれる。

「スプレッドシート」を選択するとこんな感じだ。

どちらにも、画面の右上に「共有」という青いボタンがあるよね?
Googleドキュメントで作成した物は、おおよそ全て右上にこのようなボタンがついてる。

ではその「共有」ボタンを押してみよう。こんなウィンドウが出てくるはず。

最初は「限定公開」になっているはず。その右側の「変更」を押そう。


ここから3つ、どれかを選択して「保存」を押すことで、ファイルの公開設定が変更できる。
特定の誰かに公開したいなら、「リンクを知っている全員」でいいだろう。

それを選ぶとウィンドウの下に「アクセス:」というのが出てくる。

「閲覧者」を選べば、このアドレスを開いた人は見る事しかできない。
「閲覧者(コメント可)」を選べば、アドレスを開いた人は見る事しかできないが、コメントを残す事ができる。
「共同編集者」にしておけば、アドレスを開いた誰でも、内容の編集を行える。
キャラシは開いた誰かに操作してもらいたいから、「共同編集者」を選んでおこう。

「保存」を押して、その後「完了」を押して、設定終わり。
これで、このアドレスを開いた全員が、編集可能になる。

チャットソフトなどで、この文章のアドレスをコピーして教えてあげよう。
誰かがアクセスすると、右上にこういう表示が現れる。

開いた人は貴方と同じように文字を打ったり画像を挿入したりできる。
最初に公開設定を行って、何人かで一緒にキャラシを作成してもいいと思う。

ひとつ注意しなければならないのは、ファイルをコピーなどした場合、コピーしたファイルは
公開設定が最初の状態…自分しか開けない状態に戻るという事だ。
キャラシを人数分コピーして配布する場合は、一枚一枚共有設定を変える必要がある。

「なんだ結構面倒なんだな?」と思った人は、文章ではなくスプレッドシートで作成しよう。
1枚のシートが一人分のキャラクターシートになるようにすればいい。
ファイル自体の公開設定は、そのファイル一つだけで済む。

こんな感じ。個人的にはこちらのタイプをおすすめする。
入力欄を整えたシートを1枚作って、人数分コピーするといい。

「文章」や「スプレッドシート」を作る場合の注意点

Googleで作成できる「文章」や「スプレッドシート」などなど。
これらは、Office製品のWordやExcelととても近いと言ったが、
WordやExcelと比べるとできない事も少なくない。

全部を把握しているわけではないが、特に気になる点をピックアップした。
作成の際に覚えておいて欲しい。

Wordと比べ、「文章」で出来ない事
  • 段組みが使えない
  • 表の縦・横結合ができない
  • 表内で数式が使えない
  • 挿入した画像を好きな場所に配置できない
    • →Wordでいう「行内」か「外周」しか選択できない
  • 挿入した画像の編集が、サイズ変更以外できない
  • 差し込み文章の機能は当然存在しない(必要ないと思うが)

Excelと比べ、「スプレッドシート」で出来ない事
  • (Ctrl+クリックなどの)複数の範囲を選択する事ができない
  • セルの枠線は一本線の物しか使えない
  • 画像の重なりの並び替えができない
  • 画像の編集がサイズ変更以外できない
  • VBAが使えない(代わりにapps scriptがあるけど)

これらの事は、WordやExcelのファイルをgoogleドキュメントに変換する場合にも考える必要がある。

Googleドキュメントは、必要な機能は大体整えてあるが、総じてカスタマイズ性が低い。
WordとExcelに慣れている人は、作成時にその事を覚えておく必要がある。
ただ、今後徐々に対応してくる可能性はある。突然UIが変わって途方に暮れる可能性もあるけど。


また逆に、WordやExcelと比べて便利な事もある。

例えば、googleドキュメント類は、わざわざ保存しなくても、どこか変更したら勝手に保存される。
画面の上の方に、「すべての変更を保存しました」って表示されているよね?

心配性なあなたもびっくりするぐらい完全に保存してくれる。作業中にPCが落ちても大丈夫。

これは保存だけではない。履歴昨日も万全だ。
例えば作成したキャラシのアドレスが、見知らぬ誰かに漏れてしまい、
今までの冒険の結果を滅茶苦茶にしてしまったとしよう。

そういう場合は上のメニューから、「ファイル」→「変更履歴」を選ぶ。

色がついてる所が変更点だ。誰が変更したかも簡単にわかる。
(アカウントを持ってない人が編集した場合、「匿名のユーザ」って表示されちゃうけど。)

もし誰かが気に入らない変更を行ったときは、それ以前の履歴を選んで、
その下に現れる「この版を復元」を押せばいい。

シートが大きいと少し時間がかかるけど、これだけで何もかも元に戻る。
たまにフリーズしちゃうけど、ほとんどの場合一旦ページを更新すれば大丈夫だ。

既にあるWordやExcelのファイルを使いたい

「確かにgoogleドキュメントは便利っぽいけどさぁ。
 今まで仲間内で使ってたキャラクターシートがあってさぁ。
 いちいち作り直すのは面倒なんだよねー。」

そんな人でも大丈夫。googleはWordやExcelのファイルを、
Googleドキュメント用に変換するための仕組みも持っている。

Googleドキュメントのトップページで、赤い「作成」ボタンの隣に変なマークのボタンがあったよね?
それがファイルのアップロードのためのボタンだ。押すとこういうメニューが出る。

見れば大体わかると思うので特に説明はしない。
アップロードしたファイルをgoogleドキュメントの形に変換したい/したくないを、設定で切り替えよう。

ただ、変換アップロードの前に、上の「文章」や「スプレッドシート」を作る場合の注意点も読んでおいてほしい。
Googleドキュメントに無い機能で作られたものは、もちろん再現できない。

また、再現できたとしても、100%そっくりそのまま再現、という事にはならない。

一旦変換してみて、どうしても駄目なようなら、Googleを単にアップローダとして使うほうがいいかも。

WordやExcelを開いて、データを右クリック→コピーして、
新しく作った「文章」や「スプレッドシート」に丸ごとコピーすると、違う結果が得られるかもしれない。


それと、あまりに巨大なサイズのファイルなどはアップロードできない。
できるものできないものについては、Googleのマニュアルに詳しく記述があるから、
そちらを参照しよう。読まなくても、2MBを超えないファイルなら、普通は大丈夫。

位置情報管理のすゝめ

それ何?って思ってる人がいるかもしれない。
それについての説明がほとんど出来なかったから、ここでまとめて行っちゃう。
googleドキュメントの、皆が同時に開ける・編集できるという特徴を生かして、こんな事ができる。

右上は開いてる人のリスト。
誰でも自由に変更できる。ということは、誰でも自由にアイコン(挿入した画像)を移動できるわけだ。
つまり、スプレッドシートをゲームボード盤みたいに使えるという事だ。
物語の最後にボス専用アイコンを挿入しても盛り上がるかもしれない。

キャラクターの画像は常に置いておけばいいが、敵のアイコンや図形を入れるのが面倒?
確かに、Excelに比べれば図形の挿入(図形描画)も手間がかかる。
なら、セルに敵の名前を書いてしまえばいい。とても楽ちん。

これ自体の作成も簡単だ。新しいスプレッドシートを作成して、上下のマス目を同じサイズにして、線を引けばいい。

他に、地図を管理したりする事もできる。枠線を引いて、ここは部屋、ここは扉…できるでしょ?


ただし幾つか注意点もある。「文章」や「スプレッドシート」を作る場合の注意点にもあったように、
重なり合った画像の上下位置の変更が、現在の機能ではできない。
つまり大きな画像を下に敷いて、背景に使う…という事ができない。
どうしてもそれがしたければ、Google図形描画を使ったり、他のツールを使うのがいいだろう。

ちょっとExcelに詳しければ、もっともっと機能的なゲームボードが作れる。
例えば、キャラクターシートと連携して、上下の余白にHPやMPを自動的に記入したりできる。
君の発想次第でそれはとても便利な凄いものになるはずだ。

参考:うちのSW2.0セッションで使ってるキャラクターシート。
(画像は元々身内利用目的で使ってたので、問題あったら消してくらさい)

(作成したキャラ&戦闘シートの公開は考え中です…)



説明はここまで。長々とありがとう。
これを読んでくれた方に、良いTRPGライフが訪れる事を祈ります。

コメント欄

  • とりあえずこんなもんでどうでしょ。
    文面が気になるけどとりあえず放置。問題だと思ったら誰か編集してください。 -- (管理人) 2012-03-20 18:35:21
  • とても参考になりました。
    googleDocsは盲点でした。 -- (名無しA) 2019-08-30 20:41:16
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