☆我々ができること、政府ができること
個人的に、蒸気船に手を出したら負けだと思ってます。
ていうか、コンテンツ的にまだまだ未消化なものが残っている状態で蒸気船に手を出すと、レベルを上げて終わり、みたいになって、長く遊べないんじゃないかと思ってるんで‥‥実際、レベルやスキルを上げることにやっきになる人って、それが終わるとゲームからフェイドアウトする確率が高い‥‥
まあ、DOLをどう遊ぶかは、人それぞれなんですが。
新型コロナについて。
日本中、一体どうしたらいいの?的な空気感が漂ってますが、私としては、基本的な感染対策の他にも、我々ができること、政府ができることがまだあるんじゃないかと思ってます。
日本人がサル化してる、と指摘する人がいます。サルは、今4つ、あとで2つ餌をもらっても、今3つ、あとで3つ餌をもらっても同じだと想像することができず、今4つ餌をもらうことを望む‥‥みたいな主旨です。
ダメだとわかっているのに、配偶者や子供に対してマウントをとる行動も、同じようにサル化だと言えるでしょう。どうしようもない不安に駆られると、とりあえず、群れの中で上位の存在に入ることで生き残る確率を上げようとする、マウントをとることで不安を払拭しようとするのは、まさしくサルであった頃の本能行為です。
これがてきめんに出てしまってるのが、政府や知事が自粛を求めるほどムキになって外出したり、集まってる人たちではないかと思うわけです。
自粛疲れとかストレスとか言ってますが、必ずしもそれだけではないと思ってます。生活やコロナそのものへの不安が強いからこそ、マウントとりに走る‥‥首相や知事の言い方がカンにさわる、気に食わないから、と彼らの要請を無視したり、わざと反対の行動をとろうとする‥‥これも明白なマウントとりの行動なのではないでしょうか。
無論、家族に対してマウントとりを仕掛けるよりは、まだマシではあるのですが、現状はより厳しいものへと変化しています。
このまま人流が減らなければ、我々の生活が崩壊しかねないという危機が目の前に迫っています。考えればわかることなのですが、それを放棄してマウントに走る‥‥これをサル化と言わずになんと言おうか。
我々ができること、それは、自分たちの行動がもたらす未来をちゃんと予想して、取るべき行動をとる。とりわけ、不安をマウントとりで払拭する‥‥という衝動に、理性でブレーキをかけることだと思うわけです。
今は、自粛をすべきときなのです。
一方で、政府ができること‥‥これは色々ありすぎるんですが。
しかし、政治や行政のシステムを変更する‥‥というのは一筋縄ではいかないことなので‥‥やらなければならないんですが‥‥とりあえず置いておいて。現状でできることが3つあると思うわけです。
一つは、働き方改革をスピード感を持って進めること。
いや、政府も知事もテレワークをしてくださいと何度も要請してますがな‥‥というかも知れませんが、私が言うのはテレワーク以外のこと、そう、コロナが蔓延する以前に進めていたはずの働き方改革です。
この一年、飲食店に時短要請が出るたびに「20時じゃ仕事が終わらない」みたいなことを言う人たちをテレビは報道してきましたが、おかしくないですか? 確かに一部の業種の人たちは変則的な勤務時間なので20時では仕事は終わらないでしょう。でも「20時じゃ仕事が終わらない」と言ってる人たちの大部分は、たぶんそうじゃないですよね? コロナ以前から言われていた、役所に提出する書類の上では社員は17時や18時に退社してることになってるけど、実際には、以前と変わらず残業が続いている‥‥そのことですよね?
だから時短要請というコロナ対策手段がうまく機能しない。国や都道府県は、自分たちのところにある資料の上では、サラリーマンは定時に退社してるからって時短という手段をとる。いや、実際は違うって知ってるでしょ‥‥て、行政に提出される書類がねつ造されていたら、行政としては、適正な行動がとれるわけがないんです。まさにこういうことがあるから公文書偽造は犯罪なわけですが、そのへん、どうなってるんでしょう?
勿論、医療関係者とか、一部の人たちは残業や休日返上をしなければならない状況にあるわけですが、どの業種が残業がやむを得ないと言えるのか、きちんと検証する作業も必要です。
いや、残業しないと仕事が終わらない、会社に損害が出る、という人がいるかもしれませんが‥‥飲食業や観光産業、エンタメ業界の人たちの現状を見て、どの口がそんなことを言うのでしょう?一般の企業だって、コロナの影響で仕事が予定通りに進まない、損害が出るってのは、受け入れなければならないリスクのはずです。しかも、本来はコロナは関係なく進めてなければいけない改革なわけで‥‥とりわけ、役所に提出する書類を改ざんしている会社は罪が重いと言えるでしょう。時短に従わない飲食店に過料を科すより、役所に提出する書類を改ざんしてる企業を取り締まる方が大事なんじゃないかと、個人的には思うわけです。
ふたつ目は、名付けて「なんちゃってサマータイム」。
どこかの大学がデータを収集して「20時をすぎると、とたんにマスク未着用率が上がる」という検証結果を公表していました。だから、20時までの時短要請、というのは、一応根拠があることになります。
で、あれば。
我々の行動時間を1時間ないし2時間前倒しにすれば、それだけ飲食店が営業できる時間が長くなり、飲食店が受ける損害へ軽減されるのではないか、という案です。安倍前首相がサマータイムを導入しようとして、時計の針を動かすことは現在の日本では無理、ということで断念していましたが‥‥時計の針を動かさないで、活動時間だけをスライドさせる、という方法なら可能なんじゃないでしょうか?電車の始発や終電の時間もスライド、出勤時間と退社時間もスライド、一般のお店の営業時間もスライド、テレビ番組の放送時間もスライド‥‥みたいな。
それじゃ、マスク未着用になる時間もスライドして、結局意味ないんじゃ‥‥と考える人もいるかもしれませんが。でも、そうなる人はごく一部分だと思います。大部分の人は時間に対しての感覚は変わらない。
想像してみましょう。毎朝起きる時間が2時間早くなり、そのため2時間早く就寝しなくてはならない‥‥すぐに慣れて適応できる‥‥と、そう思いますか?大半の人は、2時間早く起きることにも、2時間早く寝ることにも、いつまでも鳴れずにストレスを感じ続けるのではないでしょうか(だから通常のサマータイムは時計の針を動かす)?
マスク未着用というのは、このストレス心理の延長線上にあると私は考えます。だから、我々の活動時間が2時間スライドしても、マスクの未着用が増えるのは20時以降で変わらない。
いや、ストレスを感じながら生活するのは大変‥‥もっともだとは思いますが、飲食店だけが苦しむ現在の状況よりは全然マシだと思うんですが、違いますかね?
これで、毎日の生活の中で夕食を食べる目的での飲食は、以前と同じようにとれるようになるでしょう。
問題は、お酒を飲むことが目的のお店の場合。
活動時間がスライドしても、夜22時以降にお酒を飲みたい人は、やっぱり変わらず22時以降でなければ満足しないでしょう。この部分に関してだけは、どうにもならない。
コロナの収束にまだまだ時間がかかるのであれば、思い切って、営業形態を変えてもらうとか、補償金を渡して廃業してもらうのも手です。酷い、というかもしれませんが、補償金もなく廃業をよぎなくされている会社が沢山ある中、夜のお店だけが同じ営業形態を続けることを保証されるべき、どんな理由も見当たらないと思います。
3つ目は、以上の2つをやった上で。
コンビニやスーパーでの夜間の種類の販売を禁止することです。先進国の中で、夜間に小売店で自由にお酒が変える国は日本だけなので、路上飲みを問題にするくらいなら、何故やらないのか不思議なくらい。
ただ、日本では上記の2つが達成できなければ難しい。会社の帰りにお酒を買って帰る時間の余裕はなければいけません。勤務時間がそもそも遅い人は、会社も巻き込んで対応を考えればよいと思います。普通に考えて、休みの日にまとめ買いするとか、お酒を買って出社するのを認めるとか(保管場所を決めておくなどのルールは必要かと思いますが)。
以上です。
政府のできること、やるべきことは沢山あると思いますが、ここで紹介していることは、比較的しがらみが少なく、長期の実行も可能で、しかも本来コロナとは関係なしに行われいていいものなので、細かく規制&解除とかをする必要がなく、しかも夜間の人流を抑えるという点ではかなり効果が期待できるのではないかと思うのですが‥‥
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最終更新:2021年05月08日 09:43