☆『科捜研のリュウソウジャー』


 7か月も空いたというのは、初めてかもなぁ‥‥

 さて。

 『科捜研の女』が結構好きで、可能な限り毎週見てるんだけど、夏シリーズから秋シリーズにかけてのインターバルが長すぎて‥‥「どこが通年放送なんだ!?」ってクレーム、多分、テレビ朝日に行ってるんだろうなぁ‥‥

 そんな中、相馬涼くん役の長田成哉がナダ役として、涌田亜美ちゃん役の山本ひかるがカナロの婚活相手として『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場‥‥しかも「空のカナダ」から一時帰国してたり、貧乏キャラだったり‥‥と、何だか『科捜研の女』での役どころと被ってたり被ってなかったり‥‥次は、誰が登場するのかな、と思ってたら、夢で風丘医師役の若村麻由美が登場して、その話をしたらブチ切れられたという‥‥まあ、夢ですから‥‥


 で、大変なことになってるわけですよ。

 『マリコビーム』を会得して風丘医師を説得することに成功した蒲原刑事ですが、その代償は大きく、普通の人間には到底制御しきれない『マリコビーム』のエネルギーが体内で暴走し、蒲原刑事、大爆発‥‥までが、先週のお話だったわけで‥‥え、違う?

 ちょっとね‥‥いくら何でも蒲原刑事が爆死って‥‥酷すぎない? 土門刑事が撃たれたのはいつもの「死ぬ死ぬ詐欺」ってことで流せるんだけど(ていうか、予告編でケガしつつも捜査に加わってる画像が‥‥)、殉職までは仕方がないとしても、爆薬が体に付着してミンチ状態とか‥‥ファンでなくてもそりゃないぜって感じで。

 というわけで。

 蒲原刑事に卒業して欲しくない、卒業は仕方がないとしてもミンチ状態はやめて‥‥という思考バイアスの上で、蒲原刑事の生存の可能性を探っていきたいと思います。

 まず、物語として蒲原刑事爆死がありえるか、についてですが。
 そもそもの時点で、これはないんじゃないかと思えるわけです。『科捜研の女』の主人公である榊マリコは法医学が専門。ご遺体から犯人につながるヒントや犯人を追い詰める証拠を見つけるのが、このシリーズの主軸なわけで。で、メインキャストが殉職となると‥‥そのご遺体の検死って場面が登場しないってかなり「ない」と言える展開なわけで。でも、ミンチ状態のご遺体を絵的に放送できるとは思えないので‥‥どうしましょう?て感じ。さらに、爆死でミンチ状態‥‥というのは、残酷すぎてスポンサーからクレームが来るんじゃないかと‥‥

 でも、あの状態で助かる要素が、どこかにあるのか?という疑問があるわけで。

 大丈夫、あるんです。

 まあ、あの状態で蒲原刑事の命が助かるとしたら、爆弾が偽物だった、という可能性しかないわけですが‥‥では、その可能性があるかというと‥‥ある‥‥よね‥‥?

 まず「あれ?」と思った人も多いんじゃないかと思うのですが、事件の最初の方で、マリコが京都府警に科捜研にデータを送って爆弾が本物かどうかを画像解析させてるんですが‥‥爆弾が本物かどうかの解析なんて、長いシリーズの中でも初めてのことだったのではないでしょうか? 通常は、爆弾が本物かどうかという疑問は残っていても、その爆弾がどんな種類か、の解析から始まっているはず。
 で、その本物か偽物かっていう話は、これまでのシリーズだと拳銃やライフルが本物かって話で出てくるわけで、で、その場合、ほぼ偽物の拳銃やライフルの存在が事件解決の鍵になってたりするわけです。ということは、今回の爆弾が本物かどうかって解析は、その伏線であると考えることもできるんじゃないでしょうか?
 もうひとつ。
「つまり、あなたがこの爆弾を造った」
 と、マリコが犯人の一人に告げています。ちょっと必要十分条件を満たしてない気もするんですが、一緒にいた犯人ふたりの言動から、もうひとりには爆弾に関する知識がない、と見破ったということでしょうか?
 で、落ち着いて考えれば、爆弾に関する専門知識がない人物が安定型(例えばダイナマイトとか?)でない爆薬を持ち歩くのは危険極まりない行為なわけで。犯人グループ全員が爆弾に関する専門知識を持っているわけではない、ということが判明した時点で、資材倉庫で男の子といるもうひとりがその知識がある人間で爆弾は本物、知識がない人物で爆弾は偽物というふたつの可能性が生まれたということになるわけです。で、そのもうひとりですが、そう思って見てみると何だか爆弾?の扱いが雑すぎる気が‥‥
 そもそもこの犯人たちの目的は銀行強盗だったわけで、何かを爆破することではない(ということは、現時点では犯人たちしか知らないことではありますが)わけで、爆弾はひとつだけ本物であれば事足りる‥‥というか、いくつも本物の爆弾があったら、逆に作戦上のリスクが増えるとも考えられるわけで。

 そう、科捜研で画像解析をした爆弾のみが本物で、資材倉庫にいた男が持っていたのは威嚇用の偽物、という解釈が可能なわけです。それなら蒲原刑事は死を免れることができます。ラストシーンで爆発音が鳴り響きましたが、マリコの前(つまり蒲原側)ではなく背後で響いた、という視聴者のコメントもあって‥‥マンションで犯人が起爆した爆弾の中和が完全にはうまくいかなかったのか‥‥まあ、わかりませんが‥‥

 というわけで。

 蒲原刑事の爆死を回避したい、という願望のもと、仮説を立ててみましたが、どうなることでしょうか‥‥次回放送は明日‥‥怖いなぁ‥‥



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最終更新:2019年10月23日 03:20